２０１１春・ヨーロッパ（スロヴェニア編）

2011/05/03 - 2011/05/04

中欧をめぐる旅４カ国目。電車でザグレブからスロヴェニア・リュブリャーナへ。

エリア リュブリャナ(スロベニア)

また国境に差し掛かります。
しかしクロアチアとスロヴェニアは元々同じ国でした。
それなのにこんなにパスポートコントロールが厳しいなんて…。

スロヴェニアに入った途端、電車は川沿いを走ります。
「国境に原発があるから見てみたらいいよ」と前日のガイドさんが教えてくれましたが、熟睡していて見逃しました。

スロヴェニアは比較的（クロアチアと比較して）平地が多いので農作物が育てやすい、と聞きましたが…実際は大きい山がそびえ立っていました。

ホテルに到着して、スーツケースを開けようとしたところまさかのハプニング。
国境をまたいではるばるやってきたのに、どうやらクロアチアのホテルにスーツケースの鍵を忘れた模様。
ホテルにお願いして鍵を壊してもらいました。やれやれ。

気を取り直して、ちょっと市内観光。
こちらはプレシェーレン広場。リュブリャーナもホントに小さい街です。

通りを歩いていても、おとぎ話の街のよう。

今回リュブリャーナへ向かったのは、この街から１時間半ほどで到着するブレッド湖がお目当てでした。
過去に中欧に行きたいという話をしていた時に、ヨーロッパ人から「ブレッド湖に行ってみると良いぞ」と勧められたのです。
クロアチアでも「スロヴェニアに慌てて行かなくてもうちの国にもいいところいっぱいあるぞ」と言われましたが、ブレッド湖に行く、と言うとみんなが「あぁあそこはいい」と言ってくれた場所です。

それなのに…着いてみるとこの旅最初で最後の大雨でした。
１時間半ほどカフェで雨宿り。

雨も止んだところで、ボートに乗ってブレッド島へ向かいます。
雨が止むのを待っていた人たちを乗せたボートが３台同時にスタートです！

ボートに乗ること（手漕ぎ！）ちょうど３０分。

ブレッド島から見た、ボート乗り場方面の眺めです。
湖畔に広がる山には、まだ雪が残っているところもあります。

再びボート乗り場からブレッド島方面を臨みます。
雨が降ったのがウソのように夕焼けがキレイでした。

ブレッド湖からリュブリャーナに帰る途中で見かけた、変な雲。
あたかもここから雲が発生しているかのようでした。

翌日はシュコツィヤン鍾乳洞へ。
リュブリャーナから日帰りで行く鍾乳洞としてはポストイナが有名ですが、敢えて世界遺産であるこちらを選びました。

あまり有名ではないからか、アクセスは悪いです。
最寄り駅から５キロほど歩いて下さい、と書いてあるガイドブックも多いのですが、実際は到着する電車＆ツアー開始の時間に合わせて最寄り駅からバスが出ています（すべての電車に対応しているのかはわかりませんが）。

あまりにも情報が少ないので、行かれる時期に応じて直接メールか何かで問い合わせされることをオススメします。
ツアー参加が必須なようです。

ポストイナはトロッコでシュン！とまわるそうですが、こちらはひたすら徒歩です。しかも足下も滑ります。
鍾乳洞の中は撮影禁止だったので、撮れたのはこの最後の最後だけ。
鍾乳洞には初めて行ったのですが、ド迫力という言葉がしっくり来ました。

中には無数のつららが…。

ツアーが終わってみると、駅までの送迎バスが行ってしまった後で次のバスは２時間後、と…。
そこで知り合った人とタクシーに乗り合い、駅へ向かいました。
急いで駅に着いた割には、リュブリャーナ行きのバスは１時間後までありませんでしたが。

再びリュブリャーナ観光です。
高台にあるリュブリャーナ城に行ってみようと通りかかったヴォードニク広場。
青空市場が閉店間際でした。

ケーブルカーに乗ろうとしたものの、道を間違えたのか急な坂道を登る羽目に！
すぐ着くのですが、とにかく坂が急でした。

リュブリャーナ城の塔に登り、プレシェーレン広場の方向を臨みます。
コンパクトな街です。

降りて来て改めてリュブリャーナ城を見上げます。
なめていたものの、意外に高台にあることがここで発覚しました。

ホテルでちょっと一休みして、夜のリュブリャーナを見てみます。
ブダペストですっかり気に入ったので、また夜景の撮影にトライです。
プレシェーレン広場もライトアップされていてステキです。

長かったようで短かった中欧旅行にピリオドを打ち、飛行機でパリへ向かいます。
リュブリャーナ空港、首都の空港とは思えない程プチサイズでした。
スロヴェニア全体で人口は２００万人だそうなので（街のあちこちで聞かされました。因にクロアチアは４００万人）、妥当な大きさなのでしょうか。

優しい人たちばかりで物価も安く、想像していた以上に見所が豊富だった中欧旅行。
王道の観光地に飽きて来た人たちにオススメです！

日本ではまだマイナーなこれらの国ですが、観光中あちこちで日本の現状について聞かれたり心配されたりしました。
ヨーロッパのニュースは日本について収束気味だそうです。
遠い国の人たちに「毎日日本の人たちのことを祈ってるよ」と言われるとは思いもよらず、考えさせられました。