旅記録日帰り編2010　奈良〔03−日本百観音巡拝：西国第７番札所・龍蓋寺（岡寺）編〕

2010/02/10 - 2010/02/10

【お得なチケットを利用して奈良県の５札所を巡る日帰り一人旅】
近鉄電車と奈良交通バスの一定区間を自由に乗降できる「せんとくん切符」を利用して、奈良県内の札所を１日で巡る、ちょっぴりタイトスケジュールな旅。
長谷寺と法起院の参拝を終えて、２月だと言うのに大汗をかきながら駅までの坂道を駆け上がり、何とか予定の電車に間に合った。これからは少し南に位置する札所の参拝が続く。

【メンバー】
一人旅。

【ルート】
2/10　近鉄丹波橋−＜近鉄京都線・橿原線特急＞−大和八木
　　　−＜近鉄大阪線＞−長谷寺(駅)−＜徒歩＞−長谷寺
　　　（以上の旅行記⇒http://4travel.jp/traveler/poi/album/10550328/）
　　　−＜徒歩＞−法起院−＜徒歩＞−長谷寺(駅)
　　　（以上の旅行記⇒http://4travel.jp/traveler/poi/album/10551660/）
　　　−＜近鉄大阪線・橿原線＞−橿原神宮前
　　　−＜タクシー＞−岡寺−＜奈良交通バス＞−飛鳥駅
　　　（以上の旅行記⇒本編）
　　　−＜近鉄吉野線＞−壷阪山−＜奈良交通バス＞−壷阪寺
　　　−＜奈良交通バス＞−壷阪山
　　　（以上の旅行記⇒http://4travel.jp/traveler/poi/album/10554222/）
　　　−＜近鉄吉野線・橿原線・奈良線＞−近鉄奈良−＜徒歩＞−興福寺
　　　−＜徒歩＞−近鉄奈良−＜近鉄奈良線・京都線特急＞−近鉄丹波橋
　　　（以上の旅行記⇒http://4travel.jp/traveler/poi/album/10554389/）

【表紙の写真】
西国第７番札所・岡寺の本堂隣に建つ開山堂。

エリア 飛鳥(奈良)

• 同行者: 一人旅
• 一人あたり費用: 1万円 - 3万円
• 交通手段: 高速・路線バス タクシー 私鉄 徒歩
• 旅行の手配内容: 個別手配

■10:48　橿原神宮前駅に到着
長谷寺駅から大和八木駅に戻り、南に向かう列車に乗り換える。
乗り換え待ちが１５分もあるのだが、これも「せんとくん切符」をなるべく活用したいがため。
絶対にモトは取るぞ〜(笑)。

■橿原神宮前駅
電車を降りたら、東出口に向かい・・・。

橿原神宮前駅 駅

■タクシーを利用①
バスの路線図や時刻表とにらめっこした結果、バスを利用していては次に向かう寺での参拝時間が十分に取れないため、この区間だけはタクシーを利用することにした。

■タクシーを利用②
タクシーに乗ること１０分、料金は1,650円、時は金なり(笑)。
乗ってきたタクシーを見送って回れ～右っ！
あ、左でも良いけれど(爆)。

■11:00　岡寺に到着
本日の３カ寺目となる岡寺の入口が目の前。

■入山料割引
そうそう、ここでも。
“割引切符”を提示して、通常300円の入山料が60円引きとなった。
有り難や〜、有り難や〜♪

■仁王門①
最初は仁王門から。
とてもどっしりとした構えで、国の重要文化財なのだそう。

■仁王門②
少し面長に感じる仁王様たち。
木目が渋い。

■仁王門③
仁王門で一礼したら、早速境内の奥へと進もう。

■手水舎
進行方向左手には、まず手水舎があり・・・。

■花の寺①
その向かい側には数本の梅の古木。
随分と幹がよじれている。

■花の寺②
まだ蕾だけれど、紅梅も白梅も冬の境内にとってはちょっぴりアクセント。

■花の寺③
更に上へと続く石段の脇にも・・・。

■花の寺④
樹齢５００年にもなるサツキがあったり、境内の奥では春になるとシャクナゲが美しいそうだ。

■境内へ
最後の石段を上がると・・・。

■伽藍
堂宇が集まる一角。
順に見て行くことにしよう。

■楼門
渋い色合いの堂宇の中で鮮やかに感じるのが、書院の前に建つ２層の楼門。

■旧書院
楼門の内側に建つのは、重要文化財の書院。
小ぢんまりとはしているが、よく手入れされた庭もある。

■開山堂①
書院の隣に建つのが開山堂。
おっ、扉が開いているわ、もっと近寄ってみましょ。

■開山堂②
ガラス越しに拝んだ阿弥陀三尊の像。

■鐘楼
開山堂の斜め向かいに鐘楼があり・・・。

■厄除け
鐘楼の隣にある休憩所には、境内の杉の葉が厄除けになるとの看板。
日本で最初の厄除けの寺なのだとか。

■本堂①
そして、鐘楼の向かいに建つ大きな本堂。
ご本尊にお目にかかるべく、いそいそと。

■本堂②
内陣は撮影不可なので、手前だけでご勘弁を。
天井から吊るされた紫と赤の紐は・・・。

■本堂③
祈祷を受ける場合は内陣に入ることができるようだが、通常はこの手前のエリアから参拝するので、奥にいらっしゃるご本尊・観音様とご縁を結ぶために繋がっているもの。

■本堂④
びんずるさんは、治して欲しい部分を撫でると良いわけで、ご本尊に近づけない分というわけではないだろうが、特に頭がかなりテカテカ。

■納経所
ご本尊に向かって左側にびんずるさん、右側に納経所となっている。

■ご朱印
一般的に「岡寺」で通っているが、正式には「龍蓋寺」というそうで。

■龍蓋池①
寺を創建した義淵僧正が、この周辺を荒らしていた龍を法力で池に封じ込め、大きな石で蓋をしたことに由来しているのだそう。
本堂の前には龍蓋池という小さな池が確かにあって・・・。

■龍蓋池②
大きな石も存在する。
ならば、石を動かせば龍も出てくる？(怖)

■十三重石塔
龍蓋池のほとりには、十三重の石塔が建ち・・・。

■奥の院①
更に奥へ進めば奥の院もあるのだが・・・。

■奥の院②
時間が十分にないので、下から拝むだけ。

■本堂前
鐘楼の前から、改めて本堂を見上げる。
そのまま“回れ右”、いや“回れ左”、この際どっちでもＯＫ(笑)、すると・・・。

■帰りのルート
仁王門からのルートを少し戻ったところに、寄り道ルート発見。
行ってみましょう。

■大師堂①
現在の岡寺は、本日の１カ寺目である長谷寺の末寺。
お大師様とはやはりご縁があるわけで。

長谷寺 寺・神社・教会

■大師堂②
観音霊場を巡っているのだけれど、これだけ行く先々でお大師様にお目にかかると、「ここ、四国だっけ？」の錯覚が(笑)。

■三重宝塔①
大師堂の脇から短い石段を上がった場所に建つ三重の塔。
うーん、曇りだけれど光の具合が悪い、反対側に行ってみよう。

■三重宝塔②
実はこんなに鮮やかなのよ。

■三重宝塔前より①
塔に背を向けると、飛鳥の里がよく見渡せた。

■三重宝塔前より②
少し右へ目を移すと、仁王門や受付が見下ろせる。

■三重宝塔前より③
少し大師堂方向へ戻ると、参拝した本堂を中心に堂宇が見渡せた。
一番大きな屋根が本堂、その右に屋根だけ見えているのが鐘楼、本堂の左が開山堂、楼門の奥が書院という配置。

■岡寺を出る①
石段を下りて行くと、先達さんに率いられたバスツアーと思われるご一行様が到着したばかり。
参拝のタイミングが重なると納経所が混雑するので、少しホッとした。

■岡寺を出る②
受付前まで出て、改めて振り返った仁王門。

■11:51　岡寺を出発
受付の横には、周辺の案内図やバスの時刻表が掲示されていた。
ここからはバスを利用して移動する予定なので、まずはバス停に向かわなくちゃ。

■バス停へ①
岡寺入口前からは下り坂。
集落の中を真っ直ぐ進んで・・・。

■バス停へ②
周辺案内図に描かれていた鳥居まで、ゆっくり歩いて７分程。

■岡寺前バス停
鳥居の斜め向かいにバス停発見。
長谷寺駅への戻りと違って余裕の到着(笑)。

長谷寺駅 駅

■バス用切符
「せんとくん切符」の中で未使用だった“バス用切符”、いよいよ出番だよ〜ん。

■バスで飛鳥駅へ①
予定より３分遅れてやって来た飛鳥駅行きのバスに乗り込んだ。

飛鳥駅 駅

■バスで飛鳥駅へ②
ほぼ全ての停留所に停まりながら、乗る人・降りる人の動きが結構ある路線。

飛鳥駅 駅

■12:21　飛鳥駅に到着
それでも順調に車は進み、飛鳥駅に到着した。

飛鳥駅 駅

■飛鳥駅
そう言えば、学生の頃までは飛鳥によく来ていたものだ。
学校の郊外学習で訪れたこともあったが、友人とレンタサイクルで史跡巡りをしたこともある。
あれから、何年、いや何十年(笑)経ったのだろう？
こんなにキレイな駅ではなかった記憶が。

飛鳥駅 駅

■高松橋①
さて、次へ向けて移動する前に軽く昼食を摂ることにしよう。
駅前にも食事を摂ることができる店が何軒かあるようだが、次の移動開始まで３５分程度しかない。
予め地図で探しておいた昼食場所に向かおうと、近鉄線と並行している国道１６９号線の交差点まで来たら、橋には青龍と玄武。
そうそう、高松塚古墳も近いものね。

国営飛鳥歴史公園 公園・植物園

■高松橋②
反対側に朱雀も見つけたけれど、白虎を探すの忘れた(汗)。

■昼食①
国道１６９号線を渡った左側にある喫茶店へ向かう。

■昼食②
隣にもパスタの店があったのだけれど、時間が掛かるかも知れないし。

■昼食③
店の入口に近い場所に空席を見つけて座る。
なかなか落ち着ける雰囲気で、時間の余裕があるならゆっくり休憩したいところだけれど。

■昼食④
食事のメニューは豊富とは言えないが、却って迷わずにオーダーできた。
ほんのり甘味が午前中の疲れを消化していく。

■駅に戻る
あぁ忙しい、でも電車を逃すと大変。
12:47には喫茶店を出て駅に戻った。

■更に南へ①
次に目指す寺は飛鳥よりも南に位置する。
またまた“復路切符”の出番。

■更に南へ②
13:03発の南向き電車に乗って、さぁ出発！