ワルザザート旅行記(ブログ) 一覧に戻る
これは自然探訪か、カルチャー体験か?思うところあり一人砂漠と言うものを見たくなった。見たくなったらいてもたってもいられずにフライトを予約。バックパッカーの世界。<br />飛行機の中で隣に座ったモロッコ人のおじさんが言いました。「えぇっ?一人で行くの?行ったら絶対モロッコの男を信じちゃいけないよ。何言われてもNO!と言いなさい」・・・・・一人で行くのはそんなに無謀の行動だったのか?知らないと言うのは怖い。アガディールに着いたのは既に夜だった。空港は静かだ。私は宿を決めていないのだ。近くにいたミドルクラスのイギリス人の若者からホテルの情報ゲットを試みる。彼は友達が先に来ていて、これからホテルで合流するのだと言う。「私もそこに連れて行って」「OK!」終始無謀の上にラッキーがくっついている旅だった。空き部屋もあった。受付のおばさんも優しい人だった。いい青年二人に会えて良かった。アガディールはヨーロッパ人(特にドイツ人)のリゾート地。ビーチに寝転んでのんびり・・・などしてはいられない。翌々日アガディールに別れを告げておんぼろバスでマラケッシュへ。ここからが大変だ。女一人に男がハエのように寄ってくるのだ。最初のうちこそ適当にあしらっていたが(もちろん全部「NO!」である)かなりしつこくなってくる。一番いい言い訳は「結婚してる」である。アダルトリーは極刑だもんね。そして皆それが怖いの。迷路のようなマラケッシュのマーケットは面白い。でも値段は旅行者用である。次の日はまた長距離おんぼろバスで荒涼とした道なき道を越えてサハラ砂漠を目指す。この旅ではバス移動だったが、出発時間は適当だし移動時間も適当だし、早い夕方目的地に着く予定が夜10時頃になったりもする。10時間くらいかかったりもする。宿は安全でまずまずきれいそうな所を現地で探す。水のシャワーだったりシーツがシワシワだったりするが、取り合えず鍵がかけられればOK。他に女性客がいればよりグッドね。食事は殆どミネラルウォーターとパンとスープだ。フルーツや食用サボテンも道端で気軽に買える。お砂糖を入れたミントティは疲れを癒してくれる。しかしカフェや道端で雑談しているのは皆男である。マラケッシュのような都会(?)は別だが、田舎では女性は村から出てこない。だから女の旅行者は余計注意が必要。彼らは自分の家に招待しようとするけど、絶対信用してはいけません。砂漠をバスで横断中・・・・きれいな月が夜空に浮かぶ。と、となりに座っていた男性が「ロマンティックだね」ときた。「僕の父はラクダを14頭持っているんだ。母親は第2夫人。だから結婚しよう!」あんた誰や!無視していたら「月の砂漠にいながら君はロマンティックになれないの?」もちろん、なれませんです。次の日、丘の向こうに光る砂漠があった。周りの景色の中で砂丘だけが光り輝いているのだ。あれがサハラ砂漠だ・・・。感慨である。<br />ワルザザード近辺そしてさらに奥地に行った。かなり歩いた。しばらくてくてく歩いていると、ある村に紛れ込んでしまったらしい。年寄り・女子供数十人に囲まれる。言葉が通じないけれど、皆珍しそうに眺めて笑っている・・・・。はい、私が東洋人です。自分が見世物になった気分。これは困ったと思っていると15,6才の女の子が二人、救出に来てくれる。「こっちに来て!」英語だ!腕を引っ張られながら彼女らの家へ。一人はオランダに家族と住んでいるという教養のある女の子。夏休みで親の実家に帰ってきていた。もう一人はその親友でとても頭のいい子。その二人とすっかり仲良くなり、夜にはいとこの結婚式に一緒に連れて行ってくれる。イスラム教なので結婚式は男女別の部屋だ。お嫁さんは16歳・・・・。14歳と言うのもありだそう・・・。村に住むこの女の子、大学へ行ってキャリアを開いていけそうなのに、やはり17,8歳位で親の決めた人と結婚するのだそう・・・。何がその人の幸せなのかは一概には言えないけどね。帰り道の夜空は瞬く星に埋まっていた。夜空にこんなに星が存在していたなんて・・・・。この星空、一生忘れないわ。<br />1週間の旅の間、いろんな経験をした。なにか吹っ切れたものを感じる。どのように生きたとしても、この小さな自分の存在は自分のものだ。一歩一歩確認しながら進んでいきたいね。でも・・・疲れたなぁ。モロッコはもうきっと一人では行かないヮ!

月の砂漠を目指して。

5いいね!

1995/06/10 - 1995/06/17

169位(同エリア264件中)

4

2

うさっち

うさっちさん

これは自然探訪か、カルチャー体験か?思うところあり一人砂漠と言うものを見たくなった。見たくなったらいてもたってもいられずにフライトを予約。バックパッカーの世界。
飛行機の中で隣に座ったモロッコ人のおじさんが言いました。「えぇっ?一人で行くの?行ったら絶対モロッコの男を信じちゃいけないよ。何言われてもNO!と言いなさい」・・・・・一人で行くのはそんなに無謀の行動だったのか?知らないと言うのは怖い。アガディールに着いたのは既に夜だった。空港は静かだ。私は宿を決めていないのだ。近くにいたミドルクラスのイギリス人の若者からホテルの情報ゲットを試みる。彼は友達が先に来ていて、これからホテルで合流するのだと言う。「私もそこに連れて行って」「OK!」終始無謀の上にラッキーがくっついている旅だった。空き部屋もあった。受付のおばさんも優しい人だった。いい青年二人に会えて良かった。アガディールはヨーロッパ人(特にドイツ人)のリゾート地。ビーチに寝転んでのんびり・・・などしてはいられない。翌々日アガディールに別れを告げておんぼろバスでマラケッシュへ。ここからが大変だ。女一人に男がハエのように寄ってくるのだ。最初のうちこそ適当にあしらっていたが(もちろん全部「NO!」である)かなりしつこくなってくる。一番いい言い訳は「結婚してる」である。アダルトリーは極刑だもんね。そして皆それが怖いの。迷路のようなマラケッシュのマーケットは面白い。でも値段は旅行者用である。次の日はまた長距離おんぼろバスで荒涼とした道なき道を越えてサハラ砂漠を目指す。この旅ではバス移動だったが、出発時間は適当だし移動時間も適当だし、早い夕方目的地に着く予定が夜10時頃になったりもする。10時間くらいかかったりもする。宿は安全でまずまずきれいそうな所を現地で探す。水のシャワーだったりシーツがシワシワだったりするが、取り合えず鍵がかけられればOK。他に女性客がいればよりグッドね。食事は殆どミネラルウォーターとパンとスープだ。フルーツや食用サボテンも道端で気軽に買える。お砂糖を入れたミントティは疲れを癒してくれる。しかしカフェや道端で雑談しているのは皆男である。マラケッシュのような都会(?)は別だが、田舎では女性は村から出てこない。だから女の旅行者は余計注意が必要。彼らは自分の家に招待しようとするけど、絶対信用してはいけません。砂漠をバスで横断中・・・・きれいな月が夜空に浮かぶ。と、となりに座っていた男性が「ロマンティックだね」ときた。「僕の父はラクダを14頭持っているんだ。母親は第2夫人。だから結婚しよう!」あんた誰や!無視していたら「月の砂漠にいながら君はロマンティックになれないの?」もちろん、なれませんです。次の日、丘の向こうに光る砂漠があった。周りの景色の中で砂丘だけが光り輝いているのだ。あれがサハラ砂漠だ・・・。感慨である。
ワルザザード近辺そしてさらに奥地に行った。かなり歩いた。しばらくてくてく歩いていると、ある村に紛れ込んでしまったらしい。年寄り・女子供数十人に囲まれる。言葉が通じないけれど、皆珍しそうに眺めて笑っている・・・・。はい、私が東洋人です。自分が見世物になった気分。これは困ったと思っていると15,6才の女の子が二人、救出に来てくれる。「こっちに来て!」英語だ!腕を引っ張られながら彼女らの家へ。一人はオランダに家族と住んでいるという教養のある女の子。夏休みで親の実家に帰ってきていた。もう一人はその親友でとても頭のいい子。その二人とすっかり仲良くなり、夜にはいとこの結婚式に一緒に連れて行ってくれる。イスラム教なので結婚式は男女別の部屋だ。お嫁さんは16歳・・・・。14歳と言うのもありだそう・・・。村に住むこの女の子、大学へ行ってキャリアを開いていけそうなのに、やはり17,8歳位で親の決めた人と結婚するのだそう・・・。何がその人の幸せなのかは一概には言えないけどね。帰り道の夜空は瞬く星に埋まっていた。夜空にこんなに星が存在していたなんて・・・・。この星空、一生忘れないわ。
1週間の旅の間、いろんな経験をした。なにか吹っ切れたものを感じる。どのように生きたとしても、この小さな自分の存在は自分のものだ。一歩一歩確認しながら進んでいきたいね。でも・・・疲れたなぁ。モロッコはもうきっと一人では行かないヮ!

旅行の満足度
4.0
同行者
一人旅
交通手段
高速・路線バス 徒歩
旅行の手配内容
個別手配
  • ベルベルと化したうさっちが紛れています。

    ベルベルと化したうさっちが紛れています。

  • 地元の方々、お洗濯中。皆さん写真がお嫌い、好奇心の強い子供達以外はね。<br /><br />ちなみに上のカバーの写真はこうのとりの巣。大きくてもし鳥がいたら怖いだろうなぁ。

    地元の方々、お洗濯中。皆さん写真がお嫌い、好奇心の強い子供達以外はね。

    ちなみに上のカバーの写真はこうのとりの巣。大きくてもし鳥がいたら怖いだろうなぁ。

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この旅行記へのコメント (4)

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  • DANAさん 2012/07/12 19:42:32
    あー、面白かった!
    タイトルだけで投票したけど、後悔はしないわ。

    お休みなさい。

    DANA

    うさっち

    うさっちさん からの返信 2012/07/12 20:00:46
    RE: あー、面白かった!
    DANA様

    面白かったのはタイトルですか〜?

    うさっち

    DANA

    DANAさん からの返信 2012/07/12 20:27:26
    RE: あー、面白かった!
    > タイトルだけで投票したけど、後悔はしないわ。
    >
    > お休みなさい。
    >
    > DANA


    タイトルについとるあなたの長ーいコメントに感動いたしました。
    私の場合は、いい寄ってくるゴマの蠅も限られており、いつも遠まわしに「NO」と言っておりますが、全く気がつかないのでございます。

    沼津に出張行って、またまた可愛いノラネコちゃんに遭遇。今朝、宿の鮭切り身を早朝からこっそり与えるおバカなDANAでした。

    うさっち

    うさっちさん からの返信 2012/07/12 20:58:51
    RE: あー、面白かった!
    あ、モロッコの旅のことでしたか。ありがとうございます。
    そうですねー、もちろん皆が皆ではないのですが・・・・。
    お金持ちは奥さんをたくさん持てるけど、お仕事してないおじさんやお兄さんはずっと一人なのかな。
    マラケッシュで一度道を聞いたおじさんは歯が殆どなくておじいさんかと思ったら30代のお兄さんでした。
    そのお兄さんは「すぐそこだから一緒に歩いていこう」と案内してくれましたが、1時間以上歩かされました。ひは〜っ。

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