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16日目<br />ここはホウェールウォッチングや対岸のフレーザー島に向かう観光客が訪れる場所で、特に街の中では見るものはない。明日にフレーザー島に行こうと思っていたので、今日は情報を集めたり買い物をすることに。フレーザー島は、砂でできた島で、かつ舗装された道路がないので4WDがないと移動できないとのこと。最初はこのバイクで行こうと考えていたが、どうやら無理そうなので、自転車を借りて島を回ろうとレンタル自転車屋へ行く。フレーザー島に自転車は持っていけるのか聞くと、答えはNO。自転車ではとても走れないらしい。あとはツアーに参加して島内を回るしか方法がないが、料金がどんなに安くても100ドル以上もする。それだったら日帰りで歩いてみようと考え、リバーヘッドのフェリー乗り場から島へ渡る予定。しかしこの考えが甘かったことに翌日気づくことになるとは。この日の走行距離は41キロ。<br />17日目<br />朝早く起きて、街から約20キロ離れたフェリー乗り場へバイクで向かう。チケットオフィスで乗船券を買うが、みなツアー参加者ばかりで、個人で行くのは俺一人のようでかなり心細い。フェリーは4WDやトラック、乗客100名近くを載せて対岸のフレーザー島へ。約30分ぐらいで到着。俺一人だけ歩き始めが、歩くたびに足が砂の中にめり込んでいくとんでもない悪路。その横をツアー客を乗せたバスや4WDが力強くどんどん追い越していく。前を見ても後ろを振り向いても、誰も歩いていない。 道沿いには建物は何もなく、砂の道がまっすぐに森の中に伸びている。確かにバイクや自転車で走れる道じゃない。 しかも看板を見てびびる。ディンゴに襲われないように注意とある。これを見てからは木陰で動く音に異常に敏感になる。音の正体は巨大なイグアナだった。ガラパゴス諸島にいるトカゲ並みの大きさで近づくと逃げていく。こっちはディンゴが突然襲ってくるんじゃないかとその度にびっくりする。 かれこれ1時間近く歩いたが、最初に目指すセントラルステーションには着かない。地図を持っていないので、距離感が掴めない。案内標識にある残り5キロに愕然とする。片道でも大変なのに往復できるのか心配になる。 二時間歩いてようやく到着。島にある唯一の建物らしき建物で、島に関する歴史が展示されていた。ここから目指す伝説の湖マッケンジーまで7キロもある。相変わらず歩いている人は誰もいない。休憩したがすでに足はくたくた。この日差しの強さと足場の悪さを考えれば4WDで行くのは当たり前だと感じたが時すでに遅し。とにかく帰りのフェリーに乗るまでに時間がないので歩くしかない。鬱蒼とした森の中を一人突き進む。砂でできた島なので平坦かと思っていたが山あり谷ありでさらに疲れる。 二時間後、ようやく伝説の湖マッケンジーに到着。そこは青く澄みきった湖と白い砂浜と青空が見事にマッチした予想以上の美しさだった。ここは島でも有名な観光地らしく、多くの人が砂浜でくつろいだり、泳いでいた。俺も泳いでゆっくりしたかったが、時計を見ればフェリー出航まであと2時間半しか残っていない。写真を撮ってすぐに引き返す。いっそうヒッチハイクでもしようとしたが車が全く通らない。早足で、湖から11キロ離れているフェリー乗り場に向かう。すでに足は棒のようになり、感覚が麻痺している。頭も日射病のためクラクラ状態。このまま倒れても、多分しばらく誰にも気づかれないだろう。地図がなく見通しの悪い森の中なので、腕時計の方位計で常に進む方向を確認する。 ラスト2キロのところで持っていた水もなくなり、死にかけになりながら砂の中を歩く。ディンゴのことを気にする余裕もなくなる。後ろから来る車に助けを求めたかったが、こうなったら意地でも最後まで歩こうと頑張る。というか、俺一人歩いてるのに誰も停まって声もかけてくれない観光客の冷たさにがっかりした。まあ、傍から見れば島内を歩いて観光してるなんてクレイジーだと思われるかもしれないが。 フェリー出発の時間ぎりぎりになんとか到着。7時間の滞在で歩いた距離は26キロ。考えたらこの距離は東京~横浜間、大阪~神戸間に匹敵する。この暑くて足場の悪い中でよく頑張ったと自分を褒めたい。 結果的には歩いて日帰りで観光はできたが、決してお勧めできません。 <br />この日の走行距離は46キロ。

オーストラリア大陸一周の旅⑤

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2008/10/21 - 2008/10/23

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オセアジア

オセアジアさん

16日目
ここはホウェールウォッチングや対岸のフレーザー島に向かう観光客が訪れる場所で、特に街の中では見るものはない。明日にフレーザー島に行こうと思っていたので、今日は情報を集めたり買い物をすることに。フレーザー島は、砂でできた島で、かつ舗装された道路がないので4WDがないと移動できないとのこと。最初はこのバイクで行こうと考えていたが、どうやら無理そうなので、自転車を借りて島を回ろうとレンタル自転車屋へ行く。フレーザー島に自転車は持っていけるのか聞くと、答えはNO。自転車ではとても走れないらしい。あとはツアーに参加して島内を回るしか方法がないが、料金がどんなに安くても100ドル以上もする。それだったら日帰りで歩いてみようと考え、リバーヘッドのフェリー乗り場から島へ渡る予定。しかしこの考えが甘かったことに翌日気づくことになるとは。この日の走行距離は41キロ。
17日目
朝早く起きて、街から約20キロ離れたフェリー乗り場へバイクで向かう。チケットオフィスで乗船券を買うが、みなツアー参加者ばかりで、個人で行くのは俺一人のようでかなり心細い。フェリーは4WDやトラック、乗客100名近くを載せて対岸のフレーザー島へ。約30分ぐらいで到着。俺一人だけ歩き始めが、歩くたびに足が砂の中にめり込んでいくとんでもない悪路。その横をツアー客を乗せたバスや4WDが力強くどんどん追い越していく。前を見ても後ろを振り向いても、誰も歩いていない。 道沿いには建物は何もなく、砂の道がまっすぐに森の中に伸びている。確かにバイクや自転車で走れる道じゃない。 しかも看板を見てびびる。ディンゴに襲われないように注意とある。これを見てからは木陰で動く音に異常に敏感になる。音の正体は巨大なイグアナだった。ガラパゴス諸島にいるトカゲ並みの大きさで近づくと逃げていく。こっちはディンゴが突然襲ってくるんじゃないかとその度にびっくりする。 かれこれ1時間近く歩いたが、最初に目指すセントラルステーションには着かない。地図を持っていないので、距離感が掴めない。案内標識にある残り5キロに愕然とする。片道でも大変なのに往復できるのか心配になる。 二時間歩いてようやく到着。島にある唯一の建物らしき建物で、島に関する歴史が展示されていた。ここから目指す伝説の湖マッケンジーまで7キロもある。相変わらず歩いている人は誰もいない。休憩したがすでに足はくたくた。この日差しの強さと足場の悪さを考えれば4WDで行くのは当たり前だと感じたが時すでに遅し。とにかく帰りのフェリーに乗るまでに時間がないので歩くしかない。鬱蒼とした森の中を一人突き進む。砂でできた島なので平坦かと思っていたが山あり谷ありでさらに疲れる。 二時間後、ようやく伝説の湖マッケンジーに到着。そこは青く澄みきった湖と白い砂浜と青空が見事にマッチした予想以上の美しさだった。ここは島でも有名な観光地らしく、多くの人が砂浜でくつろいだり、泳いでいた。俺も泳いでゆっくりしたかったが、時計を見ればフェリー出航まであと2時間半しか残っていない。写真を撮ってすぐに引き返す。いっそうヒッチハイクでもしようとしたが車が全く通らない。早足で、湖から11キロ離れているフェリー乗り場に向かう。すでに足は棒のようになり、感覚が麻痺している。頭も日射病のためクラクラ状態。このまま倒れても、多分しばらく誰にも気づかれないだろう。地図がなく見通しの悪い森の中なので、腕時計の方位計で常に進む方向を確認する。 ラスト2キロのところで持っていた水もなくなり、死にかけになりながら砂の中を歩く。ディンゴのことを気にする余裕もなくなる。後ろから来る車に助けを求めたかったが、こうなったら意地でも最後まで歩こうと頑張る。というか、俺一人歩いてるのに誰も停まって声もかけてくれない観光客の冷たさにがっかりした。まあ、傍から見れば島内を歩いて観光してるなんてクレイジーだと思われるかもしれないが。 フェリー出発の時間ぎりぎりになんとか到着。7時間の滞在で歩いた距離は26キロ。考えたらこの距離は東京~横浜間、大阪~神戸間に匹敵する。この暑くて足場の悪い中でよく頑張ったと自分を褒めたい。 結果的には歩いて日帰りで観光はできたが、決してお勧めできません。
この日の走行距離は46キロ。

同行者
一人旅
交通手段
徒歩 バイク
旅行の手配内容
個別手配
  • 赤線・・・バイク<br />黄線・・・鉄道<br />橙色・・・車/バス<br />青色・・・飛行機<br /><br />

    赤線・・・バイク
    黄線・・・鉄道
    橙色・・・車/バス
    青色・・・飛行機

  • ハービーベイのビーチ。対岸に見えるのがフレーザー島。

    ハービーベイのビーチ。対岸に見えるのがフレーザー島。

  • ハービーベイにある長い桟橋。対岸に見えるのがフレーザー島。

    ハービーベイにある長い桟橋。対岸に見えるのがフレーザー島。

  • リバーヘッズのフェリー乗り場は、周りにチケット売り場の建物しかない超田舎な場所。車やバイクは無料で駐車場に置ける。

    リバーヘッズのフェリー乗り場は、周りにチケット売り場の建物しかない超田舎な場所。車やバイクは無料で駐車場に置ける。

  • 波も穏やかで30分ほどでフレーザー島に到着。フェリー内には、トイレはもちろん、軽食や飲み物の売店もある。島側のフェリー乗り場も何もない場所なので注意。

    波も穏やかで30分ほどでフレーザー島に到着。フェリー内には、トイレはもちろん、軽食や飲み物の売店もある。島側のフェリー乗り場も何もない場所なので注意。

  • 島内の道は、すべて未舗装の砂道なので非常に歩きにくい。4WDの車じゃないと厳しい。

    島内の道は、すべて未舗装の砂道なので非常に歩きにくい。4WDの車じゃないと厳しい。

  • フレーザー島のセントラルステーション。島の地理や歴史等の簡単な説明パネルが展示してある。他にトイレやバーベキュー設備や水道も完備。

    フレーザー島のセントラルステーション。島の地理や歴史等の簡単な説明パネルが展示してある。他にトイレやバーベキュー設備や水道も完備。

  • 島内にある複数ある湖の一つビラビーン湖。あんまり綺麗ではないので、誰も人がいなかった。恐ろしいほどの静寂。

    島内にある複数ある湖の一つビラビーン湖。あんまり綺麗ではないので、誰も人がいなかった。恐ろしいほどの静寂。

  • 島内で一番綺麗なマッケンジー湖は、さすがに観光客が多い。

    島内で一番綺麗なマッケンジー湖は、さすがに観光客が多い。

  • 水の透明度の高さといい、きめ細かい白砂といい、これほど美しい湖は見たことがない。

    水の透明度の高さといい、きめ細かい白砂といい、これほど美しい湖は見たことがない。

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