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アメリカ出張の合間の週末、ケンタッキー州レキシントン近郊のバーボンウィスキーの醸造所を訪れた。アメリカ人の知人のニールさんがキャンピングカーを出してくれて、1時間ほどのドライブを楽しんだ。レキシントンという名の町はアメリカには無数にあり、レキシントン・コンコードの戦いが行われたマサチューセッツ州の町が最も有名であろう。フォートラにはケンタッキー州の他、サウスキャロライナ、テネシー、ネブラスカ、ノースキャロライナ、ヴァージニア、マサチューセッツ州の7つの選択肢がある。今回はバーボンウィスキーの故郷レキシントンKYをご紹介する。<br /><br />レキシントンはケンタッキー州中央部の中心都市で、ルイヴィル市に次いで州第2の都市である。人口は約30万人、北西約35kmに位置する州都フランクフォートを含めたレキシントン広域大都市圏では約65万人となる。周辺の最大都市はオハイオ州シンシナティであり、私は2000〜2004年の約半分をこの町で過ごした。レキシントンとはハイウェイ75号線を車で走って1.5時間の距離で、数え切れないほど往復した。<br /><br />レキシントン周辺には、世界遺産や国立公園などの目立った観光地はないが、ケンタッキー・ダービーで知られる競走馬の生産であり、また州の特産物であるバーボン・ウイスキーの生産地として有名で、訪れる人も多い。<br /><br />バーボン・ウィスキーの名はフランスの「ブルボン朝」に由来する。1789年、エライジャ・クレイグ牧師によって作られ始め、後に合衆国大統領となるトーマス・ジェファーソンがケンタッキー州の郡のひとつを「バーボン郡」と名づけ、それがそのまま同地方で生産されるウイスキーの名前となり定着したと言う。<br /><br />主原料は51%以上80%未満のトウモロコシ・ライ麦・小麦・大麦など。これらを麦芽で糖化、さらに酵母を加えてアルコール発酵させる。その後、連続式蒸留機でアルコール度数を80%以下に調整し蒸留、62.5%以下で内側を焼き焦がしたホワイトオークの新樽に詰めて2年以上貯蔵・熟成させる。熟成の際に焦げた樽の色と匂いが移り、完成したバーボンは独特の芳香を持つ。<br /><br />市場に出荷される際には、アルコール度数は40% 以上であることが義務付けられているそうだ。日本にはI・W・ハーパー、メーカーズ・マーク、ワイルドターキーなどが知られているが、この日はウッドフォード・リザーヴという醸造所を訪れた。ガイドさんが原材料から、発酵の過程、蒸留、樽への貯蔵、熟成から瓶詰めまで全工程を丁寧に解説してくれた。もちろん最後には試飲、と相成るわけであるが、少量のバーボンを味見して、真昼間からほろ酔い気分になってしまった。<br /><br />この醸造所の周囲には、競走馬を飼育する牧場がたくさんある。たっぷりとした昼食をすませ、のどかな牧場の風景を眺めながらうたた寝していると、ニールさんのキャンピングカーはホテルに帰着した。

レキシントンKY:ケンタッキーバーボンの故郷を訪ねて

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2007/06/27 - 2007/06/28

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ハンク

ハンクさん

アメリカ出張の合間の週末、ケンタッキー州レキシントン近郊のバーボンウィスキーの醸造所を訪れた。アメリカ人の知人のニールさんがキャンピングカーを出してくれて、1時間ほどのドライブを楽しんだ。レキシントンという名の町はアメリカには無数にあり、レキシントン・コンコードの戦いが行われたマサチューセッツ州の町が最も有名であろう。フォートラにはケンタッキー州の他、サウスキャロライナ、テネシー、ネブラスカ、ノースキャロライナ、ヴァージニア、マサチューセッツ州の7つの選択肢がある。今回はバーボンウィスキーの故郷レキシントンKYをご紹介する。

レキシントンはケンタッキー州中央部の中心都市で、ルイヴィル市に次いで州第2の都市である。人口は約30万人、北西約35kmに位置する州都フランクフォートを含めたレキシントン広域大都市圏では約65万人となる。周辺の最大都市はオハイオ州シンシナティであり、私は2000〜2004年の約半分をこの町で過ごした。レキシントンとはハイウェイ75号線を車で走って1.5時間の距離で、数え切れないほど往復した。

レキシントン周辺には、世界遺産や国立公園などの目立った観光地はないが、ケンタッキー・ダービーで知られる競走馬の生産であり、また州の特産物であるバーボン・ウイスキーの生産地として有名で、訪れる人も多い。

バーボン・ウィスキーの名はフランスの「ブルボン朝」に由来する。1789年、エライジャ・クレイグ牧師によって作られ始め、後に合衆国大統領となるトーマス・ジェファーソンがケンタッキー州の郡のひとつを「バーボン郡」と名づけ、それがそのまま同地方で生産されるウイスキーの名前となり定着したと言う。

主原料は51%以上80%未満のトウモロコシ・ライ麦・小麦・大麦など。これらを麦芽で糖化、さらに酵母を加えてアルコール発酵させる。その後、連続式蒸留機でアルコール度数を80%以下に調整し蒸留、62.5%以下で内側を焼き焦がしたホワイトオークの新樽に詰めて2年以上貯蔵・熟成させる。熟成の際に焦げた樽の色と匂いが移り、完成したバーボンは独特の芳香を持つ。

市場に出荷される際には、アルコール度数は40% 以上であることが義務付けられているそうだ。日本にはI・W・ハーパー、メーカーズ・マーク、ワイルドターキーなどが知られているが、この日はウッドフォード・リザーヴという醸造所を訪れた。ガイドさんが原材料から、発酵の過程、蒸留、樽への貯蔵、熟成から瓶詰めまで全工程を丁寧に解説してくれた。もちろん最後には試飲、と相成るわけであるが、少量のバーボンを味見して、真昼間からほろ酔い気分になってしまった。

この醸造所の周囲には、競走馬を飼育する牧場がたくさんある。たっぷりとした昼食をすませ、のどかな牧場の風景を眺めながらうたた寝していると、ニールさんのキャンピングカーはホテルに帰着した。

旅行の満足度
3.5
観光
3.5
ホテル
4.0
グルメ
4.0
ショッピング
3.5
交通
2.5
同行者
社員・団体旅行
一人あたり費用
5万円 - 10万円
交通手段
徒歩 飛行機
航空会社
デルタ航空
  • キャンピングカーを運転するニールさん

    キャンピングカーを運転するニールさん

  • ウッドフォード・リザーヴ バーボン・ウィスキー醸造所に到着

    ウッドフォード・リザーヴ バーボン・ウィスキー醸造所に到着

  • バーボン・ウィスキー醸造所の認定書

    バーボン・ウィスキー醸造所の認定書

  • 醸造所の入り口

    醸造所の入り口

  • 原材料を入れた樽を見学

    原材料を入れた樽を見学

  • 発酵中の樽の内部

    発酵中の樽の内部

  • 発酵中のバーボン・ウイスキー、えもいわれぬ芳香が漂う

    発酵中のバーボン・ウイスキー、えもいわれぬ芳香が漂う

  • 蒸留のための装置

    蒸留のための装置

  • ウッドフォード・リザーヴの巨大な蒸留装置

    ウッドフォード・リザーヴの巨大な蒸留装置

  • 巨大な蒸留装置

    巨大な蒸留装置

  • バーボン・ウィスキー生産工程の一部

    バーボン・ウィスキー生産工程の一部

  • バーボン・ウィスキー生産工程の写真による説明

    バーボン・ウィスキー生産工程の写真による説明

  • バーボン貯蔵の樽

    バーボン貯蔵の樽

  • バーボンを貯蔵する樽の保管庫

    バーボンを貯蔵する樽の保管庫

  • 無人化された瓶詰め工程

    無人化された瓶詰め工程

  • バーボンが瓶詰めされる状況

    バーボンが瓶詰めされる状況

  • 自動化された設備で瓶詰めされたバーボン・ウィスキー

    自動化された設備で瓶詰めされたバーボン・ウィスキー

  • ケンタッキーの競走馬を飼育する牧場が続く

    ケンタッキーの競走馬を飼育する牧場が続く

  • 途中道路と平行するアムトラック鉄道線路

    途中道路と平行するアムトラック鉄道線路

  • 田舎町のレストラン

    田舎町のレストラン

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