
2013/04/29 - 2013/05/13
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三毛猫美花さん
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ケンブリッジ、ガイドブックには書かれていない・書けない魅力のある街です。
本編ではパントで見たカレッジを玄関側から見学します。
そしてケンブリッジ大学の博物館であるセジウィック博物館とウィップル博物館を見学します。
ノーベル賞受賞者はオックスフォード大学49名に対し、ケンブリッジ大学は88名です。それもニュートンやダーウィンのように自然科学に強い大学です。理系の私は、ここの博物館は外せません。
尚日本のノーベル賞は数こそ少ないですが、平和賞のような賞を除いた受賞では、中国や韓国を完全試合のように圧倒しているのは言うまでもありません。トヨタを真似するサムスンやヒュンダイ、カローラのコピー車を作る中国自動車メーカー、そのような国々に「研究と創造」(豊田佐吉翁)の精神を醸成できるはずがありません。
表紙はキングスカレッジです。2年前にもアバディーンのキングスカレッジを見ましたが、大英帝国の歴史を強く感じます。
- 同行者
- 一人旅
- 一人あたり費用
- 15万円 - 20万円
- 交通手段
- 鉄道 徒歩
- 航空会社
- JAL
- 旅行の手配内容
- 個別手配
PR
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パントを降りて、早速カレッジ群を見学します。
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聖ジョンズカレッジです。
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一般人が見学できるのはオックスフォードと同じです。
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全てカレッジです。
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ここも世界最高峰の頭脳が集まっています。
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トリニティカレッジです。
1546年創立、日本で言えば戦国時代です。
ニュートンの出身大学です。
6人の英国首相と31人のノーベル賞受賞者を出している名門です。 -
歩いている街はこんな感じです。
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カレッジの建物が並びます。
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聖メアリー教会です。
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学生と観光客で人が多く。
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キングスカレッジに来ました。
パント編でご紹介したようにイートン校出身者のために1441年設立されました。 -
しかし本日は一般見学中止でした。
残念でした。
パントに乗りに嫁を連れてもう一度来なさいと言われているみたいです。 -
くぐりたかった。
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次回は合唱も聞いてみたいです。
やはり事前にインターネットで調べていかないといけませんね。 -
学生寮でしょうか。
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ケンブリッジは時計のある建物が多いです。
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ウィップル博物館を目指します。
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物理化学とは、量子化学や気体の状態方程式などを扱う分野で、工業で使われる無次元数(ヌッセルト数)や有機電導体のポリアセチレンを作る基礎となった学問です。
英国で産業革命や染料合成ができるようになったのも物理化学があってこそです。 -
来ました、ウィップル博物館。
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この看板でウィップル博物館だと確信しました。
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ここはケンブリッジの科学者が愛用した研究道具を保管・展示しています。
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18世紀の道具です。
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真鍮製ですね。黄銅とも言います。
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1750年に作られた模型です。
1904年にセジウィック博物館に収容されました。 -
細胞の模型です。
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キログラム原器です。
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天秤です。1790年製で、分子を発見したラボアジェの道具です。
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ダーウィンの顕微鏡です。1846年製です。
日本では黒船来航が1853年、まだ太平の眠りです。 -
目の模型です。
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分子模型です。
私も学生時代買いました。 -
黒鉛、グラファイトです。
現在燃料電池やリチウム電池に使われています。
日立のCMで女性の研究者が「カーボン」と言っていますが、そのカーボンのことです。
カーボン無くして、リチウム電池はできませんでした。 -
地獄教師ぬーべーに出てきそうな模型です。19世紀後半に作られました。
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歯の模型です。1890年製です。
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1660年製です。
日本は江戸時代進化が止まりましたが、黒船来航で佐賀藩が科学が一気に世界の先端に追いつきました。
上野彰義隊や会津若松城を官軍が落としたのは、佐賀藩のアームストロング砲で、その精度は世界トップで、列強の国々も仰天しました。
だから日本は中国みたいに列強の「侵略」を受けなかったのです。
日本だけが中国を「侵略」したように言うこと自体、歴史認識をいちから勉強しないといけません。 -
量子力学のレイリーです。
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レイリーの理論を応用したのが電子顕微鏡です。
これがあれば野口英世博士もウイルスを発見できたでしょう。
光学顕微鏡で黄熱病ウイルスを発見できなかった偉人を偲びます。
(漢方や韓方と言っている国々では野口博士の時代は別世界です) -
ウィップル博物館、理系の私にとって、素晴らしい博物館でした。教科書に登場する有名な科学者がどういう道具を使って研究したのか、よく理解できました。
偉大な研究者は道具つくりから知恵をめぐらします。
豊田佐吉翁がカイゼンの連続で発明したのと同じです。 -
次に自然科学のセジウィック博物館を見学します。
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ここも入場無料です。
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ケンブリッジ大学のコレクションが保管・展示されています。
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ケンブリッジ大学構内です。
学生は自転車通学しています。私の学生時代と同じです。 -
キングスカレッジを見学できなかった分、撮影します。
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30年以上前の学生時代を思い出します。
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私の大学の建物は今残っていません。
戦後建てた建物、壊して、立て直しています。
これこそ土建屋自民党政治屋と官僚と土建屋のガレキ大量生産と資源浪費の結果です。亡国しかありません。
国力を消耗し、今の、巨大負債(赤字国債)を作り続けた責任をだれがとるのでしょう。国民です。土建政治屋を選んだ責任です。 -
リフォームでモダンなエレベーターがあります。
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セジウィック博物館へ行く階段を発見しました。
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大学の建物を見ながら、階段を登ります。
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こういう大学に留学できる優秀な日本人は今在学しているでしょうか。
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来ました、セジウィック博物館。
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これがガイドブックに出ている恐竜さんです。
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アンモナイトだらけでした。
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巻貝だらけでした。
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恐竜さんもあります。
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18000年前の世界地図です。英国は氷河期で。
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恐竜絶滅後の世界です。
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恐竜全盛期です。
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ジュラシックパークみたい。
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大陸移動もあります。
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アンモナイトの断面を展示できるのもアンモナイトだらけの英国だからこそです。
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魚の化石は普通魚拓みたいな化石でした。
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ここでは魚そのものの化石がありました。
生まれて初めて見ました。 -
翼竜の化石です。
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歯がすごい!
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復元するとかわいいですね。
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宇宙の展示もあります。
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火星の火山、オリンパスです。
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鉱物コーナーです。
ゼオライト、自動車でも使われています。
最も有名な応用例は洗剤です。私の子供時代は大きな洗剤でした。今や片手に乗る大きさ。ゼオライト様様です。ダウンサイズ&溶けやすい、その恩恵をもたらしてくれました。 -
ゼオライトの分子ふるいも有名です。
ガソリン中の鉛を除去していますが、分子の大きさでふるいにかけることができます。 -
鉱物の写真がとれず。
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パントの動画で電池がなくなったのです。
スペア電池もなくなり。 -
高いスペア電池を買わせるのもメーカーの戦略かもしれませんが、昔の単3電池が使えるカメラの方が良かったです。
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写真も取れなくなり、ケンブリッジを去ります。
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このセジウィック博物館を出て、門で地図を広げていたら、自転車に乗った女性の学生が「道がわかりますか?」と親切に助けてくれました。
中国人の外観でしたが、もちろんきれいな英語、英国連邦の中国人でした。
同じ中国人でも「盗み取った」という外道な人間と正反対な中国人、さすが英国連邦の方々です。
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この旅行記へのコメント (4)
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- ふらどくさん 2013/09/01 11:41:54
- 何度も行っていながら・・・
- 三毛猫美花さん
こんにちは、ふらどくです。
ちょこちょこ英国旅行記を拝見させてもらっています。
ケンブリッジには何度も行っていますが、馬の事しか頭に無く?
こんな面白い理系の博物館があったのを初めて知りました。
博物館めぐりも趣味なのでぜひ今度行ってみたいです。
そして私も理系で化学科。それも大学での専門が物理化学です。
なので内容も興味深く、面白かったです。
今の仕事で時々電子顕微鏡を使いますが、
展示されているこの頃のものは使いこなせないですね。
それと2つ前のブログに日本料理屋さんの写真がありましたが、
ケンブリッジの友達が日本料理は全滅と言っていました。
ロンドンやパリに行った時にここよりはましな日本料理を
心行くまで食べるのが楽しみだとか。移民さんも大変のようです。
では
ふらどく
- 三毛猫美花さん からの返信 2013/09/01 20:17:50
- RE: 何度も行っていながら・・・
- ふらどく様
ご無沙汰しております。投票&書き込みありがとうございます。
チェスターで競馬場を見た時、ふらどく様を思い出しました。
ケンブリッジでもニューマーケットが近いのでふらどく様を思い出しました。
私も入社した時、SEMやEPMAを使い、自動車の塗装の異物を調べていました。ふらどく様と同じです。奇遇ですね!
先日娘が「シュレディンガーの猫」の話をして嫁はチンプンカンプンでしたが、物理化学や量子化学をやったふらどく様はお馴染みですね。
オフ会があれば、ふらどく様と「化学話」で盛り上がると思います。
英国の日本料理は、どのように変化したのかを知る良い材料だと思います。
今回もキングスクロス駅の「わさび」に行きましたが、英国人の感覚を知る良い材料でした。英国人の「はし」の使い方の上手なこと!
出発してもう4ヶ月が経過しますが、早くも次回の英国旅行が待ち遠しい毎日です。またふらどく様の旅行記も拝見して、研究させていただきます。
三毛猫美花
- ふらどくさん からの返信 2013/09/02 20:58:02
- RE: RE: 何度も行っていながら・・・
- 三毛猫美花さん
詳細な返事をありがとうございます。
> チェスターで競馬場を見た時、ふらどく様を思い出しました。
> ケンブリッジでもニューマーケットが近いのでふらどく様を思い出しました。
それはありがとうございます。馬キャラですね・苦笑。
> 私も入社した時、SEMやEPMAを使い、自動車の塗装の異物を調べていました。ふらどく様と同じです。奇遇ですね!
こちらがびっくりです。最近までSEMとEDSを使って、私もとある乗り物関係の塗膜について調べていました。最近は、業務が具体的な問題の解決を求められることが多く、理論的な事があまりできませんね。
> オフ会があれば、ふらどく様と「化学話」で盛り上がると思います。
ぜひ楽しみにしています。
私もどこかに旅立ちたくなりました。最近、実験室にこもりっきりでした。楽しい話をありがとうございます。
ふらどく
- 三毛猫美花さん からの返信 2013/09/02 22:42:09
- RE: RE: RE: 何度も行っていながら・・・
- ふらどくさま
拝復うれしい書き込み、ありがとうございます。
ふらどくさまとは仕事や食べ物の趣味の「ケミストリーがあいそう」で、今後ともよろしくお付き合いをお願いします。
三毛猫美花
追:全元素分析って、時間がかかりますよね!ましてや最近うるさい重金属分析で試料が多く!
追:SEM−EDXで液体窒素を使う関係会社へ先週監査へ行き、「指導」しました。蛍光X線−EDXでは10年前くらいより液体窒素レスが登場し、法の届出も不要になり、便利ですね。
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