2010/06/26 - 2010/06/27
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Huumaさん
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讃岐国多度郡屏風浦、現在の香川県善通寺市善通寺、宝亀5年
(774)弘法大師空海が生誕された地周辺の霊場を参拝します。
幼名、真魚(まお)が2才の時、沖を行く遣唐船を見て「あの船に乗りたい」と言われたとかいう、現在の海岸寺の近くの屏風浦の海辺、大事業の地・満濃池、そして我拝師山を仰ぐ出釈迦寺を訪れます。
表紙は、第73番札所出釈迦寺から臨む奥の院捨身ヶ嶽。
- 同行者
- カップル・夫婦
- 一人あたり費用
- 1万円 - 3万円
- 交通手段
- 自家用車
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1日目、雨。
高松自動車道を西に走り坂出市に入りました。前方に、讃岐富士が美しい姿を見せてきました。更に西へ向かいます。 -
坂本龍馬を大きく飾った高知行きのバスを抜いて行きます。
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善通寺ICを下ります。
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空海が2才の時、乳母と共に沖を通る赤い遣唐船を見て「あの船に乗りたい」と言われたと伝わる屏風ヶ浦はこの辺であったでしょう。沖に、亀笠島、志々島、高見島等多くの島々が浮かんで見えます。
空海を乗せた遣唐船が、摂津(大阪)の難波の港から出帆したのは、延暦23年(804)31才の時、執念の唐入りの始まりでした。 -
踝を返すと、五岳の山々が雨の霧の中で見え隠れしています。
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第74番札所 医王山甲山寺(こうやまじ)。
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甲山寺。
付近は、弘法大師が子供の頃の遊び場だったと云われています。
創建弘仁12年(821)、弘法大師の開基。
本尊薬師如来。 -
第75番札所 五岳山善通寺正門(南大門)。
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善通寺金堂(本堂)。
大同2年(807)創建、弘仁4年(813)落成。
大師の父、佐伯善通の開基。本尊薬師如来。
五岳は、香色山、筆ノ山、我拝師山、中山、火上山をいい、その麓に善通寺はあります。 -
御影堂(大師堂)。
この奥に、大師ご誕生の館があったと云われています。 -
ご僧が鐘を衝いています、現在8時30分です。
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五重の大塔。
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弘法大師誕生の時から繁茂しており、樹齢千数百年を経た大楠、樹高30mと説明されています。
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善通寺境内図。
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善通寺五百羅漢。
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第76番札所 鶏足山金倉寺(こんぞうじ)仁王門。
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金倉寺本堂。
宝亀5年(774)創建、本尊薬師如来。
明治期、乃木希典が仮住まいにしていた客殿があります。 -
釜あげうどんで知られる「長田in香の香」で朝食です。
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コシが強く、美味しい釜あげうどん。
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第77番札所 桑多山道隆寺山門。
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道隆寺大師堂。
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道隆寺の門前で、再びうどんの「お接待」を受けました。ありがたく、美味しく頂きました。
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丸亀城。
国の重要文化財、築城は室町初期。
美しさと堅固を誇る石垣は、総高60mと日本一高い。 -
丸亀城山頂からの市街と讃岐富士。
1分もしないうちに雲に隠れてしまいました。 -
雨の丸亀城天守閣。
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第78番札所 仏光山郷照寺本堂。
神亀2年(725)行基の創建。本尊阿弥陀如来。
寛文4年(1664)時宗の末寺として再興。
左の石段上に大師堂、雨が強くなってきました。 -
第79番札所 金華山天皇寺。
弘仁年間(810−824)弘法大師の開基。
本尊十一面観世音菩薩。
ここでは、多くのお遍路さんと共に、般若心経、南無大師遍照金剛を唱えさせて頂きました。 -
八十八(やそば)名物ところてん。
天皇寺近く、200年前から構えるお店とのことです。 -
八十八名物ところてん。
酢醤油とからし、大盛りを美味しく頂きました。
庭には、裏山からのきれいな水が勢いよく流れ落ちています。 -
静かな香川の奥座敷、泉質の良い塩江温泉に泊りました。2日目の早朝、部屋からの眺めです。今日は晴れそうです。
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満濃池はもうすぐです。
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朝7時50分、日本一のため池「満濃池」です。
大宝年間(701〜704)国守道守朝臣の創築。
後年洪水の決壊により何人も修築出来なかった折、
嵯峨天皇は弘法大師に築池別当の勅許を。
大師の徳を慕い多くの人たちが集まったこと、大師は築堤技法を駆使して難工事を3ヶ月で仕上げたと説明されています。 -
満濃池。
現在の堤高32.0m 堤長155.8m
貯水量1540万立法メートル。 -
満濃池の紫陽花。
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かりん市。
8時、池のほとりの朝市に近くの農家の人々が野菜、果物を出し始めました。
早速、新鮮な野菜等の地元の恵みをたくさん、手頃な値段で仕込みました。私たちは今日、一番目の客だそうです。 -
再び善通寺方面へ向かいます。
善通寺の五重の大塔が見えてきました。 -
第72番札所我拝師山曼荼羅寺は、弘法大師が修行された五岳と呼ばれる、火上山、中山、我拝師山、筆ノ山、香色山の麓に位置します。
写真は、曼荼羅時の前の筆ノ山、タバコの葉が生き々々と伸びています。 -
第72番札所 我拝師山曼荼羅寺。
推古天皇4年(596)弘法大師の実家佐伯氏の氏寺として創建、本尊大日如来。 -
曼荼羅寺本堂。
弘法大師が唐から帰国して、亡母御前の菩提を祈るために唐の青龍寺に似た堂宇を建てたと云います。 -
第73番札所 我拝師山出釈迦寺。
曼荼羅寺から500m上ると山門に出ます。 -
我拝師山の右、かすかに見える堂宇の向こう側に弘法大師7才の時、頂上から身を投げられた。釈迦如来が現れ、天女に抱きとめられたことから、救世の道に得心したと伝えられています。
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捨身ヶ嶽禅定。
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第71番札所 弥谷寺は、長い坂と石段を上る弥谷山
(382m)の中腹にあります。 -
石段を上って行くと摩崖仏にお会いします。
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第71番札所 剣五山弥谷寺(いやだにじ)本堂。
聖武天皇の勅願で行基が創建。
大同2年(807)弘法大師が訪れ、千手観世音菩薩を刻み本尊とした。 -
弥谷寺奥ノ院 獅子の岩窟。
大師幼少の頃の修学の処と伝えられています。
阿弥陀如来、弥勒菩薩、大師像です。 -
第70番札所 本山寺仁王門。
久安3年(1147)建立、国の重要文化財指定。 -
第70番札所 七宝山本山寺本堂。
大同2年(807)平城天皇の勅願により弘法大師が一夜で建立と云われています。現在の建物は1300年鎌倉末期に建替えられたものです。国宝に指定。
本尊は、国宝馬頭観世音菩薩、大師の作と云われています。 -
本堂と五重塔。
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本山寺五重塔。
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第68番札所 七宝山神恵院(じんねいん)
第69番札所 七宝山観音寺(かんおんじ)
一山に二ヶ所の札所があります。 -
境内に紫陽花が前日の雨で生き々々と咲いています。
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第68番札所 神恵院大師堂。
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神恵院・観音寺境内の紫陽花。
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神恵院・観音寺境内の紫陽花。
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琴弾公園内の「砂絵銭型」(寛永通寶)。
観音寺市有明町。
東西122m 南北90m 周囲345m
寛永10年(1633)丸亀城主の命で一夜のうちにつくりあげ、現在まで保存されてきています。
むこうは瀬戸内海の有明浜です。
この砂絵を見れば、健康で長生き、お金に不自由しないと伝えられているそうです。 -
琴弾公園内の観音寺松原。
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今回も、讃岐うどんの締めはここです。
津田松原サービスエリア内、美味しいです。いつも行列が絶えません。 -
19時20分、大鳴門橋を渡り帰路に着きます。
2日間の充実したお大師さまとのお遍路でした。
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