2012/05/27 - 2012/05/27
20位(同エリア43件中)
りんさん
アメリカンモータースポーツの最高峰「インディ500」を現地で生観戦する旅に出ました。
いよいよ日曜日がやって来ました。とても暑い一日でした。
インディ500の決勝レースが行われます。
唯一の日本人インディカードライバー佐藤琢磨はレースを大いに盛り上げてくれました。
- 旅行の満足度
- 5.0
- 観光
- 5.0
- ホテル
- 5.0
- 同行者
- 一人旅
- 交通手段
- レンタカー
- 旅行の手配内容
- 個別手配
PR
-
お早うございます。朝7時前に起床しました。
フロントに超甘い菓子パンと飲み物が置いてあるので、これを部屋に持ち帰って食べます。 -
テレビを点けると3局がインディ500の特別番組を放送していました。
僕が想像していた以上に国民的なスポーツイベントとして認知されているようです。 -
イギリスからも観戦客が。
ちなみにまだ朝の8時前なのに既に大勢の観戦客がサーキットに訪れています。 -
モータースポーツ専門のチャンネルに変えるとF1モナコGPを生放送していました。
小林可夢偉は何と1周目でクラッシュに巻き込まれリタイヤ。
スピードウェイ周辺の渋滞に巻き込まれるのを避けるため、8時半にモーテルを出発します。 -
クルマを走らせること約30分、フリーウェイの出口付近は大渋滞。
道路標識にもスピードウェイの文字が!
ちなみにスピードウェイというのは街の名前です。 -
フリーウェイの出口からスピードウェイまでのメインゲートまでは1直線です。
警官が信号を停めて交通整理しているので、渋滞しているように見えても、思いの外スムーズに流れています。
道路の周辺は住宅地で、住民が家の駐車スペースを有料で貸しています。
「20$」と金額を書いた紙を持って道路脇に立っているので、駐車券を持ってない場合はこういう所を利用するのもアリでしょう。
同様にダフ屋もいるので、チケットを持っていない場合も現地で調達できそうです。 -
スピードウェイ近くの交差点で信号待ち。
聖書がどうたらこうたらと拡声器を使ってアピールしている人たち。 -
駐車場に到着。
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チケットはインディアナポリス・モータースピードウェイの公式サイトから購入しました。
http://www.indianapolismotorspeedway.com/
消印を見ると3月26日に現地から発送されたようです。
家には4月4日に届きました。ポストに入れてあったので日本郵便が運んできたんだと思います。 -
封を開けると水色の封筒が1点。
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中身はこんな感じ。
レースチケット
駐車券
地図
領収書
などが入っていました。 -
領収書を見ると送料が7ドルと記載されていますが、先程の封筒を見ると国際郵便なので16.95ドルかかっているはずです。
差額の9.95ドルは未だに請求が着ていないのですが、これで良いんでしょうか? -
僕が購入したのはSOUTHWEST VISTAというターン1の出口付近のグランドスタンド席と、そこから最寄りの駐車券。
チケットは2月初旬に購入したのですが、この時点でかなりの席が売り切れており、グランドスタンド最上段の屋根付きの席は全く残っていませんでした。 -
駐車券はフロントガラスに貼りつけておけばOK。
-
本当に人がいっぱい。
柵の外にも。 -
柵の内側にも。
第一回目のインディ500は1912年に行われ、今年で100年目の節目に当たります。
戦争の影響でレースが行われなかった時期があったので、レース自体は今年で96回目になるわけですが、何にせよ100年の歴史と伝統のあるレースなのです。 -
スピードウェイのインフィールドにある博物館「ホール・オブ・フェイム」
館内にはギフトショップもあり、帽子やTシャツはかなり豊富に揃っていました。
入場料は5ドルですが、ギフトショップだけの利用であれば必要ありません。 -
中は歴代のインディ500を走ったマシンが展示してあります。
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個人的に一番ハマった一台がこれ。
エンジンが運転席の前にあるのですが・・ -
このエンジン、何と中身が剥き出し。
潤滑オイルの供給はどうするんでしょうか? -
こう見えてハーレーのバイクです。
最高速に挑戦する為に造られたんでしょうか? -
ハーレーおなじみのVツインエンジン搭載です。
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Hall Of Fameを出た後、ファンビレッジに来ました。
インディカーにスポンサードしているビジネスパートナーのプロモーションエリアです。 -
今年からインディカーにエンジンサプライヤーとして参入したシボレー。
アメリカサイズのピックアップトラックが展示してあったので試乗してたのですが、内装が意外なほど安っぽい作りでした。
あんなに大きいにも関わらず車両価格が安いのにも納得。 -
日本のホンダ。
車両の展示はありませんでした。
ホンダ車はアメリカでは日本よりも人気があるそうです。 -
マツダも将来はインディ参戦を狙っているんでしょうか。
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公式グッズはここでも変えます。
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僕が買ったのはエンブレムの部分が刺繍で出来ているキャップ。
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インディ500のスターティング・グリッドが一面に書いてある新聞。
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レーシングプログラムの3点。
今年は第1回のインディ500から100年目に当たる節目の年ということでイヤーブックというのが付いてきました。 -
レーシングプログラムのドライバー紹介のページには、配偶者の名前が書いてあります。
佐藤琢磨の欄にはChiharuと書かれていました。 -
インディ500のペースカーとして使用されるシボレー・コルベット。
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インディカーシリーズで使われている車両は、F1と違いワンメイク。
どのドライバーも同じクルマでレースをします。
今年から「DW12」と呼ばれる新しいマシンにフルモデルチェンジされました。
エンジンも刷新され、シボレーとホンダとロータスのバッジが付いたターボエンジンにダウンサイジングされました。 -
自分の席に着き、レース開始に備えます。
左も・・ -
右も人だらけ。
そして日差しが強烈でとても暑い。 -
ペースカーによる先導のあと、レース開始!
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佐藤琢磨。
今年のインディ500を最後まで盛り上げてくれました。
あと必要なのは結果だけ。 -
ジャン・アレジ。
ロータスエンジンを搭載した2台のマシンのうちの一人。
105%ルールをクリアできず、10周程度走って周回遅れにされそうになったところで2台とも強制リタイヤ。 -
チャーリー・キンボール
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セバスチャン・ブルデー
元F1ドライバーが6人も走っています。
昨年はウィリアムズF1で走っていたR.バリチェロは、ルーキーの中では最上位でのフィニッシュでした。 -
イエロー・コーションが出されると全車スロー走行になるので、観客はゾロゾロとトイレ休憩や飲食物の買出しに出かけます。
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レースをずっと見ていたらマジで熱中症になってしまうので、僕も水分と栄養を補給。
この写真では値段が分かりにくいですが
ホットドッグ
3ドル~
ソーダ類
4ドル~
といった所。
アルコール類を買うには身分証明書の提示を求められます。
僕が食べたのはホットドッグとフレンチフライだけ。
後はレモネードを約1リットルとアイスシャーベットを1個飲んだ。
値段は市価より高いし炎天下の中並ばなきゃならないので、飲食物をクーラーボックスに大量に入れて客席まで持ち込んでいる観戦客が多いです。 -
133周目の順位表ですが、1位の所に「15」と表示されています。
何と佐藤琢磨がラップリーダーとしてインディ500を走っているのです。
ちなみにインディ500を走る各マシンは一周辺り約40秒で周回しています。
IMSは1周約2.5マイル=4キロですから、平均時速約360キロ程度で周回していることになります。
モンツァを走るF1マシンの最高速度よりも速いのです。 -
右斜め前の席に座っていた人、頭に日焼け止めを塗りたくっているせいか首から上が真っ白。
こんなに日差しが強くて暑いのなら日焼け止めを持って来るべきでした。 -
レースはその後、残り10周辺りでイエロー・コーションが出され最後の1周で佐藤琢磨がトップを狙い、僕の目の前でオーバーテイクを仕掛けたのですがスペースが十分ではなく単独スピン。
http://www.youtube.com/watch?v=6OJV6wXFRZI
この時はスタンドの盛り上がりも最高潮で、多くのアメリカのレースファンが琢磨のオーバーテイクを期待していました。 -
レース終了後は表彰式やパレードなどが行われるのですが、皆さんはさっさと帰ります。
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優勝したダリオ・フランキッティ。
ゴール後は観客からブーイングが飛んでいました。
琢磨へのブロックがえげつなかったと現地のファンは見ているようです。 -
グランドスタンドが空いてから最上段まで上がってみました。
風が強く、スタンドの前の方に座っているよりはるかに涼しく感じます。 -
有名な天守閣の様なコントロールタワー。
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インディ500に出走できるのは33台までとレギュレーションで決められています。
今年はエントリーが33人だったので全員予選を通過できたのですが「34人目のドライバーがここにいるよ」なんていうアピールでしょうか。
サッカーのサポーターの事をよく12人目の選手と言いますが、これはそれに近いジョークみたいなもの。 -
グランドスタンド席のあちこちに残されたのは・・
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背もたれつきの折り畳み椅子。
10ドルでレンタル出来ます。
というかベンチ下のゴミが凄い。
観客数に対してゴミ箱の数が少ないのも気になりました。 -
スタンドとレースコースの間のスペースにもゴミだらけ。
座っているところからここへ目がけてゴミを投げているからなんです。
富士山の登山道の脇にペットボトルが大量に捨てられているのを見たときはかなりショックでしたが、その時と同じくらいの衝撃を感じました。
外から持ち込まれた飲み物も多いのですが、ビールを飲んでいた人達はレース後にクルマを運転していたのかと思うとかなり怖い。 -
さて、朝から一日炎天下の下で過ごしたので僕もクタクタです。
ホテルに向かうとしましょう。
スピードウェイの前の道路は片側が閉鎖され、東方向にしかクルマが動かせません。
反対側の車線は歩行者天国になっています。 -
車内に戻り、エンジンをかけると温度計が信じられない様な温度を表示しています。
104°Fということは摂氏に変換すると40°Cになります。
会場内の実況アナウンスでも確認できたのですが、今年はインディ500史上歴代で最も気温が高い年だったそうです。 -
この様に警官が信号を停めてクルマを誘導しています。
赤信号でも前へ進むように促されます。
一見、渋滞している様に見えますが全く列が動かないという訳ではなく、流れが悪くなっているといった程度。
この状態がフリーウェイの入り口付近まで続いています。 -
最後にメインゲートの入り口を撮影してIMSにさようなら。
昨年のインディ500勝者で、それから半年後のラスベガスでの最終戦のレース中に事故死したダン・ウェルドンの写真が飾ってありました -
レース終了後ホテルに向かう途中、まだ明るいのでダウンタウンに寄ってみることに。
見事なオベリスクがありました。 -
戦争の犠牲者を追悼するモニュメントのようです。
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オベリスクの周りのラウンドアバウトには何やら仮設のスタンドが。
インディ500のパレードでもやっていたんでしょうね。 -
ちょうどこの時期のアメリカは戦没者追悼記念日にあたり、月曜日まで祝日となっています。
連休になるのでローカルのアメリカ人は揃って郊外へ出かけてしまう様で、ダウンタウンとはいえ人はまばらです。 -
NBAのインディアナ・ペイサーズの本拠地。
アメリカはクルマ社会であり日本の常識だったら公共交通機関を使って行くようなスポーツ会場であっても、来客はクルマで来場します。
このバンカーズ・ライフ・フィールドハウスにも立体駐車場があるのが確認できます。 -
今夜のホテルはAmericInn Hotel & Suites Indianapolis NE
http://www.americinn.com/hotels/in/indyne
ハーツ・ネバーロストで名前を検索してもヒットしなかったので住所を入力してみると、ここは以前Holiday Innだったようです。 -
バスタブもありますよ。
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バスルームの鏡で自分の姿を見てビックリ!
日焼けが半端じゃない土方焼けです。 -
ホテルすぐ近くにウォルマートがあったので、食料品を調達し給油を済ませました。
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暑さで疲れていたので夕食をどこかに食べに行く気力もなく、ホテルの部屋で冷凍食品のパスタとサラダで夕食にしました。
テレビを点けると今日のインディ500を録画中継していました。
琢磨、本当に惜しかった。
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