山手西洋館　「夏を彩る華麗な花たち」　【外交官の家】

2012/07/06 - 2012/07/06

７月に入りました。
梅雨本番。ジメジメした湿度の高い日です。
でも、青空となると「やっぱり夏！」暑いです。

外交官の家を訪れた日は７月６日。

山手通信で「季節に寄せて」の
テーブルコーディネートが行われるということで、見に行ってきました。

今回は、荘 泉輝（シルビア）さんの
「夏を彩る華麗な花たち」です。

エリア 横浜(神奈川)

山手西洋館　外交官の家


今まで庭を彩っていたバラの花は咲き終わりました。

バラの花は四季咲きだといいます。

花の種類によっては、

まだまだ、元気に咲いているものも…

ピンク・ノックアウト


このバラも、そのひとつ。

６月は過ぎましたが、

外交官の家の庭先のアジサイは、

このように色とりどり。

イタリア庭園に続く所では
寒い頃咲いていた「クリスマスローズ」の葉っぱが
こんなに大きく育っています。

「アガパンサス」の花

今が、最高の見頃！

梅雨時特有のジメジメした暑さ…

こういう日に見るアガパンサスのブルーの色は、

気持ちをさわやかにさせてくれます。

これは、ミント？

ちょっと、よくわかりませんが、

もう少しすると花が咲いてくるのでしょう。

【外交官の家の食堂】

荘 泉輝（シルビア）さんの

「夏を彩る華麗な花たち」


食堂を飾る花を見るのは、一番の楽しみ
いつも、ワクワクします。

今回の作品は、さわやかなブルーを使って、

今の時期にぴったりな、アレンジメントにされています。

ユリの花

そうそう、これも今の時期の花でした！

ブルーの花は
「デルフェニウム」だそうです。

これが、飾られていた花瓶です。




最近は、水の中にこうして、

シュワシュワっとしたものを

入れられているのをよく見かけます。

今回は、さらに、
瓶の底に「ビー玉」が入っています。

泡粒に見える透明なものは、「ガラスの粒」だそうです。

もうひとつの、アレンジメント。

デザイナーさんは生け花「草月流」の師範でもあるので、

洋と和の雰囲気を一緒に取り入れられていられるそうです。

「デルフェニウム」のさわやかなブルー！

そこにグンと伸びている葉。

先ほどの花瓶の花もこのように、

葉が伸びやかに…

今にも動き出しそうです。

このテーブルは、花たちの舞台


私は、デザイナーさんが作ったアレンジメントの
伸びやかな動きをここで、じっと眺めていました。

初日に来ると、花も良い状態ですし、

時には、デザイナーさんにお会いできるときもあります。


デザイナーさんは、
ここでアレンジメントをされている途中でした。

出来上がった作品

こちらも、伸びやかな枝葉のデザイン。

ドラセナの葉から、

鮮やかな黄色の菊の花が、

活き活きと咲き出しています。


この、手前の丸まった葉がカワイイ♪

応接室の隅に飾られた花

向こう側の小さいのは「スプレー菊」とはわかってましたが、

手前の花は「菊」？

いやいや、違いそう…

菊にも見えないことはないでしょう。

でも、なんか違いそう。

ということで、

デザイナーさんに伺ってみましたら

これは「ダリア」ということでした。

ダリアも夏に咲く花。

この花のピンクの色は
「蓮」の花をもイメージさせられます。

もうひとつのアレンジメント


これは、池に浮かぶ「睡蓮」という感じ。

ちょっと、フラッシュを当ててみました。

ダリアの花ですが、

蓮とか睡蓮が咲いている…


そう勝手にイメージしてもいいですよね。

サンルーム

テーブルの花

あらら、花器の中に何か入っています。


ブルーの丸いものです。

これは沖縄のペーパーウェイトとのこと。


見学に来られた方は、

最近、花器の中もじっと見ていかれる方が多いので、

こういうのを入れてみました。って♪

ガラスのテーブルの上に置かれた
貝殻や小石そして、涼やかなビー玉と、
花器の中にあるブルーのウェイト。


なんか、楽しい組み合わせでした♪

花は先ほどと同じ「ピンクのダリア」

かすみ草とのアレンジで、また違った雰囲気です。

応接室の出窓のところ

ここには、目にも鮮やかな花々が
大きく活けられていました。

デザイナーさんに伺いましたら、
極楽鳥花といわれていました。

まさに、そんなふうな花です。

今までに見ていたストレリチアという、
極楽鳥花とはまた少し違った新しいものと思えます。


しかし、これぞ南国！
夏の花というイメージです。

赤い花から、花？が出ていました。

もう少し経つとこれが大きくなって、
どのような姿になってくるのでしょうか。

この小さい花は、なんとヒマワリ。

「ミニヒマワリ」だそうです。

そういわれれば、ヒマワリの葉のようなものもあります。

最近の花って、新しい種類がどんどん出てきて、

覚えるようになるには大変。

オレンジと赤と葉の濃い緑


「夏、真っ只中」というイメージです。

赤い花は「アンスリウム」

花の角度もいろいろ変えてあり、

活き活きとした動きを感じます。

手前の応接セットのところにも、

同じ花を使って、

違ったアレンジメントがされています。

これから、たくさん「ミニヒマワリ」が咲いてくるのでしょうか。

こちらは２階の花です。


ここは、また違ったデザイナーさんの作品のところです。

今の旬の花

ユリが活けられていました。


実は、本日西洋館を４館見て回りましたが、
どの館にもユリが飾られています。

書斎の花


カジュアルな花です。

ピンクの花は、「ベルガモット」のようです。

身近な野の花での作品に思えました。

２階　寝室の部屋


前回訪ねた６月２９日と変わらない感じ。

いえ、今日は紫陽花が継ぎ足されています。。

シャクヤクの花も満開です。

２階の塔の部屋


机には「カシワバアジサイ」がありました。

サイドには、何気にこういう花も。

イタリア庭園

今日は、カメラ教室でも行われているのでしょうか。


何人ものカメラマンが、構えています。

ここで、ゆっくり景色を覗いていると、
きっと迷惑になると思うので、早々に窓から離れました。

バスルームの花


庭にあったアガパンサスの花でしょうか。

アジサイの葉と共に活けられていました。

さて、帰ろうとして階段を落ちてきたら、

もうひとつ撮り忘れているものに気づきました。





大きな、大きなカクテルグラスにど〜ん！と。


見逃さずに良かった！

花器もいろいろあるのですね。

これも、両手を自由に伸ばしているようなデザインです。

先ほどのたくさんのカメラマンの方は、

まだここにいられました。


久しぶりに私も、ここから外交官の家を撮ってみました。

緑が映えますね〜。

今だからの景色なのでしょうか

寄せ植えにされていた、ラベンダー越しに

ちょっと、すました外交官の家

そんなイメージで撮ってみました。