2010/08/14 - 2010/08/15
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arichuさん
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留学中のシェアハウスのオーナーが、
スリランカ人老夫婦だったことからはじまった、
スリランカへの興味。
10年前には航空券まで予約したのに、内戦のため家族に止められました。
そして今回、ダンナに子どもを押しつけ(笑)、
とうとう夢を叶えました。
出発前に知り合いになったスリランカ留学生のご家族とお会いし、
お家に泊めて頂きました。
2泊の予定だったんですが・・・
- 旅行の満足度
- 5.0
- 同行者
- 一人旅
- 一人あたり費用
- 10万円 - 15万円
- 交通手段
- 高速・路線バス
- 航空会社
- キャセイパシフィック航空
- 旅行の手配内容
- 個別手配
-
キャンディのバスターミナルの食堂で簡単に昼食。カリーだと確実に量が多すぎて残してしまうので、いつもパンと紅茶をオーダーしておりました。
プレインティーあり、キリテーあり。
移動と女一人旅の緊張からくる疲れを、ほぐしてくれるのがこのティータイム。
クルネーガラ行きを探すのにターミナル内をかけずり回りましたが、無事出発。
2度目のクルネーガラ大仏が見えてきたときにはほっとしました。
非常に聞き取りにくい英語で、日のが世界大戦時の爆撃のことや、広島の原爆のことやらを延々と話しまくるおじいさんに遭遇したので。
とにかく、音楽はうるさく、訛りはすごく、よく聞き取れないままデリケートな内容の会話を、相手の機嫌を損ねないように続けるのは気を遣いました。
最後に「もっと英語を勉強しなさい」と。
いやはや。
クルネーガラで、現地の方と待ち合わせです。
たまたま、出発2週間前に、ごく近くの家に交換留学生が来ていることが判明、会ってお話して、手紙やらお土産を届ける約束をしたのでした。
お父さんが警察官なので、待ち合わせはポリスステーション。
時間がわからず、ずーーっと待って頂いていたようで、感謝!
紅茶が出され、なぜか警察署内にある小さな“図書館”(ちゃんと管理ラベルも貼ってあった)の本を見たり、お土産を渡したりして過ごしました。
やがてお父さん登場!
まずは腹ごしらえ。近くの軽食屋で、コロッケのような物とと噂の常温瓶ジュースを頂きます。(何のジュースかわからないが、やたら甘かった・・・)
英語を話す人が家族の中にいなかったのですが、英単語と、身振り手振り、それに「指差し会話帳」には大変お世話になりました! -
まずはスリーウィーラーでクルネーガラ大仏へ。この国は見事な岩が多いなあ。
昔は岩に刻まれた階段?を登っていたらしいですが、今は頂上まで道もしっかりあり、小さな小さな博物館のように整備されていました。
適当に手前の方で靴を脱ぎ、大仏の中にある仏様にお祈りをします。 -
クルネーガラ貯水池。
こういった大規模な灌漑池が、農業を支えているようです。
ちなみに、食事の時に出たタンクフィッシュは、ここで取れる魚だそうです。
しかし、この、金網の途切れた所が怖い・・・
シーギリヤみたいな階段でなくてつくづく良かった・・・
この後、バスで家までいく途中、前の席にやたらせき込む男の子が。お姉ちゃんとお母さんが時折背中をなでています。
バッグの中には未開封の水。しかし、一般家庭の滞在中の生水は避けねば、かえって迷惑がかかる。
かなり長いこと葛藤があり、お水をあげちゃいました。
かくて夕飯時にはまたまたカリーを水なしで頑張るはめに。。。 -
クルネーガラ犬。
飼っている???よくわかりません。
庭にはちょっとした果物の木や、野菜がポツンポツンと植えられています。
木の下には日本で買うとお高い鮮やかな観葉植物がわんさか茂っておりました。
まずはバナナとさっきのようなジュースが出され、つまみながら色々とお話。
娘さんの日本での様子や(といっても知り合って2週間なんだけど・・・)、観光してきた事など。
写真も沢山みせてもらいました。
家は古いレンガ造り。部屋の仕切りはドアでなく布を下げてあって、またこれがいい感じで! -
ナス。こちらのナスは明るい紫と白のストライプ。
日本の園芸雑誌でも見かけたことがあります。
葉っぱの上にまで棘があり、より原種に近いのでしょうか。
まだ青いミニトマトみたいで、お気に入りです。 -
留学生の子の妹さん。なかなかおてんばのようで。
この木に登って取ってくれた実は、なんだか木をかじっているようで一口しか食べられませんでした・・・
手前はお母さんの妹(プンチアンマー)。
お母さんは学校の先生なので、家事はもっぱら彼女の仕事です。
夕飯時に、近くに住むお母さんのお兄さんもやってきていたことからすると、尻に敷かれている???
指差し会話帳を見ながら、「ターッタ、タェンパット(お父さんは、冷静な人)」と言ったら、爆笑されました(笑)。
この、“○○さんは、○○な人に見える”シリーズはかなりウケまくり、新しい人がやって来る度に、人の性格のページを開いては「この人は?」と尋ねられました。 -
ココナッツミルクにチリ・・・
プンチアンマーが夕食を作ります。右手奥に見えるのがスパイスの数々。
塩や砂糖やみりんのような感覚で、色んなスパイスを使っています。
予備のバッテリーもヤバくなってきて、最後に集合写真を取らねばと思い、写真の枚数激減。ああ、香港やらシンガポールでバッテリーを無駄にするんじゃなかった・・・
面白い物で、15cm四方くらいの木材の先に、大きなスプーンやら、反り返った刀の様なものを付けた調理道具がありました。
木の部分に座って動かないように固定し、ココナッツをくりぬいたり、ニンニクの皮をむいたりします。写真を撮りたかった・・・ -
サンボル?作りに挑戦!
塩・唐辛子・ニンニク・ココナッツ・鰹節・コショウなんかを(あと忘れた)、石の鉢でつぶしていきます。
夕飯はシャワーの後で頂きました。
パパダン・まいたけ?のカリー・インゲンのカリー・タンクフィッシュのカリー・サンボル・ココナッツとほうれん草みたいなのを和えたもの。
スリランカで摂った食事の中で一番美味しかったです!特にキノコのカリー最高!
前述のお母さんのお兄さんが、やたら恭しくお皿を運んできたり、ナプキンやらスプーンやらを添えてくれたりするので、聞いてみると、昔リゾートホテルで働いていたとのこと。 -
ここのお家にはシャワーがないので、予めお隣に借りて頂いてたようです。
左側の女性が、お隣さんの娘さん、ニランジャラ。
シャワーがおわってから、紅茶とお菓子が出て、その時点で7時。
「夕飯に戻らないとお母さん心配するんじゃない?」
「大丈夫大丈夫!」
ニランジャラのフォトアルバムを見せてもらい、それから仕事の話を聞きました。
灌漑施設の設計や建築に携わっているそうで、自分の仕事に大変誇りを持っており、とても楽しそうに話してくれました。
帰りには、飾っていたクマちゃんの置物を、急いでラッピングしてくれました。
あちこち欠けてて、古いクマちゃんでしたが、その気持ちがとっても嬉しかったです。 -
4つしか違わず、好奇心旺盛のお母さんと夜遅くまでお喋り。
私のベッドに二人腰かけ、英語の筆談や会話帳を使って盛り上がりました。
「もう寝なくちゃね、おやすみ。」
蚊帳をおろして、電気を消して出て行ったのですが、蚊帳の中には既に蚊がいっぱい!つるすタイプの虫除けも、塗るタイプの虫除けも、長袖もジャージも意味なし。
マラリアもデング熱も対策はして来なかったのよね、子どもにうつるといけないA型肝炎と、打ってなかったらしい破傷風しか注射して来なかったのよねと、ろくに眠れない一夜を過ごしました。
翌日は、娘さんの母校でもある、近くの日本語学校へ。
「〜歩き方」にもある、スプートニク日本語学校です。
丁度中古本セールをしており、日本の絵本やら教科書やらが山積みになっていました。お母さんも帰って、係の人を待つ間、ゆっくりと物色。道徳の副読本やら、かなり懐かしいものも。
欲しかったトルストイ原作の「3びきのくま」をRs.50でお買い上げ。
右の男性はこの学校のOBで、日本に2週間滞在経験があるとのこと。
英語とシンハラ語と日本語を駆使して、係の方と私のやりとりをお母さんに通訳してくれていました。 -
ここには日本や他国から、個人や大学のゼミで、ボランティアに来られる方が沢山いらっしゃいます。その人たちのための簡易宿泊施設も。
ちょうど今日からボランティアに入られる日本人女性と2人、近くの女の子達の孤児院で子どもたちと遊ぶ事に。
孤児院といっても、そのほとんどはシングルペアレントで、働いている間預け先がないためという理由だそうです。
細い道に入り込み、田んぼの中を通ってしばらくすると、まだ出来て3年ほどのガールズホームが。新しい建物の周りには、畑やら広場。ちょっとした遊具?もあります。 -
クルネーガラ猫。
相当のんびりしているそうで、何をされても怒らないと。
前述しましたが、猫が生き延びられないこの国の環境のなかで、貴重な猫さんでした。 -
入口を入ると子どもたちがカードを作っていました。
大きい子のを真似してみたり、クレヨンを取り合って喧嘩したり。
お姉ちゃんたちが小さい子の面倒を自然に見ています。
最年少は5歳、最年長は17歳。全部で18人。
残念ながら18歳までしか入れないそうで、今後の課題は職業訓練だとのこと。
まずは各部屋を案内して頂きます。 -
子どもたちが作ったぬいぐるみ。
スタッフの方曰く、商品としてはまだほど遠いそうで、早く現金収入を自力で得るスキルになるといいなあとの事。
でも、この並び方、なんだか可愛らしい。ちょっとアートっぽい。
絵葉書とかにしたら良さそう。 -
壁に直接描くって、日本じゃなかなかない。
色遣いとかも、どことなく違う気がする。
やがて子どもたちが勢ぞろいして、自己紹介や歌の披露が始まった。
「うれしいひなまつり」だとかを歌ってくれた後、ぜひ日本語の歌を教えてくださいとスタッフの方から。
しばし初対面の二人で悩む。
思いついたのは「キャベツ〜の、中か〜ら、青虫出たよ」の指遊び。
小さい子達が正確に歌詞を聞き取ろうと、何度も歌を催促。
「liなの?riなの?wwwwriなの?」と、候補を4つくらい挙げてくる。
ああ、その発音は日本語にはないんだよ。
たぶん歌う度に発音を変えてるように聞こえてるんだろうな。。。 -
女の子らしいベッド。個人のロッカーもあります。
やっぱり大きい子たちは、歌を披露するのはもう恥ずかしそう。
小さい子を抜け出し、食堂のほうに行ってみると、大きい子たちが掃除中。
声をかけて、指差し会話帳やら「歩き方」を出すと、とたんに飛びついてきて。
ページをめくって観光名所を見ては喜んでいました。 -
小さい子たち、福笑いで大盛り上がり!
かな〜り長いこと遊んでいました。 -
中庭?藪?のヤシの木に突然いたカメレオン。
かわいい。
さて、お昼のカリーもごちそうになり、まる一日子どもたちと過ごして、気づけばお母さんと約束の5時を過ぎていました。
学校の方に戻ると、もう迎えに来てくれていました。
理事長先生も戻って来られていて、ご挨拶と雑談。
とっても日本語が堪能な方です。
「これから何をする予定ですか?」
「夜のお祈りに連れて行ってあげようと思って」と、通訳を介してお母さん。「飛行機はいつですか?」
「15日の夜中です。あと一晩こちらにお世話になります。」
「15日の夜中は、今夜ですよ!!」
しまったーーーーー!!!
またやってしまった!(一度目はどこだったっけ、半日前に気付いたからその時もセーフだったが。)
「時々間違える方がいらっしゃいます。8時に運転手を家までやりますので、それまでに夕飯と荷造りを済ませて下さいね。」
さあ、お母さんに平謝りです。
理事長先生にも感謝。よくぞフライトを聞いてくださった!
急いでバスに乗り、家へと急ぎます。 -
家族みんなに謝りまくると、
「残念だったね、またおいでね!」と笑顔で返され、またまた恐縮・・・
急いで夕食・・・の前に、赤バナナとランブータンとクッキーをガンガン勧められます。
その後、今度は反対側の家にシャワーを借りに連れて行ってくれます。
2歳くらいのかわいい男の子と、妊婦さんのお母さん。
そこでもまた紅茶とクッキーが出され、時間とお腹を気にしつつもありがたく頂きます。
当然、夕飯が沢山入るわけがありません。
なのにお兄さん、笑顔で勝手にお皿にカリーを追加してくれます。ど、どうしよう。。。
必死で食べながら必死でひねり出した言い訳は、
「急なお別れが辛くて、とっても美味しいんだけどあまり入らないの・・・」
(悲しかったのは事実、入らないのも事実だから、嘘はついてないよね!?)
しかし、ここの料理は本当に美味しかったなあ・・・
運転手がお迎えに来ました。集合写真を撮ってもらいます。
本当に優しくて温かい人たちでした!
夜の道を、できるだけ安全運転かつ急いで空港まで3時間。
空港前の道が、非常に混んでます。どうやらバカンスに出かけるスリランカ人が沢山いるらしい。
イルミネーションと銃を持ったガード達の対比が何とも。
ドライバー氏に別れを告げ、スーツケースを押して混雑する人をかきわけ何とか構内に。ボディチェックを終えると中はがらんとしてました。
きっと現地の人のチェックが厳重なんでしょう、内戦終わったばかりだから。
お土産に家族が持たせてくれたのが、思いっきり果物だったので、絶対税関で引っかかるため、泣く泣く空港係員の人にもらってねとあげました。
日本の娘宛のお土産も、チェックして果物だけ省かなくてはいけないのは心苦しかった・・・ -
待合の時間、大好きな紅茶を買いまくり、ちょうどテレビで生中継していたペラヘラを見て、とうとうスリランカを離れる時間がやってきました。
こんなにバスに乗りまくったのは人生初。
本当に色々な事がぎゅっと詰まった、濃い〜〜10日間でした。
今度戻って来れるのは、いつだろう。
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この旅行記へのコメント (6)
-
- kazzakさん 2013/10/27 01:04:43
- はじめまして、こんばんは
- 旅行記への投票ありがとうございます!
arinchuさんはディープな旅されてて面白く旅行記を拝見させてもらいました。
僕はクルネーガラは素通りしただけですが、またスリランカ行きたくなりますね。
また、他の旅行記も拝見させて貰おうと思います。
ので、フォローさせてください。
- arichuさん からの返信 2013/10/27 13:22:40
- ありがとうございました
- こんにちは、こちらこそ投票&フォローありがとうございました!
kazzakさんの方こそ、とっても現地密着の楽しそうな旅行をなさっていて、読んで大変わくわくしました。
こちらからもフォローさせて下さいね。
実は年末に再訪することになり、しかし母がいるのでちょっといつもの私のスタイルにそぐわないゴージャス(私にとっては)仕様になりそうです。
車チャーターで、ちょっといいゲストハウスに泊まり。。。
チャーター代は痛いですね、lonelyplanet口コミから現地の会社を予約したので、日系の6-7割の金額で済みそうですが。
他の旅行記、のんびり時間のある時に拝見させていただきますね。
-
- yuk-inaさん 2011/10/07 06:10:23
- 濃厚ですね
- こんにちは。
とっても素敵なご旅行でしたね。
私もスリランカは行ってみたい国の1つでしたが、
シギリアレディしか知らなかったので
旅行記を楽しく拝見しました。
お嬢さん、とっても美人さんですね。
しかし出発日を間違えるとは…危険ですね(笑)
yuk-ina
- arichuさん からの返信 2011/10/08 20:25:08
- RE: 濃厚ですね
- 内戦が終わったスリランカは、最近いろんな方が行かれていらっしゃるようで、新聞や旅行代理店のツアーパンフに名前が載り始めて嬉しい限りです。
私はローカル満喫貧乏旅行派ですが、星がついているけどお値打ち価格で泊まれる素敵なホテルもあり、のんびりして穏やかなお勧めの国です!
ダンブッラ石窟寺院はいいですよ!
ぜひぜひ、観光客慣れしすぎる前に、スリランカに行ってみてくださいね。
- yuk-inaさん からの返信 2012/04/04 21:15:39
- こんばんは
- 再びこんばんは。
来訪&投票などありがとうございました!
旅の指差し会話帳、私もペルシャ語のを持ってますが良いですよね。
現地語でしゃべれるようになりたいのですが、頭がサビ付きなかなか・・・。
yuk-ina
- arichuさん からの返信 2012/04/04 21:51:36
- RE: 濃厚ですね
- こんばんは!
GWにイスタンブールに行くことになり、初イスラム圏でわくわくし、
またまた訪ねさせていただきました(笑)。
隣国なのにイランもシリアも。
すぐ、そこなのにーー! と地図を眺めつつ口惜しいですが、
さすがに未就学児を連れていくまでの度胸はなく・・・
まずはトルコで予習?してきます。
たまにお邪魔して、美しいモスクを眺め、いや拝ませて頂きます・・・
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