
2011/10/05 - 2011/10/05
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Weiwojingさん
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かつてスリランカ大使公邸であった白金の洋館が「白金甚夢迎賓館」となっていました。10月のある日、ここでで昼食をとる機会がありました。大使公邸は今まで何度も訪れたことがあり、歴代の大使が住んでいた時に招かれたり、パーティに出席したりして、懐かしい思い出のある場所です。
今回ここに来て、どんな風に変わったのか実際に見てみたいと思い、食事の後館内を見せていただきました。基本的には間取りも室内も変わってはいませんが、今はレストラン&結婚式場になっているので、昔の雰囲気はほとんどありません。
元スリランカ大使公邸の歴史を辿っていくと、旧渡邊甚吉邸に辿りつきます。渡邊甚吉は1906年(明治39)、岐阜県に代々続く旧家の12代目として生まれ、数々の会社代表を務めたり、貴族議員、参議院議員として、政界でも活躍した人物です。
この邸宅は甚吉がヨーロッパ旅行の際、イギリスで出会ったチューダー様式を採り入れて建設し、1934年(昭和9)に竣工しました。それ以来様々な人々の手に渡りましたが、今日まで大切に使いこまれてきました。
■ 「白金甚夢迎賓館」ホームページ
http://www.jinmu-shirokane.com
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白金甚夢迎賓館の入口です。ここは地下鉄南北線または三田線白金駅から数分の閑静な白金の住宅地にあります。
* 「白金甚夢迎賓館」 (港区白金台4−19−10)
TEL. 03-5798-3890 FAX 03-5798-3889
営業時間 11:00〜20:00 -
門を入ると、すぐ玄関となります。建物はハーフティンバー式で、イギリスの中世建築のチューダー様式を採り入れたものです。
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玄関を入ると、先ずこのようなエントランスホールがあります。
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2階に上がる階段です。
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階段の手すりの造りが大変素晴らしいです。2階は食事の後案内していただけるとのことで、先ずは食事をとることになりました。
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ここで食事をとります。旧渡邊甚吉邸時代もメイン・ダイニングルームでした。しかし、スリランカ大使公邸の時はレセプションのための部屋で、ソファが何脚も置かれて、大勢のゲストが談笑する姿を眺めることが出来ました。現在は元のダイニングルームに再び戻りました。
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今回の昼食のためのテーブルセッティングです。
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ふとダイニングルームの天井に目をやると、素晴らしい装飾が施されていて、感嘆させられました。
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窓の側にはテーブルが置かれ、外の美しい庭を見ながら食事が出来ます。
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この日はイタリア料理のコースを選びました。先ずは前菜のサーモンマリネです。
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パンは3種類あり、あまりにも美味しいので小生もまた他の人もお代わりをしていました。
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これはカジキマグロをフレシュトマトとアンチョビのクリームソースでオーブンで焼いたものです。味が複雑で、うまく説明が出来ません。
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ロースカツソース添えのポークです。肉はミディアムで、硬くもなく柔わらか過ぎず、食べやすい状態でした。
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こちらは魚介類と水菜のスパゲティです。
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最後のデザートです。3種類あり、イチゴを添えたケーキ、アイスクリームそして果物です。この他に、コーヒーまたは紅茶も出ましたが、小生は紅茶をお願いしました。
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大きな暖炉があります。
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玄関ホールは吹き抜けになっていて、2階を見上げることが出来ます。2階へ向かう階段の手すりや天井の梁が黒光りして、美しく輝いています。
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2階には以前は寝室がありましたが、今は結婚式用の部屋になっています。
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かつての寝室のドアノッブがいかにも古めかしいですね。
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2階には和室が一つあり、結婚式用の和装の衣裳が展示されています。
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もう一つ洋室があり、こちらにはウエディングドレスが置かれています。
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寝室だった部屋の脇にはバスルームがあります。
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1階に戻り、チャペル(結婚式場)も見学しました。ここはかつて応接室(渡邊甚吉時代)があった部屋です。部屋そのものは改造されてはいませんが、教会風になり、かなり雰囲気が変わりました。
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祭壇の背後には3羽の鵜が描かれていますが、これは甚吉の出身地岐阜にちなんだものです。
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チャペルの正面右側にはこのようなガラス戸があり、外に出ることが出来ます。ガラスの装飾が独特の模様がはめ込まれていて、素晴らしいの一言に尽きます。
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チャペルの隣にある小部屋です。ここはもともと和室でしたが、それは変わっていません。今は結婚式の控え室として使われています。
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1階奥の部分で、右側の方にキッチンがあります。ここには入れませんが、微かに料理をする音やにおいが漂ってきました。
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1階の洗面所です。
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2階にあった照明器具です。美しく輝いていました。
2時間以上も食事やら館内見学で十分楽しむことが出来、大いに満足しました。同時にかって何度も訪ねたころのことが思い出されます。
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