爺ぃのご両親のお墓を建てる為に莎車へ！其の62～ぶらり叶城・公共汽車で莎車へ帰宅！

2010/09/10 - 2010/10/16

10月5日の続き。
飲んだくれ軍団の魔の手から逃れた韓さんとこまは、とんとん拍子で莎車行きのバスに乗りこみ帰路に就く事が出来ました。

抜けるように真っ青な蒼空を仰ぎながら走るバスの車内では、維吾爾人達が韓さんを取り囲み、談笑の声で盛り上がっていました。
みんな愉快な人が結構多いようで、何を言っているのかは、全てじゃないけど韓さんが訳してくれましたので、約2時間のバスの中は、思ったほど退屈はしませんでした。

では、真っ青な空と共に、莎車へ帰宅しましょう！

エリア 喀什(中国)

• 旅行の満足度: 5.0

バス停に着く度に、人と活気が甦ります。

ここは、幾つ目かで停車した、一寸大きめのターミナル。

途中のバス停って、日本の否かのように閑散とはしていないんですね。

羊、バッゲージコンテナに積み込むんですね･･･(＠灬＠；
（このバスのエンジンは、ここではありません）

そのバス停で見た標識。

恰爾巴格と言うバス停なんですね。

羊を買いに来た人？売りに来た人？

選ぶ人？悩む人？

道中、村の近くの路上には、色んな売店が出ています。

珍しく、西瓜も哈密瓜も無く、林檎や木瓜や桃などばかりが並んでいます。

恰瓦克ガソリンスタンド。

日本と違って、昼間は照明類を全部消灯しています。

電波塔。

これも日本と違って、維吾爾の僻地の村々までも、電波が届きやすくなっています。

バスからずっと観えていた蒼空。
グラデのスクリーントーンではありません。

北京の蒼空も凄かったですが、それとは違って遠くの方まで青白く薄らいで行く事から（画像下部）、公害とは無縁だって事も判ります。

どっちを向いても「空」

とことん蒼く抜けるような「空」

叶爾羌河の支流を渡ります。

河にも蒼空が映り込んでいます。

水の位置がもう少し手前だと、紺色になっていますが･･･

脇道。

葉っぱが紅葉し始めていますね。
楊樹も先の方が黄色くなっているモノも見かけました。
10月後半頃、全ての楊樹並木のトンネルが、黄金のアーチに変わります。
そこまで滞在していたいのですが、残念ながら時間がありません。
（勿体ない･･･）

蒼空も欲しいので、同じ所を少し引いてみます。

最大広角へ！

揺れるバスとの戦いです！

あらら、ブレブレでした･･･

あちこちに咲いている、小さな赤い花「紅柳（タマリスク）」を狙ったのですが･･･。

これは「綿花」。

前にも言いましたように、今年は異常で1ヶ月ほどずれていますので、これから綿毛が満開になる様です。

その頃車内では、韓さんが色んなお話を始めています。

田舎の人って万国共通で、自分の村以外の話には、結構興味があるようです。

一度火が点くと止まりません。

でも、韓さんも話し上手な人ですから、現地人も魅了する維吾爾語で、淡々と語り続けていました。

時折起こる笑いの渦に、何を話したのかと思って振り向くと、韓さんが要約して教えてくれます。

向こうで外を見ている鬚おじさんも笑いが止まりません。

あ、決して大リーガーのミルウォーキー・ブルワーズに居る「プリンスフィルダー」ではありません（そんなこと思うヤツ居らんわぃ！）。

白楊木、先の方が黄色く色付き始めてます。

影。

こんなに伸びているのに、空は未だ未だ真っ青です♪

「びっくらしただ〜！」の表情。

余程の楽しい話だったようで、他の乗客までもがドドドッと押し寄せて聞き入っています。
座席でカメラを置いたままの撮影なので、前にいるその人たちの様子が撮れていませんが、気分的にかなりプレッシャーを感じる絵面です(＠灬＠；

みんな姿は無骨な大人でも、中身は幼さを持ったままの大人ですので、実際はそんなことは無いのは判っていても、みんながヒゲ中顔だらけな･･･？逆です！！顔中ヒゲだらけなオッサンばっかりなので(^灬^；)、感覚的に結構重たく感じちゃいます〜♪

同じ風景がずっと続いています。

時折切れ目があると、、、

こんなショットも撮れますね。

引いてみたのもどうぞ。

「道幅狭くなります」の標識。

黄色の標識は、この景色の色にアクセントを呉れるような感じで好きです。

道端にぽつんと置かれた椅子とパラソル。

工場？

鉄道の駅が、今年の暮れに開通しますし（先ずは貨物から）、空港も建設予定ですので、色んな意味で仕方が無いのかも知れません。

出来れば無い方が良いけど･･･

雪鷹と書かれているので、産業の「綿花」の加工会社でしょうか？

澤普県辺りですね。

澤普には、雄大な大平原と森林を抱えた湖の見える国定自然公園があります。
http://www.17u.cn/scenery/SceneryInfo-26688.html

今、そこに上海人達が来て手を加え「じんこうてきなこうえん」にしようとしています。
この国は、そう言う事にも平気で許可を下すので、ホント節操が無くて困ります･･･

澤普県中心。

後ろ側は、もう少し綺麗なビルが沢山建っています。

スズキは、バイクがかなり早くから持ち込まれた為、本田と並んで超有名で超人気です。

スタンド。

開いてないみたいでしょ。

あ！
「進站加油　免費洗車」って書いてある♪
洗車機が無いので、手洗いでしょうね。
日本なら手洗い大歓迎ですけど、沙漠の町ではキズだらけにされるのがおちでしょう。

澤普のバスターミナル。

白楊木並木のその奥には｡｡｡

大きな側溝がありました。

ずっと続いております。

樹木自体も密度が濃く、葉っぱの茂り方も密度がありますね。

と思ったら、叶爾羌河に差し掛かりました♪

なるほどですね。

川面に空の青さが映り込んで海のようですね。

鉄道の軌道工事が急ピッチで進められています。

町周辺は、荒野エリアよりも遅れ気味と言う気がします。

後2ヶ月弱で開通ですので、みなさん暑い中必至で作業を進めているという感じでしょうか？

家が見えてきました。

もうすぐ着きそうです。

またまたスタンドをパチリ！

事務所が真っ暗で休みみたいでしょ。
中国って、スーパーもとことん電気を消すし、究極の省エネ社会です♪
ただ、高級百貨店は日本以上に使いますが･･･（あと上海外灘なども）

昔ながらの家々。

2001年に来た時は、バスターミナルの近所でも、殆どこんな家でしたし、現に韓さん自身も、こう言う家にお住まいでした。

庭で好きなレース鳩を飼ってて、玄関には葡萄棚が有ってたわわに実ってて、家の中は土間があって、とても古風な感じでしたが、今はもう有りません。

斉乃巴格路の交差点まで来ました。

ここを北上すると莎車の中心地へ向かえます。

出店の人たちが、夕げのスタンバイ中みたいです。

国道G315をもう少し進み、古勒巴格路から北上します。

そのまま団結路方向へ進めば、その手前に終点の莎車客運站があり、そこで下車したら家は真向かい♪

今日は奥さんの誕生日なので、奥さんは友人とどこかへ出かけていたのですが、ダンナに尽くす奥さんなので、しっかり早めに帰宅されていました。

それでは･･･と言う事で、簡単では有りますが、ケーキでも買ってきてバースデーパーチーをば！と言う事に。

かわいいケーキ。

いつものケーキ屋（パン屋）がもう閉店で閉まっていたので、文化路の小学校方向にあった新規開店のパン屋にしました。

サービス熱心のふくよかお姉さんが居るお店です。

で、ローソクもあるので買いましたが、花が閉じた状態のローソク。
導火線に火を付けると、花が開きながら、真ん中から花火が！
開いた花の上にあるローソクに、勝手に火が点きました。

ケーキ6元、ローソク5元！！(＠灬＠；
価格的に矛盾を感じながらも（ケーキは安すぎ、ローソク高すぎ！）、どうせバタークリームでべとべとなケーキだろうと思っていたら、なんのなんの！結構行ける味でした♪（色がどぎついですけど）

尚、ケーキの上に刺さっているスプーンは爺ぃのせいです。
爺ぃには、この辺りの雰囲気を作るセンスが全くありません。
前回の和田から帰る時に葉城で夕食をした時に撮った「抓飯（ポロ）」の撮影時も、撮っている時に、横からスプーンをご飯の上に刺したのは爺ぃです。
→http://4travel.jp/traveler/chinaart/album/10608342/

それにしても、児童で開く花のローソクにはビックリしました！

しかも、ハッピーバースデー・ツゥ・ユー♪の曲も流れます♪

おすましにゃんこの「来福」。

ケーキが目当てでおとなしくしているのでしょうか？？

しっかりお愛想もしております。

「この人間２人はお人好しだからにゃぁ！こうして入れ歯ケーキゲットだにゃ！」

と思っているのかも･･･(^灬^；

叶城の地図です。

今日出掛けた農家はどの辺りか判りませんでしたが、交通賓館前のバスターミナルは判ります。

和田行きで見つけたおいしい「瓜子ナン」の売り場も判明♪

カラッと乾燥している新疆。
余りの晴天で、ちょっと気温も上がりましたが、気温から想像するほどの暑さでも無く快適です！

では、明日は爺ぃの義理のお姉さんに会いに行くのに同行します。
帰りは、以前の会社の社宅にも寄るそうで、そこなら知っている人も多いので、こちらも同行したいと思います。