2011/01/23 - 2011/01/25
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yukibxさん
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昨年10月末に訪れて以来好きになったサンセバスチャンの友人のところに
再び寄せてもらう。寒さに心身共萎縮気味だったので、旅行をしてリフレッシュしたかった。
友人が案内してくれたおかげで、ホンダリビア(HONDARRIBIA)という昔の漁村に行くことができた。13世紀からある、とても古い街。
ガイドブックには、宝石のような街、と書いてある。
(サンセバスチャンから汽車とバスで一時間余)
13世紀、海を見下し、フランスを監視できる高台に建立された城砦がランドマーク。その城砦はいま、パラドールとしてホテルになっている。
ここには数え切れないほどのレストランがあり、家庭料理風の魚料理が新鮮でおいしかった。2軒のレストランに入ったが、どちらもフランス料理よりさっぱりしているので日本人の口に合うとおもう。魚はあっても、残念ながら寿司屋はなかった。
(表紙の写真は、ホンダリビアのパラドールから撮った。向こう側に見える街は、フランス領のヘンダイーフランス風にいえば、ハンダイ。ヘンダイの
向こうに見える大西洋は、ガスコーニュ湾。ヨットレースでも難所として有名だ、と以前きいた。)
そして、ここのスペイン・バスク人は、素朴で親切で人なつっこかった。
- 旅行の満足度
- 5.0
- 観光
- 5.0
- グルメ
- 4.5
- 交通
- 3.5
- 同行者
- 友人
- 旅行の手配内容
- 個別手配
PR
-
まず、ボルドーからTGVに乗る。約2時間半でサンセバスチャンに到着する。汽車は満員だった。というのも本数が少ないのだ。
2時間もたつとバイヨンヌに着く。遠くにバイヨンヌのランドマーク、カテドラルが見える。 -
バイヨンヌを過ぎるとすぐにタラソテラピーで有名なリゾート地ビアリッツに着く。
駅はなんてことはない、小さな田舎の駅。 -
5分もしないうちに、サン・ジャン・ド・リュツに着く。作曲家ラベルの生誕地。
バイヨンヌを始め、汽車はフレンチ・バスクを海沿いに走る。
鉄道の駅は街の真ん中にあるので、街がよくみえる。真ん中に見える白い館がルイ14世がスペインの王女と結婚式をあげるために滞在した家。 -
ここです。
ルイ14世の家とよばれている。 -
ちょっと脇道にそれた。サンセバスチャン駅までいかずに、イルン(IRUN)で下車、
ここで友人と落ち合って、バスにのりホンダリビアまで行く。
サンセバスチャンからホンダリビアに行く場合、AMARA サンセバスチャンという民営の鉄道駅にのり、イルンまで行き、そこからバスにのる。あるいは、国鉄の駅でイルンまでゆく。民営の方がずっと安い。往復で3ユーロ位。1時間に2本でている。 -
さあ、美しきホンダリビアへと急ごう!
-
サンタ・マリア門。
1694年につくられた街の紋章が彫られている。
ここから歴史遺産になっている旧市街に入る。門は2カ所ある。
登り坂だ。 -
サンタマリア門をくぐると写真のような街並みが目に飛び込んでくる。中世の街なみがそのまま保存されていて、圧巻だった。
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サンタマリア門をくぐってすぐの通りは、ナギュジア通り(KALE NAGUSIA)。
写真の建物は5番地、1650年頃からの建物。今も人が住んでいる。 -
酒屋さんがあった。古くて由緒がありそうな雰囲気。
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かと思うと、マリオネットのお店がある。
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ホンダリビアの旧市街の建物の大きな特徴は、屋根から大胆に突き出したひさしだ。彫刻の美術品。しかも、よく保存されている。
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この屋根のひさしもご立派。
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重たそうで屋根から落ちてきそう。
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図書館のアーケード。
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首の痛さを我慢しながら、屋根のひさしを見ていると、いろいろな場所に
干してある洗濯物が目に入る。
隙間のない位、建物が並んでいるから干す場所がないからか。ここの人達、洗濯が大好きなのよね、と、ここに数ヶ月住んだことのある友人は言う。そういえば、旧市街をでた新市街のメインストリートの家々にも洗濯物が干してあった。でも決してスラムではないのだ。 -
一軒一軒が独特のスタイルの家をみてみよう。
みな、丹誠をこめて、きれいにしている。 -
バスク・レッドにきれいに塗られたバスコニー。白い壁によくあう。
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メゾン・ラムリ(Maison Rameri)という名前の家。
2階は1階より広く、通りにつきでている。そして3階は
2階より広くなっている。 -
最上階にいけば、海がきれいなんだろうな。
ガラス部分が広くとってあるのは、採光のためだろう。 -
上りきって、パラドールのある広場にでる直前に、堂々とした風格の教会が姿を現す。ゴチック式の教会で、15〜16世紀に建立されたサンタマリア教会。ホンダリビアを守護する聖人は聖マリアなのだ。
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そしてパラドールが、威風堂々とたっていた。
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ちょっと入ってみる。そうしたら、入り口のすぐ右にコーヒーラウンジがあるではないか。寒かったので、迷うことなくカフェにすわる。
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優雅なお姫様や王子様がいるようなお城ではなく、ここはもと城砦だ。建物そのものは外装も内装もいかめしい
しかし、それとは、うらはらに、こんなエレガントで居心地のよい空間がある。インテリア・デザインがいい。 -
コーヒーは濃くて熱くておいしかった!それで、価格も150円位。日本だったら、こんなところで紅茶などを飲んだら、1000円はするでしょうね。
身体が休まれば、行くところはトイレ。で、ホテル内部の写真を撮りたくて、カメラをもって、トイレにゆく。
写真は、サロンとなっているコーナー。この左に中庭、パシオがあって、ここが本格的サロン。次の写真をどうぞ。 -
パシオです。天井レスの吹き抜け。雨よけのガラスが張ってある。
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もう一枚、パシオの写真。オペラの舞台のよう。ここで、コンサートなどが開催されることはあるのだろうか。
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パラドールのテラスから見渡せる風景。港は、漁村というよりヨットハーバー化している。
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パラドールの外壁、まるで牢獄のよう。砦だから窓はほとんどない。天井から採光しているのだろう。
因みに、一泊ダブルのスタンダードで233ユーロとかいてある。2万5千円というところだろうか。60才以上ならば、部屋があいていればという条件で、シニア価格が設定されていて、お得な価格で宿泊できる。 -
パラドール前のアルム広場(ARMA PLAZA)からガスコーニュ湾を見下ろす。
-
パラドールは大きくて威厳のあるホテルだけれど、ホンダビリアには多数の小さなホテルがある。旧市街にあるちょっと泊まってみたいな、と思わせるホテルがここだ。
丁度、パラドールの裏にあって、パラセット(Palacete)という名前、小さなホテル、と言う意味なのだろうか。価格もダブルルームで70ユーロ位。Plaza Guipuzcoa -
旧市街から新しいエリアへと高台を下りる。そろそろお腹もすいてきた。
と、早咲きのミモザが満開状態だった。やっぱりボルドーと比べると
こちらの方が暖かいのだろう。
しかし、ミモザの、あの甘くて強い香りはない。 -
冬のミモザはありがたい。気持を明るくしてくれるから。
-
そうそう、パラドールの前に、観光局があった。
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そして、ホンダリビアの色々な地図をいただいた。責任者の人は、この街について、さまざまな説明をしてくれたし、感じよかったし、さらに美形だった!ハハ、得をした気持。
彼から、昨年10月にホンダリビアでピンチョスの料理コンペが開催されたことをきく。私たちがランチを予定していたレストラン「グラン・ソル」のオーナーシェフ、ビセンテ・ミュノスは、そのコンペのチャンピオンに選ばれたそうだ。偶然だった。
またトロザという街では、マリオネットの祭典があって、世界中からアーテイストが
集まってくるらしい。昨年は日本から文楽の人達がきたそうだ。これもおもしろそう。 -
高台から見た、フランスの国境の街、ヘンダイ。あんなに近いのだ。
-
で、先ほどきいたビセンテ・ムニョスの店にゆく。写真はレストランに置いてあった彼の料理本。
レストランの名前は「グラン・ソル」Grand Sol、住所はSan PEDRO 63, HONDARRIBIA
TEL.0034943647075
実はレストランのすぐ横に、ピンチョスが食べられる店があって、経営者は同じ。
ピンチョスの店の方は、12時位から人で満席状態だった。 -
写真はレストラン、グラン・ソルの中。
私はたらを使った料理。友人は、イカの炭火焼き。イカはいい香りがしていて
これって、ご飯と一緒に食べたら最高ね、といいながら、味見をさせていただいた。
そして、デザートもよかった。チョコレートケーキとか。写真を撮るのをすっかり
わすれてしまった。
スペインは午後2時を過ぎるとレストランが満員になるけれど、1時位だったらレストランはあいているし、席も容易にみつかる。 -
レストランの話をしたので、もう一軒。カラフルで素朴なレストランの感じで、
入ると1階が厨房になっていて、せまい階段をのぼると2階が客席、
素朴なようでも、洗練された料理だったし、値段もちょっと高めだった。でも魚が新鮮。居心地がいいし、スタッフの女性達がとても親切、というわけで、おすすめ。
ZARIAというなまえ。 -
ZERIAの客席。17世紀の家を改造した家。
SAN Pedoro 通り、23番地、943 640933
1階にはいけすがあった。やはり魚が新鮮。グラスワインを含めて、一人4500円くらい。 -
バスク独立運動の団体、エタ(ETA)の旗。この旗は、サンセバスチャンでもあった。エタはテロで、恐れられている危険な団体というイメージがあるが、最近になって暴力は使わないと宣言している。
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小学校の前を通る。休み時間なのか、生徒達が大勢遊んでいた。フランスでも以前はこともたちは、タブリエという割烹着みたいなものを着ていたが、スペインでは今もそれを着ていた。
-
と、ドッチボールがこちらに飛んできた。子供達が、投げ返してください!といっているようなので、投げ返す。ついでにカメラを向けるとよろこんで、最高の笑顔をつくってくれた。
スペインの子供達は人なつっこくて、とても愛嬌がある。
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この旅行記へのコメント (4)
-
- Mirabellaさん 2011/08/21 23:29:49
- グランソルで食事したかったです
- yukibxさん、こんばんは。
アンダルシアで一番最初に訪れた町がコルドバなので、コルドバ旅行記懐かしく読ませてもらいました。できれば来年あたり行きたいと思っています。
でも、コメントはこちらに書かせてもらいますね。
私もパラドールでお茶する予定だったんですが、待ちぼうけくらって結局はお茶せずに出てきてしまいました。やっぱり奥のサロン、テラスからの景色は素晴らしいですね。注文聞きにきてくれるよう頼んで2階で待ってたんですけど、実は2階はお茶できなかったのでしょうか?
偶然なんですけど、Palaceteに宿泊したんです。当初はパラドールも考えたんですがオンダリビアには2泊したくて、料金が低めだったのとBooking comのクチコミが良かったので、このホテルを選んだのです。
外観もテラスも良いのですが、部屋はパッとしない設備でした。特にシャワーとか狭かったです。
(いつも高級なホテルには宿泊しないので、狭いのには慣れてるんですけどね(^^))
パラドール前のインフォメーションでは私も親切に対応してもらいました。
でも、この美形の方ではなかったような気がします。服のセンスも洒落た方ですね。
グランソルは食事したかったのですが逃してしまいました。オンダリビアのレストランは、夜に一人だとちょっと行きづらいな、とも思いました。
色々気になるレストランがあるので2泊にしたのですが、これだったら1泊か日帰りでも良かったというのが感想です。誰かと一緒だったら違ったと思いますが。
できればリベンジしたいけど、再びバスクまで行くのは、いつになるやら?って感じです。
Mirabella
- yukibxさん からの返信 2011/08/22 00:58:45
- RE: グランソルで食事したかったです
- Mirabellaさん、こんにちわ。
掲示板メッセージをありがとうございます。
パラドールでは、実は私たちもずっと待っていました。カウンターには
誰もいませんでしたし。でも寒かったので、あそこですわるだけでも
ほっとしたので、いすわりました!
Palaceteにご宿泊なさったのですか。外からみると、可愛らしく、なにか歴史あるようですてきでしたが、部屋そのものは「普通」とは。。
私も一人旅の時は、ひとりでレストランに入るのが嫌で、大抵中華料理にしてしまいます。(ひとりでない時も中華の方に惹かれてしまい、反省していますが)
それはそうと、mirabellaさんのビルバオの旅行記、本当に素晴らしいと思います。(では、そちらの方に場所がえをさせていただくことに。。)
yukibx
-
- わんぱく大将さん 2011/04/29 18:46:24
- ここのパラドール泊まりましたよ
- 今日はyukibxさん
初めまして。 もう、数十年前になりますが、ここのパラドールにも泊まりました。 街並みがスペインは各町で違う。 相棒がが車、運転してたら、向こうからも車が。。。 なんと、右側運転して。 ロンドンから遊びに来ての運転だったので、それで当たり前と。あぶないところでしたよ。 続きは、帰ってきてから。。。。
大将
- yukibxさん からの返信 2011/05/01 05:12:04
- RE: ここのパラドール泊まりましたよ
- 大将さん、こんにちわ。
バルセロナでの日々はとても楽しそう。
そうか、旅行記というのは、その時の楽しい雰囲気が伝えられ
ると最高だと、御旅行記を拝読して思いました。
あのパラドールにお泊まりでしたか、10年まえに。眺めが最高の
ホテルだと思いますが、なにせ要塞ホテル、圧迫感はあるような
気がしますが、その点はいかがだったのでしょう。
スペインは気さくで居心地のいい国だとおもいます。これからも
徐々にスペイン発見の旅にでかけられたら、と願っています。
大将さんもいい旅行をなさってください。
yukibx
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