1993/12/08 - 1993/12/12
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北風さん
旅日記
『オーストラリア上陸!』
1993年12月8日、インドネシアのティモール島(現在戦争中)から、セスナに毛が生えた様なインドネシア国内線が飛び立った。
「何故、国境を越えるのに国際線ではないのだろうか?」と疑問は残るが、空港で不法滞在の罪をきせられ、危うくオーストラリアじゃなく、インドネシア刑務所へ連れて行かれそうになっていた事を考えれば小さな事だ。
予想を裏切る事無く、この飛行機は揺れに揺れた。
このまま海上に落ちたら生死にかかわらず、またインドネシアに逆戻りだ。
・・・それは、いやだ!何が何でも嫌だった。
あの国は、もう、腹一杯だ。(それどころか食中毒まで起こしそうだ)
この日、この瞬間、俺ほどオーストラリアに行きたがっている人間はいないだろう。
永遠とも思えたが、実際は2時間ほどだったらしい。
飛行機の「ゴギャッ」という振動は、墜落じゃないとすれば着陸のサインだと思う。
うれしい!本当にうれしかった!
ダーウィン国際空港ロビーでガッツポーズを取る俺に、不審者を見つけたようにデカい警察犬が全速力で走りよってくるが、今なら1回ぐらい噛まれてもいい!
別にオーストラリアに特別な思いがあるわけじゃない。
ただ、インドネシアを脱出できた事が・・・
いかん、涙が出てきた。
とにかく、俺はオーストラリアに上陸したぞ!
- 旅行の満足度
- 4.0
- 観光
- 4.0
-
<DARWIN(ダーウィン)国際空港にて>
インドネシアからダーウィンに向かう飛行機で、隣の席の女性は「アイリーン」と名乗った。
会話のきっかけが、「あなた、ブラック・マジックを信じる?」だった時は、「うわぁ」と思っていたが、この会話以外は非常にノーマルでとても親切!
ラッキーな事に、アイリーンは地元ダーウィンに住んでいるらしく、なんと俺は、オーストラリアに着く前に現地人と知り合ったらしい。
聞けば、ダーウィンに住んでいる彼女にとって、リゾート地でバケーションを過ごすならば、目と鼻の先のインドネシアの方が近くて格安らしい。
確かに、ここからなら、小型機に毛が生えた様な飛行機で2時間ぐらいで行ける。(今、体験してきたばかりだ) -
空港で両替をした途端、インドネシアがこの国の裏側にあるぐらい遠くに感じてしまうカルチャー・ショックが渡された。
噂には聞いていたが、これが世界で初めて採用された「プラスティック」でできたお金か!
先日まで現存する生きた恐竜に追い回されていた程、原始的な生活だっただけに、この文明のギャップはすごい!
(詳細は、インドネシア編のコモド・ドラゴン〜参照)
ガイドブックには、「濡れても、折ってもへっちゃらのタフな紙幣」と説明されているが・・・
うーん?どうも品格がない。
一見、子供銀行発行のおもちゃに見えてしまう。
(実際、後日、トルコでオーストラリア人が両替しようとした所、偽札だと疑われていたのを見た) -
空港から市内への道路には、さりげなく「カンガルー注意!」のサイン・ボードが!
あぁ、オーストラリアなんだなぁ!
と、しみじみ。 -
What`s Kangaroo?
オーストラリアと言えば、「カンガルー」
世界中で有名なくせに、実はこの国にしか生息していない動物。
一口にカンガルーと言っても何十種類もいて、50cmぐらいのものは「ワラビー」と別名で呼ばれている。
カンガルーは本気で走ると、「速い」!
全力疾走時は、その長い尻尾でバランスをとりながら、飛ぶように跳ねていく。
が、しかし、普通に進む時は、4本足でウサギそっくりにピョコピョコ歩いていく。
また、よくこける。
しかもこの動物は、バックできないらしく、前進あるのみのこの国の国章にもデザインされていた。
つまり、国を挙げて持ち上げてはいるが、意外と不器用。
国のシンボル的なこの動物、実情はコアラの様に保護されているどころか、スーパーで最も安いミンチで売りに出されていた。
この国では、国のシンボルは、胃に収めるらしい。 -
<Litch Field National Park にて>
アイリーンから、ダーウィン在住の日本人の友達を紹介してもらった。
今回はその日本人の方々に、ダーウィン近郊の国立公園へのピクニックに参加させてもらった。
オーストラリアはすごい!
街から車で1時間ほどで、これほどきれいな自然が広がっている。 -
公園内にある「Wanui Fall」という自然のプールでは、泳いでいると魚が寄ってきた。
これだけスケール間のあるプールなのに、人工的なものはステンレスの手すり以外は見当たらない。
自然という言葉も、スケールが違う。 -
水温は心臓がパニックを起こすほど冷たかった。
この旅を始めて、一つ理解した事がある。
根本的に、白人は寒さや冷たさに強い!
それに比べて、暑さにはからっきし弱い!
東洋系とは全く逆の作りらしい。 -
オーストラリアと言えば、「BBQ(バーベキュー)」!
一度オージーに「オーストラリアの名物料理は?」と尋ねた事がある。
答えは「BBQ」と胸を張って言われた。
(BBQは、名物料理とうカテゴリーに入るのだろうか?)
しかし、見よ!この肉を!
これが1枚、たった250円!
I love AUSTRALIA! -
よく道路でペシャンコになっている、イグアナ登場!
BBQの匂いにつられて、ノコノコと出てきたらしい。
どーも、体長1〜2m程のオオトカゲが、まわりでゴソゴソ動き回っている中でのBBQは落ち着かない。
しかも脅かすと、エリマキトカゲみたいに後ろ足で立ち上がり、ダッシュするのだが、少しすると、またそばに来ている。
「BBQにしたら、美味そうだ」と言うと、隣のオージーが、「まずいぜ」とつぶやいた。
・・・教えてくれ!一体今焼いている肉は、何の肉なんだ?
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