武雄温泉にくつろぐ

2012/07/01 - 2012/07/02

九州では、低気圧と梅雨前線の影響で局地的に大雨となり,
６月としては記録的な大雨に。

また、台風4号も発生し、発達しながら北上しているため、週明け以降西日本に影響ありそう。やっぱりこの時期は雨の話題が多く、気分もジメジメしてきがち・
そんな気分を吹っ飛ばそうと、新着の武雄温泉の案内状に目を通すと
。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。

今年、初めての試みとして「七夕　?竹あかり?」　と題しての特別イベントが企画されている。一つ一つ手作りの竹灯籠3000個を御船山楽園の池の周りに配し、水面には織姫・彦星の光のオブジェを浮かべて、幻想的な七夕の夜を演出するという趣向。曰く
●　　　　御船山楽園　　七夕　?竹あかり?
●期間　　6月30日（土）?7月16日（祝）　１９：３０?２２：００
●場所　　国登録記念物　御船山楽園
●料金　　大人300円　子ども（小学生）100円
　　　　　浴衣や甚平でご来園の客は入園無料
●その他
・雨天時は中止。開催の有無は、御船山楽園ＨＰにて
・御宿竹林亭、御船山楽園ホテルに宿泊のお客様は入園無料
・無料駐車場（150台）、バス専用駐車場（15台）あり
・イベント期間中の庭園内でのアルコール類の持ち込み、宴会等、
他のお客様にご迷惑をかける行為はお断りさせていたただきます。　
。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。と書かれている。

早速、JR西日本お出かけネットで検索（ジパング利用で新大阪?博多?武雄温泉駅　所要約4時間余。2名往復運賃が￥４３,７６０）
宿にもメールと電話で打診しながら、７月１日武雄温泉に一泊の予約をする。
　

エリア 武雄・多久(佐賀)

• 同行者: カップル・夫婦（シニア）
• 交通手段: タクシー 新幹線 JR特急
• 旅行の手配内容: 個別手配

7月1日、かすかな期待もむなしく、どんよりした空のもと、新大阪9:20発「さくら」に乗車。

関門海峡の「トンネルを抜けるとそこは青空だった」と、喜んだのだが....。

JR西日本お出かけネットで検索（ジパング利用で新大阪?博多?武雄温泉駅　

所要約4時間余。

博多で特急「ハウステンポス１１号」に乗り換える。
「かもめ」は長崎行きとして切り離される。

早速、JR西日本お出かけネットで検索（ジパング利用で新大阪?博多?武雄温泉駅　所要約4時間余。2名往復運賃が￥４３,７６０）

宿にもメールと電話で打診しながら、７月１日武雄温泉に一泊の予約をする。

御宿 竹林亭　http://www.chikurintei.jp
〒843-0022 佐賀県武雄市武雄町大字武雄4100　
TEL [phone]　FAX [phone]　　

新大阪から、2名往復運賃が￥４３,７６０（３割引）

博多で乗り換えて武雄温泉に着いたのが14:40。

かねて見ておきたかった「楼門」と隣接の広福寺「四天王像」をめあてにタクシーで5分の武雄温泉新館に立ち寄ることに。

「武雄温泉楼門」は温泉の入口に立つ朱塗りの楼門、

武雄温泉のシンボルとなっている竜宮を連想させる鮮やかな色彩と形で、天平式楼門と 呼ばれ釘一本も使用していない建築物。

平成１５年３月に復原された武雄温泉新館 と楼門は東京駅を設計した辰野金吾博士の設計で、大正４年に建てられた。

平17年 7月22日に国の重要文化財に指定された。所要時間：車で約5分
問合せ：武雄温泉株式会社 TEL：[phone] 　

透明で柔らかな湯ざわりが特徴の武雄温泉は１３００年も前に書かれた

「肥前風土記」の中に 「郡の西の方に温泉の出る巌（いわや）あり」

と記された、歴史ある温泉で、古くは神功皇后も入浴されたと伝えられている。

新館に入ると、歴史資料が展示してあり、ボランテイアガイドさんに案内して貰える（無料）

ガイドさんの背中にあのヒットした本の名がくっきりと！！



中井貴一主演のスペシャルドラマをゆっくり観賞。猛烈ビジネスマンと家族のすれ違い・再生の物語。
人はどう生きれば幸せなのか？　我々は真に幸せだといえるのか？　とつおいつ考えが巡るうちに深い眠りに入った。　　
朝６時、寝汗をかいたので揃ってお風呂場へ。外は見上げるような竹林の青青青。露天の岩風呂にも入り、廊下の途中の小部屋で水出し珈琲を喫する。誰ともすれ違わなかった。親戚の別邸を訪れているような落ち着きに浸る。
朝食後、さしもの雨は止んだようで宿が用意したタクシーでお勧めの山田屋に寄り、銘菓「百合羊羹」を購入。
青田が広がる窓外を眺めつつ、「ハウステンポス」ー「さくら」と乗り継いで、夕方我が家の現実に戻った。

7月３日に入ってもまだ、雨の被害が報じられ、お世話になった北九州のことが気がかりだ。早くおさまってほしい。

文禄・慶長の役の際、名護屋城に集められた多数の兵士が武雄温泉を訪れたが、 兵士に対し、他の入浴客に迷惑をかけないようにと、豊臣秀吉が示した朱印状
「入浴心得」が 残されている。

江戸時代には、長崎街道の宿場町として栄え、歴史上名高い宮本武蔵や シーボルト、伊達政宗や伊能忠敬などが入浴した記録も残されている。
泉源の泉質はさまざまな成分が程よく入った弱アルカリ単純泉保温性に優れ、美肌をつくる泉質として有名。 源泉は２ヶ所あり、各温泉が３５度の湯を引いて沸かしている。
案内文のリピーターとして”特別料金で”と記されたフレーズに惹かれ、周辺の観光見所も含め改めて参考資料を請求。

裏手には「幻の大正天皇のお湯場」が観られるという.

覗くとマジョルカ産のタイルが張られた小さな浴槽が埋もれている

陶器の町ならではの売店もある

次に、すぐ傍の広福寺へ。

「本日は拝観中止」の理由が、豪雨による崖崩れであるとご住職から聞く。
参道を登り、外から堂宇を撮影させて貰い、宿の迎えを待つうちに
又、降り出した。梅雨は長引いているらしく、
道中「昨日はもっとひどかったですよ」と聞かされた。


弱アルカリ性の温泉に浸った後、中庭の滴る緑を眺めて部屋まで回遊する。その趣深い庭園の中に佇む御宿竹林亭は、時の流れを忘れるほどの静けさと、日本の宿ならではの旅情で旅人の心を掴むのだ。部屋数が少なく「大人の宿」に相応しい静けさ。
部屋に運ばれる夕食の数々は玄海の魚、佐賀牛、佐賀米など、地元の海・山・里の幸。その美と味を愉しむために用意された器は有田や伊万里。竹林のそよぎをききながら、ゆったりゆるゆると過ごす至福の時......都会の高層階ではでは得られない虫の音。
その静寂を破って激しい雨脚に加えて雷鳴が地鳴りのように轟く。
夕食後に「ひょっとして？」と期待した「竹明かりイベント」は結局、中止となる。
テレビニュースで「佐賀の雨量」が出ている。諦めるしかない。
中井貴一主演のスペシャルドラマをゆっくり観賞。猛烈ビジネスマンと家族のすれ違い・再生の物語。
人はどう生きれば幸せなのか？　我々は真に幸せだといえるのか？　とつおいつ考えが巡るうちに深い眠りに入った。　　
朝６時、寝汗をかいたので揃ってお風呂場へ。外は見上げるような竹林の青青青。露天の岩風呂にも入り、廊下の途中の小部屋で水出し珈琲を喫する。誰ともすれ違わなかった。親戚の別邸を訪れているような落ち着きに浸る。
朝食後、さしもの雨は止んだようで宿が用意したタクシーでお勧めの山田屋に寄り、銘菓「百合羊羹」を購入。
青田が広がる窓外を眺めつつ、「ハウステンポス」ー「さくら」と乗り継いで、夕方我が家の現実に戻った。

7月３日に入ってもまだ、雨の被害が報じられ、お世話になった北九州のことが気がかりだ。早くおさまってほしい。

階段を登ると正面に正門が見えるが、しっかりと施錠されていて、拝観中止

格子の隙間からやっと本殿を撮った

階段脇に並んだ地蔵さん

滑りやすい雨後の階段を下り、お宿竹林亭に向かう。

目指すお宿竹林亭に着く.......

入り口の感じが懐かしい。

竹林亭の玄関に子供の頭くらいの白い紫陽花が活けられている

玄関脇の落ち着いた室飾の小部屋

御宿 竹林亭　http://www.chikurintei.jp
〒843-0022 佐賀県武雄市武雄町大字武雄4100　
TEL [phone]　FAX [phone]　　




。

和モダンな趣

置物や書画の趣味も中々

中庭の滴る緑を眺めて部屋まで回遊する。その趣深い庭園の中に佇む御宿竹林亭は、時の流れを忘れるほどの静けさと、日本の宿ならではの旅情で旅人の心を掴むのだ。部屋数が少なく「大人の宿」に相応しい静けさ。

玄関を抜け、ぬくもりを伝える畳敷きの回廊へ一足を踏み入れると、そこは日本が香るなごみのしつらい。建坪450坪の棟には、松・桜・檜・桐など、40種にもおよぶ建材がふんだんに配してあり、奥まった一角の部屋「紫陽花」

簡素な床の間は気品あり

次の間の姫鏡台が風情あり

懐かしい館内からは広大な庭園をいろどる美しい情景が望め、

まるで四季への入口のように、自然と融和した優しい香りにあふれている。

奥まった部屋は前回と同じ「紫陽花」。

名のとうり窓の外には紫陽花がしっとりと薄紫の花を咲かしている。

縁側の籐椅子に座して、あかず眺めていた。

弱アルカリ性の温泉に浸った後、中庭の滴る緑を眺めて部屋まで回遊する。

その趣深い庭園の中に佇む御宿竹林亭は、時の流れを忘れるほどの静けさと、

日本の宿ならではの旅情で旅人の心を掴むのだ。

部屋数が少なく「大人の宿」に相応しい静けさ。

　　　〃

此処は高そうな部屋

地元の海・山・里の幸。

玄海の魚、佐賀牛、佐賀米など、

部屋に運ばれる夕食の数々は玄海の魚、佐賀牛、佐賀米など

地元の海・山・里の幸。その美と味を愉しむために用意された器は

有田や伊万里の焼き物。

その美と味を愉しむために用意された器は有田や伊万里の陶器。

竹林のそよぎをききながら、ゆったりゆるゆると過ごす至福の時.....

.都会の高層階ではでは得られない虫の音。

その静寂を破って激しい雨脚に加えて雷鳴が地鳴りのように轟く。

夕食後に「ひょっとして？」と期待した「竹明かりイベント」は結局、中止となる。
　　

テレビニュースで「佐賀の雨量」が出ている。諦めるしかない。

仕方なく...

中井貴一主演のスペシャルドラマをゆっくり観賞。

猛烈ビジネスマンと家族のすれ違い・再生の物語。

人はどう生きれば幸せなのか？　我々は真に幸せだといえるのか？
　
とつおいつ考えが巡るうちに深い眠りに入った。

朝日が差し込む部屋はすがすがしい





入り口の感じが懐かしい。玄関を抜け、ぬくもりを伝える畳敷きの回廊へ一足を踏み入れると、そこは日本が香るなごみのしつらい。建坪450坪の棟には、松・桜・檜・桐など、40種にもおよぶ建材がふんだんに配してあり、懐かしい館内からは広大な庭園をいろどる美しい情景が望め、まるで四季への入口のように、自然と融和した優しい香りにあふれている。奥まった部屋は前回と同じ「紫陽花」。名のとうり窓の外には紫陽花がしっとりと薄紫の花を咲かしている。玄関にも大きな白い紫陽花がいけてあったな。


その静寂を破って激しい雨脚に加えて雷鳴が地鳴りのように轟く。
夕食後に「ひょっとして？」と期待した「竹明かりイベント」は結局、中止となる。
テレビニュースで「佐賀の雨量」が出ている。諦めるしかない。
中井貴一主演のスペシャルドラマをゆっくり観賞。猛烈ビジネスマンと家族のすれ違い・再生の物語。
人はどう生きれば幸せなのか？　我々は真に幸せだといえるのか？　とつおいつ考えが巡るうちに深い眠りに入った。　　
朝６時、寝汗をかいたので揃ってお風呂場へ。外は見上げるような竹林の青青青。露天の岩風呂にも入り、廊下の途中の小部屋で水出し珈琲を喫する。誰ともすれ違わなかった。親戚の別邸を訪れているような落ち着きに浸る。
朝食後、さしもの雨は止んだようで宿が用意したタクシーでお勧めの山田屋に寄り、銘菓「百合羊羹」を購入。
青田が広がる窓外を眺めつつ、「ハウステンポス」ー「さくら」と乗り継いで、夕方我が家の現実に戻った。

7月３日に入ってもまだ、雨の被害が報じられ、お世話になった北九州のことが気がかりだ。早くおさまってほしい。

２年前の１月に唐津を旅した帰りに初めて訪れた際の
漠然とした記憶をひも解くと

２０１０．１月に初めて泊まった時の朝、

広縁で寛ぐ様子

文机のある窓から庭の緑が

四季折々の雄大な自然に囲まれ、15万坪の敷地を誇る国登録記念物の
「御船山楽園」。

案内書によれば「1845年、武雄第28代領主、鍋島茂義公は、まだかたくなに諸外国に門戸を閉ざしていた日本において、科学技術や学問を取り入れる事の必要性を痛感し、武雄の蘭学普及に尽力した名士。そのたぐいまれな実行力と先見性に加えて、芸術面でも豊かな感性を持つ茂義公が創設したのが、この国登録記念物『御船山楽園』。わずか23歳の若さで筆頭家老に抜擢された茂義公は、標高210mの壮大な御船山の麓に、約15万坪の広大な回遊式庭園を創設し、武雄の地に癒しの空間を授けた。」とある。、

更に「大和絵の格調高い画風として日本を代表する狩野派の絵師を

京都より招いて設計図を描かせ、約3年の歳月をかけて造園させた庭園は、

断崖そびえ立つ雄々しい御船山を背景に、春は20万本のつつじ、5000本の桜、

夏は深緑、紫陽花、秋は紅葉に冬は椿と四季折々に変わり行く豊かな表情をみせる

四季のうつろいを愛でながらの散策はこの上ない贅沢。」と自賛の描写が続く。

オフシーズンとて今は案内書のような華やかな色彩は望むべくも無いが..

朝６時、寝汗をかいたので揃ってお風呂場へ。

外は見上げるような竹林の青青青。露天の岩風呂にも入り、

廊下の途中の小部屋で水出し珈琲を喫する。誰ともすれ違わなかった。

親戚の別邸を訪れているような落ち着きに浸る。

上品な味と程よい量の朝食を頂く。

お世話になったお宿にお別れして...

さしもの雨は止んだようで宿が用意したタクシーでお勧めの

山田屋に寄り、名菓「百合羊羹」を購入、　

あっさりとした甘みの上品な味が気に入った。


TEL [phone]　FAX [phone]　　

向かうは駅の正面。前回利用した裏はバスのロータリーだった。

駅のロビーにあどけないお願いが記された短冊飾りが...

青田が広がる窓外を眺めつつ、「ハウステンポス」ー「さくら」と乗り継いで、

夕方我が家の日常に戻った。

7月３日に入ってもまだ、雨の被害が報じられ、お世話になった

北九州のことが気がかりだ。早くおさまってほしい