台湾小旅行　謎の巨大な像　竹南、　そして勝興駅と断橋

2005/08/13 - 2005/08/13

汽車で南下する時に沿線で何時も気になる像がある。とうとう竹南駅で途中下車しました。

エリア その他の都市(台湾)

• 旅行の満足度: 5.0

ある週末。　適当にローカル線に乗ってみることにした。

出発です

ふと思い立ち台中のｱﾊﾟｰﾄ近くのバス停からバスに乗って取りあえず彰化駅へ。普段乗ることのない、海線に乗ってみろことにしました。駅の売店で時刻表を買い、あれやこれや考えを巡らし、、、、

ちょうど呂光号がいたのでそれに飛び乗りました。

彰化から海線を北上しましたが、海の景色は通宵を過ぎるくらいまでしか見えません。但しﾛｰｶﾙ色豊かな雰囲気は良い感じ。日南とか昔の木造駅舎もあったりしてｸﾞｸﾞっときます。

あー　しまった。　ところが私の乗った列車は急行なので一気に走りぬけてしまいました。ここは鈍行に乗り、途中下車をしながら進むべきでした。後悔先に立たず。

竹南駅

海線と山線が再び一緒になる駅。どこまで北上しようか迷いましたが、日頃は決して止まらないような駅が良いのと、ココは前から気になるものがあったものですから、この駅で途中下車することにしました。

蒋介石さんの銅像も最近はあまり見なくなりました。

まずは
お昼も回っていたので、竹南駅前の商店街で昼食。頑固ラーメン。さてお味のほどはどうでしょうか？

醤油ラーメン

ﾒﾆｭｰを見ると、中々楽しいものでした。神戸ラーメンを頼んだところﾄｯﾋﾟﾝｸﾞが牛肉でした。

ｽｰﾌﾟは醤油ﾗｰﾒﾝとの事でしたが、ｷｬﾍﾞﾂが見えたので一瞬ﾁｬﾝﾎﾟﾝかと錯覚しました。まあ美味けりゃ良いのですが、これが目茶不味い。台湾のﾗｰﾒﾝ屋さんは、毎回ですが期待通りの不味さです。偶には期待を裏切って美味くても良いのですが、、、、

駅前の看板
｢日本通ﾋﾞｼﾞﾈｽﾎﾃﾙ　ｲﾝﾀｰﾈｯﾄADSL設備提供」って何？？？

このﾎﾃﾙは日本通かも知りませんが、はたして竹南に来る日本人ははたして、どれくらいいるのでしょうか？

これこれ

これです。私が竹南なんかで途中下車した理由は。いつもの特急自強号は竹南駅なんかでは止まらないのですが、車窓に見えるﾃﾞｯｶｲ正体不明の銅像のようなものが気になってしかたなかったのです。それも正面を見せてくれればよいのに、線路に対して横向きなのです。

いよいよ

駅前からトボトボと歩いて向かいました。憧れの物体が、どんどん近づいてきます。

ついに
ついに正面からお姿を拝ませて頂きました。ありがたやありがたや。
ところで、このお方はどなた様なんでしょうか？？？？

やっぱり期待通りにデカカッたです。
但し、何なんでしょうか。廟はデカイし綺麗に掃除も行き届いているのですが、真昼間の一番暑い時間にいったので、誰も人がおらず、話も聞けず、説明書も入手出来ず、あれは一体何だったのでしょうか？　関羽さん？

例の大物を拝んだあとは、何もする事がないので、駅に戻り、ここから電車で南に下ることにしました。さて次はどこで途中下車すべきか。

結局、三義で途中下車してみました。日本時代からの木造駅舎が残る「勝興」の近くです。

さて、どうやって行くのでしょうか。どうしようもなければﾀｸｼｰと思ってましたが、駅前から週末は観光ﾊﾞｽが出ている事が判明。やっぱり旅は、このように何とかつながって行くものなのですね。

憧れていた「勝興駅」に到着。今は使われていない路線ですが、観光用として保存されています。日本時代は樟脳の積み出し駅として栄えたらしいです。

勝興駅
駅舎を抜けるとホームや線路も、そのまま保存されています。

線路
今にも汽車が走ってきそうです。
但し、ここは廃線ですから残念ながら汽車は来ません。

さてっと
勝興駅前で、また少し食べてみました。新竹とか苗栗では山間部へ入ると客家の部落で、ここもそうです。そりゃ客家のものを食べないわけにはいきませんから、日本のキシメンのような「客家板条」を食べました。鰹節の味がきいた、滑らかな板条は美味しかったです。竹南の駅前のﾗｰﾒﾝ屋も、変に日本の真似なんかせずに、やっぱり自分達の得意なものを作るのが美味しいのにね。

勝興駅舎の更に先に進んだところにある断橋。何でも日本時代の1906年に完成し、1935年の地震で壊れてしまった橋桁ならしい。100年もの前の橋なんですね。

この壊れ方は芸術的な感じすらします

断橋ｲﾁｺﾞｿｰｾｰｼﾞ？？？？

どこがｲﾁｺﾞなんだろうか？
ｵﾊﾞｻﾝに聞くのを忘れてしまった

勝興駅・断橋とﾊﾞｽで回り、再び三義の駅に戻って来ました。三義は木彫りで有名な町なのですが、流石に駅の看板も木彫りでした。＾＾

さてと。三義から電車に乗って我が家の台中に戻ります。