秋のホテルアンビエント蓼科③（ホテル滞在：夕暮れの八ヶ岳連峰編）

2012/10/23 - 2012/10/27

蓼科のコテージに４連泊した後、私は女神湖畔のホテルアンビエント蓼科（アネックス棟）に移動して、さらに４連泊した。セラヴィリゾート泉郷のメンバー限定新企画「お一人様素泊まりプラン」を利用したのである。料金は（平日）１人１泊3800円（＋入湯料300円）で“1人利用の差額代金なし”が目玉である。キッチン付きのスーペリア・ツインルームを１人で利用して１泊のルームチャージが4100円ですむ。多少利用制限はあるものの「一人旅応援プラン」として実に嬉しい。

写真：夕陽に染まる八ヶ岳連峰

私のホームページ『第二の人生を豊かに―ライター舟橋栄二のホームページ―』に旅行記多数あり。
http://www.e-funahashi.jp/

エリア 白樺湖・蓼科・車山(長野)

11時過ぎに蓼科コテージをチェックアウトして、そのまま「ホテルアンビエント蓼科」（写真）に行く。このホテルで今日から４連泊する。

チェックインを済ませた後、お気に入りの「フラワーガーデンテラス」（写真）に行く。毎度、お馴染みのスタッフと軽い会話を交わすのも楽しみの１つである。

メンバー用「ウェルカムドリンク券」でコーヒーを注文。気分がいいのでケーキ（554円）を追加してコーヒータイム（写真）にする。

「フラワーガーデンテラス」から眺める秋の女神湖（写真）。店内にはピアノ中心の癒し系の音楽が流れている。このBGMと女神湖の眺めを楽しみつつ読書する。優雅なリゾートライフのはじまり。

リクエスト通りアネックス棟の客室（写真）に入る。

今回は部屋の「ミニキッチン」（写真）が大活躍する。４連泊とも素泊まりなので自炊が基本である。（女神湖から佐久方面に下りスーパー「つるや」で食材を購入する）

この部屋の唯一の欠点はトイレ（写真）が狭いことである。

逆に、バスルーム（写真）が意外に広い。ただ、私は常に「大浴場」を利用するので、このバスルームは利用価値ゼロである。

キッチン＋リビング・スペース（写真）が実にいい。朝食、夕食、ティータイム等、キッチンで適当に準備して、ソファーに運ぶ。

そして、広いソファー（写真）を１人じめにして、テレビを見ながら食事をする。誰にも邪魔されない、孤独の（実に楽しい）リゾート滞在である。

例えば、ある日の私の豪華絢爛な？夕食（写真）。これ以上何が必要であろうか？注：私はお酒が飲めないので安上がりである。

フラットテレビ（写真）になって、音質・画像が良くなり、さらにＢＳ放送も入るのでテレビの楽しみが増えた。

窓側にあるツインベッド（写真）。スーペリア・ツインの客室面積は42?。

手頃な広さのワーキングデスク（写真）。ここにパソコンを広げ仕事（執筆）をする。自宅と違って指のタッチが自然に早くなる。これもリゾート効果である。

バルコニーからの眺め（写真）が素晴らしい。時は秋、女神湖周辺の紅葉が日に日に色を増してくる。

昨日の雨で、蓼科山の山頂付近は雪景色になってしまった。「雪の蓼科山と紅葉の女神湖」（写真）

朝、昼、夕、いつでも部屋から美しい景色（写真）が眺められる。やはり、ここは私の一番お気に入りのホテルである。しかも、１人で泊まって4100円のみ。プランによれば11月からは土曜日も利用可能で1000円アップである。

よって、11月以降であれば１週間（７泊）１人で泊まってもルームチャージ３万円程度ですむ。写真：紅葉の女神湖・拡大版

大浴場の内湯（写真）は天然鉱石『光明石』を使用したお風呂となっている。鉱石の成分によりお肌がつるつるになるらしい。ただし、天然温泉ではない。

各洗い場（写真）に仕切りがないのが古さを感じる。狭いのでやむをえないのであろう。

サウナルームと水風呂（写真）。私はホテルに滞在中、朝・夕、サウナに入り汗を流した。

「女神湖展望露天風呂」（写真）は、とても気持ちがいい。朝、夕、ここに入って心身を癒す。ただし、湯は天然温泉であるが「芹ヶ沢温泉」からの引湯である。

露天風呂は秋が深まってくると「りんご風呂」（写真：期間限定）になる。りんごのかすかな匂いをかぎながら湯船に浸かる。

露天風呂からは、紅葉した木々や女神湖（写真）が見える。標高 1500ｍの女神湖畔で新鮮な冷気を肌に感じながらの露天風呂は最高である。

普通の観光客があまり行かない場所を紹介しよう。ホテルアンビエント蓼科入口前の県道40号線の蓼科山側に広大な別荘地がある。紅葉が綺麗な坂道（写真）を上がっていくと「信州リゾートサービス（株）」の管理センターがある。
http://www.sresort.jp/

この広大な別荘地帯の中にリゾートマンション（写真）が何棟も建っている。全て２階建てで周囲の森に隠されているので、ここに来ないと“発見”できない。

私はホテルアンビエント蓼科にロングステイする時、この別荘地に時々散歩・ジョギングに行く。女神湖に惚れてしまった私は、以前、このマンションの１室を購入しようか？と思い、信州リゾートに資料請求をし部屋見学もしたことがある。

別荘地（写真）は信州リゾートがきちっと管理しているので、荒れた感じはしない。物件は驚くほど安くなっているが、諸般の事情で結局買わなかった。
信州リゾートの物件情報（以下）参照
http://www.sresort.jp/bukken.html

この別荘地の北側は「蓼科第二牧場」（写真）になる。別荘地帯は蓼科山北西斜面に広く分布しており、場所により浅間山が一望できる。

別荘地の南側に「白樺高原スキー場」（写真）がある。スキー場の南側にも延々と別荘地が広がる。

蓼科のコテージ入口にレストラン「小梨の木の下」（写真）がある。私のお気に入りのそば屋さんで、常連客になると色々サービス（10％off、食後の無料コーヒー等）してくれる。

ホテルに４連泊して朝食・夕食ともに部屋での自炊なので、お昼は時々レストラン「ル・プラトー」に行きランチを楽しむ。写真：本日のパスタ（1050円、税込・サ別）

別の日のホテルのランチ：信州かけそば御膳（写真：1470円、税込・サ別）

ある晴れた日の午後、軽いハイキングに出かける。目的は夕焼けに染まる八ヶ岳連峰の写真撮影である。写真：しらかば２in１スキー場前のカラマツ林

スズラン峠に近い蓼科山登山口の駐車場に車を置き、樹林帯（写真）を八子ヶ峰・白樺湖方面に登っていく。

15分も登ると視界（写真）が開けてくる。

振り返ると壮大な八ヶ岳連峰（写真）が見える。少しの登りでこれだけの大展望が開けるのでトライする価値はある。

もう少し登ると早くも森林限界・稜線（写真）になり、もっと登りたい気分になる。

ここも、振り返ると八ヶ岳の大展望（写真）である。

そして、直ぐにヒュッテ「アルビレオ」（写真）に着く。以下参照、
http://members3.jcom.home.ne.jp/albireo1870/

スズラン峠の駐車場からヒュッテ「アルビレオ」までゆっくり登っても30分足らずなので、お弁当タイムにいい。八ヶ岳の大展望を眺めながらの弁当はさぞかしうまいことだろう。

私は先を急ぐ。ヒュッテから稜線上を八子ヶ峰（1839ｍ）方向に進む。右手に蓼科山がよく見える。

しばらく歩きやすいフラットな道（写真）が続く。左側はススキの原野で白い穂先が風に揺れる。

右遠方に小さく「女神湖」（写真）が見える。八子ヶ峰の北斜面から女神湖に至る蓼科山西山麓はカラマツに覆われ、秋も深まると一帯が黄金色に輝く。

夕陽が西に傾いてきたので、途中で引き返す。秋の日没は早く、山の夜道は危険極まりない。暗くなる前に下山する。

ヒュッテ「アルビレオ」（写真）までもどってくると安心する。今日は誰にも会わない。

夕陽がススキの原野（写真）を照らす。

そして、夕陽に染まる八ヶ岳連峰（写真）。日没に近づけば近づくほど山々はピンクに輝くが、夜道は恐いので早めに下山する。