小さな旅●愛知県森林公園野草散策　キンラン・タンザワウマノスズクサ

2013/05/10 - 2013/05/10

久し振りで名古屋市の北部にある森林公園に野草を見に行ってきました。天気はあいにくの曇天でしたが、その分暑くもなく散歩にはちょうどいい陽気。帰りがけには小雨が降り出し、散策を中断し帰路につきました。

写真は、芝生広場に面して白い花を咲かせたナンジャモンジャ。

エリア 尾張旭・日進(愛知)

• 交通手段: 自家用車

ムラサキサギゴケ

今日は東門から入場です。
門を入ると、草地には満開のサギゴケが大群生・・。

どこでも見かける花ですが、
この大群生には思わず足が止まりました。

サギゴケのアップ

どこでも見かける小さな花も、
群生すると見事なものです。

広芝生の広場

うねるように造られた芝生の広場。
こちらでは、冬、紙飛行機を飛ばしている人が
大勢いますが、
今は誰もいません。

ツブラジイ

広場の西側は広葉樹の椎の森。

ツブラジイが
樹冠一杯に花を咲かせています。

フタリシズカ

アマドコロ

サクラソウ

ヒメウズ

タツナミソウ

海岸に打ち寄せる波に見立てた名前。
立浪草。

白や紫色の花を咲かせます。

サワフタギ

花から雄しべを突き出して咲く花。
花後の果実は、秋に瑠璃色に熟し綺麗です。

ヒメハギ

山道の日当たりに咲いていた
小さな花。

ジシバリ

ジシバリの群生

ナンジャモンジャ

ナンジャモンジャ（ヒトツバタゴ）の
咲く広場。

芝生に座ってくつろぐ人もチラホラ・・。

ヒトツバタゴ

ヒトツバタゴの花

日本では岐阜県と愛知県・長野県の一部、
長崎県対馬のみに自生する
モクセイ科で雌雄異株の落葉高木です。

4月下旬から6月上旬頃には
白い花を樹冠一杯に咲かせ、
まるで雪が積もっているように見え、
その景観は実に見事です。

ズミ

終盤のズミの花。
ズミ（酢実）は、バラ科で、別名はコリンゴ、
コナシ、ミツバカイドウなどと呼ばれています。

日当たりの良い山野に生え高さ10ｍ程の樹木。
白色または淡紅色で5弁の花を咲かせます。

ツクバネウツギ

花の内側にはオレンジ色の編み目模様・・。
花が落ちたあとの5枚の萼が
羽根つきの衝羽根（つくばね）に似ている
ことから名がついたとされる。

岩本池

どんよりした空・・。
湿気が多いようで、霞んでいます。

ホウチャクソウ

笹の茂る日陰に咲いていました。
花色は、
白から緑色にグラデーション。

ホウチャクソウ

ナルコユリやホウチャクソウに似ていますが、
茎は途中から枝分かれし、花数は少ない。

キンラン

ラン科キンラン属の多年草で地生ランの一種。
和名は黄金色の花をつけることに由来。
草丈30〜70ｃｍ
　
キンランの栽培は
きわめて難しいことが知られている。

キンランのアップ

直径1ｃｍ程の黄色の花を総状につける。
花は全開せず半開きのまま。　

タンザワウマノスズクサ

丹沢山地で発見されたことからタンザワとつく。
花後の果実は、
馬に付ける鈴に似ているようで、
名前は、丹沢馬鈴草に・・。

丹沢馬鈴草

何とも奇妙な花です。

タンザワウマノスズクサ

開いた花の中には
ヒョウの様な斑文が見えます。

花は大葉馬の鈴草に似ているが、
大葉馬の鈴草より大きいそうです。

丹沢馬鈴草

高木の日陰側に絡まって
開花していた。

撮影していると雨が降ってきました。
今日はこれまで・・。

広芝生

大波がうねっているような広大な芝生広場。

小雨の中を駐車場に急ぎます。
こちらから車までは10分ほどかかります。

この日、見たいと思っていた丹沢馬鈴や金蘭には、小雨の降る前に何とか会えて、満足な花散策になりました。

〜end〜