モルディブ　ダイビングサファリ　サンセットクイーン　2011

2011/04/28 - 2011/05/05

今回のクルーズはジンベイ、マンタ乱舞、ハンマーもありで3冠達成です。とくにジンベイは過去になかったほどの充実さ。最後はジンベイがドーニのそばを通っても無視して帰るくらいに。

エリア アリ環礁(モルディブ)

• 旅行の満足度: 5.0
• 観光: 5.0
• ホテル: 3.0
• グルメ: 3.0
• ショッピング: 1.0
• 交通: 3.0

• 同行者: 一人旅
• 一人あたり費用: 30万円 - 50万円
• 交通手段: 船
• 航空会社: スリランカ航空
• 旅行の手配内容: ツアー（添乗員同行なし）

今回はカメラとハウジングを新調しました。フジのGPS付のデジカメF550を購入。一週間前にチェックしたときに24000円台だったのが、翌日に確認すると、27000円になっていました。GW直前なので値上がりしたようです。でも仕方がないのでカメラ会館でポチリ。3年保障がついているので、まあ格安です。土曜日に注文して、日曜日には到着しました。カード払いですので、それも含めて格安。ハウジングはなかなか在庫をおいているところがないのですが、おいてそうなところで注文すると、月曜日に連絡があり、木曜日発送の金曜日着、でした。木曜日には出発しているので、キャンセルしたところ、問題なくキャンセルできました。その日の帰りに近くのBiccameraに寄って確認すると、F550のハウジングの在庫は無いといわれました。仕方がないので翌日に、Biccamera新宿に行って聞いてみると、有楽町店にしか置いていないということで、夕方に行って買ってきました。
で、出発前日にダイコンをチェックするとバッテリーのマークが3段階で一番下です。翌日調べてみると、CR2450というリチウムボタン電池ですが、簡単には手に入らないようです。そういえば、このダイコンは一度電池交換を自分で行ったのですが、HID新宿で1000円くらい出して買った記憶があります。それからすでに4年程度経過しているような。
仕方が無いので今回も、一番安いダイコンを購入するためにHIDの姉妹店、AQROS渋谷に行ってきました。一番安いのはSUUNTOのZOOPで24800円でした。あとから気がつきましたが、PCのインターフェースがあり、50時間分のlogがとれるようです。
それからamazonでCR2450は5個で500円で売っていたので、注文しておきます。とりあえずこれで準備はできました。

04/28
当日は13:10発のマーレ直行便です。
ただし、13:10集合と勘違いして、自宅を8:45ごろに出発です。中央線で気がつきましたが、10:10集合になっています。どう考えても、まだ日暮里にいる時間です。スカイライナーが40分くらいで成田に到着するとして、何とか出発の1時間前にはつきそうです。
で、日暮里で、京成に聞くと、11:00台はスカイライナーは無いが乗り継げば11:32には成田第2に到着するようです。ちょっと聞きなれないその駅と電車に乗って何とか成田第2に到着しました。で、スリランカンのカウンターを探すのですがなかなか見つかりません。で、スリランカンのカウンターは通常とは逆のバス停側にありました。何とか1時間半前チェックインを済ましました。
機体はエアバスA340です。ただし、スピードが800kmくらいしか出ません。燃料を節約しているからかもしれません。
機内食は、最初に飲み物が選べます。ビールまたはワイン等。その後食事が出てきましたが、チキンかビーフを選べます。
このときもビールかワインを選べます。

その後モルジブ2時間前くらいに再度食事が出ます。今度は少し軽食になって、チキンとフィッシュが選べました。

マーレに到着しましたが、機内で入出国カードは配られなかったので、immigurationの前のテーブルに適当に置いてあるカードに記入して、何とかimmigurationを済ませました。ほんの10分程度待ったところでスーツケースが出てきたので、X線を通して、外に出るとWEのSunsetQueenのスタッフが待っています。結構後のほうだと思っていたら、先頭でした、その後、合計14名のゲストが集まり、ドーニで本船に向かいます。

モルジブは久々だったので忘れていましたが、アルコールの持ち込みは禁止で、最後のX線検査で没収されるのです。スーツケースに1.8リットルの焼酎を入れていましたが。無事通りました。紙パックだったからかも。

本船に到着すると、すぐに簡単なブリーフィングで部屋割りと、本船の施設、バーの規則を聞いて部屋に向かいます。部屋はリビングの下です。エンジン音とエアコンの音がうるさくて、このベッドは初日にしか使いませんでした。この写真は翌日の一本目から帰ってた時に撮ったサンセットクイーンです。

20110429の朝です。
隣にブルーシャークが停泊していました。
一本目。チェックダイブはBakcFaruです。
チームは3グループで、私はBグループです。
AチームのガイドはAsyaf、一番年上ですが、ガイド経験は浅いようです。
BチームのガイドはPoki。これはニックネームで本名はAAでした。
CチームのガイドはMauyofでガイドのリーダーです。
メンバー編成は、居酒屋を営むおやっさん夫婦、名古屋で航空機関係の仕事をしている30代の男性、証券関係の仕事をしている今回100本を迎える30代女性、と私の５人です。他のチームのメンバーはおいおい紹介します。

チェックダイブのため、なにも見るものはなく、超初心者向けのポイントです。

本日2本目のダイブはLankanReefです。マンタのクリーニングステーションがあります。私はマンタ好きではないのであまり興味はありませんが。　エントリー付近にクマザサが群れています。でポイントに向かう前に、後ろからマンタがやっていました。中型です。後からエントリーした人たちをよけるようにこちらに向かってきます。
数枚とって、前方を見ると、何やらダイバーだかりとその奥に数枚のマンタの影が。まだここはクリーニングステーション手前の根のところなんですが。

http://www.youtube.com/watch?v=WRkAoa1letI
近づいてみると、マンタが２匹、３匹と舞っていて、そのうちに5匹が舞う状況に。

本日３本目はRasdhoo環礁まで移動してRasdhooCornerにエントリーです。
流れがまったくなく、透明度が悪い。DogtoothTunaやカスミ、Grayreefが時折通りかかります。
根の内側は白い砂が広がっていて、ガーデンイールがいます。

20110430の一本目は、ハンマー狙いでRasdhooMadivaruです。
いつもより1時間ほど早く集合して、RasdhooMadivaruにエントリー。-30mで待機してハンマーを探すがすぐに時間が無くなり、徐々に浮上して-20mくらいに達したところで、なんだか回りが騒がしい。指さす方向に行ってみると、確かにハンマーが。潜行していくと、2匹、3匹と群れていることが分かる。5匹くらいまで確認したところ、すでに-42mでガイドに押さえられました。こちらはちゃんとコンピュータを監視していたので、これ以上潜るつもりはなかったですが。この時点でもまだ2分余裕だったし。たぶん、ハンマーは-50mくらいでした。　写真は無理そうだったので、ビデオを撮りましたが、頭ははっきりしていなかった。2匹は確認でき、3匹目の影が映っているが、掲載するほどではないです。残念。

20110430二本目はKalhuThila

とくに紹介するようなものはなかった。
ところで、ゲストルームは、うるさすぎて初日にしか使いませんでしたが、ではどこで寝ていたかというと、サンデッキで寝ていました。もちろん夜ですから、太陽は出ていません。　満点の星空で天の川を眺めながら眠りに就く。目覚めても天の川。あれがデネブアルタイルベガ。。。
夜なので少し肌寒く、また風の強いこともあるので、タオルを2枚ぐらい借りていきます。タオルはどっさりとリビングにおいてあります。

20110430二本目はKalhuThila

毎日天の川を見ていて気がつきましたが、地球の自転というか太陽系の恒星の軸と、銀河系のリングの軸はかなりずれているらしい。見ていると、横に広がった天の川が、前から後ろに流れていきます。　もし太陽系の恒星の軸と、銀河系のリングの軸が等しいと、天の川が左から右に移動するはず。太陽系は銀河の辺境にあったと思いますが、そこでまた軸がずれていると、他からやってきたのではと思ってしまいますね。

20110430-3_FishHead

FishHeadは以前来た時より魚影が薄い感じ。

4月30日の夜は無人島に上陸して、BBQです。スタッフが早くに準備してくれます。で、これがスタッフが砂で作ってくれたジンベイ。BBQの最後にはみんなでこの回りで踊り、明日ジンベイを見れるよう祈ります。

2011年5月1日1本目
ReethThila

スティングレー
http://www.youtube.com/watch?v=Rb6FYTtryn4

ブルーサージェンフィッシュ
http://www.youtube.com/watch?v=YZg36Er6C3c

2011年5月1日2本目
アリ環礁のDiguraoutでジンベイサーチ
最初、西から東にサーチ。15分程度して、今後は逆に東から西にサーチ。
なにも出ないのはいつものことなので、今日は駄目かとあきらかけていたところ、少し上の女性はガボガボいっている。前を見ると、既に潜行を始めたジンベイが。あいにくカメラの電源が落ちていたので、電源入れて、急いでビデオを撮りましたが、すでに遅く後ろ姿が僅かに撮れただけでした。
でもこれで一応ジンベイも見れたということで、3冠達成で今回のツアーは大成功と喜んでいたのですが、まだ始まりに過ぎなかったわけです。

2011年5月1日アリ環礁のDiguraoutのジンベイサーチから帰ってきて、本船でゆっくりしようとしていた矢先、他の船からジンベイ発見の一報。急遽現場に駆けつけたところで、全員マスクとフィンを装着してディンギーに乗り込む。さすがにディンギーにゲスト13名は多すぎ。　すでにヨ−ロピアン軍団が多数集まっていたところに、みんな飛びこむ。しかし、すぐに見失ったらしく、サンセットクイーンのゲストはだれも見ていないようだ。一旦みんなディンギーに上がったところ、すぐ近くでまた発見したらしい、そちらに移動してディンギーからバックロールで飛びこむと背中に何かが当たった。　ガイドに大急ぎで引き戻される。後から考えると、どうやらジンベイのムナビレに当たったようだ。

回りのヨ−ロピアンのフィンのせいで、水泡が多くて見ずらい絵になってしまいました。　今回気がつきましたがヨ−ロピアンはあまり素潜りが出来ないらしい。深くもぐっているのはほぼサンセットクイーンの連中です。　で、ちょっと頑張って潜ってみましたが、やっぱり久々のため、-5mでもかなり苦しい。5秒位ががやっとでした。昔は-18mぐらい余裕だったのに。-5mだったら30秒くらいはいけたのに。

http://www.youtube.com/watch?v=GEsypnLU2X0

2011年5月1日3本目
アリ環礁のDiguraoutでジンベイサーチの2本目。
最初、東から西にサーチ。15分程度して、今後は逆に西から東にサーチ。するとジンベイが出たらしく、先頭の数名が一気に接近した。ジンベイは一気に急速先行して、見えなくなった。　その後、あきらめて浮上しかけたころ、リーフのそばにたぶん別個体のジンベイ発見。

http://www.youtube.com/watch?v=u71hcQE_j4w

2匹目のジンベイを追っているうちに、みんなバラバラに。
仕方がないので、-10m程度のところを来た方向に戻っていると、あんぐりと口をあけて食事しながらまたやってきました。別の個体です。
この時は周りに誰もいなかったので、この個体は私しか撮っていないようです。

http://www.youtube.com/watch?v=e1kf0QdD8BI

この後、ドーニの方向に向かって、しばらくすると、Aチームのメンバーが安全停止していた。エアーがなくなったのかガイドからもらっています。わたしもちょうどエアーの残りが50になったので、安全停止して一緒に浮上しました。

20110502-1_KudarahThila+WSsnokel

ヒメフエダイ
http://www.youtube.com/watch?v=yAkH94d9tB0

ヨスジ、クマザサ、カスミ
http://www.youtube.com/watch?v=HJZmxJYr5ic

2011年5月2日1本目のKudarahThilaの帰りに遭遇。
もう何匹いたか分かりません。

http://www.youtube.com/watch?v=CZ1rQt4kzkU

水面に浮かんでいる時は必死にバタ足していて、カメラの向きは機にしていないので、偶然映った映像は許して下さい。。。

http://www.youtube.com/watch?v=V3C8VFGUMjc

http://www.youtube.com/watch?v=ps_EbfrD9nE

http://www.youtube.com/watch?v=hLsUM0cKNkk

もうみんなばらばらになってしました。ちょっと疲れたので追うのをやめてしばらく水面に漂っていたところ、やっとディンギーが迎えに来てくれました。　これでもう本船に帰ろうかと思っていたところ、また出ました。
で急いでフィンをはかずに飛びこんだのはいいですが、全く潜れない。いくらバタ足しても前に進みません。　やっぱりフィンは大切と思った瞬間。

http://www.youtube.com/watch?v=SBuINa1vyzU

20110503-1_Vilamandhoo
エントリーしてすぐにナポ発見。　一気に-28mまで下がると、誰かが何かを発見したようで、指をさしている、急いで向かってみると、なんだか気味の悪いエイが-40m位を漂っている。ちょっと汚くて気持ち悪い。ここで本日のMAX-35.7m。行くんじゃなかった。で徐々に浮上していくと、上方海面近くを一匹のヒメマンタが。ちょっと遠すぎてあまりうまく撮れませんでした。
http://www.youtube.com/watch?v=y_QZRh2Tp60

まあ、気が付いたのが自分だけだったので、悦に入っていると、なんだか別方向が騒がしい。急いで向かうと、ジンベイが水面近くで食事している。すでにヨーロピアン軍団が取り囲んでいるが、ジンベイは全くお構いなし。私も何とか近づいては写真とビデオを撮りましたが、ジンベイは逃げるでもなく、なんだか遊んでいるみたいです。これが延々と20分から30分続きました。私はもう、疲れてしまったのと、エアーは50を切ったので早々に切り上げましたが、なかにはエアーがなくなるまで遊んでいた兵も。その後ドーニに上がってからも、ジンベイはドーニの周りを行ったり来たりしていました。

ちなみに、ジンベイの背中に乗ったり、ひれに弾かれたりしているのは全てヨーロピアンです。サンセットクイーンのゲストではないと信じたい。


http://www.youtube.com/watch?v=fBPxZASJUdk

http://www.youtube.com/watch?v=InCdsIV8yis

http://www.youtube.com/watch?v=D0VND3cTgyk

http://www.youtube.com/watch?v=y_WU-jVajeg

http://www.youtube.com/watch?v=XtHpP64VNz8

みんなが上がって、本船に帰るところで、たぶん別個体のジンベイがドーニの横を通り過ぎましたが、みんな上から見るだけで、だれも飛びこむものはいません。もう満足ですよね。

20110503-2_KudaGiri
KudaGiriは沈潜ポイントです。
みんな何かを撮っていたようです。
リーフは前来た時よりサンゴの崩壊が激しかった。

20110503-3_MiyaruFaru
最後のダイブはMiyaruFaruです。
特に見るものはなかった。

最終日に暇なのでPokiと話していて分かりましたが、Mauyofのガイド歴は相当長く、その経験から、大量の情報を持っているそうです。なので、日付や天候、潮の流れ等でどこのジンベイ、マンタがでるか、の正確な情報を持っているようです。　Pokiいわく、ほぼ100%外さないそうです。　誰も、Mauyofを超えられないとも言っていました。　今回はMauyofのいる船にのれて本当に良かったと思います。

マーレからコロンボに一旦行って、乗り換えて成田に向かいます。
で、マーレからコロンボの向う飛行機が遅れています。そのせいで、コロンボ−成田の便も遅れました。結局、成田到着は2時間ぐらい遅れた感じです。窮屈な格好を長時間続けたせいか、翌日から約一週間わき腹が痛かった。

食事は、2時間ぐらい経過してから、出てきました。私はチキンを選びました。

成田到着2時間前くらいに軽食が出ました。

帰宅後に確認すると、SUUNTO ZOOPのUSBインターフェースは日本ではどこも扱っていないようです。　でネットが検索すると、Smartinterface.deで購入できます。その他いくつかのサイトで購入可能でしたが、一番安いのと、支払いがpaypalで簡単でしたので、注文しました。
価格は38ユーロで送料はEU外ということで高めの7ユーロ、合計45ユーロでした。　5日程度で到着しましたが、不在でしたので、8日目の土曜日に受け取りました。
で、中を確認すると、なぜかグミが入っていました。おまけでしょうか。
アプリはZOOPに付属していたv3.0をインストールします。　ZOOPをPCモードして、USBインターフェースを接続すると、不明なデバイスを検出しますが、ドライバをネットで検索すると、あっさりドライバはインストールされました。　

Suunto Dive Manager を起動し、ユーザーを追加して、データをダウンロードすると、出ました、出ました、深度プロファイルが。
これが24,800円のダイコンと、45ユーロのケーブルで出来るなんて便利な世の中になりました。

そういえば、今回新調したFujiのF550ですが、4/30まではGPSが機能していたのに、5/1からまったく測位しなくなった。4/30は水中でも測位していたのに。これはこれで不思議です。相当深いところでもバッチリ測位していましたから。　GPSのために新調したのにがっかりです。帰ってきて自宅周辺で試したがやはり測位しないので、ハウジングと一緒に修理に出しました。ハウジングは十字キーの反応が悪かったためで、このせいで何度も決定的な瞬間を逃しています。水中では本当にいらいらしました。修理に出して2週間後にfujiから連絡があり、GPSの機能に異常なしということでした。十字キーの問題はハウジングではなく、本体側にあったということでした。　GPSが本当に使えるのであればいいということで修理内容を承諾して、その2週間後に修理から戻ってきました。4週間は長すぎでしょ。