2010/09/10 - 2010/10/16
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こまちゃんさん
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10月13日の続き。
食事も終えているので、荷物の送りもスムーズにすませて、ホテルへチェックイン。
ネットで頼むホテルは、いつも当たりが多いです。
その後、爺ぃは韓さんと友人宅などを訪問するので、こまは遠慮して、喀什にやって来た叙述詩人が眠る、玉素甫・哈斯・哈吉甫(ユスプ・ハス・ハジプ)の陵墓へ出掛けてみました。
喀什にやって来たユスプは、18ヶ月掛けて仕上げた叙述詩を故郷の国王へ寄贈し、その王から「ハス・ハジプ」の称号を与えられ、この長い名前になったそうです。
(その王は、もっともっと長~い名前なんですけどね)
- 旅行の満足度
- 5.0
- 観光
- 5.0
- ホテル
- 5.0
- 交通
- 5.0
- 同行者
- 一人旅
- 一人あたり費用
- 1万円未満
- 交通手段
- 徒歩
- 旅行の手配内容
- 個別手配
PR
-
と言う事で、先に駅へ出掛けて、広州へ荷物を送ります。
ホテル前を通過して、人民公園辺りで東へ右折・・・ -
ここから、メインストリートの「人民東路」に出ます。
-
人民東路を東へ10分ほど走って行けば、どん突きに喀什駅があります。
ホテルは、場所的にも便利な所でした。 -
東湖公園に架かる「吐曼橋」が見えていますね。
この景色は、初訪問時に見た印象的な場面でもあります。
何度目かの訪問で、大観覧車が出来ていました。 -
吐曼橋から東湖公演を見てみると、モダンな建造物が見えました。
-
到着です。
係の人は維吾爾人女性で、テキパキやって呉れました。
荷物の検査も、梱包や紐締めなどもキチンと出来ているので、作業のオヤジと息を合わせて、「慣れている感」を出しながら、スムーズに進みました。
もう一組お客が居ましたが、いい加減な梱包に図々しい態度でしたので、作業のオヤジが機嫌を損ねてしまい、開けてチェックとされていました。
こちらの荷物は既に検査が完了したので、オヤジの機嫌が変わらないうちに、奥の台車へと送り込みました。
こう言う所では、オヤジを立てなければダメなんですけど、どこかの成金さん達は高飛車に出るから、本来何の問題も無く済む事を、こんな風にして自らトラブルを作っちゃうんですよね。
アンタほんまに中国人か?と思ってしまいます。 -
精算作業が進められている間に、駅前まで走って行き、駅舎をパチリ!
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チョイ引きでパチリ!
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全体をパチリ!
真西を向いているのかと思いましたが、ちょっと北寄りなんですね。
15時なので大丈夫かと思っていましたが、まだ逆光でした。 -
荷物は全部で400元弱係りましたが、余所では手に入らない核桃がメインなので、必要経費と言う事で・・・(負け惜しみが混じっておりますが)
喀什の展覧中心。
トレーディングなどのイベントセンターです。 -
帰りも直進!!
初訪問からずっと印象深い吐曼橋遠景をパチリ! -
喀什名物の1つ「高台民居」。
地元少数民族が高台に集まって作った居住区で、建築法もクソも関係ない独特のエリア。
10年ほど前には、開発の手が押し寄せていると聞いていましたが、今では「保存」になって良かったと思います。
さっきは反対側で撮れなかったので、戻りではしっかりその様子を撮っておきました。 -
吐曼橋から全景が見られます。
滞在中、近くまで行きますので、中には入れれば良いかと思っているのですが、地味との人からは「入るな」と言われています。 -
見れば見るほど、なんとも心許ない建て方・・・
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年間降水量が200mm前後なので問題ないと思っているのでしょうけど、最近は異常気象なので、もしもの豪雨が続いたとしたら、たまったものでは無いと思います。
保存に決めたのなら、是非、凝固剤を流し込んであげて欲しいです。 -
吐曼路西手にある大観覧車。
ここも湖東公園になるのかな?
(公園の枠外にあるけど、ここの名称が地図に載っていません) -
車はルートを変えてホテルへと向かいます。
ホテル裏手(人民公園東手)にある「喀什科技文化広場」。 -
後ろは人民公園と繋がっていて、自然の中に納まった超モダンな場所って感じです。
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・・・駅とセットのデザイン???
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ホテル到着!
中国のホテルは、百元少々でもこの広さなのが嬉しい!! -
Roomナンバー508。
ドア越しにパチリ! -
通路だけでもこの広さ。
こちらに慣れてしまうと、日本のビジネスホテルはとっても窮屈です。 -
ホテルの案内冊子。
さて、爺ぃは韓さんと友人訪問に出かけるそうなので、こまは残って市内を散策します。
地図で確認した所、直ぐ南手に遺跡があるようなので出掛けてみたいと思います。
遺跡と言っても、新疆ではメジャーな陵墓です。 -
喀什の詩人、「玉素甫・哈斯・哈吉甫(ユスプ・ハス・ハジプ)」の陵墓ですが、ホテルを出て南下し、70mほど進むと「体育路」があります。
そこを東へ左折して、、、 -
体育路を70mほど進むと、細々とした入り口が見えてきました。
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ひっそりとした葡萄棚があります。
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その前辺りに入場料の看板が。
30元か・・・
割高ですねぇ。
んん!
良〜〜く見ると、元の記載が見えています。
あらら、以前は10元だったようです。
いきなり3倍満かよ!
暇そうに座っていた老維おばさんにお金を渡すと、カラーのチケットを呉れました。
チケットの裏にあった建物の見取り図を見ながら進みましょう! -
陵墓は直ぐ正面に見えております。
大きいですね! -
ゲート。
中には宮殿のような佇まいの陵墓が。 -
本当にお墓ですか?
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ゲートを入ると、通り抜ける前に石像がありました。
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高貴な面持ちのその主が、ユスプ・ハス・ハジプその人でした。
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ゲートをくぐると、、、将にお城、宮殿ですね。
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宮殿の様相をした陵墓は、とても精密で綺麗なタイルが施されていました。
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色んな角度から撮っておきましょう!
これがホントの「とっておき」、なんちゃって!(*灬☆)\バキッ! -
俯瞰は、28mmレンズ(規格上18mmですがAPS-Cタイプなので)ではこれが限界です!
18mm(12mm)が欲しい所ですね。 -
アップなら問題なし。
綺麗な仕上がりのタイル1つ1つが良く見えていますね。
全部「マイセン」だったらすごい!!(有り得ん!)
420mmまでカバーします。 -
では、陵墓内は後にして、先ずは向かって左にあるゲートから、敷地内をグルッと回ってきましょう。
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ゲート脇にある飾り格子。
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入った所の回廊。
回廊では、老維画家の展示会もしていました。
お墓で展示会って発想も、こまたちとは違った感覚ですね。 -
先程の飾り格子を裏側から。
太陽が眩しい! -
こちらの廊下の展示品たち。
どれどれ・・・ -
ん?
文字ですね。
書法家の作品と言う事でしょうね。 -
回廊に沢山並んでいます。
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そこから見える裏側の建物の飾り。
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反対側(正面から見たら向かって右手)にやって来ました。
そこらでも、逆光の塔をパチリ! -
左右対称のレイアウト。
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建物露出でもう1枚パチリ!
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こちらからも、裏手の様子を引き気味でパチリ!
イスラム版四合院って感じ。 -
右のゲート側の回廊にも書画が。
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回廊の真ん中で撮りましたので、クルッと回ってみます。
その位置の壁面にあった明かりの設備。 -
反対側。
イスラムも掛け軸って有るんですね〜♪ -
こちらからは順光の陵墓のドーム。
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では、表に出ましょう。
向こう側もそうでしたが、この「何故か朽ち果てた木製」の扉が、何とも言えませんね。 -
表に出てきて、こっち側からの全景をパチリ!
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入り口のゲートも入れてパチリ!
旅行案内用みたいです。 -
今出てきたゲートです。
記念に自分も一緒にパチリ! -
さて、本題のお墓をお参りしましょう。
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近付くと、更に大きくて素敵な建物ですね。
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中央にある陵墓ドームへのゲート。
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入って直ぐの様子。
モスグリーンの飾り格子が素敵。 -
11世紀に於ける維吾爾人民の偉大な学者で思想家、詩人でもあるユスプハスハジプは、1019年にカラハン王朝の都であるバラサグンで貴族の家庭に生まれた彼は、その創作活動のために喀什へやって来て、1,069年から1,070年の間に、13290行に及ぶ叙事長編「福楽智慧(「KUTATGHU BILIG」 KUT-幸せ、ATGHU- 与える、BILIG-知識)」を18ヶ月で書き記し、当時のカラハン王朝統治者(塔吾哈其・布哈拉汗・艾布・艾力・艾山(略して「塔・布拉哈汗:タ・プハラハン」))へ寄贈しました。同時に、タ・プハラハン王により、「ハス・ハジプ」の称号を与えられました。
1085年に喀什で逝去、享年67才でした。喀什の「喀拉汗王室陵園」に埋葬されました。
1957年1月4日、新疆維吾爾自治区人民政府の決定で、この陵墓は自治区級の重要保護拠点とすべきとされました。
過去に5度の改装が行われ、最後の5度目では、共産党と政府の協力の下、今の状態に修復されました。
<<以下は、場所や大きさの説明です>> -
その棺です。
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棺越しに見た天井のドーム。
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採光を考えたモダンな仕上がりですね。
(上下2枚繋ぎました) -
斜めからも2枚綴りでパチリ!
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棺の正面。
民族衣装を纏っているようですね。 -
ドーム内の壁面もパチリ!
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たぶん、叙述詩の行数でしょうね。
その行に書かれた「教えとなる言葉」を書き並べているようです。 -
ドアの向こうにも架かっています。
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正面ゲートのドアは、こんなに綺麗なドアなんですね。
両サイドも変えてよ〜! -
ここ(左側)と右側の朽ち果てた木製ドアも!
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最後の足掻きでパチリ!
夕日が当たり始めたので、色相いが変化していました。 -
ゲートから未練たらしくパチリ!
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チケットを買った所に、英語の説明もありましたね。
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チケット売り場の辺りからパチリ!
入り口ゲートの屋根です。 -
チケット売りのおばちゃんと、遊びに来ていたオヤジ。
入っている間に訪れたお客さんは他に1人だけでした。
その人もデジイチ持ってバチバチ撮っていました。
彼が写らないように撮るのが、ちょっと大変でしたが・・・。 -
さて、体育路を更に進んでみました。
次の大通りの手前にあった標識。
「高台民居」の表示もありますね。
ここの天南路よりも、もうひと筋東側で東湖公園西沿いの「船帕依納普路」から北上すれば、正面に見えてくるので判りやすいです。 -
その先の「天南路」とのT字路には、大きな三角州が有って、植物で綺麗に飾りつけられていました。
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ホテルから散策したルート地図です。
駅から高台民居などのルートは、この地図の上側で切れていますが、高台民居の時に、別の地図を載せますね。
ではこの後、矢印の先にある「喀什科技文化中心」から「人民公園」を抜けて行きますので、その様子は次の旅行記でお送りします!
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