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 年末年始の海外旅行は料金を各旅行会社とも稼ぎ時とばかりドーンと吊り上げてくるのは周知の事実。それでも海外旅行に行きたいとの欲求は収まらず、ついつい渡航先をさがしてしまう。<br /> が、私の場合、困った時は中国旅行。とにかく中国旅行のパッケージツアー安いに尽きる。出発日によるが全食事付きで、29,800円から探し出せたのだ。このような経緯で、家内と南京、北京、上海、杭州など5回ほど年末年始、いや料金が下がる年始の1日か2日出発で渡航している。<br /> なお、料金が安くなるのは、帰国日が世間一般の正月休みを過ぎている日にちに設定される場合が多いようだ。<br /> また、募集人数が多ければ多いほどツアー内容は良いのは経験上明言できる。<br /> <br /> 初中国時は、ピザが必要だったので、現地到着時、ツアーの中から任意で選ばれた人を先頭に上海空港のイミグレに並んだのが懐かしい。<br /> そして、バスに乗ったが、これが錆だらけの、とんでもなく老朽化したもので、しかもひっきりなしに鳴らすクラッションの音が不快だった。降りた観光地でも、足のない乞食が我々に這って物乞いをする。これを見て、家内は、「もう2度と中国はイヤ!」、と。<br /> だが、前言を翻し今では、困った時の中国旅行。<br /><br /> その中国旅行のエピソードを。<br /><br /> 上海のホテル、銀河賽館でのこと。ロビー横の売店でツアー仲間の一人が、シルクのパジャマを物色しだした。店員の言い値は、1着千円。安い!。部屋割り待ちで退屈していたツアー仲間は、物見遊山で続々と店に集まり、店員を取り囲んで値段交渉を始めた。私も面白いので団体交渉にはせ参じ、好き勝手に値切りまくる。最初は800円、そして500円、400円と落ちていき、最後は4着1000円で決着。ホテルの売店でこんなバカな価格設定をし値切りまくれるのも驚きだが、決着価格でも利益が出ているであろう原価の安さに仰天したものだ。<br /> <br /> <br /> ある中国旅行の際、フリータイム時に南京市街の繁華街を家内と二人でブラついていた。すると突然80歳を過ぎたであろう10人程の爺さん、婆さんに取り囲まれた。彼等は血相を変え青筋を立て、両手を振り上げて今にも掴みかかりそうな勢いで我々に向かって大声を張り上げている。幸い老人ばかりで全く恐怖は感じなかったが異様な雰囲気である。周りの通行人も何事かと足を止め、今から何が起こるのかと固唾をのんで遠巻きで眺め、その数はドンドン増えていく。<br /><br /> 通訳が我々に追い付いてきて老人達に何やら話始めた。怪訝そうに話を聞いていた老人達は不承不承我々の輪を解きブツブツ言いながら何処かに立ち去った。通訳に説明を求めると、「南京大虐殺をした日本人が何をしに南京に来た。帰れ、帰れ!」と叫んでいたらしい。それに対し中国人通訳は、「彼等は韓国人で日本人ではない」と老人達を説得し、何とか彼等を追っ払ったと言う。<br /><br /> テレビ、文献で第二次世界対戦時、日本軍が犯した慰安婦問題、現地人に対する暴虐等は頭では解っていたが、まさか自分に矛先が向かって来るとは思わなかったと同時に、生で反日感情に接し歴史に触れた貴重な経験であった。<br /><br /> 帰国後、大陸に出兵していた叔父に南京での出来事を話すと、頑として「南京大虐殺は無かった!」と否定する。意図的に事実をネジ曲げて否定したのかは不明であるが、当時将校として中国に駐留し、進軍の指揮を執っていた叔父が断定するのだから、あながち嘘とは思えない。すると南京市街で老人達に吊し上げられたのは何だったのだろう。<br /><br /> 既に70年近い年月がたち、種々の学説が唱えられている歴史的な疑問である。<br /><br /> 今でも、あの老人達は、南京の繁華街を徘徊する日本人を捕まえて鬱憤を晴らしているのだろうか?<br /><br /> 北京から帰国だ。家内とビジネスクラスラウンジで寛ぎ、さあ搭乗とゲートに行った時、パスポート紛失に気付いた。入れてあるはずのポケットにないのだ。初めての事で焦り、係員に相談するが「搭乗出来ない!」、と突っ放される。航空券の個別手配、パスポート再発行の手間、ホテル手配そしてそれらの費用が頭をよぎる。気を取り直しビジネスラウンジに探しに行くと、座って椅子の下に赤い物が。海外旅行では命に次いで大事な私のパスポートだ。急いで搭乗口にとって返し出発寸前の飛行機に飛び乗った苦い思い出が。<br /><br /> これらの中国旅行では、よほど高い買い物をしなければ小遣いも小額で済む。我々の場合、5日間で2人で1万円で釣りがきた場合もあった。また、困った時に中国旅行は旅立つのだろうな。<br /><br />

困った時は中国旅行

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2006/01/01 - 2006/01/05

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ルート3

ルート3さん

 年末年始の海外旅行は料金を各旅行会社とも稼ぎ時とばかりドーンと吊り上げてくるのは周知の事実。それでも海外旅行に行きたいとの欲求は収まらず、ついつい渡航先をさがしてしまう。
 が、私の場合、困った時は中国旅行。とにかく中国旅行のパッケージツアー安いに尽きる。出発日によるが全食事付きで、29,800円から探し出せたのだ。このような経緯で、家内と南京、北京、上海、杭州など5回ほど年末年始、いや料金が下がる年始の1日か2日出発で渡航している。
 なお、料金が安くなるのは、帰国日が世間一般の正月休みを過ぎている日にちに設定される場合が多いようだ。
 また、募集人数が多ければ多いほどツアー内容は良いのは経験上明言できる。

 初中国時は、ピザが必要だったので、現地到着時、ツアーの中から任意で選ばれた人を先頭に上海空港のイミグレに並んだのが懐かしい。
 そして、バスに乗ったが、これが錆だらけの、とんでもなく老朽化したもので、しかもひっきりなしに鳴らすクラッションの音が不快だった。降りた観光地でも、足のない乞食が我々に這って物乞いをする。これを見て、家内は、「もう2度と中国はイヤ!」、と。
 だが、前言を翻し今では、困った時の中国旅行。

 その中国旅行のエピソードを。

 上海のホテル、銀河賽館でのこと。ロビー横の売店でツアー仲間の一人が、シルクのパジャマを物色しだした。店員の言い値は、1着千円。安い!。部屋割り待ちで退屈していたツアー仲間は、物見遊山で続々と店に集まり、店員を取り囲んで値段交渉を始めた。私も面白いので団体交渉にはせ参じ、好き勝手に値切りまくる。最初は800円、そして500円、400円と落ちていき、最後は4着1000円で決着。ホテルの売店でこんなバカな価格設定をし値切りまくれるのも驚きだが、決着価格でも利益が出ているであろう原価の安さに仰天したものだ。


 ある中国旅行の際、フリータイム時に南京市街の繁華街を家内と二人でブラついていた。すると突然80歳を過ぎたであろう10人程の爺さん、婆さんに取り囲まれた。彼等は血相を変え青筋を立て、両手を振り上げて今にも掴みかかりそうな勢いで我々に向かって大声を張り上げている。幸い老人ばかりで全く恐怖は感じなかったが異様な雰囲気である。周りの通行人も何事かと足を止め、今から何が起こるのかと固唾をのんで遠巻きで眺め、その数はドンドン増えていく。

 通訳が我々に追い付いてきて老人達に何やら話始めた。怪訝そうに話を聞いていた老人達は不承不承我々の輪を解きブツブツ言いながら何処かに立ち去った。通訳に説明を求めると、「南京大虐殺をした日本人が何をしに南京に来た。帰れ、帰れ!」と叫んでいたらしい。それに対し中国人通訳は、「彼等は韓国人で日本人ではない」と老人達を説得し、何とか彼等を追っ払ったと言う。

 テレビ、文献で第二次世界対戦時、日本軍が犯した慰安婦問題、現地人に対する暴虐等は頭では解っていたが、まさか自分に矛先が向かって来るとは思わなかったと同時に、生で反日感情に接し歴史に触れた貴重な経験であった。

 帰国後、大陸に出兵していた叔父に南京での出来事を話すと、頑として「南京大虐殺は無かった!」と否定する。意図的に事実をネジ曲げて否定したのかは不明であるが、当時将校として中国に駐留し、進軍の指揮を執っていた叔父が断定するのだから、あながち嘘とは思えない。すると南京市街で老人達に吊し上げられたのは何だったのだろう。

 既に70年近い年月がたち、種々の学説が唱えられている歴史的な疑問である。

 今でも、あの老人達は、南京の繁華街を徘徊する日本人を捕まえて鬱憤を晴らしているのだろうか?

 北京から帰国だ。家内とビジネスクラスラウンジで寛ぎ、さあ搭乗とゲートに行った時、パスポート紛失に気付いた。入れてあるはずのポケットにないのだ。初めての事で焦り、係員に相談するが「搭乗出来ない!」、と突っ放される。航空券の個別手配、パスポート再発行の手間、ホテル手配そしてそれらの費用が頭をよぎる。気を取り直しビジネスラウンジに探しに行くと、座って椅子の下に赤い物が。海外旅行では命に次いで大事な私のパスポートだ。急いで搭乗口にとって返し出発寸前の飛行機に飛び乗った苦い思い出が。

 これらの中国旅行では、よほど高い買い物をしなければ小遣いも小額で済む。我々の場合、5日間で2人で1万円で釣りがきた場合もあった。また、困った時に中国旅行は旅立つのだろうな。

旅行の満足度
3.5
観光
3.5
ホテル
3.5
ショッピング
3.0
交通
3.0
同行者
カップル・夫婦(シニア)
一人あたり費用
3万円 - 5万円
交通手段
鉄道 観光バス タクシー 徒歩 飛行機
航空会社
ANA
旅行の手配内容
ツアー(添乗員同行なし)

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