イサキを狙いに出航しました

2012/05/06 - 2012/05/06

イサキが釣れているらしい、ということで河和から乗合船に乗って釣りに出かけました。
今日お世話になるのは河和駅から徒歩５分のエサマツさん
他の乗合船よりも朝ゆっくり出航するのでレジャー感覚で楽しむ身としては満足なお店です

エリア 美浜(愛知)

船での釣りって危ないのでは？とよく聞かれますが堤防釣りなどと比べれば安全と思います
堤防から落ちると防波堤など岩場で怪我しがちですが船釣りでは濡れるだけです。
必ず船頭さんもいますし、ほかのお客さんもいますので落ちたことがすぐ分かり、助けてもらえます。
船が沈んでもほかの乗合船が周りにありますので救助もOK
でもライフジャケットは身に着けてください。
船釣りに限らずどんな釣りでも身に着けてくださいね

お金もあまりかかりません
乗り代が８０００円、仕掛けなどで１０００円くらい使いますが釣竿とかリールなどの道具１式を借りることができます。
釣りのウェアも借りることができます。
ちなみに自分はリールは自前、竿はレンタルです

仕掛けはこれ
鉄仮面と言いますがこれにコマセを入れて釣ります
だいたい水深は４５メートルくらい
３５ｍのところに目指すイサキはいます

釣り開始後５分と立たずに１匹目をゲット
２０ｃｍ後半の言い方のイサキです

写真を撮っていると次のイサキがかかりました。
イサキは早朝のほうがよく釣れます

同じところにアジもいました。
味っておいしいのですが値段からするとイサキの方が高い・・・
なのでイサキウェルカムです！

本日一番出ました
３０ｃｍオーバー
オナカパンパンです

生きのいいイサキです

そんなこんなでお昼ごろになると雲行きが怪しくなってきました
無線のやり取りでもうすぐ雨が降るとのこと
予定よりも早く沖上がり（釣り終了）です
まぁ、天気にはかないません

今日の釣果
アジ７匹にイサキ１３匹
必要以上に釣らない、がモットー
いつもこのくらいです
数が揃ったら網を出したりエサを配るお手伝いをしたりと周りの人の世話焼きをしています

自己流ですが魚を捌きましょう
まず、うろこを落とします
気を付けることは一つ『　身をもたない！　』
身を持ってしまうと崩れてしまいますからね
なので頭を持って尾から頭にかけてうろこを取っていきます。
丁寧にとらないと調理した時臭みの原因になります

内臓を取り出します
いろいろやり方はあると思います
きくち正太の『　おせん　』ではイサキを捌くとき首からお知りにかけて包丁を入れていました。
やりやすい方でどうぞ・・・

お尻からえらの付け根まで一気に包丁を入れます
付け根まで包丁を入れたら付け根を切り落とします
こうするとおなかの中が洗いやすいし、内臓も取り出しやすくなります

ここがポイント
えらを取り出しましょう
えらの下を顎から切り外します
えらをつまんでゆっくりとしたに引きます。

上手くやると胃や腸が一度に取れ白子や卵巣だけが残ります。
包丁で取ろうとすると胃や腸が破れて臭みの原因になりますので気持ち悪くても手で取り除きましょう

あとはおなかの中を水できれいに洗って終了です
お刺身もいいですが個人的なお勧めは塩焼きです

白子や卵巣はよく洗い酒で臭みを取って醤油で煮るとおいしくいただけます

鮮度がいいイサキを冷凍にするのはもったいない、
なのでよく干物を作ります

まず頭を落とします
理由は邪魔だから！
市販の干物は尾頭付きですが自分のところで食べる分には邪魔なだけ
なので頭を落としちゃいましょう

もう一つ頭を落とす理由は
鍋に入らないから！
塩水につけるときに使う鍋の大きさでは頭があると入らないんですよね

写真のようにもって背骨の感触を出刃包丁で感じながら開いていきます
この時に注意すること
骨に身がついてもＯＫ
ただし一気に包丁を入れてください
何度も包丁を入れると身が崩れてしまいます

こうなります
開いたらもう洗わないでください
あじが落ちます
洗うのなら開く前に洗ってください

一度の包丁ではうまく開けないのでもう一度包丁を入れます
背に沿って軽く包丁を入れるときれいな開きになります

塩水を作ります
濃さは３％
理由は美味しんぼ
釣ったところの海水濃度で作ったタイの干物を海原雄山が驚くコマがあったので濃度を３％にしています。
せっかくの自家製塩分を少なくしてもいいし、昔のような辛い干物にしてもいいと思います

このままではつかり具合に不均等が出ますのでキッチンペーパーでふたをします
こうするとまんべんなく塩水につかります
冷蔵庫に一晩おいて翌日１日干せば出来上がりです

イサキを捌いていたら珍しいものが出てきました
ウオノエです
アジのウオノエは見たことありますがイサキにもいたんですね

一日干した干物です
表面が乾けばＯＫ
ぜひおためしください