コロンビアのバイアグラ　蟻を食いまくれ！（世界の珍味）

2012/08/15 - 2012/08/15

コロンビアのサンタンデール県
県都ブカラマンガにやってきました。


ぼくがここに立ち寄ったその目的とは

アリを食べにきたのです。

蟻です。


コロンビア在住の友人の情報提供により、コロンビアではアリを食べる習慣があると聞きつけ、その場所を調べるとこのブカラマンガで食べられるかもしれない。

そういう結論に至ったのです。



でも、わからないことばかり。

アリはどこで
どういうふうに食べられている？



う〜ん、蟻は本当に食べられるのだろうか。



ブログ　地球のらくがき
http://ameblo.jp/tyblo/

エリア その他の都市(コロンビア)

• 旅行の満足度: 5.0

• 同行者: 一人旅
• 一人あたり費用: 1万円未満
• 交通手段: 徒歩
• 旅行の手配内容: 個別手配

メデジンを出て、朝の４時にブカラマンガ到着。


ぼくの乗ったバスは、次の目的地ククターに向かって去っていった。

行く当ても無く彷徨ってみるのもいい。
こういう行き当たりばったりの展開こそぼくの得意分野かもしれない。久しぶりの珍味アドベンチャーだ。

ただスケジュールもキツキツなので、所要時間は最悪明日の昼までと決めよう。。



まずは、定番かもしれないが中央市場（メルカド）を目指そうと思う。ただ如何せん、まだ４時なので、市内までのバスが出ていない。


ちょっとコーヒーを飲んで時間でも潰すか。
大きなバックパックを肩から降ろし、プラスチックのイスに座った。

出てきたコーヒーカップは思いのほか小さかった。
エスプレッソならわかるが、この小さいサイズに薄いコーヒーを入れられてしまっては５分ともたない。すぐにおかわりをお願いした。

しばらくすると、おばさんは掃除を始めた。

客の目の前で掃除をするのは、日本で言えば早く帰れ！！という暗黙の合図。

だけど、このおばさんは上機嫌でその気はないらしい。
それもそのはず。

ぼくはいつの間にか２時間もここで時間を潰し、その間コーヒーを６杯も飲んでいたからだ。


朝の４時からこんだけコーヒーを飲んでくれる客がいれば上機嫌だろうさ。

おばさんが話かけてきた。
「どこに行くの？？」


ぼくは答えた。
「メルカドにアリを探しにいくんだ。」


おばさんは続けた。
「アリならそこにいるだろ。」


ぼくは言い返した。
「違う。そのアリじゃなくって、クロナという大きなアリをこの町に食べにきたんだ。」


おばちゃん
「だからそこだよお。」

だから〜って言いながら、そのおばちゃんの指差すほうを見るとそこには

えっ！？

マジで？？？



なんかアリがいる。
しかも大きいの。


ええええ、コロンビアのアリはこんなに大きいの？？
これを食べるの？？

ぼくは興奮しながら店員に聞いた。
答えは　ＮＯ


当たり前だ！
どうみてもこれはアリをかたどった置き物だろう。

そしてとうとうその中に見つけた


これこそオルミーガ（蟻のから揚げ）


から揚げとは言っても、油は使わない。
蟻の持つ脂肪で炒めるようなイメージだ。

だが、しかし
これが本当にぼくが求めていたものなのだろうか。


実際見るのも始めてなので疑って見ていると、普通に若いカップルが買っていった。

二人は大好物だという。

ええっ!!
これって人気なの？？

驚いて店員さんに聞いてみた。


「あたり前よ〜あなたあ。」


オルミーガはこのブカラマンガの郷土料理であり、名物だという。
スナック感覚で食べられるオルミーガは、栄養価が高く勢力増強としても知られるため


コロンビアのバイアグラ


とも呼ばれるそうだ。
先ほどのカップルが買っていったのもそういう理由だろう。

納得がいった。

さっそく蟻を食べてみる。





蓋を開けると、小学生のときに飼育していたカブトムシのカゴの匂いがした。

そう、昆虫臭だ。

さすがに食用とされるだけあって大きい。


全長３ｃｍほどはあるかな。

ちょっと解剖してみる。



腹を割ってみると、中身はクリーム色だった。

これはアリの脂肪だと思う。

とりあえず、思い切って沢山食べてみました。
蟻と言えば蟻酸。

酸っぱいかなって思ったけど全然でした。

昆虫臭はあるものの、蟻の脂肪分がほのかな甘みとなり、香ばしさもある。
そして歯触りもサックサクで美味しいではないか。

これはかなりイケルと思う。


もしコロンビアに来られ際には、バスターミナルに売ってるのでぜひ挑戦して下さい。









えっ？？


蟻バイアグラの効果があったかって？？？







ぼくのいつも元気なのでわかりません。