2012/06/02 - 2012/06/02
4659位(同エリア9459件中)
コクリコさん
今年で12回目を迎える横浜山手西洋館の『花と器のハーモニー』。
今年は『横濱ベルコリーヌ〜ここは易しい時間が流れる場所〜』
(ベルコリーヌはフランス語で「美しい丘」)をテーマに
6月2日(土)〜10日(日)9時半〜17時
の9日間開催されます。
公募により選ばれたプロのアーティストの方々が製作した装飾が各館で展示されています。
洋館をキャンバスに花と器のハーモニーの競演が楽しみですね。
私は初日の2日に行ってきましたが、まだ庭園のバラも美しく館内の展示もシックな華やかさに溢れていました。
それでは夢の世界へどうぞ〜
前半に続き、後半は
山手234番館
エリスマン邸
ベーリックホール
外交官の家
ブラフ18番館
建物、展示物の解説はパンフレットから参照させていただいています。
また、同じ日にmorino296さんもいらしていて、旅行記にとても詳しくコメントされています。
私とは反対回りでしたので、私の旅行記の「後半」とmorino296さんの旅行記の「前半」が同じです。
http://4travel.jp/traveler/morino296/album/10676253/
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昼食後は山手234番館から。
山手234番館は朝香吉蔵の設計により昭和2(1927)年に建築されて外国人向けの共同住宅で、横浜市に現存する数少ない遺構の一つ。
従来は4つの同一形式の住戸が中央り玄関ポーチを挟んで、左右対称に向かい合い、上下に重なっていたたそうです(横浜市認定歴史的建造物) -
ここは「花と器のハーモニー」が開かれている7つの西洋館の中で一番小さくて地味な西洋館ですが、展示は個性的でした。
テーマは「好みもの」
茶の湯の世界では「好み」あるいは「好む」という独特の言葉が使われ、茶匠の美意識や知識、感性が凝縮された存在であるとともに日本人が長く守り伝えてきた年中行事をも私たちに伝えてくれます・・・とのことです。
白い波のような、雲のようなものは和紙だと思います。
和風ですが斬新なデザインでした。 -
その和風な斬新さが、私的には、ちょっと?と思ってしまいました。
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茶室をイメージしたものですが、全体が茶室風だったら良かったのに〜〜それではありきたりでつまらないのかな。
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土佐和紙で作られているので、抑えた明るさになっています。
ここだけ切り取って見ると柔らかいオレンジ色の灯りがとも良かったです。 -
それでも別の部屋に行って、こんな花を見るとホッと安心しました〜(^^;)
あの和風の空間は畏まっちゃって疲れそう。
正座して見なくちゃならないみたいな・・・作者はそんなこと思っていないと思うけど。 -
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少し歩いて素朴なバラの咲くエリスマン邸へ。
エリスマン邸は
日本の建築界に大きな影響を与え「日本り現代建築の父」と呼ばれたA.レーモンドの設計。
横浜の大きな生糸貿易商シーベルヘグナー商会の支配人であったエリスマン氏の私邸として大正15(1926)年に山手127番地に建築されました。
現在の元町公園には平成2(1990)年に移築復元されています。
(横浜市認定歴史的建造物) -
エリスマン邸のテーマは、
「風薫る時空間への誘い」
6月の風が真っ白なテーブルクロスをそよそよとなでていったのでしょうか。 -
自然がもたらす一瞬の煌きと移ろい、
だからこそ刹那な時間をも愛おしみ、、、 -
目に見えないものを気で感じ尊ぶ日本人の美意識を和・洋・中のスタイルを融合して表現・・・されているそうですが。
私には見ただけでは「美意識の融合」は良く理解できず、
ただ、淡いピンクを基調としたテーブルセッティングが、乙女チック〜♪
とうっとりしていました。 -
ほら、ピンクのトウシューズが少女の頃を思い出させるではありませんか!
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応接間が
和と洋の融合? -
和の飾り棚にマカロンを置くということ?
マカロンがお菓子というより飾りみたいですね。
つまんで「ひとくちポイ」したくなります。
近くにいたご婦人たちの会話を立ち聞きしたら
「うちにも、同じ棚があるのよ〜こうやって使えば良いのね」
私と同世代だと思いますが、我が家にはこんな飾り棚は勿論ないし、そもそも置く場所がナイ!
同世代なのに、生活にこんなに差があるのね〜〜いやいや「しばし時を忘れて、、、」現実を忘れての境地にならねば! -
暖炉の中の音楽家たちは3月にも来た時もあったので再会です。
彼女たちのことかなり気に入っています。
うーん、和と洋の融合はわかったけれど、「中」はどこに?
見落としたかな?
まっいいや、morino296さんがちゃんと写しているかもしれないから期待しましょう。 -
ガラスのポットにピンクのマシュマロ。
マシュマロは好きではありませんが、絵になりますよね。
レースのカーテンが6月の風を受けて揺れています。 -
ピンクのバラ。
最後まで乙女ピンクな装飾でした! -
エリスマン邸のお隣、ベーリックホール。
横浜西洋館の建物はどれも好きだけれどベーリックホールは特にお気に入り。
イギリス人貿易商B.R.べリック氏の邸宅としてJ.H.モーガンの設計により昭和5(1930)年に建てられました。
スパニッシュスタイルを基調とし、戦前の個人住宅としては最大規模を誇る建築学的にも価値ある建物です。
(横浜市認定歴史的建造物)
スパニッシュスタイルといえば前半行った山手111番館のもそうだったようで当時の流行でしょうか。
明るく開放的なつくりが良いですね。 -
スパニッシュスタイルのベーリックホールには赤いバラが似合う。
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ベーリックホール前の花壇のバラはまだ花びらも痛んでいなくてちょうど見頃だったのが嬉しい。
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バラだけでなくうす緑のホワホワもなかなか味わいあります。
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ダイニングルームは黒を基調としたスタイリッシュなセッティング。
デザイナーさんたちが意識しているかわかりませんが、それぞれの色を基調にイメージされているように思えました。
例えば、ピンクを基調としたエリスマン邸やイギリス館のアフタヌーンティーの部屋、白の山手231番館、海の色ブルーの山手111番館、同じく山手111番館の草原の黄色。
そして緑や透明なクリスタルの輝き・・
色って個性が光りますね。 -
テーブルの真上に棚が設えてありました。
棚には白い花。
しかし、お食事の時に花の花粉が落ちてきたらどうするのだろう?
棚がない方がもっと素敵に思えました。
黒の木のテーブル、それに合わせた食器がとてもステキでした。 -
こちらはホール。
ホールにはホールいっぱいに大きな棚ができていて、緑の葉っぱを絡ませていました。
試験管みたいなものがぶら下がっていて
「これは冗談なの?」
と笑ってしまいました。
ホールのサンルームでは何か講習会をしているようだったので、写したのはこれだけ。
そのため妹たちにホールの良さがわからなかったよう。
「へー」
だけ。 -
再び部屋に戻って。
これは2階だったかな。
テーブルの中心に紫陽花が置かれていて、そのまわりにたくさんのカップ。 -
テーブルの花は気品のあるブルーパープルの紫陽花。
-
画面が暗くなってしまいましたが、
私の好きな窓です。 -
三人で口を揃えて言った、
「古いタイプライターいいね〜」
古いミシンもあったし、古い機械って、芸術品のように美しい。 -
奥様の寝室のテーブルに飾られていた良い香りの「はまみらい」
「はまみらい」の優雅な香りにかこまれて眠りにつく奥方。 -
バラの花びらを散らしたベッド!
どんな夢を見るのでしょうか。 -
ベーリックホールからイタリア山の外交官の家へ。
外交官の家
明治43(1910)年に明治政府の外交官・内田定槌邸として、アメリカ人建築家J.M.ガーディナーの設計により東京都渋谷区南平台に建てられたものです。平成9(1997)年にこの地に移築されました。
建物は木造二階建・塔屋付きでアメリカン・ヴィクトリアン様式を基調としています。(重要文化財)
外交官の家に咲く黄色いバラは咲き始めなので花びらがまだピカピカ。
今日は黄色いバラが元気だ!
気分が高揚する♪ -
外交官の家に一歩足を踏み入れたとたん凄いインパクト!
ダイニングルームは赤と黒!
情熱的な赤と黒のテーブルセッティング。
外交官の家のテーマは
いにしへの煌き〜優雅なもてなし〜
だそうです。
うーむ、伯爵夫人のもてなしのよう。
凄いな〜それぞれの館の個性的なこと!
7つも西洋館を回ると普通は飽きてしまうのに飽きさせない。 -
お皿も、、、
おっほっほっと伯爵夫人の高笑いが聞こえてきますよ〜
ご招待されたら緊張しそう。 -
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お食事の後は席を変えて、こちらで食後の紅茶でもどうぞ〜
赤と黒の個性的なダイニングテーブルから愛らしいピンクのテーブルへ。 -
こちらのテーブルは金銀の豪華なテーブルクロスにグレーのナプキン。
シックです。 -
開放的なサンルームのステキです。
ぐるりと広い窓から新緑の庭が見渡せます。 -
スミレの花のポットとお皿。
窓からは緑の風が入ってくる、
ゆったりとした時間。
洒落た会話。 -
このようなイベントは女性グループが「キャーキャー」「わいわい」おしゃべりしながら見る、というのがこれまでの定説だったけれど。
最近は女性も男性も立派なカメラを持って一人でやってくる、、、
特に「興味あるのかな〜?」と思える若い男性もかなり見かけます。
そのことに驚く人も多いのですが、私は驚かないもんね〜
4トラにいると、それはごく普通の光景(^^) -
さっきから気になっているのですが、マリモみたいな緑の植物は何でしょう?
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木のテーブルに巻きついた蔦のようで面白い。
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真っ白なテーブルクロスと、鮮やかなマリンブルーが目に飛び込んできました。
ただそれだけなのですが、、、ステキ♪ -
聖母のブルーのような穢れ無きブルー。
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モノトーンのテーブルクロス。
赤いお皿。
黒いナプキン。 -
最後はブラフ18番館。
大正末期に建てられた外国人住宅で、戦後カトリック山手協会司祭館として、平成3(1991)年まで使用されていました。
平成5(1996)年にイタリア山庭園内に移築移築され、館内では震災復興期(大正末期から昭和初期)の外国人住宅の暮らしを再現し、当時の横浜家具を復元展示しています。
(横浜市認定歴史的建造物)
普段は庶民派なブラシの木がこんなに趣のあるように見えるなんて。 -
テーマは
WIND of Asian Beauty〜受け継がれてきたもの〜
〜横濱の風は異国の香り。
山手はアジアの風が吹き抜ける美しい丘〜 -
〜アジアが持つ素朴な力強さ、そして美意識〜
そういえば、中華街がすぐ近くだった! -
〜アジアらしい素朴で土の香りする器と、色彩豊かな花々〜
テーブルに飾られている花、派手。
素朴で土の香りのする器は見当たりませんでしたが・・・私には高級に見えたもので(^^;) -
面白みのあるカーテンの柄。
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テーブルクロスの柄もカーテンの柄もがさっき見たからまった蔦のような柄で統一されていています。
なかなかオシャレな柄でした。 -
ブラフ18番館のサンルームはとても気に入っています。
抑えた淡いグリーンの窓枠がヨーロッパっぽい色で気持ちが落ち着く。 -
お部屋にはまた色彩豊かな花。
気になる緑の丸まった草。 -
〜楊貴妃と共に横濱山を旅しましょう〜
楊貴妃もこんな器で召し上がったのでしょうか。
心惹かれる可愛らしいセット。 -
ここにもニャンコがいました。
楊貴妃の愛猫でしょうか。 -
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「ここは秋にはイチョウの黄葉が綺麗なのよ〜」
といいながらブラフ18番館を後にしました。
妹たちも私もそれぞれ違う年に西洋館のクリスマスに行きましたが
「クリスマスより良かった」
が三人の感想でした(私は最初にお内儀たちと一緒に行ったクリスマスは良かったです♪)
7館ともそれぞれ趣向を凝らしたデザイン。
満足ゆくものでした。
初日なので、それほど混んでいませんでしたが、開催が9日間だけですので、これから物凄く混むと西洋館の方がおっしゃっていました。
できれば平日に訪れるのが良いそうですが、土日なら午前中朝一で見学するのが良いようです。 -
元町商店街をちょっと覗いて、妹たちは何点かTシャツを購入。
開港祭をやっていたからかしら、京劇のような姿をした人たちが練り歩いていました。
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