2012/05/25 - 2012/06/07
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pinehillさん
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2012年5月25日(金)から6月7日(木)までの12泊14日間、スロベニアを高齢夫婦が個人旅行した記録である。一般的な観光・買物ツアー旅行は一応卒業し、短期間とは言え、その国に滞在して生活してみる旅を目指した旅である。その為、最初の一週間は首都リュブリャナの中心に建つ、日本式に言えば「マンション・アパート」の一室を借りて生活してみた。その後はリュブリャナの北、オーストリアに近い湖、ボストイナ(Bohinj)湖畔に建つ家族経営のペンションに3泊、最後はボストイナ湖の北東にある観光地で有名なブレッド湖畔に建つペンションに2泊し、合計12日間の旅の記録となっている。旅行中に現地の人や他の旅行者との「良いふれあい」が有る事を期待しつつ旅を始めた.
先ずはここでスロヴェニア(Slovenia)と言う国について少し説明しておこう。
「スロヴェニアの魅力は何と言っても自然の美しさにある。日本人にはあまり知られていないが、日本の四国程の大きさしかないスロヴェニアは緑に覆われ、変化に富んだ美しい風景があふれる国だ。北はオーストリア、東はハンガリー、南はクロアチア、そして西はアドリア海を挟んでイタリアと国境を接している。スロヴェニアはアルプスを越えたスイスやオーストリアの反対側にあり、山塊の風景はこれらの国に劣らない。このアルプスの反対側をスロヴェニアでは「太陽の当たる側のアルプス」と呼んで誇りにしているそうだ。その他にも紺碧にきらめくアドリア海の沿岸には歴史の染み込んだ美しい旧市街が残る。1945年にユーゴスラヴィア連邦が建国されたが間もなくソ連と対立し、1948年以降独自の社会主義路線を歩んだ。1991年6月に旧ユーゴスラヴィアから独立して以来、世界中の観光客が訪れるようになった。2004年にはEUに正式加盟、2007年からはユーロ導入と、独立後のスロヴェニアは西洋諸国との結びつきを深めてきている。」
こちらのホームページにこの旅の詳細を掲載してます。ぜひご覧下さい。
http://www.geocities.jp/matsu5032000/
- 旅行の満足度
- 5.0
- 観光
- 4.5
- ホテル
- 5.0
- グルメ
- 4.0
- ショッピング
- 3.5
- 交通
- 3.5
- 同行者
- カップル・夫婦(シニア)
- 交通手段
- 鉄道 高速・路線バス 自転車 徒歩 飛行機
- 航空会社
- ルフトハンザドイツ航空
- 旅行の手配内容
- 個別手配
-
5月25日(金)
スロヴェニアへは日本からの直行便が無いので、成田空港9:45発ルフトハンザ航空LH711でフランクフルト空港に11:45到着、約3時間の待ち合せ後ルフトハンザ航空共同運航のアドリア航空の約50人乗りの小型機でスロヴェニア空港に18:50に到着する。今回スロヴェニアの首都リュブリャナ(Ljubljana)での滞在は、日本で言う所のいわゆる中高層ウイークリー・マンションのアパートの2階(日本式には3階)の一部屋(一世帯分)を一週間借り切って、念願の海外生活の真似事をし、かつ観光を楽しむ予定である。約束通り空港へは宿泊先アパートのオーナーが車で迎えに来てくれていた。到着したアパートはリュブリャナ市街のほぼ中心に位置する。 -
イチオシ
到着後オーナーからアパートの設備や宿泊に関する説明を受け、いよいよアパート暮らしが始まる。部屋はベランダ付き55?程の日本式に言うと1LDKである。上図の「アパート室内見取り図」を見てもらおう。左上が玄関入口から繋がるシャワー室(最近バスタブは取り外された)と独立したトイレ、右上が食卓テーブル付キッチン部屋、左下がワードローブ・TV付寝室、右下がソファー・二段ベッド・TV・PCおよびベランダ付リビングルールだ。部屋にはもちろん生活に必要な電気機器(IHクッキング・ヒーター、TV,洗濯機、電子レンジ、皿洗い機、冷蔵庫、エアコン、掃除機、無線LAN、DVD、パソコン等)、キッチン用品、その他各種設備は全て整っている。ちなみにこれで1泊60ユーロ。前払携帯電話も貸してくれたよ、使わなかったけれど。ただセーフティ・ボックスが見当たらないので、オーナーに聞いてみると、彼曰く、「ここはとても安全だから、そんなもの必要ないんですよ。」だって。ここは日本より安全なのかも!
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ホテル等と違いこのマンションの我々以外の部屋は、多分全て地元の住民が普通に生活していると思う。レストランで食べるのも良いけれど、アパートの近くで毎日開かれる青空グリーン・マーケットで地元の食料を確保し、自分達で料理モドキを作って楽しもう。
午後8時頃とは言え、こちらでは未だ明るいので、アパートの周辺からリュブリャナ駅の方へ歩いてみた。街の中心にも拘らず人通りが少ない。明日からが楽しみだ。 -
5月26日(土)
時差の関係か、朝は早くから目が覚める。部屋での軽い朝食後、先ずはアパートの13階にあるオーナーお勧めの屋上に上がってみる。ここからは360度街を上から眺めることが出来る。街中の建物の殆どの屋根がオレンジ色に統一され、その合間に緑の木々が立ち並ぶ。 -
南の方向の川を挟んだ高台にリュブリャナ城(Ljubljanski Grad)がそびえている。朝早いので人通りは未だ殆ど無い。
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アパートを出て、先ずは先程見たリュブリャナ城方面に向かう。川を渡り、人通りはない細い急な上り坂を歩いて上って行く。途中の何ヶ所かの木々の間から街を望むことが出来る。全てから街の絶景が見える。息を切らせてやっとの思いで城のある頂上を極める。ここから眺める街全体の景色や遠くに見える山々も全て絵に描いた様に美しい。まだ早すぎるため城内には入れない。城を一周して反対側から街へ下りて行く。この頃になると城を散策する人、あるいは犬の散歩をする人に出会うようになる。他の観光地に比べ、すれ違っても我々日本人に向こうから挨拶をしてくる人は殆ど見かけなかった。
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城のある高台を降りて川沿いに歩き、市内の中心にある広場、プレシェーレノフ広場(Prewsernov trg)に行く。広場から旧市街へと続く、三本橋(Tromostovje)には土曜日の為か既に人通りが多くなってきている。
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三本橋の真ん中は車の通れる広い橋だが、その両側には歩行者用の2本の橋が架けられている。さらに進みリュブリャナ大聖堂に隣接するヴォートニコフ広場で日曜日以外毎日開かれると言う青空市場(グリーン・マーケット)を覗いてみた。野菜、果物、衣料品、パン類、乳製品・ハム類、生花、民芸品等あらゆるものが売られているので見るだけでも充分楽しめる。我々もパン、ハム、果物など食料品を買い求め、再びアパートへ帰っていった。途中もう一つの有名な橋でリュブリャナ市の象徴でもある龍の欄干にいる竜の橋(Zmajski Most)を渡る。その後も何度かアパートを出て街のあちらこちらを散策して過ごした。三本橋のあるプレシェーレノフ広場では、子供や大人が集まりゲームをしたり、ベンチに腰掛け寛いでいる。路上レストランやカフェも大賑わい、屋台らしきものも出ている。まるで祭りの様だ。
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さらに進みリュブリャナ大聖堂に隣接するヴォートニコフ広場で日曜日以外毎日開かれると言う青空市場(グリーン・マーケット)を覗いてみた。野菜、果物、衣料品、パン類、乳製品・ハム類、生花、民芸品等あらゆるものが売られているので見るだけでも充分楽しめる。我々もパン、ハム、果物など食料品を買い求め、再びアパートへ帰っていった。
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途中もう一つの有名な橋でリュブリャナ市の象徴でもある龍の欄干にいる竜の橋(Zmajski Most)を渡る。
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その後も何度かアパートを出て街のあちらこちらを散策して過ごした。三本橋のあるプレシェーレノフ広場では、子供や大人が集まりゲームをしたり、ベンチに腰掛け寛いでいる。路上レストランやカフェも大賑わい、屋台らしきものも出ている。まるで祭りの様だ。
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5月27日(日)
今日も朝早くから目が覚める。今日は日曜日、閉まっている店も多いので、街の西にあるティヴォリ公園を散策する予定にしていた。街を横切り公園に入る。ここは緑あふれる散策道、遊園地、屋内外スポーツ施設、博物館等がある憩いの場所となっているそうだ。芝生や花壇を通り公園に入って行くと自然に木々の茂ったトレッキング・コースに入って行った。休日の為か朝早くから老若男女多くの人達がジョギングしている。皆に釣られて林の中をドンドン進んで行く。歩くこと数時間、コースを出た所は、一体何処なのかさっぱり分からない場所だ。人通りも無く別荘の様な家が立ち並んでいる。仕方なく持ち歩いていた地図と方位磁石を頼りに東に歩いてみる。しばらくして線路と高速道路の陸橋を越えると、昨日ぶらりと歩いた街に出た様だ。これで一安心。でも思いがけず、随分歩いてしまった。 -
辿り着いた三本橋のあるプレシェーレノフ広場では今日も多くの子供や大人が集まり、何か催し物をやっている。昨日より人は少ない様だが、まさに祭りだ。テントを張って舞台の上で子供達の音楽会をやっている様に見える。今日はグリーンマーケットはお休みだが、それに代わって「フリー・マーケット」が開かれ、装飾品、骨董品、アクセサリー等が売られている。掘り出し物はあるのかな?夕方再び街へ出てみる。ビルとビルの間の歩行者天国の様な場所を歩いてみる。ここは観光客が多い様だ。野外レストランでは人々がビールやワインを飲みながら楽しそうに団欒している。家族連れが多い様に見受けられる。明日からは乗り物に乗ってリュブリャナ以外の場所に言って見よう。
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5月28日(月)
今日はバスに乗って、ヨーロッパ最大の大きさを誇るポストイナ鍾乳洞(Postojnska Jama)を見に行く。リュブリャナ駅前のバス停券売窓口でバスのチケットを買う(一人片道6ユーロ+1ユーロ)。(後で知ったのだが、券売窓口でチケットを買う方が、運転手から買うより一人1€高いのだ。何で?)バスに乗る時、偶然日本人(大阪)の青年会社員K氏と出会う。お互いに打ち解け合いバスの中で話が進む。K氏は礼儀正しい旅好きの青年だ。会社の休暇を利用してスロヴェニア・クロアチア等を旅しているそうだ。「旅は道連れ」我々は一緒にポストイナ鍾乳洞を巡る旅を続ける事になる。 -
一時間程バスに乗りポストイナのバス停に着く。ここから洞窟までは歩いて行く。平日の為か人気の殆ど無い道を我々3人の日本人が歩いている。「浮いてる」感じ?洞窟前に到着後洞窟入場迄は1時間程ある。次第に他の見学者がぞろぞろ集まって来る。殆どが西洋人と中国人のツアー客の様だ。入場は必ずガイド付きだそうだ。洞窟で迷ったら帰れなくなるからね。
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ポストイナ鍾乳洞は全体で20km程に及ぶそうだが、観光できる所は全長5.2kmで、約1時間半を要する。観光客は入口からトロッコ電車に乗って2kmを移動した
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イチオシ
その後、徒歩で1km程の壮大な洞窟とコンサートホール等、度肝を抜かれる様なカルスト洞窟の「造形」を真近に観れるのだがその大きさに誰もが感動する。勿論帰りもトロッコ電車を利用する。入場料(22.9€)は高めだが見る価値は充分ある。洞窟に関する詳しい事は、訪問するなり、インターネットで調べて欲しい。洞窟見学後は再びバスに乗り、リュブリャナへ戻りK氏ともここで別れる。
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5月29日(火)
今日もバスに乗り、アドリア海を挟みイタリアヴェニスの対岸の街ピラン(Piran)へ行く。昨日同様駅前のバス停窓口でチケット(一人片道12ユーロ+1ユーロ)を買いバスに乗り込む。昨日通ったポストイナで休憩後約一時間後ピラン港のバス停に到着した。お天気は快晴で暑い程である。ここはまさにイタリアを思わせる紺碧のアドリア海とオレンジ色の屋根が眩しい。ピラン港に浮かぶ数々のヨットを見ながら街の中心、タルティーニエフ広場に出る。この辺りにはカフェ、レストラン、高級ホテル、さらにお土産店が所狭しと並んでいて、まるで迷路の様だ。 -
広場から小高い丘へ細い道を登って行くと、聖ユーリア教会があり、さらに東へと急坂を上がって行くと城壁に辿り着く。ここからはアドリア海に突き出した三角形のピランの街並みが一望できた。広場に戻りピラン湾沿いに半島を歩き岬の灯台へ、さらに対岸のトリエステ湾沿いに歩いてみた。どこも観光客で賑わっている。屋外カフェで昼食を摂りながら約三時間ほど過ごした後、再びバスでリュブリャナへ引き返した。
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5月30日(水)
連日の長距離バスによる観光だったので、この日は再びリュブリャナの街でゆっくり過ごす事にした。実は先日ティヴォリ公園を散策した際、本来公園内を散策する心算が、いつの間にかトレッキング・コースに入ってしまい、本来の公園内を散策できなかったので、再度公園散策に挑戦する事にしたのだ。三本橋からスロヴェンスカ通りを通り過ぎ、公園内のプレチニクが設計したという散策路を歩いて行くとティヴォリ城に突き当たる。ここからは木々の間の散策道を辿り、緑と草花、さらに小鳥達やリス達と触れ合う事が出来た。我々と同じ様に公園を散策する老婦人がリスに餌付けをしている。多分この女性はここへ良く来て餌付けをしている様でリス達も慣れている様だ。 -
園内を一周した後、この日はさらに、先日早朝にリュブリャナ城を訪れた時、朝早過ぎて場内に入れなかったので、再度城を訪れ、城内に入ってみた。特に目新しい物も無く、また博物館は有料だったので、それ以上は見学せず再び街へと向かった。プレシェーレノフ広場辺りで、銅で作ったリュブリャナ中心街の3D地図を見付けたよ。手前の皆が触って金色に光っている建物の左側が我々の泊まっているアパートだ。リュブリャナの中心街はリュブリャナ駅からリュブリャナ城、ティヴォリ公園、そして我々のアパートに囲まれた1.5km位の範囲だから、これで思う存分見学できたよ。
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グリーンマーケットはそろそろ店仕舞いの様だが、まだ数件の果物売り場が賑わっている。それに釣られて我々も近寄ってみると皆は山盛りに積まれた真っ赤に熟れたサクランボを買っているのに気がついた。これは買わない手は無いだろう。量がわから無いけど兎に角「サクランボ1kg頂戴!」。 袋にいっぱいくれたが、これで4ユーロだって、安いよね。2人じゃ中々食べ終わらない量だったよ。
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5月31日(木)
今日は初めてリュブリャナ鉄道を利用して、スロヴェニアで3番目に大きな街、ツェリエ(Celje)に行く事にする。リュブリャナ駅から直行列車でツェリエ駅に向かう。列車は普通列車であるが全てがコンパートメント形式の車両の様だ。乗客は非常に少ないから室内はガラガラ状態。列車は殆どが川に沿っており、畑や平原ばかりで、所々に小さな町が見え隠れする。 -
途中白髪交じりのオッサンが何か言いながら突然我々のコンパートメントに入って来て窓際に座る。アジア人が珍しいのか一生懸命喋ってくれるが、こちらはチンプンカンプン。分かる単語とジェスチャのみから、彼は○○のエンジニアかアーティストとかで、これからこの先のマリボルに行く様だ。彼の父親はセルビア人で母親はロシア人。彼はスロヴェニア語、クロアチア語、セルビア語、イタリア語、ロシア語、ドイツ語の6ヵ国語が喋れるが、英語だけは喋れないんだそうだ。こちらは英語は理解できても彼の言う言葉は全て分からない。これではお互いに意思の疎通が出来る訳が無い、でも彼はこちらが理解するまで手を変え品を変え話し続ける。その内、彼の携帯?に電話が掛かってきて長話が続き、我々がツェリエ駅に着くまで電話で喋っていたよ。オッチャン、左手の位置がおかしいよ!本当はもっと外の景色が観たかったんだけど、「マァ、こんなふれあいが有ってもいいか!」。でも帰りはゆっくり景色を観よう。
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約1時間半弱でツェリエ駅に着く。駅前から延びるクレコフ広場とプレシェーレノヴァ通りを歩いてみる。静かで落着いた街で両側の建物は全て新しく花で綺麗に飾られている。気のせいか周りを歩く人々の視線が、それとなく我々「変な外人」2人に向いている気がする。この街には殆どアジア人、いや日本人は見かけないのかな?それとも異星人と思ったのかな。サヴィニャ川を渡り対岸にある91段の階段を上った丘の中腹にある聖セシリア・カプチン会教会を訪れる。ここからはツェリエの街と川の対岸の丘の上に聳えるツェリエ城が良く見える。教会から下り公園で軽い昼食を摂って再び駅への道を歩く。ツェリエは小さい街だがゆっくり歩くには良い所だ。帰りの列車は特急車両の様な形だが、いわゆる各駅停車の鈍行だ。女性車掌さんが我々(老)夫婦を見て親切に、「途中ジダニ・モスト駅で列車を乗り換えですよ」と英語で伝えてくれた。「有難う。でも大丈夫、良く調べて来ているから」。途中列車を乗り換え無事リュブリャナに到着。各駅停車の列車の旅も楽しいね。
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アパートへ帰って一休みだ。夕食が終わった頃には日が段々暮れてくる。夜景を見るために街へ出てみる。あちらこちらがライトアップされ、日中とは違った景色が観られる。特に三本橋は綺麗にライトアップされ、後ろの教会と共に輝いている。夜の景色も見て置いて良かった。
リュブリャナ滞在も今日で終わりだ。もう一週間が経ったのかと驚く程、毎日が充実していた。部屋に備付けられた「感想・ご意見帳」に英語で「素晴らしかったアパートとオーナーへの感謝の気持ちと、昨年の東北大震災の際、各国からの援助隊、義援金、さらに暖かいメッセージに対し日本人全員が感謝している」旨を書いて置きました。誰か読んでくれるかな。 -
6月1日(金)
荷物と部屋を片付け、部屋の鍵をビルの郵便受けに入れてアパートを去る。チョッと涼しいがお天気は快晴。バスでリュブリャナ駅から11:00発のバスで約2時間、ボーヒン湖(Bohinjsko Jezero)のペンションに移動する。ボーヒン湖のバス停からペンション(Pension Gasperin)まで約300m歩く。部屋は日本式に言えば3階の隅部屋37号室。ベランダが広い。2階部分はレストランやフロントがあり、そこから外へ飛び出した共有ベランダは更に広いスペースがある。ベランダから湖は見えないが、ベランダからの景色は最高。新しくとても綺麗なペンションで大満足。 -
一休みした後ホーヒン湖の北側を歩いてみる。透明の湖には沢山の魚が泳いでいる。湖の近くのあちらこちらで旅行者が景色を観ながら歩いている。
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夕方はペンションに予約を依頼しておいた、湖近くのホテル(Hotel Iezora)でビュッフェ・スタイルの夕食を取る。このレストランでは主にこのホテルの宿泊客が食事をする様であるが、我々の様に近隣のペンション等からの観光客も食事をしている。食事は手軽に食べられ種類も多いので、つい食べ過ぎる傾向がある。
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6月2日(土)
朝食は7:30amからだが、その時間にレストランに行ったら未だ誰もきていないし、やっと準備が終わったばかりの所であった。ファミリー・スタッフ達は皆愛想がいいから気持ちが良い。そのうち我々の部屋の上に住む夫婦がやって来た。イギリス北部から来て5泊し今日から移動すると言う。今日は朝からお天気が良くないので、予定を変更してペンションから湖の北東に1km程歩いた所にあるスタラー・フジナ村まで徒歩で散策することにした。曇っていたお天気は次第に良くなってゆく。こちらの方へ歩く観光客もちらほら。この辺は川を挟んで沢山の屋根がシャーレー・タイプの新しい家が立ち並んでいる。 -
かつては農場や牧場を営んでいた様な雰囲気だが、あちらこちらにアパート(Apartma)、民宿の(Sobe)看板が立っているので、今では観光客相手に部屋や家を宿泊施設として貸しているのであろう。どの家も綺麗に飾り付け、その広い庭には芝生を敷き詰め、木・草花が咲き乱れているのが印象的だ。家のベランダや窓から宿泊者と思われる人達の姿や話し声が聞こえた。こんな家を借りて自然を観ながら長期に過ごすのも楽しいだろう。村の散策後はボーヒン湖傍の喫茶店へ行きカプチーノを飲んで一服する。夕方は再びペンションに依頼してあの近くのホテルでビュッフェ・スタイルの夕食を取る。
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6月3日(日)
今朝はレストランに昨日より少々遅く行ったのに、また一番乗りである。皆朝は遅いんだな。昨日と同じテーブルに座る。何を食べても美味しいよ。今朝の天気は昨日より良さそうだ。昨日予定を変更したマウンテン・バイクを借りて湖の南側道路を通り、先ずはロープウエイ入り口まで行く事にする。借りたバイクのサドルが狭くお尻が痛いし、慣れないマウンテン・バイクで車道を走るのは我々には危険だし、折角の景色を観る余裕も無い。途中から小雨も降って来たので早々にペンションに引き上げバイクによる散策はこれで中止とする。 -
その後はペンションより徒歩でボーヒン湖を時計と反対周りで一周する事にする。この方がゆっくり周りの景色を眺めながらなのでバイクより快適だ。ボーヒン湖は東西に長さ4.25km最大幅1km、一周約9km程あり、雄大な自然が楽しめるトリグラフ公園の中にあり、湖面はエメラルド・グリーンに輝き、その澄んだ水の中に沢山の魚の群れが泳ぎ回っている。素晴らしいトレッキング・コースである。
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ところが途中から再び雨が降り出し、一周の3分の一程に来た時雨はより強くなり、雨合羽と傘を差してもずぶ濡れ状態になる。今更途中から引き返すのも残念なので続行することにする。やっとの事で湖の西端に到着し、ここから湖の南側の道を引き返すのだが、この辺は何箇所かで分かれ道になっている。尋ねる人もいないので、再び地図と磁石を使って東方向に行ける道を進む事にする。しばらく歩くと今朝方バイクで到着したロープウエイ入り口が近くにある事がわかりホッとする。バイクで来た時はここまで意外と近いと思ったが、いざ歩いてみるとペンションまでは結構な距離があった。我々老夫婦雨にも負けず、本日「徒歩でボーヒン湖を一周達成」する事ができた。ペンションからは約10km位は歩いた事になるだろう。とても良いハイキングが出来たよ、雨さえ降らなければ・・・。うーん!でも大分疲れたなー。明日は大丈夫かな?
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6月4日(月)
今日はボーヒン湖のペンションを離れ、途中バスから見えたブレッド湖(Blejsko Jezero)近くのペンションにバスで移動する日だ。10:00am前にチェックアウトを済ませ、ゆっくり湖近くのバス停に行く。バスは10:48だから未だ時間が充分ある。再び湖を見ながら時間を潰す。バスに乗り約45分で目的地バス停ブレッド・ユニオンで下車する。未だ午前中だがブレッド湖の周りを散策する人達が見える。楽しみだ。今日から宿泊するペンション(Pension Mayer)はボーヒン湖から5分以内の所にある。チェックインを済まし部屋に案内される -
日本式では2階の部屋のドアを開ける。広くは無いが綺麗な部屋である。窓のカーテンを開けると、湖は見えないが窓越しに高台にあるブレッド城が一望できる。これは良いロケーションにある部屋だ。ペンションの庭に出てみる。このペンションの周りには同じ様なシャーレータイプの建物が、いくつも立ち並んでいる。ここのオーナーや多分オーナーの関係者が所有するペンション、ホテル等であろう。これらの建物の間にある庭はどこも芝生を敷き詰め、草木・花があちらこちらで咲き乱れている。その間を小鳥達が飛び交っている。何と美しい佇まいなのだろう。リゾート地に相応しいこのペンションを選んで「大正解」。ただ、これらのペンションの隣に建つコンクリートの四角い大きなホテル・Gが、折角の美観を損ねている。夕方にはそのホテルのベランダから男達の大きな声が響き渡る「ウッ!中国語だ!」。
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早い時間にチェックインできたので、ペンションから湖を周遊する遊歩道にでて、湖を時計回りに一周する事にした。ブレッド湖は東西に2.1km、南北に1.4km、一周約6km程の大きさだと言う。どの角度から湖を見ても全て絵になり、写真の対象になる。行き交う人々の多くは西洋人だ。明日はあのブレッド城や聖母被昇天教会に行ってみよう。後はお天気を願うだけだ。
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部屋から見える、丘の上に立つライトアップされたブレッド城。チョッと贅沢だね。
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6月5日(火)
朝からお天気は最高。ペンションから湖沿いに歩き先ずは聖マルティネス教会へ行ってみる。教会の近くからブレッド城へ上る道を発見。この城は湖面から約100mの高さの断崖の上に建つため、急で細い階段状の坂を徒歩で登った。かなりの数の階段を登ると城の直ぐ前に達する。入場券を買って城内に入ってみると、直ぐに見晴台がある。そこからはブレッド湖が一望でき、その眺めは登った者でしか味わえない圧巻である。我々の直ぐ後に日本からのツアー客の団体が城内に入って来る。折角の絶景を味わう為我々はあらゆる方向から湖やフレッドの街並み、さらにはその先に見える山々をゆっくり眺めていたが、団体さん達は足早に城内を駆け巡り、観光バスに戻っていった。今度はどこへ連れて行かれるのだろう。 -
城のある高台を下り、再び湖の周りを歩いて、ブレッド湖観光のメイン・イベントとなる聖母被昇天教会のあるブレッド島を目指す。島には渡し舟を利用する必要がある。我々は出来るだけ島に近い船着場Bled Mlinoへ行きそこからボートに乗るのだ。ただしこのボートは乗客でボートが一杯にならないと出発してくれない。我々はボートの近くで乗客が集まるのを待つのだが、ボートは5−6隻有るのだが乗客が全く来ない。ボートを漕ぐ船頭さんはボートの中で客が来るのをジッと待っている。我々も30分程待ったが、一向に船が出る気配が無いので、仕方なく船頭さんに「いつ頃出るのか」尋ねてみる。船頭さん曰く、「週末には殆ど5分おきには出るのだが、今日は平日なので乗客が集まらない。あんた等も船の上で据わって待っててくれ、舟に乗るのはタダだから」。つまり我々に「カモになれ!」と言うことだな。いずれにしてもブレッド島へ渡りたいから、しかたない「鴨になったろ!」。その甲斐あって、直ぐに一組のイギリス人カップルが乗り込んできた。しばらくすると15人ほどの南米人の団体が船頭と話し合っている。直ぐに交渉成立した様で、我々のボートとさらにもう一隻のボートに分かれてボートに乗ることになった。「ウーン!良かった、良かった」彼等が乗らなかったら今日中に島へ渡れなかったかもしれない。2隻の船頭による手漕ぎボートはトリグラフ山を映す澄み切った湖面をゆっくりとブレッド島を目指す。
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30分ほどでボートは島の船着場に着く。すぐそこから急な階段があり聖母被昇天教会のある高台に上る。そこから観る湖、ブレッド城、さらに奥に聳える山々が絵葉書のように美しい景色を作っている。教会は閉じている様だった。30分の見学時間後、全員船着場に戻りボート代の支払をする(往復12ユーロ)。
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帰りのボートでは2隻に分乗した南米からのツアー客(聞く所によるとメキシコ人とブラジル人とのこと)15人程が一斉に大きな声で合唱を始める。それが終わるとスペイン語で我々に「日本の歌を歌え」と言う。言葉が分からない振りをすると、今度は一緒に乗っていた西洋人カップルに国籍を聞く。イギリス人だと分かると南米人達は今度はビートルズの曲を歌い出す。やはりラテン系の人は明るく賑やかだ。ボートが船着場に着き「アディオス!」と別れる。未だ時間があるので、我々はそこから再びブレッド湖を一回りしてペンションへ戻った。これでブレッド湖の美しい自然を満喫し、充分観光を楽しむ事が出来た。
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いよいよ明日はスロヴェニアともお別れだ。最後の晩餐として,湖の近くに来たのだから今晩はぜひ湖に生息する魚のマスを使った料理を食べる事にした。湖に近いレストランでトマトや豆のスープ類とグリルしたマスを注文すると、皿からはみ出る程大きなマスが出て来たよ。これだけでお腹一杯、美味しかったよ。
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6月6日(水)
チェックアウトを済ます。ペンションを出て15分ほど歩いた所にあるブレッド・ユニオン バス停がある。9:21バスはほぼ定刻に到着し、空港までの途中、クラン迄行く。ここでリュブリャナ空港行きバスを乗り換え、約30分後に空港に到着した。帰りの飛行機はリュブリャナ空港発12:35アドリア航空LH6913でドイツ ミュンヘン空港へ。飛行機に搭乗の際、列の我々の前に一人のアジア系男性がいたんだ。あちらもこちらを気に掛けている。目が合ったら「日本人ですか?」と聞かれた。彼曰く「こんな所で日本人に遭うなんて思わなかったよ。」こんな所に年長組の個人旅行者、とても珍しがられたよ。日本人に珍しがられるなんて。俺達やっぱり異星人?ミュンヘン空港で約2時間の待ち合せ後、ルフトハンザ空港15:50発 LH714で成田空港を目指す。ミュンヘン空港迄来たら日本人だらけ。やっぱり俺達日本人だ!
6月7日(木)
10:15頃、ほぼ予定通りに成田空港に到着した。長い旅であったが特に問題もなく予定通りに今回のスロヴェニア旅行は終わった。ただ時差ボケは当分続くだろう
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