2012/03/31 - 2012/03/31
7位(同エリア34件中)
Sanacoさん
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Creation Museumはシンシナティのケンタッキー州側にある博物館です。
ここを知ったきっかけは日本のテレビ番組で池上彰さんがアメリカの宗教をテーマにした番組をたまたま見たことでした。
なんかすごく「面白そう」な場所だなと思って場所を見てみたら一応車でいける範囲。。。
たまたま相方が仕事の都合でこの辺を通過することがわかり、じゃあどうせなら見に行ってみようと言うことで行くことになりました。
場所のホームページ(英語)はこちら:
http://creationmuseum.org/
また、この場所やアメリカの宗教をネタにしたドキュメンタリー映画(英語)はこちら:
http://www.imdb.com/title/tt0815241/
ちなみに私達は宗教系は信じていないので、創造論には懐疑的。
いったいどんな納得がいく説明をしてくれてるのかというのが一番の興味でした。
- 旅行の満足度
- 4.0
-
Museumの外観です。
-
Museumの入口はこんな感じ。ここはシンプルな作りになっています。
-
Museumの入口を入って展示コーナーへ行く前に見つけたイベント紹介?
映画のパクリですかね。。。
一体何を捕まえにいくことやら? -
展示エリア前はこんな感じ。
この写真にもいっぱい写ってますが、創造論をテーマにした博物館にも関わらずなぜか「恐竜」関係の化石や展示物がいっぱい。
理由は後ほどわかりますが、これはやりすぎな感じ。 -
展示コーナーはここからスタート。
この時点では普通の博物館と言った感じ。 -
なぜにCanyon?
-
この展示物では左側の学者(創造論を信じている人)と考古学者(右側)がいっしょに恐竜の化石を発掘しているところを展示しています。
この展示のそばにあるテレビモニターでは、右側の考古学者がこう言います。
「ここにある恐竜の化石はおそらく1億5千年前ほどにできたと推測しています。長い風月にさらされて化石化したものが残ったのでしょう」
左側の学者?がその後こう言います。
「私の意見は違います。神が世界を作ってから大洪水がおきたのが約4000年前ですから、この化石はその際におぼれた恐竜が土砂に埋もれて化石化したものでしょう」
右側の考古学者が呆れた目で見ていたのが印象的でした。。。w
あと、この展示、どうも左側の人のほうが正しそうな印象を作ってる感じがするのは私だけですかね?? -
ここには恐竜の化石が。
創造論の一番の敵がこの化石とかの考古学になります。
なぜなら創造論は約6000年前に神が地球を含むすべてを7日で創ったと伝えているのに、この化石は下手をするともっと前になるからです。
なぜそこまで違うのかを次の展示から説明してくれます。 -
なぜ同じ事実(化石が存在する)があるのに見方が違う(創造論では4000年まえほど、考古学(人間の考え)では一億年以上前)のでしょう?
-
ここらへんから本領発揮?です。
まず、そもそも人間の考えと神の言葉とは視点が違うという所からスタートします。
この写真は左側が人間の「Reason」理由付けとしてはこういう説明ができる。
右側が神の言葉によると化石もこのようにしてできるということを説明しています。
上の質問の回答にはなっていないのですが、当面この路線で説明が続いていきます。。。w -
上の写真の右側にこれまた恐竜。
さっきからすでに5回くらい違う種類の恐竜を見ています。 -
この写真の左端にこんな質問が。
「ティラノサウルスは肉食だったのか?草食だったのか?」
上の歯の化石を見りゃ一目瞭然な気がするのですが。。。 -
この写真は上のほうで書いたように、何故恐竜が生息した時期(化石からの推測)が神が聖書で言うことと人間が学問で得た結論と違うのでしょう?どちらが正しいのでしょうか?と聞いています。
-
何故違うのか?
それはスターティングポイント(起点となるべき部分)が違うから。
だそうです。
本来は神の言葉が書かれている聖書を起点とし、そこから考えを始めるべきなのに、人間はいつからか自分で考えるようになり、そこから哲学や心理学などの理由付けを始めるようになった。それが間違っている。
神の言葉を信じ、そこからを起点として考えるべきだと説いています。 -
難しく書きましたが、簡単に書くとこうなります。
人がどれだけいろいろ学び、考えようが神様には及ばないんだからその言葉を信じなさい。
その言葉を信じていれば救われます。。。と。 -
神は7日で世界を作ったと旧約聖書に書いてあります。
ですから世界は7日で出来たのです。と言うことを説明しています。 -
ここでは、進化論に対し、創造論ではそもそも植物や動物は神が作り、そこから繁殖していったと言うことが書かれています。
-
進化論では人間はサルなどから派生し、繁殖していきましたが、創造論ではそもそも別物です。
-
さて。ここからトーンが変わってきますw
この展示はその違う視点からの考え方というのは我々の人生にどのような影響を与えるのでしょうというものです。
展示の写真は全部暗いもので、なぜこんなにも苦しまなければいけないのか、希望はないのか、なぜ死ななければいけないのかなど人が考え込んでいるものとなっています。
この次の展示では、神の言葉を信じていれば「希望」が与えられると書いてありました。へー。。。 -
イチオシ
「こんなの学校で習ったことなかったよ!」
「じゃあ次のを見に行きましょう!」
香ばしいですねぇ。。。 -
この展示は神の言葉は真実であり、正しいものだと主張。
その理由が
1.2000年にもわたり40人もの作家、伝える人が同じメッセージを発信し続けてきたから(別に他の歴史書や伝説と何が違うのだろう?)
2.前世紀に見つかった石碑により、オリジナルワード(最初の言葉というべきでしょうか)が確認されたから(中国も4000年くらい前の記述が発見されてますけどねぇ)
3.「考古学」により、聖書の歴史的詳細が事実であることが何度も確認されているから(神の言葉が証明されたのか、歴史が証明されたのか不明)
4.聖書で予言されていることはすべて実現されており、一つもその予言がはずれたことはないから(へー。。。)
だそうです。 -
旧約聖書がどのようにして語られていったのかを展示しています。
このように預言者達によって同じ言葉が語られたり、記載されたりしたと。 -
そこまでヨーロッパ史や宗教史に詳しくないので、右側の展示が何を示しているのか忘れちゃいました。。。
このエリアは急に聖書の正当性と真実であるということを強調し始めます。 -
さて。。。
ここからはScripture(聖書の言葉)が失われてしまった現代社会はどんな世界なのかという展示エリアです。
写真がこれしかないのですが、急におどろおどろしい展示が続きますw
簡単にまとめると、聖書を信じなきゃ現実社会は崩壊するということを強調しています。
(10代で妊娠し、堕胎するとか、ネットゲームで人を殺しまくりながら、ドラッグを吸うとかそんなビデオがありました)
感想としては、子供にこんな印象を与えてもいいのだろうかという素朴な疑問w -
聖書の記述にある最初の7日間を映像化したものです。
映っているのはアダムとイブ。 -
このコーナーを抜けると次からは池上さんが番組で紹介していたエデンの園のエリアへと続きます。
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エデンの園
人間と動物が植物に囲まれた豊潤な世界で仲良く暮らしています。 -
聖書によると動物に名前(羊とか鹿とかゴリラとか)をつけたのはアダムなんだそうです。
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恐竜は何を食べていたのか?
神はすべての動物、鳥、虫などに充分な量のグリーンハーブ(植物でいいのかな?)を与えたと聖書に記述があります。
これに基づくとすべての動物(恐竜を含む)はベジタリアンだったそうですよ。 -
最初はアダムだけだったエデンの園に神がそのパートナーとして、イブを授けました。
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これが上の展示の説明なのですが、そこにはこう書いてあります。
「神はこう言いました。人(男)が独りというのは良くない。彼のパートナーとなるべきものを作ろう。神はアダムの肋骨を使いそこから彼のパートナーとなるべき女性を作りました。そして彼女を彼に与えました。」
良いのかなぁ。この記述。。。w
田嶋先生とかが聞いたら発狂しちゃうんじゃないだろうか。。。 -
このときは二人には羞恥心も性欲もまったくないそうで、二人で楽しく過ごしている展示です。
便宜的でしょうが、周りの花はなんなんでしょうね。。。w -
イブのそばには恐竜が。
ただこのときは肉食ではなかったそうなんで、お互い幸せにくらしていたとのこと。 -
しかしこの博物館はかなり広い。
-
肝心の展示を取り損ねていますが、この写真はすでにアダムとイブがサタン(悪魔)に唆され、禁断の果実を食べたあとの状態です。
神の言葉を信じず、果実を食べてしまったアダム達に怒った神は呪いをかけました。
そのため、恐竜も肉食になってしまい、生きるため、食べるために殺さなければならなくなったという展示。
ここからいくつかこういう展示が続くのですが、じゃあ果実を食べなかったら性欲もない、繁殖もしない人間って2人だけの状態だったのかな?とか、いろんな疑問が逆にわいてきました。
あ。自分で考えちゃいけなかったんですよね。神様がこう言ったんですからそれを信じないと(><) -
エデンの園、カインとアベルの展示の次はノアの箱舟の展示エリアへ。
写真は箱舟の建造しているところを再現したそうです。
このシーンは実物(あれば)の1000分の1ほどのスケールだとか。
この箱舟は神のお告げを信じたノア達が洪水を生き残るために、建造し、人間だけでなく、動物、鳥、恐竜?、植物などなどを詰め込んだそうです。 -
今から4000年前ほどのお話らしいのですが。。。
そんな巨大な船作れたのかなぁ。
実はこの前の展示エリアから周りのスピーカーから常に「神はこう言った」みたいな声が流れていてちょっと頭が痛くなってきてましたw -
この展示は大洪水が起きて水が引いた後のノアの箱舟の状態です。
何山だったか忘れましたが、崖ギリギリで止まっていますw -
洪水があったという説明①
この写真は洪水は間違いなくあったんだというのをグランドキャニオンや鍾乳洞、氷河などで説明しています。
地球を覆うくらいの洪水ねぇ。。。 -
洪水があったという説明②
海抜よりも何千メートルも上で発見される海の生物の化石などがその証拠だと説明しています。 -
これは大洪水がどのようなメカニズムで起きたかを映像で説明。
これによると、超特大地震と超特大噴火と超特大洪水がそれぞれ派生する形で発生し、地球全体を覆うような大洪水が起きたそうです。
助かったのはノアの箱舟に乗った人達だけ。
今起きている地震や噴火はそのほんの何分の一の規模なんだとか。
ってか地球ぶっ壊れてないですかね?そんなの起きたら。 -
これらの展示から神が聖書で示している言葉と、世界は真実であると結論しています。
んー。。。
アダムとイブの子供が我々の祖先なら、その子供の奥さん誰?
ノアの箱舟には記述によると恐竜から家畜、人まで全部詰め込まれたみたいだけどどうやって5ヶ月間も生活してたんだろう。。。
などなど疑問がいっぱい。
あ。ダメダメ。神の言葉は真実でしたね。。。 -
展示エリアを見終え、おみやげ物屋さんへ。
恐竜が本読んでるよ。。。w -
ここにはマンモス?の標本が。
なんか、全然創造論に関係がないのに、子供をひきつけるためか恐竜とかこういう標本がすごく目に付く作りとなっていました。 -
イチオシ
HELL IS REAL
ケンタッキー州のI-65沿い、オハイオ州のI-71沿いで見ることが出来る看板。
突然他の広告とは違ったものが出てくるのでびっくりします。
ネットで調べたんですが、この看板を作った人も「神の啓示」を受けたそうです。
ちなみに夜はライトアップされるため日中よりも怖いですw
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