2010/09/10 - 2010/10/16
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こまちゃんさん
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9月13日。
今日は自由行動にしました。
爺ぃが、「老陳の相手するのはもう興味がない」と言いだしたので、「じゃあ、みんな自由時間にしたら良いじゃない?」と言う事で、昨晩お開きの時に、その旨を伝えたのでした。
周小姐には申し訳ない気がしますが、そもそも北京組が、こま達の新疆行きに合流したいと言う事になり、「それなら、完全アテンドはムリという事を知った上でならOKじゃよ」と言う事で進行しましたので、別段問題はないと言うことです。
フリーと言うことなので、引越疲れも冷めやらぬこまは、「昼まで寝るよ!」と言って休憩していました。
爺ぃは、日課の朝散歩やら郵便局やら、近場をウロウロしていたようですが、昼飯の時間になると戻ってきて、一緒に「敦煌で旨い牛肉面を探しに出かけよう!」と言う事で、早速昨日見かけた、沙州南路の交差点南角にある黄氏牛肉面館に出かけることにしました。
その後は、商業一条街にある知人の書店に出かけたり、鳴沙山の姿を拝みに出かけたりした後で、夕飯の為に北京組と合流し、明日の夜の列車で烏魯木齊へ向かいますので、実質上本日が最終夜になるので、最後の晩餐を試みました。
13日の旅行記も3部構成です。
①昼の一条街!石室書店の知人訪問!
②一寸お散歩!鳴沙山方面へ顔出しに!
③夜の一条街!小吃広場、最後の晩餐!
の3本です!
- 旅行の満足度
- 5.0
- 観光
- 5.0
- グルメ
- 5.0
- ショッピング
- 5.0
- 同行者
- 友人
- 一人あたり費用
- 10万円 - 15万円
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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-
昼に目覚めると、今日は100%の曇りでした。
ズンっと重たい感じになりましたね。 -
さて、爺ぃが散歩から戻ってきて、昼食が待ち遠しそうなので、昨日外出した時に見つけていた、ホテルの南手の交差点にある「黄師傅牛肉拉面」に出かけました。
-
ここです。
昼時だというのに、何だか閑散としてて、店員まで閑そうです。
なので、入ってそのまま注文するのではなく、雑誌社の人間を装って、「試しに入ってみたんだけど・・・」と伝えました。 -
さて、店内側のハードは良さそうですが、要は「麺」が勝負!
-
これで10元なんですが、卵とトッピングがセットになっていました。
見た目は良さそうですね〜♪
で、肝心要の味は、、、・・・不味くもなく旨くもなく・・・
どれと言って特別なモノもなく、今の世代が頑張っているのですが、店主の祖父の代で閉めた店を、数十年後に再会したそうです。
頑張って欲しいですが、このふにゃふにゃ麺と牛肉の仕上がりでは、スープも生きませんし、そのスープも、何か物足りなさを感じました。
以前の滞在中に通っていた「金城牛肉面」が良すぎたんだよなぁ〜・・・ -
一旦ホテルに戻りました。
-
そう言えば、まだホテルの様子を撮っていませんでしたね!
慣れた所に来ると、細かい麺でのホローがおろそかになってしまいがちです。(^灬^; -
ホテルとしての基本は充分抑えられていると思います。
ロビーが広くて開放感があるのが嬉しいですね。 -
外観です。
街路樹があるので、ここからの角度が目一杯!
これ以上北上すると(写真左側)、斜めになり過ぎて良くないので。 -
お!
3路バスは、鳴沙山行きです。
以前の滞在中は、これに乗って鳴沙山へ出かけていました。
http://4travel.jp/traveler/chinaart/album/10037953/ -
ちょっくらモスクを見に出掛けたいと思います。
ホテルを出て南下して、西域路から一条街へ向かいます。
西域路は、大きな街路樹が茂ってアーチ状になっている、風光明媚な通りだと思います。 -
商業一条街南門から。
-
最初にある脇道から、そのモスクが見えています。
-
一条街から外れると、「大改装した」とは名ばかりの、解体した町の痕跡が残っていました。
中途半端だと思わないのが不思議。こうした面子には、全く拘らないですね。 -
風情城14棟か・・・。
もっと地元の民族色が強い、歴史的なテーマパークになった方が良かったと思います。
こんな感じじゃ、市内に客足など停められるはずがありませんね。 -
公衆トイレ。
有料なので5角必要。
莫高窟の入場料(200元)ではまだ足りないのか!
これまた新しいとは思えない出来映え・・・ -
「風情城」の町並み。
どこがどう「風情城」なのでしょうか・・・? -
さて、町並みは後回しで、モスク前までやって来ました。
ここのモスクは立派な方だと思います。 -
柵が閉まっているので、写真は通りからのみにしました。
-
寛ぐ維吾爾人もいますね。
-
細かい飾りも、結構豪華な出来映え。
-
大きな門が迫力満点!
-
鬚おやじも居ます。
この後、南疆へ出かければ、イヤでも出会える人達ですが・・・。 -
では、少し「風情城」をウロウロしてみる事にしましょう!
心情的には興味なしとは言いましたが、敦煌通としては見ておく必要があると思います。 -
お!
楽器店発見!
ツータム、ワンフロアタム、ワンシンバルの基本形ですが、ドラムセットが置かれていました。
ハイハットのペダルも生きてますね。
あれ?バスドラのヘッド(ビート面などの「皮」に当たる部分)が「広告紙」やん!
これじゃ低音が出ません。
しかも、タムタムのナットが「4本」なんて、日本ではあり得ない構造です。
こまは高校時代、軽音楽部でドラムを叩いていましたので、ドラムを見るとワクワクします〜♪ -
風情城の中心部分ですね。
イベント用のステージもありました。 -
歩きながら、「そう言えば、爺ぃはこまがドラム叩くところって見たことがないよね」と言って、叩かせて貰おうと思って、先程の楽器店へ戻ってきました。
・・・鍵閉まってました。
残念!! -
気を取り直して、町の散策を続けます。
・・・が、観光客なんて一人も見かけない、「閑散」を絵に書いたような状態です。 -
これって、ただの商店街ジャン!
何で風情街なの・・・? -
あらら、、、こりゃひどいほったらかしですね。
しかも、かなりずさんな建設手法だし・・・ -
とてもつまらん町を作ったんですね。
店は3割程しか埋まってないようです。
敦煌は観光地として有名な町。
しかしその観光媒体は、全てと言って良い程郊外にあり、まして訪問に要する時間は長くなる物ばかり。しかも、その人気と訪問者数もかなりのもの。しかしそうした町でありながら、町自体には何もない。
人口12万人。特産物も特に目立ったものもなく、言い換えれば、莫高窟がなければ「ただの田舎の村」でしかない。中国では、地場産業の収益によって市に格上げされる制度があるので、莫高窟の人気に乗っかってもてはやされるようになった鳴沙山と月牙泉と共に、敦煌が属する甘肅省の省都、蘭州並みの経済能力を持つ都市になっている。
だが、かといって「市内に観光資源を!」と頑張っても、どうなる訳でもないものを、2005年に天津から来た新市長が、おのれの名声を上げる為の策として、この「風情城」を企画し、実質上の市政を執る以前に、突然町民から住まいを略奪してまで作ったのでした。 -
なので出てきちゃいました!
-
で、そこにある「石室書店」に立ち寄ることにしました。
-
実は昨日、風情城の正面に差し掛かった時、ここの主人と偶然にも鉢合わせしたんです。
敦煌に来ているので、時間を見て訪問したいと告げてありましたが、アポ無しで、2時に訪問しても大丈夫でしょうか・・・? -
はは。
主人は案の定「お昼寝中」だったようです。
ここは、彼の店舗であり倉庫で有り事務所であり、はたまた自宅でもあります。
何せ、テナントを持つ、ワイドな3階建てですもんね・・・ -
事務所の風景。
たぶん爺ぃは羨ましいでしょうね。
事務所もあって展示も出来て工作も出来る住みかが画家爺ぃさんの理想型ですから。それは爺ぃだけじゃなく、こまもですけどね。
なので、2005年の画廊カフェの失敗は、本当なら、あの髭坊主オヤジとは口も聞きたくない所なのですが、田舎モノ相手に対等になっては器が知れるというモノで、敢えて会ったりした訳でして・・・ -
ご主人の泰さん。
寝起きですが、話しをするウチにエンジンが掛かったようです。 -
書店ですから、彼の事務所にも専門の書籍も沢山並んでいます。
-
これは、龍門石窟かどこかで買われたそうですが、一目惚れしてしまい、数千元したそうですが迷わず買ったそうです。
この泰さんは、常書鴻に真面目さを見初められ、贔屓にしてもらった人なので、「敦煌」を守って行きたい強い意志が感じられる方です。
ここには書けませんが、敦煌研究院内部の権力事情はドロドロで、そんな、常書鴻とは全く違う人間達、しかも権力と金にしか興味のない連中と一緒に居ることが耐えられなくなって、独立して書店を始めたそうです。
このお店には、常書鴻の愛娘、常沙娜も訪れるんですよ。
彼が研究し集めた「敦煌に関する資料」の総決算として、何かとてつもない本を仕上げたそうです!! -
その書籍を「素晴らしい出来上がりだ!」と自負するだけあって、色んなモノが並んでいます。
手前中央に見える大きなハンコは、なんと北京の潘家園で見初めたモノだそうです。
爺ぃにとっては、もうこの上なく羨ましい環境でしょうね・・・。 -
すると、おもむろに大きな箱から何か取り出した泰さん。
「大美敦煌」と記されたカバー。
これがその集大成でもある書籍だそうです。
中も見せて戴きましたが、かなり鋪薄な画像と、歴史上の解説などがふんだんに盛り込まれており、収納しきれないその内容から、上下2集構成になっているそうです。1部28,000元とかなり高価なのですが、事情が複雑で海外での販売、しかも、クチコミで知った敦煌マニアが注文を入れて来るという情況での販売しかしてないそうです。
そうするしかない理由は、中国人の詰まらない面子。この内容で出版するに当たって、敦煌研究院が「著作者の改竄」を提示してきたそうです。そうしなければ出版許可を出させない…と。
ホント、色んな問題に共通する、世界とはベクトルの違いすぎる、ちんけな面子擁護ですね。そんなくだらないことで、日の当たる所に出るべきものが、埋もれてしまうのも、現代中国の特徴です。
しかしこの書籍、中国政府がバックアップして出版すれば、価格はかなり抑えられ、世界中に広まると感じるのですが・・・
実に惜しいです。 -
阿弥陀如来もそう言ってます。
-
これだけ努力して集めた資料。
有意義に活用して生まれた書籍。
中国は何を見つめ、何処をめざしているのでしょうか?
長年居ても判りません。いや、居ればいる程そう感じます。 -
そろそろ1時間が経過しますので、差不多と言う事で。
爺ぃはまだ、新居の名刺を作ってませんので、連絡先を交換し、、、 -
記念写真を撮ってお別れしました。
-
店を出ると、漢方薬の相談で、青海秘薬の老郭の所へ向かいます。
先日貰った葯の正しい効果的な飲み方なども聞いてきたいと思います。 -
髭坊主オヤジの店前を通過するのはまずいので、風情城から迂回して、、、
-
老郭の店に差し掛かると、学生の実習でしょうか、「敦煌街中インタビュー」に捕まってしまいました。
最初はこまでしたが、敦煌の事情なんて語り始めたら、人が喜ばないことばかりなので(ここに書いているようなこと等々)、「こまに聞いても楽しくないよ」と断ったら、爺ぃが絡んできました!
何やらもっともらしいことを語っていましたが、あれじゃ若い彼女には理解不能でしょうね。 -
爺ぃが色々確認中です。
-
これは、老郭の店に置かれてた秤。
味があるので、ちょいっと並び替えてパチリ! -
また、新たに何かを勧められました。
でも、必要だというと「呉れる」ので困ります。
興味があったので、仕方なく「もらおう」と言うと、やはり鞄に詰め込まれちゃいました・・・(~灬~; -
先日貰った葯の利用方法はこうです。
写真に撮っておきました。 -
店を出ようとした時、「これ、あたらしい奥さん」
あらら、青海で薬品関係の不法所持で服役していたそうですが、地元でちゃっかり嫁さんをゲットし、ここまで連れてきたそうです。
とてもお淑やかで誠実そうな女性ですね。
大事にしなさいよ! -
店前にいた鳥。
頭が白い方は・・・ -
白頭鳥と言い、長寿の縁起物です。
「白頭偕老(共に白髪の生えるまで)」に肖っています。 -
さて、次は何処へ出かけましょうか?
一条街の北門辺りに差し掛かると、先日も買った干果店のおっちゃんに会いました。
ここのお店は、数日毎に「ローテーション」が義務づけられているそうですが、そんなのお店には不利ですね・・・ -
先日買った「杏干」が良かったので、又欲しくなったそうです。
今度はそれを、北京の李老師に送りたいそうです。
干果のメッカ北京でも、ここの旨さは出ませんからね。
でも、別のものを味見してますが・・・(^灬^; -
おじさんに思いっきり負けて貰って喜んでおります。
(アンタが値切ったんでしょ!) -
牌坊の向こうが陽関東路ですので、そこからタクシーで鳴沙山へ出かけようと言う事になりました!
-
ん!?
婦人警官が、麻糖を売る維吾爾人に注意をしていますね。
でも、これもここの風情なのに、何とか緩和してあげて、衛生面の指導強化する方が必要なことだと思います。これじゃ「弱いモノ苛め」でしか有りません。
動乱が周期的に生じるのも、こうした道理が判らない高官連中のせいでしょうね。 -
干果売りは、朝から夜中までぶっ通しです。
-
牌坊の上に登って、先日撮った夜景の「日中版」を撮ってきましょう!
-
あ!
別の維吾爾人が、ここでも麻糖を売っていますね!
捕まらないように! -
さて、牌坊からの景色は、実はそんなに豪華でもないんですよね。
ただ望遠で撮ると、こんな感じで鳴沙山が大きく撮れるので面白いんです。 -
普通のはこんな感じですね。
夜間はこちら!
http://4travel.jp/traveler/chinaart/pict/20896061/ -
北側の様子もパチリ!
陽関東路を夾んで向こう側の、以前からご老人達が集まる柳の木の下です。 -
相変わらずで、何やらホッとする瞬間ですね。
-
懐かしい町並みを眺めていると、どうしても時間を掛けてしまうんですね。
ほどほどで引き上げましょう! -
牌坊の通路。
夜間のはこちら!
http://4travel.jp/traveler/chinaart/pict/20896060/ -
では、タクシーに乗って鳴沙山ヘと向かいます!
値上がりしたことなど、こまには全く関係有りません!
だって、中は人のアテンドで、もう何度入ったか判らないので、今日は入るつもりはありませんから。(^灬^
あの砂山を眺めて来るだけで充分です。
では、その様子などは次の旅行記でお送りします!
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