熱帯雨林とサンゴ礁、二つの世界自然遺産に囲まれて

2010/09/19 - 2010/09/23

ジェットスター航空で行けるところを探求するうちに、川を渡る橋もなく、携帯電話もつながらない場所に行きついてしまいました。デインツリー国立公園の熱帯雨林、グレートバリアリーフの珊瑚礁、オーストラリア・クイーンズランド州の二つの世界自然遺産が出会う場所です。
【地域の情報】http://www.daintreecoast.com/
【泊まったB&B】http://www.cockatoohillretreat.com.au/

エリア デインツリー国立公園周辺(オーストラリア)

• 旅行の満足度: 4.5
• 観光: 5.0
• ホテル: 5.0
• グルメ: 3.5
• ショッピング: 4.5

• 同行者: カップル・夫婦
• 交通手段: レンタカー
• 旅行の手配内容: 個別手配

2010年９月19日朝、ケアンズ着。レンタカー（4WD）を借り、朝食をとったら、北上。約１時間進むと、キーウエストってこんな町かなぁ（行ったことないけど）という風情の町・ポートダグラスに着きます。ここで、まちあるき＆昼食にします。

ポートダグラスのマーケットをブラついていると、この地域の名物「締め殺しのイチジク」の木を発見。木の上から下に向かって根を伸ばすイチジクの木が親木を絞殺すように成長してしまって、こうなるらしい。

クルマはさらに北上し、デインツリー・リバーに。ここから先は世界自然遺産エリア。自然を守るために橋をつくらず、渡し船に乗って行くしかありません。
しかし、この頃から雨脚が強くなってきました。

さすが熱帯雨林、という雨の中をB&Bに通じる道を折れると、行き先が川になってしまいるじゃないですか。
携帯がつながらないので、この地域１軒のガソリンスタンド兼よろずやさんに行って、電話を拝借して、B&Bオーナーのカルメンさんに連絡。
「この季節にこんな大雨は初めて。代わりに別のB&Bに連絡しておくから、きょうはそこで泊まって」。

ということで、急きょ別のB&Bで一泊。やさしくしてもらいました。テラスに焚かれた蚊取り線香が熱帯雨林っぽい。

翌20日。雨もあがり、カルメンのB&Bへ向かうと、前日に川になっていた箇所もどうやら通れそう。

無事、カルメンさんちに到着。ミーとダーとしてはかなり贅沢な一室です。

この日は、ケープ・トリビュレーション・ロードを北上し、熱帯雨林のボードウォークを探索、午後はカルメンさんに教えてもらった熱帯雨林のガイドツアーに行くことに。
ボードウォークはまさに「マングローブの森」を進みます。

クーパークリーク・ウィィルダネスというガイドツアーで太古の森・熱帯雨林の奥深くまで踏み入ると、実はこの旅行記の表紙写真のような写真を撮ることができます。『MORE』2008年９月号掲載の竹内結子さんと同じ位置。ガイドのおばさん、とてもいい感じ。竹内さんの思い出も話してくれました。

森を進んでいると、ぎゃぁぁぁぁぁ！　こんな恐竜の赤ちゃんも。いいえ、トカゲの一種です。たぶん。

この日は脂っこい昼食を食べたので、夕食は軽く、と思っていたら、カルメンが素敵なチーズ・プレートを用意してくれました。ろうそくの灯りでいただきます。

天蓋付ベッドの向こうは熱帯雨林、その向こうはグレートバリアリーフの太平洋、その向こうの空が白み始めて、21日の朝。

B&BのBreakfastの方は、フルーツがいっぱい。

ダイニングルームの外はプールとテラスが気持ちいいい。

と、ノンビリ過ごしつつ、この日もカルメンのおすすめツアーに乗っかって、デインツリー・リバーでワニ探索ツアー。おぉぉぉぉ、いるぞ！

帰ってきて、カルメンちのプールで、パラダイス気分。

22日は、いよいよもう一つの世界自然遺産・グレートバリアリーフでシュノーケリングです。田舎ならではの手作り感たっぷりのツアーに参加。20人ほどの参加者は休憩時間、おさかな授業に耳を傾けます。南米系、ロシア系など、世界中の人が一緒にワークショップしている感じで、なんだか楽しいの。

この辺（ケープ・トリビュレーションの沖合、船で20分ぐらい）は、カメがたくさん。プカプカ浮いて海の底を覗き込んでいると、（上の写真の）インストラクターのお兄さんがやってきて「僕につかまって」。ミーとダーの二人を強力なドルフィンキックで、カメのいるところまで連れて行ってくれます。このお兄さん、水泳選手？

もちろん、サンゴは生きています。きれい。

カルメンちで３泊（本当は４泊）、滞在５日の旅行はあっというまに過ぎて、23日は帰国日。ふたたびポートダグラスの町に寄って、お土産やおしゃれなＴシャツなどを購入し、ケアンズ経由、日本に戻ったのでした。