2012/09/24 - 2012/09/29
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funasanさん
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ダイヤモンド八ヶ岳に滞在中、天気が良かったので、周辺の森の散歩からはじまって、軽いハイキング、そして、ちょっとした登山までしてみた。今回の登山は「長寿遺伝子オンのための脂肪燃焼ダイエット登山」の試みでもある。
写真:編笠山山頂(2524m)より眺める八ヶ岳連峰、写真左より阿弥陀岳、横岳、赤岳、東ギポシ、権現岳
私のホームページ『第二の人生を豊かに―ライター舟橋栄二のホームページ―』に旅行記多数あり。
http://www.e-funahashi.jp/
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目覚めの朝、客室のバルコニー(写真)に出て新鮮な空気を胸いっぱいに吸う。さて、今日は何をしようか?天気が良いと心が騒ぐ。
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目の前には八ヶ岳山麓の深い森と、遠くに南アルプス(写真)が見える。今回は観光旅行はせず、もっぱら「執筆、読書、散歩・ジョギング、温泉」のロングステイである。
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ここには結構ハードな散歩コースがある。ホテルの裏(写真)から登山道のような小道を下ると「夢宇谷」という別荘地になり、そこから、小海線のガードをくぐり、パイの家をまわってホテルに帰る、一周約40〜50分程度の散歩コースである。高低差がありハイキングのようなコースである。
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散歩コースではないがホテル周辺の別荘地を適当に散歩するのも楽しい。カラマツ林に囲まれた別荘地に立派なログハウスや“趣味の”別荘(写真)もあり、見ているだけで楽しくなる。
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午前中、散歩、朝風呂、朝食(部屋食が多い)、執筆で過ごし、お昼にダイニングルーム(写真)に行く。ここのランチがいい。読みかけの本を1冊持って、ダイニングルームから続くテラス席でランチタイムを過ごすのである。
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今回持参した本は白澤卓二の本3冊『寿命は30年延びる』『「砂糖」をやめれば10歳若返る』『長寿遺伝子をオンにする生き方』。いづれもアンチエイジングに関する知識を深めてくれる。誰もいないテラス席(写真)でランチ+読書の優雅な時間を過ごす。
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人間(動物)は飢餓状態になると(普段眠っている)長寿遺伝子がオンになり寿命が延びるという。しかし、飽食の現代、人は空腹に耐えれない。ではどうやって長寿遺伝子をオンにさせるのか?
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お造り御膳(写真:1200円、税込・サ別)を食べながら絶食のうまい方法を考える。白澤氏の著書の中に1つの解答があった。
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ポイントは……ブドウ糖ではなく「脂肪酸」を分解した「ケトン体」によるエネルギー産生をする過程で長寿遺伝子もオンになる、という。
写真:テラス席でのランチ -
通常人間は炭水化物(ご飯、パン、麺類、等)からブドウ糖をつくる解糖系のエネルギー産生に頼っている。そして長時間食事をしないと(詳細略)ケトン体回路(白澤氏の命名)に変わる。
写真:シェフ特製ビーフカレー(写真:1000円、税込・サ別)、別の日のテラス席でのランチ -
要するに長時間「炭水化物」を摂取しなければケトン体回路になり長寿遺伝子がオンになるらしい。ここにヒントがある。以下、私なりの解釈と応用である。詳しくは白澤氏の著作参照。
写真:天女山(1829m)駐車場からハイキングをはじめる。 -
夜8時に夕食をとってから朝まで絶食状態なので、朝7時頃には体内の糖質は枯渇しケトン体回路になっている。
写真:天女山駐車場から15分ほど登ると天の河原(写真)につく。 -
ここでご飯、パンなどの炭水化物・甘い物(砂糖)を食べると直ぐに解糖系にもどってしまう。よって、糖質なしの朝食にすればいい。ローカーボダイエットに通じる。
写真:天の河原からの富士山の眺め -
アメリカで一時ブームになった「アトキンズダイエット」と同じ理論と思うが、私の興味はダイエットではなくて、「長寿遺伝子のオン」にある。
写真:天の河原から登山道(写真)を上がる。 -
朝食に「たっぷり野菜サラダ、玉子、ナッツ類」そして「ブラックコーヒー」と炭水化物抜きの食事をしてハイキングに出かければよい。
写真:登山道の途中より赤岳を見る。 -
お弁当はおにぎり、パンではなく「リンゴ、バナナ、ナッツ類」にして飢えをしのぐ。2〜3時間のハイキングならこれで十分もつ。
写真:この日は標高1800m地点まで登って引き返す。 -
実はもう1冊持ってきた。植森美緒『腹だけ痩せる技術』。腹の贅肉だけを効率的に落としてカッコイイ腹を作れる。こんなうまい技術があるのか?私は疑り深い人間であるがチャレンジ精神だけは旺盛である。
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脂肪が燃焼するケトン体回路が働き、腹だけ痩せて、長寿遺伝子がオンになる。これが実現できれば、私はカッコイイ若者に変身できる??????
本当か? -
私は肥満でも糖尿病でもないが、現在「健康長寿」を目指している。今回、白澤氏の著書に啓発されて「寿命のコントロール」も可能ではないか?と思えてきた。
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「寿命は天(神)が決めるものに非ず、自分が決めるものである」果たしてこの命題は真か偽か?
写真:部屋のバルコニーより -
1人でリゾートに滞在して読書三昧をし、自分の人生を考えると、新たな道が見つかる時もある。なんだか80歳まで「健康長寿」で生きれそうになってきた。
写真:部屋のバルコニーにて -
今日の天気予報では1日中快晴という。部屋でのんびりするのは申し訳ない天気(写真)なので、気合いを入れて登山をすることにする。
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八ヶ岳連峰の中で頂上からの見晴らしがよく、余裕で日帰り登山ができるところを探す。買ってきた八ヶ岳の本を開いて、地図・コースタイム・コース説明をしっかり読む。目標は編笠山(2524m)に決まった。
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今日のねらいは「長寿遺伝子オンのための脂肪燃焼ダイエット登山」である。急ぐ登山でもないので、いつものように朝風呂に入り、部屋で炭水化物抜きの朝食をとる。そして、朝9時半頃ホテル(写真)を出発する。
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八ヶ岳横断道路を小淵沢方面に快適にドライブし、観音平へ上がる分岐点を右折する。観音平への1本道(写真)をどんどん上がっていく。
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観音平(写真)には無料駐車場があり、約50台ほど駐車できる。トイレ以外売店等何もない。平日にもかかわらず結構車が停まっている。
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標高1560mの観音平から樹林帯(写真)を登っていく。若いときはがむしゃらに登ったが、今は逆である。ひたすら「ゆっくり、のんびり」体に負担のない登り方をする。
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50分ほど登ると「雲海」という場所に出て、ここからだけ富士山(写真)が見える。再び、長い、長〜い、樹林帯を汗を流しながらゆっくり登る。
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そのうち腹がグーと鳴ってくる。我慢はしない。40分に1回ごと「おやつタイム」をとり、そのつど「バナナ1本」「りんご半分」「チーズ少々」「ピーナッツ少々」等を食べる。写真:標高2100mの「押手川」。ただし、水はない。
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全行程中、1ヶ所だけ「はしご」(写真)がある。このコースは危険な場所はないので誰でも安心して登山ができる。
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観音平から編笠山の単純往復では水場・山小屋はないので、私は500mlのボトル2本の水を持参した。樹林帯を抜け、低木帯(写真)に入ってくると気分が盛り上がってくる。あと少し。
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腹が減ってくるが「脂肪がメラメラと燃え、長寿遺伝子がオン」になっていると思うと、空腹が心地よく感じる。これは新たな発見!後ろを振り向けば富士山(写真)がよく見える。
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ここらくらいにくると、シャクナゲの群落(写真)に出会う。高山に来たという雰囲気になる。
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紅葉しかかった1本のカラマツと富士山(写真)
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そして、森林限界を抜ける。この時の感激感はたまらない。この先、頂上への尾根道(写真)が少し続く。
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稜線を少し歩けばすぐに「編笠山山頂」(2524m)に着く。観音平からの標高差約1000m、約3時間の登山である。
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編笠山山頂からの眺め(写真)が素晴らしい。写真左より阿弥陀岳、横岳、赤岳、東ギポシ、権現岳。
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アルペンムード漂う赤岳周辺から北八ヶ岳・蓼科山(写真)へと山並みは続く。さらに、遠くに北アルプスも見える。
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八ヶ岳の反対側は南アルプス連峰から富士山(写真)に至る山々が連なる。まことに眺めがよい。天気が良い日だけあって頂上には沢山の登山者が休憩している。1人だけだと心細いが、大勢いるので安心して大休憩をする。
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午後2時半頃に頂上から下山しはじめ、のんびり下る。登山の問題点は「登ったら降りなければならない」ことであろう。登り3時間で私の足・腰は疲れたと言っている。元気な若者が次々に私を追い抜いていく。だんだん夕日が林の向こうに傾いてくる。これはやばい。
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結局、登り3時間で下りも3時間かけて、午後5時30分に観音平に降りてきた。今日も見事な夕焼け小焼けで日が暮れていく。(The End)
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