2012/04/27 - 2012/05/01
167位(同エリア299件中)
のんほさん
GWはどこかに行きたい。でも混んでいるところはいや。
しかも前半しかいけないとなると、あまりにアクセスの悪いところはだめ。
ということで候補に挙がったのが山陰地方。
そんなとき、ちょうど手にしたパンフでインパクトのある写真が目に入った。
崖に張り付くように立っている、三徳山(みとくさん)投入堂(なげいれどう)。即決定。
水木ファンとしては境港もはずせないし、よさそうな温泉も何か所かある。
鳥取から入り米子に抜けるルートを決めた。
4泊5日だけど、仕事が終わってその足で出発、
朝一の便で帰ってそのまま出社という強行軍だった。
疲れがたまったせいか、連休明けに首が上がらなくなるという事態が発生!
針を打ってもらうために靴下を脱いだら、足首から下がとても黒いとギョッとされた。
わらじで三徳山に登ったせいだ……。ちょっと恥ずかしかった。
- 交通手段
- レンタカー ANAグループ
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鳥取砂丘。鳥取といえば、まずここに行かなくてはと行ったものの、思ったよりもスケールが小さい。中国の鳴沙山のほうが広かったなぁ。
でも、何もないところを人がただうようよ歩いているだけという風景は、けっこうおもしろいかも。蟻が巣を作るようすを観察する教材を見ているよう。
空いているだろうと思った山陰も、ここはかなりの人出だった。 -
鳥取から車で1時間弱で若桜町(わかさちょう)へ。
かつて宿場町に残る「蔵通り」との説明はあったが、うーん、かなり手が入っていてあまり情緒は感じられない。
通りの保護・再生をめぐる対立を感じさせる張り紙もあって、複雑な気持ちになった。
興ざめしたせいで、防火のために軒先をのばしたという「カリヤの街並み」は見逃してしまった。 -
若桜のはずれにある不動院岩屋堂。
本尊の不動明王は弘法大師作かもとされているそうだが、確定されていないということは、おそらく違うということだろう。
観光客がなくひっそりしているのはいいが、この建て方では境内もなく、落ち着く場所があまりない。ちょっと惜しい。 -
いきなり三徳山の難所くさり坂。鎖につかまって、このような崖を数メートル登らなくてはならない。
この写真は自分が下りるときに撮ったもの。登るときには全然余裕がなかった。
ほかの人の旅行記にもある通り、ここは本気で登らないと危ない山だ。
わたしは靴チェックでアウトでわらじ履きに。斜め掛けバックもだめで、荷物は友人のリュックに。だから、残念ながら写真も少ない。
足がようやく届くくらいの段差をよじ登ったり、滑りそうな岩の上を歩いたり、気を張りつめてきた末にこの鎖…ちょっともうやめようかと思った。 -
でも、この坂を登ったところにある文殊堂からの景色はこの通り。
って、あまりいい景色に撮れてないけど。
ここがすごいのは、柵が全くないこと。建物の周囲に1メートルほどの縁側(そう呼んでいいのかわからないけど)が回っているけど、谷側に伸びる部分にも柵がなければ、立ち入り禁止表示もない。
「安全ニッポン」の観光地に、こんな「自己責任」の聖地があったとは!
絶景以上の発見だった。 -
わらじを脱いで一休み。この通り、投げ出した足の下に登ってくる人たちが見える。
今回、わらじはすごい!ということを発見した。とにかく滑らない。ただし、ただ単にスリッパのように履いたのではだめ。鼻緒(というのだろうか)の部分からかかとにかけて紐を渡して結ばないとすぐに脱げてしまう。実際、この紐をつけずに苦労している人を見た。 -
文殊堂から先は比較的楽に歩ける。20分ていどで投入堂が見える場所に着いた。
パンフレットによれば「寺は平安後期の作で、現存する神社建築では日本最古級ともいわれる」そうだ。あれ、寺じゃなくて神社だっけ?
706年、役行者が法力をもって岩窟に投入れたといわれ「投入堂」と呼ばれるそうだ。作ってから投げたのか? -
建物もすごいけど、上にせまる岩もすごい。
何はともあれ、一度は行ってみる価値のある場所だと思う。
ただし、天気のいいお休みの日は登山道が混むことを計算して、最低でも往復2時間はみたほうがいい。鉄道でいえば「単線状態」なので、登る人と下りる人が片道通行で、思った以上に時間がかかる。
わたしはゆっくりしたこともあり、往復3時間かかった。
あと、あまりに小さい子を連れて行くのはどうかと思う。
5、6歳の女の子が家族に連れられ、泣きそうになりながら登っているのは、あとでトラウマになるのではと他人事ながら心配になった。 -
最後の日は「庭園日本一」の足立美術館へ。
横山大観のコレクションのある美術館だが、それ以上に日本庭園が有名だと聞いていた。実際に、一番見ごたえがあるのは庭。
館内は撮影禁止だが庭は撮影可。 -
京都あたりでは珍しくない風景かもしれないが、ついついシャッターを切ってしまう。
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雨に濡れていい感じ。撮らなくてもいいけど、ついつい……。
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「庭園もまた一副の絵画である」が創立者のコンセプトだそうだ。
確かに窓に切り取られた風景は魅力がある。
聞いたことがありそうでなかったお言葉。
ただし、この日は来館者が多く「人物画」が多かった。 -
この庭の維持管理を考えたら、2200円の入館料は納得がいく。
ほかの方がLowsonで買うと割引券がと書いていたが、残念ながら買い忘れた。
外国人は入館料が半額の1100円。ミシュランガイドなどで評価されているらしいが、それを維持するためのサービスか? -
ここはよくポスターやパンフレットになっている窓。
人がいない状態で写真を撮るのはなかなか時間がかかる。 -
足立美術館から松江を通り中海の周りを回って美保関に。
ひなびた感じのいい漁港。港のそばでイカの丸焼きを売っている。 -
美保神社。
さすが本場島根県の神社、風格がある。
(気がする、実際はよくわからないけど) -
祀っている神様が2つのため、本殿が後ろ左右に連結していると「図説 日本建築のみかた」に書いてあった。
やはり、出雲大社と同じ「大社造」という仏教伝来以前の古い様式をもつそうだ。 -
ここの絵馬は釣竿型。
ひごから糸が出ていてその先に絵馬がぶらさがっている。
恵比寿様を祀っているのが、その理由のようだ。 -
美保神社の横にある青石畳通り。
江戸時代に北前船で栄えた名残りの通りだそうだ。
昔の屋号を掲げてみたり、ここも観光地として売り出し途上のようだ。 -
石畳ではないけど、この狭い感じの通りが好き。
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連休前半の最終日、この時間になると境港もさすがに人が少ない。
昼間はそうとうにぎわっただろうに。
しかし「鬼太郎駅」はともかく、となりの「ギジムナー駅」はなんかなぁ。 -
目玉おやじの列車も走ってる。
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防犯カメラありの表示。
どうせなら「妖怪ポスト」とか「目玉おやじの銭湯」とか
猫カフェならぬ「猫娘カフェ」とか、いろいろやってほしい。
いや、夕方であまり見なかったから、すでにあるのかもしれない。 -
郷愁を誘う目玉おやじ街頭。
明日からまた仕事だ〜。
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