ミャンマーの旅　ピンウーリンからシイポー（Hsipaw)へ

2010/07/27 - 2010/07/27

朝７時ころに駅へ行きシイポーまでのチケットを買う、セカンドクラス３ドル、ファーストクラス５ドル、違いは木の椅子にスポンジの入ったシートが付くか付かないかの違いだ。長時間の汽車の旅なのでファーストクラスの５ドルにした。
ミャンマーの汽車は遅くて遅れることで定評がある、出発は少し遅れて８時頃になった、とちゅう世界で二番目に高いといわれ鉄橋をわたるがあいにくと霧がでていて視界はわるかった。この鉄橋は手前の駅からの撮影はいいが通過中の撮影は禁止となっている。
小さな田舎の駅に停まりながら汽車はゆっくり、ゆっくりとシーポーに向かって走る。

エリア その他の都市(ミャンマー)

汽車の出発は７時半、チケットの販売は７時から、７時前に駅へ来て辺りをぶらつき時間をつぶす。

７時過ぎに駅の別室でチケットを買う、外人旅行者はチケットの支払いがドル払いなので扱いも別格だ。

この小父さんがいろいろと世話をやいてくれた。７時半になっても汽車は来ない、３０分遅れで８時ごろにやっときた。ミャンマーの汽車は走ること水牛のごとく、遅れること郵便のの遅配のごとし、と言われるくらい評判が悪い。

田舎の駅のホームは短く車体は大半がホームからはみだしている。

座席にはファーストクラスとセカンドクラスの２種類あるが違いは木の座席に座マットがあるかないかの違いだ。

とちゅうには有名な世界で２番目に高いといわれる鉄橋がある、手前の駅からの撮影はいいが通過中の撮影は禁止になっている。
今回は運悪く霧がたちこめていた。

鉄橋をこえると短いトンネルを抜け雑木や竹やぶの間をガタン、ゴトン、ゆっくり通り抜けてゆく。

どの駅にも物売りが待ちかまえている、乗り込んできて次の駅まで車内販売する者もいる。

この時期の景色はしたたるような緑が目をうるおしてくれる。

畑の作物はほとんどがトーモロコシで合間に少し向日葵も栽培されている。

少し大きな駅だと停車時間も長くなる。

線路沿いに水田が見えはじめる、線路の横の雑草はおおうばかりで場所によっては危なくて窓から顔や手をだすことができない。

水田が広がる、これが夜汽車だとあちこちで蛍の火の点滅しているのがよくみえる。

のぼり、くだり、一日一便の列車がすれちがう、これが日によってすれちがう駅がかわる、いつもどちらかか片方が遅延するからだ。

カメラを向けたらはにかむ女の子。

手を振り嬌声をあげるお姉さん達。

のどかな風景がゆっくりと流れ去ってゆく。

シーポーの手前の大きな駅チャウメ、ここからシーポーまでまだ２時間近くかかるので食べ物を買う人が多い。

売り子のお姉さん。

ホームからはみ出した所には物売りのお姉さんがやってくる。

外の景色はみていて飽きないが鉄輪が線路を咬むガタン、ゴトン、という音を聞いていると眠気をさそわれる。

ゆうがた４時ごろにシーポーに着く、宿に荷物を置きさっそく町中をぶらつく。５年前に泊まったゲストハウスは新装されていたがゲストは一人もいなかった。

公園の中の池は以前と同じ、水の汚さも相変わらずだ。

町の横を大きな川が流れている、タイの川と同じで土砂がまじり褐色だ。

下流に以前はなかった浮き橋が架かっている、地元の人はチャイニーズブリッジとよんでいる。

ときおり大型のトラックが通過する、対岸に幹線道路があり町に物資を運んでくるトラックが通過する。
この橋の近くに日本の中古の大型トラックが停車していて車体には札幌ー沖縄と書かれていた。

この時期によく採れるキノコを売り歩く小母さん達。

近所の人がさっそく買いにきていた。

川に流れ込む大きな谷川。

道路脇で風船をうる小父さん。

タナカを模様のようにぬっている男の子。

若い女の子達がなにかの実を袋詰めしている。

市場の前の通り。

市場の中は閑散としていた、降りだした雨のせいではなさそうだ。

幼顔のお姉さんもがんばっているが客がこない。

市場の中には活気がみられない。

花の鮮やかな彩りだけがめだっている。

小母さんの顔色もいまひとつさえない、開店していない店があちこちにある。

以前きたときはもっと活気のある市場だったが・・・。

お金を数える小母さん。

どの人にも笑顔が見られない。

国民食の混ぜ麺をたべる小母さん。

この市場以外に町中のあちこちで小さなグループが野菜などを売っている、そのしわよせが市場の不振らしい。

何枚も重ねた大きな薄いパンを焼いては裏返し焼けた順にはがして隣の小父さんに投げていた。

焼けて投げられたパンを重ねている小父さん。

学校らしいが一部屋で一クラスだけだった、今は休み時間なので写真を撮らせてもらった。

町角にいたお婆さんと可愛いお孫さん。

雨が降ったりやんだり、露天商の人たちもたいへんだ。

町中の屋内市場、いろんな店がたくさん並んでいる。

市場の中の長いすで休んでいた立派な髭の小父さん。

雨が小降りになったようなので外へ・・・。

小雨のなか小僧がはだしでやってくる。

最後の小僧をよびとめて写真を撮らせてもらう。

パイナップル売りのお姉さん、小雨の中で客を待つ。

学校帰りの男の子にも声をかけて呼び止めてる、知らない小父さんでも素直に立ち止まってくれた。