2013/05/23 - 2013/05/23
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kojikojiさん
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ゴア・ワラ寺院の次はトゥガナン村に向かいます。伝統的な村の生活が見たかったのと、ここはグリンシンという織物が有名だからです。現代の人間が生活しているのですから昔ながらと言っても多少の俗っぽさは仕方ありません。そう考えると中国の貴州省にはそのままの村がまだまだ残っているなと感じました。正直お土産物店や露店が多いのはどうかと思いますが、家の造りが通常のバリの家屋と違い閉鎖的なので目立たないと言えば目立たないのですが。通常のバリの家屋と違うと言うのはここに住んでいるのがバリ・アガと呼ばれるバリに元々住んでいた人々だからです。この人たちはアミニズムを信仰して独特の文化を持ち、マジャパヒト王国がバリに侵攻してきた際には元々住んでいた場所を離れてバリのいくつかの場所に居を移し、今も独特の文化や風習を守りながら生活しています。そのもっとも有名なのがトゥガナン村と言う事です。グリンシンのモチーフになっている城壁や山やサソリなどもこの辺りの歴史から由来しているのかもしれません。トゥガナン村はアタ製品の問屋も多いと聞いていて楽しみだったのですが、ガイドさんから先を急がれて見ることは出来ませんでした。最初は自分の知っている店に後日案内するからと思っていましたが、この時に立ち寄っていたら多分ティルタガンガにも行けなかったかもしれません。東部の寺院にももういくつか行きたかったのですが、地図上で計画を立てるのと実際に三次元の空間を移動するのでは違いがある訳で、次に行くことがあればチャンディダサ辺りをベースに数日滞在したいと思いました。その中で選んだティルタガンガは思っていたよりもさらに素晴らしい所でした。寺院をいくつか見ていると似ているので印象が散漫になりがちですが、ここの景色は唯一ここだけのものです。不思議な石彫の美しい水に囲まれた水の離宮は思い出に残る場所でした。
- 旅行の満足度
- 5.0
- 観光
- 5.0
- ホテル
- 5.0
- グルメ
- 5.0
- ショッピング
- 4.5
- 交通
- 4.5
- 同行者
- カップル・夫婦(シニア)
- 一人あたり費用
- 20万円 - 25万円
- 交通手段
- レンタカー タクシー 徒歩
- 航空会社
- ガルーダインドネシア航空
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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トゥガナン村にようやく到着です。入り口で入村料に代わるドネーション(寄付)が必要です。と言っても20,000ルピア程度ですが。到着時は全く観光客がいなく静かな村の雰囲気を楽しめました。
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周囲を家が取り囲み、外側には窓も無く城壁のような造りになっています。貴州省の天龍屯堡古鎮を思い出しました。老漢族の集落ですが石の壁に囲われています。ここは南方の少数民族を鎮圧する屯田兵が北から遣わされ、そのまま800年居ついた村でしたが、バリ・アガという元々のバリ人の隔離された境遇と似たものを感じました。
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村の内側には広い通りがあり低い石壁で囲われています。水牛がこちらを覗いています
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子供の頃縁日で見掛けて以来のカラーニワトリです。大きくなってから色を染めているのでしょうか?詳しいことは不明です。
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水牛とすれ違いました。誰もついていなくても大丈夫なようです。村を囲む石塀があるので外へ逃げ出す心配はありません。
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砂場に穴を掘って巣を作っているニワトリなんて小学生の生き物係以来です。家の庭でもこんな風に飼っていたっけ。あるひ学校から帰ってくるといつのまにかいなくなっていたけど、母に理由は聞けなかったっけ。
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お土産品として売っているのか魔除けなのか、家の一部になってしまっているので判明しません。このままアンティークになっていくのかもしれません。
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木陰で寛ぐ水牛たち。住人も動物も観光客も渾然としています。
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そして美しい村の景色です。
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女性は頭に荷物を乗せ、男性は天秤棒で担ぐのがルールのようです。
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ビー玉で遊ぶ子供たちです。ルールは日本とほぼ同じようです。この女の子は強かったです。脇では小さい子が見学して、子供目当てのアイス売りのおじさんが近くで待機しています。初めて北村ですが懐かしい光景です。
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バレ・アグンと言うバンジャールの構成員がウパチャラなどで利用する場所です。昼間は閑散としています。
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こんな感じで土産物が売っていたりします。
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長閑な昼下がりです。
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一軒のお宅でグリンシンを見せてもらいました。このモチーフは中央の菱形がこのトゥガナン村で周囲を石壁で囲われ、更に山で囲われています。そして四方にサソリが村を守っていると言う伝統的ながらです。赤・黒・白はヒンドゥーの三神を表す色で,グリン(病気)、シン(なし)、無病息災を意味する魔よけの布です。
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他にもこんな模様があります。
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この2つはロール状になっています。使う時に初めてカットして一枚の布になるそうです。
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グリンシンと呼ばれる織り布は、経糸も緯糸も染めておいてから模様を織り出す経緯絣で、気の遠くなるような時間と手間をかけて織られるものらしく、理屈で分かっても完全には理解できません。
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おばさんが実演までして説明してくれましたが、大変な作業だと言う事は分かりました。
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この下にあるのは80年とか100年以上前からこの家に伝わるアンティークのグリンシンです。年を経るほどに色が鮮明になるそうで素晴らしい物でした。トルコのアナトリアのキリムやジジムを想像させます。古い素晴らしい物を見てしまうと新しい物はどうしても見劣りします。小さい物で200ドル、少し大きいので400ドルをスタートとして値段交渉するのは疲れるし、家宝のアンティーク物は10,000ドルとか50,000ドル(メルセデス1台と表現していました)でも売らないと言っているので諦めました。ちなみにこんな村でもクレジットカードは使えます。ビックリ。
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涼しい表で作業中のおばさんは写真撮影にも応じてくれました。
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謎の卵の樹。グリンシンも欲しかったのですが、家でどう飾ればよいのかピンとこなかったのが買わなかった理由です。日本に持って来ても壁掛けにしかならないならこの地にあったほうが良いと感じました。アタの製品を時間の関係で見られなかったのはちょっと心残りでした。
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かなり午前中に脱線してしまったので結局2時間遅れで観光していました。結果、本来この日に行く予定だったブサキ寺院は翌日に変更としました。何とかティルタガンガに到着しましたが、午後4時頃になっていました。
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ティルタガンガとはティルタ(聖水)とガンガ(ガンジス)が由来で、文字通りガンジス河の聖水と名付けられた離宮です。
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何とも優雅な水の離宮です。
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大きな池が2つ並んでいて、大きい池は橋を渡って中島を歩けます。
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石彫と噴水のある小さな池を望みます。
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中島にもさらに小さな噴水池があります。
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ガルーダが亀と象に化身した兄弟を食べてしまうマハーバーラタのアディパルワの一場面です。前日にネカ美術館で学んだことが役に立ちます。
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メルに似た石塔の噴水がこの庭園の中心のようです。
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アグン山上空を南に向かう飛行機が何度も通過します。2日前は我々もこの辺りを飛んでいたのかと思います。
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しっとりとした空気の中花や木々の葉が美しく感じられます。
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さて飛び石のある池に移ります。
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この上を歩きたかったのです。
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京都の平安神宮の飛び石を思い出します。
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結構水面近いので水の上を歩いているような気分です。
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もっと怖がるかと思ったのですが、妻はさっさと歩いて行きます。
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暑いのですが全ての噴水から水が出ているので気持ち的には涼しく感じます。
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訪れる人も少なく池は貸切状態です。
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石像からの視線を感じます。
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ブースカみたいな石像から出る水の量は半端ではありません。
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カマサン画から抜け出てきたような石像たちです。
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夜になったら動き出すのではないでしょうか?
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この庭園は1947年にアングルラー・クトゥッ王の離宮として造営されたのでそんなに古いものではありません。
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飛び石に沿って池を何度も往復することになります。
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これは何の像でしょう?
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池の散歩を終えて敷地内のティルタ・アユというホテル・レストランで休憩します。
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東南アジアの色々な国でスイカジュースを飲みましたが、ここのジュースは最高に美味しかったです。前の月の台湾旅行のジュースより美味しい!と叫んだら。
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妻に取られました。
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妻はコーヒー好きなのでバリ・コピとガイドさんお薦めのバナナ・フリットにしたのに。
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ここのバナナの天ぷらも最高に美味しかったです。シナモンとメープルシロップと上等のバニラ・アイスが乗って美味しくない訳がありません。
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テラスの一番良い席から庭園を望みます。贅沢なひと時でした。
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ここのホテルも素晴らしいようでしたが、ハネムーンでもなければ来ないかなと感じました。ここの庭園に来たらカフェでの休憩はお薦めです。
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妻は普通の道で戻りましたが、最後にもう一度飛び石を渡って…、池に片足落ちました。浅い場所で良かったです。
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