ダブリン駆け足+ビール＆牡蠣ゴールウェーオイスターフェスタ満喫の旅

2012/09/28 - 2012/09/30

2012年9月28日：ブリュッセル‐ダブリン
2012年9月29日：ダブリン‐ゴールウェー
2012年9月30日：ゴールウェー‐ダブリン‐ブリュッセル

エリア ゴールウェイ(アイルランド)

• 一人あたり費用: 3万円 - 5万円
• 交通手段: 鉄道 高速・路線バス
• 旅行の手配内容: 個別手配

2年前、ちょうどミュンヘンのオクトーバーフェスタと同じ時期に、アイルランドでもビール祭りがあることを発見。実際にはギネスビールが協賛しているオイスターフェスタなのですが、ビールに加えて牡蠣も堪能できる！ってことで今年こそはと半年以上前から計画を立て始め、いつものとおりの週末強行スケジュールですが実現しました。金曜日、仕事を終えてダブリンへと向かい、1泊、土曜日列車で海上のゴールウェーまで向かいます。無事金曜日はダブリンに到着。翌日に備えてたくさん寝ておこう！と思っていたら明け方、なんと火災報知機が作動！強制的に起こされてしまいました。
仕方がないので日の出を待ってダブリンの街をブラブラすることに。スタートはダブリンの東側、街を東西に貫くリフィ川沿いにある税関の建物です。
もともとは18世紀末、イギリス人ジェームス・ガントンによって建てられた建物。ただ、その後1800年にイギリスにアイルランドが支配されるとこの建物はイギリスによって建てられたイギリスの象徴となってしまい、1921年、イギリスから独立の際に放火されてしまいます。現在の建物は1991年に完成したそうです。

街中をブラブラしてると小さな教会を発見。ダブリンはさすがに首都だけあって大きな建物もたくさんでもそんな中、こじんまりとした教会も残っています。

続いてやってきたのは中央郵便局。ここは1916年のイースター蜂起のときアイルランド義勇軍の司令部が置かれたところ。イースター蜂起のとき、アイルランドはイギリスに支配されたいましたが、このイースター蜂起の際に共和国宣言を行いました。その後、無条件アイルランド義勇軍は降伏しましたが、その後1919年に独立宣言を採択して独立戦争へと向かっていくことになります。

リフィ川を渡って南側にやってきました。
この建物はトリニティーカレッジ。1592年に建てられたアイルランド最古の大学で、ここにはケルズの書と呼ばれる4つの福音書が収納されています。残念ながら朝早すぎて中を見学することはできませんでした…

ダブリンの街を引き続きブラブラ。ダブリンのバスもロンドンとかと同じで2階建て。でも色がちょっと違います。

レンスターハウスです。現在のアイルランド上院、下院議会の議事堂。内部の見学も可能見たいですが…残念ながらここも朝早すぎて門が閉まってました。

朝早くから馬車の準備をしています。これからたくさんの観光客が利用するのでしょうか!?

続いてやってきたのがアイルランドで最大の教会、聖パトリック大聖堂。1191年に今の建物は完成。1191年って…良い国造ろう鎌倉幕府が1192年。この頃に出来た建物が現存の教会として残っているってすごい!!

聖パトリック教会を角度を変えてパチリ。全く雰囲気が違います。
ちなみに聖パトリック、アイルランドの守護神。ウェールズで生まれて、アイルランドには最初奴隷としてつれてこられたそうです。その後脱走して神学を学んで再びキリスト教布教のためアイルランドにやってきたそうです。
ゴールウェーに出発する列車に乗るためにそろそろ駅に向かわなければ…トラムの駅までちょっと急ぎます。

とは言いながら、駅に向かうまでにもう少し見どころをパチリ。
クライスト・チャーチ大聖堂です。元々この場所には1038年に木造の教会があったそうですが、1172年に石造りの教会が建てられたそうです。
ここもやっぱり朝早すぎてまだやってません…残念ですが先を急ぎます。

ダブリン城の一部が見えます。もともとバイキングの砦があったところを13世紀に拡張してお城になったそうです。ここは1922年までのイギリス支配の際の本拠地、イギリス支配のシンボルの場所だそうです。

市庁舎の建物です。1779年に王立の両替所として建てられた建物。イースター蜂起の際にはアイルランド側が占拠、ここからダブリン城のイギリス人を攻撃していたそうです。

そろそろ本当に急がないと列車に乗り遅れる!!
ダブリンの中心を後にして、急いでゴールウェーの列車の出発するヒューストン駅へと向かいます。

なんとかかんとかチケット買って5分ほど前に到着。席についてすぐに列車は出発しました。約2時間半かけてゴールウェーへと向かいます。

ダブリンの街はとても天気が良かったのですが、ゴールウェーは…いまいちの天気です。でもホテルにチェックインしてすぐ、今回の旅のメインイベント、オイスターフェスタに向かいます!!

会場に到着！ちょっと入口が…ミュンヘンのオクトーバーフェスタと比べてしまうと…なんてことを考えながらチケット購入！

テントの中にはステージが。そこではバンドの人たちが生演奏を披露。

チケットには牡蠣６こ、ビール1杯、料理2品の無料券が付いていました。早速、ギネス＆牡蠣を堪能。牡蠣は日本でよく見るのとは異なりちょっとホタテの様な形をした種類。でも濃厚でおいしい〜

ゴールウェーのオイスターフェスタは金曜日の夜から日曜日まで3日間にわたり行われ、土曜日は昼の部と夜の部にわかれていました。土曜日昼のメインイベントは、牡蠣の殻むき大会。世界各地から（と言ってもほとんどがヨーロッパの参加者ですが…）我こそはという人が集まって30個の牡蠣の殻をむく速さ＆剥いた牡蠣の見た目の総合点で順位をつけます。

剥いてる時はこんな感じ。やっぱりみんな独自のスタイルがあるようで、見ていると各々の性格も出て結構面白い！

参加者全員の挑戦が終わって、しばしバンドの演奏などを楽しんだ後、ステージの上がざわざわしてきました。
そして表彰式が始まりました。
優勝者は〜〜〜

アイルランド代表のこの方。地元の開催で見事優勝です!
おめでとうございます!!

表彰式も終わると、食事を提供するテントも徐々に閉店。ということでオイスターフェスタの会場を後にして少しせっかくなんでゴールウェーの街をブラブラすることに。
まずはこの建物、リンチの城です。リンチ家というゴールウェーを支配した有力な14の名家の中で一番強大な力を持っていた名家のお城。14世紀に建てられた建物だそうです。この建物は銀行になっています。

ちょっと海沿いの街って感じ。そして街並みの先にある教会、聖ニコラス教会です。リンチの城と同じ年に建てられ、アメリカ大陸を発見したコロンブスがアイスランドへの航海の途中に寄った教会として有名なのだそうです。
ちょっとビールもまわっていたせいもあってちょっとホテルに戻って力を蓄えるべく少し寝ることに。
あっ、起きたらなんと夜でした…街中で夕食食べて、この日は再び寝ることに。

翌朝、雨風の音で起こされました。嵐のような天気…これじゃ外に出られないなぁと思っていたのですが、なんと日の出の時間が過ぎた頃、雨がぱったりやみました。
昨日ちょっと街のブラブラが不完全燃焼だったので、出発までもう少しブラブラすることに。

まず向かったのはコリブ川の中州にあるゴールウェーの大聖堂。

ちょうど、日曜日のミサが終了した所のようでたくさんの人が教会から出てきました。

人が帰って行った後の教会の中に入ります。この教会、なんといってもステンドグラスがきれい。写真に写ってないところにも多くのステンドグラスが配置されていました。

ゴールウェーの街中です。夜はこの通りにたくさんの人が繰り出していましたが、朝早いせいかまだ人もパラパラといった感じ。

続いてやってきたのはスペイン門。昔は４つの門があってゴールウェーの港を守っていたそうですが、今残っているのはこのスペイン門のみだそうです。このスペイン門の前にはスペインとの貿易船の船着き場があったそうで、ワインなどが荷降ろしされていたそうです。

そろそろ出発の時間。空港までは直通バスで向かいますがその前にエア・スクエアへ向かいます。
写真はエア・スクエアの前のアイルランド銀行の建物。ダブリンと言い、歴史のある建物が銀行になっていることが多いですね。

ここがエア・スクエアの入口。エアスクエアはゴールウェーの前にある広場。大きな荷物を持った人がたくさん行き来してました。

エアスクエアの入口てあるこのモニュメント。
ドミニク・ブラウンとリンチ家の妻マリア・リンチの家の入口、そして２階の出窓の部分を移設したそうです。元々はリンチの城が建っているAbbeygate通りにこの家も建っていたそうで1627年との記載が建物にはあるそうです。

エアスクエアの中に入ってきました。船にお花を飾ったモニュメントをパチリ。天気がもう少し良かったら…
そろそろバスも出発!