2010/06/12 - 2010/06/19
31位(同エリア226件中)
noriさん
パプアニューギニアへ
行ってきました
余り馴染みのない国ですが、
ご年輩の方には
第二次世界大戦の激戦地
としてのご記憶も・・
国土は日本の約1.25倍で
人口は約645万人、
約800もの部族が住んでおり、
それぞれが独特な言語を持ち、
文化を持つている
日本から直行便があり
飛行時間は約5-6Hr、
時差+1Hrで日本に近い国
歴史的には古く
5万年前の氷河期時代に遡る
1,975年に
オーストラリアから完全独立した
観光の目玉は、
各民族のカルチュアーショーや
ガイコツ人間の踊りや
泥人間の踊りなど・・
今も継承されている部族の文化や
緑豊かな大自然を満喫する
ことであるが、
何よりも島の人々の温かい素敵な
笑顔の歓迎には心打たれた
熱帯特有の気象環境の中で
咲く美しい花々にも心癒された・・
また、第二次世界大戦当時の
飛行場跡には
当時の戦闘機の残骸が残っており
驚いた・・
全日程、好天気に恵まれた
素晴らしい旅であった
今回もまた
新しい発見、新しい感動が
あった・・!
やはり旅は楽しい!
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パプアニューギニアの人々
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パプアニューギニアの美しい花々
熱帯雨林気候であり色鮮やかな花々が多く見られた・・ -
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ホテル内のお土産物売り場
通路脇の空き地に物を並べて・・
木彫りや手製のものばかり。 -
マウントハーゲンのシンシン踊りの会場
4−5部族がすでに踊りを始めていた。
この姿を見た時凄い迫力にエッ!と驚いた・・ -
パプアニューギニアには約800もの民族が住んでおりそれぞれが独自の言語を持ち、伝統的な文化を継承しながら生活している。シンシンとは踊りのことで元々戦いの前に士気を高めるためのものであったが、後に結婚式やイベントの時に歌ったりするようになった。マウントハーゲンの会場では4つ以上の民族が伝統のシンシンを披露してくれた。顔や体に色鮮やかなペインティングをし、頭には赤や黒色の羽根の飾りを付け、腰には草を巻き、オッパイ丸出しで太鼓を打ち鳴らし踊り狂う姿は壮観であった。各民族の伝統的な文化を楽しむことが出来た・・
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こちらの部族の化粧も凄い!
赤、白、青色・・
文明社会ではとても見られない光景である -
アップするとこんな顔だ!凄いね・・
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こちらはまた別の部族だ・・女酋長のような迫力がある。オッパイは丸出しだ・・
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これはまた別の部族だ・・武器を持って戦う様子
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粋なお兄ちゃんと2ショット!
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見物人の化粧も凄い!
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化粧をしなくてもユニークで迫力がある・・
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これも絵になる顔・・
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この顔もユニークだ
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この酋長も立派な体だ!
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この目で見つめられると・・若い18-9才の娘か?
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後ろ姿!腰に笹の葉のようなものを付けている
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会場の全景・・こんなに広いところで踊る
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ショーを見に来ている近くの村の人々たち・・
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子供たちの姿・・
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見物に来た子供たちも顔に化粧をしている
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「マウントハーゲンのホテル風景」
パプアニューギニアに着いて最初のホテルとなったハイランダーホテル。囲われた塀の中に入って驚いた。屋根が取り壊し中の建物が並び、エッツ!こんなホテル?何処に泊まるの!と心配したが、現在再建中で奥にはちゃんとしたオフイスがあった。部屋数52で広い敷地内にはプールもあり、よく整備された花壇には珍しい美しい花が沢山咲いていた。また邸内にはまっすぐ伸びた大きな木が林立し力強さを感じた・・・・ -
いかにも南方らしい美しい花!
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野ボタンの花でもこんな大きな木になっている
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マウントハーゲンはハイランド地方の中心的な町で、標高1,500mの盆地にあり、人口18,000人周辺を含めれば40,000人が住む。ハイランド地方最大の市場である。規模も大きく出入りする人の数も物凄く多く活気がある。人参、アボガド、ショウガやいろんな芋類、タバコの葉まで売っている。生きたニワトリも1羽20K(\70)程度。また本場であるカラフルに編んだ袋「ビルム」も売っていいる。このハイランド地方ではさつま芋など芋類が常食である。市場内を歩いてもにっこり笑って写真を撮ってほしいと強請ってくる愛想の良い人たちである・・・・・
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変わった形のミニトマト!
日本では見かけない品種だ・・ -
パプアニューギニアは南太平洋の中のメラネシア文化圏に属している。「メラネシア」とはギリシャ語で「黒い島々」と言う意味だそうだが、島が黒いのではなく、住んでいる人々の肌の色をもって表現したものだ。パプアニューギニアの社会は多くの部族にわかれており、800以上の言語を持って生活している。部族間の共通語としてはピジン語がつかわれている。この国ではホームレスや物乞いが見られない。大人も子供たちも明るくて親切で優しく、我々旅人を温かく笑顔で迎えてくれた・・
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何処に旅してもその国の市場は活気があり住民の生活風景が見られて楽しい。パプアニューギニアではマウントハーゲンとゴロカとマダンの3か所で市場を歩いたがそれぞれにその土地の特徴があり面白い。日本では見かけない珍しい果物や作物など驚きである。中でも木になるトマトとか形の変わったミニトマトやパンの木の若芽とかビートルナッツとも呼ばれるブアイなど珍しい。生きた鶏なども人気商品のようだ・・
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市場で出会った人たち・・みんないい顔をしている
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いい顔だ・・みんな喜んで写真を撮らせてくれる!
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マウントハーゲンから約1時間走ってタプカ村に着いた。此処では伝統のムームー料理をご馳走になった。村と言っても2-3軒しかなく、エッツ!何処に村があるの?と思ったが、ジャングルの中に散在しているようだった。ここでハプニングが起きた!蜜蜂の大群に襲われ私を含め数人が刺されて痛い目にあった。最初ガイドさんがハチの巣付近に近付いたためハチが危険を感じて反撃に出たもので、みんな逃げ回り大騒動になった。肝心のムームー料理は芋やバナナや鳥の肉をヤシの葉に包み焼いた石を載せて蒸し焼きにしたもので、バナナを除いてはとても美味しかった。バナナはやはり生で食べるのが一番美味しい・・
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家の周りは畑になっておりトウモロコシや芋を植えている・・
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パプアニューギニア熱帯雨林気候のため高温多湿である。雨期と乾季に分かれているが大部分の地域では5-11月が乾季、12-3月が雨季。年間を通じて気温が27℃-30℃程度と言った感じ。特に標高の高いハイランド地方では夜間10℃程度まで下がることがある。南半球にあり日本とは季節が逆になるが熱帯雨林気候であり、ラン類やハイビスカスやブーゲンビリアのような色鮮やかな色の花が多く見られる。日本では見かけない花も数種見る事が出来た。
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ポインセチアでもこんなに大きな木になっている
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パイアコナ村を訪問した。村長さんの機嫌が悪く入村の許可を得るまで少し時間がかかったがやっと入ることが出来た。この聖域は女と子供は入ることが出来ないそうで、中には武器庫や亡くなった村長さんの髪の毛などを祀った精霊の家やご先祖様や村長の頭蓋骨などを格納したがい骨堂などがあった。がい骨堂では病気などになった時その治療法などをがい骨と話して聞き出していたとか。村長のテルマさんには5人の奥さんがいて、奥さんの数が権力の象徴のようになっており、奥さんを貰う時には豚何頭を与えると父親と交渉して決めるそうだ・・
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パイアコナ村のがい骨堂に収められたご先祖様の骸骨・・
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村長さんの歓迎の儀式!第1夫人から第6夫人まで出てきて挨拶をし、歓迎の笛を吹いてくれた・・
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パイや粉村の村長・テルマさん
奥さんは6人!いる・・ -
お土産物屋の大将!素敵な顔をしている
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紅く実ったコーヒーの豆
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パプアニューギニアではコーヒーも主要産業の一つであり輸出の10%を占めるまでになっている。品種は植民地時代に持ち込まれたブルーマウンテン種が多いが、紅く実のった豆を手摘みしている姿を見かける。大規模農園ではなく村人が自ら栽培した豆を乾燥させ製造業者に売り渡すこともあるようだ。今回はコーヒー農園での豆摘みから乾燥、皮むき、焙煎、製品詰めの工程を見てきたので紹介しよう・・ 少人数でのんびりと作業していたのが印象的であった・・因みにブルーマウンテンコーヒー250gr袋詰めがUS3$(\276)である。
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コーヒー農園で働く人々
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集まってきた可愛い子供たち
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コーヒー加工工場の素敵なおじさん!
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一面ブルーシートを広げてコーヒー豆を乾燥させている
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高価な豚の牙で作った飾り!
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西ハイランド州から移動しチンブー州のミンディマ村を訪問し、此処でガイコツ人間踊りを楽しんだ。ミンディマ村のクマン族に昔から伝わっている「オマ・マサライ」の話である。ディラマ山の麓に住む村人が狩りや水汲みに行ったまま姿を消し、どうやら山の奥に住む悪霊に食べられたようで、村の人々が悪霊退治に出掛け見事に退治するというストーリーである。全身にガイコツ人間模様をペイントし踊る姿は迫力があるし大人や子供、女性も交じって踊る姿は壮観である・・
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ホテルのロビーに飾られた極楽鳥花・・
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ジャカランタノ花が咲いていた・・
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「ゴロカの市場」
標高1,600m 人口25,000人のハイランド地方第2の商業中心都市である。高地であるため年間を通じて気温はそんなに高くなく、春のような気候で過ごしやすい。町の市場は大変な賑わいで食料品や雑貨など生活物資はほとんど揃っている。マウントハーゲンの市場と違い、商品を布の上に並べて売っており、値段はかなり安くキナ(1K≒\36)ではなくひと桁小さいトナの文字が目立つ。ジャングルで取れた野菜や毛糸、米、ピーナツ、珍しいものでは木になるトマト、カラフルなパンの木の新芽などが並べられていた・・・ -
市場で見た珍しい木になるトマト!
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これも珍しいパンの木の若芽!カラフルで美しい!どのように食べるのかな?
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これも珍しい!名前は忘れた・・抱えるくらいの大きさである
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バナナの1本売り・・
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子供たちの化粧・・
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泥の仮面!大きくて重い・・これを被って踊るのは大変だ・・
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楽しみにしていた泥人間踊り!体に泥を塗り変なマスクをかぶり踊っているが、実はその踊りにストーリーがあった。昔々、強い部族に土地を奪われた弱い部族が何とか土地を取り戻すために考えて、体に泥を塗り亡霊に化けてビックリさせようと試みたが、強い部族たちはその姿に驚いて退散した。予想以上の効果があり戦わずして土地を取り戻したというお話である。仮面は泥の素焼きのものでかなりの重量があり被って踊るのも大変なようだ。現在は観光イベントとして演じられている・・
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ストーリープレート!細かい生活の風景が刻まれている・・
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夕食前のひと時ホテルの裏側から20人乗りの遊覧船に乗り湾内を一巡した。楽しみにしていたが生憎の曇り空で美しいサンセットは見られなかった。約1時間ばかり湾内を周遊したがクリケット島では美しいカワセミを見ることが出来たのがせめてもの慰め。雲の切れ目から差し込む僅かな夕日を見るにとどまった。周遊している間に小さな島々を回る水上タクシーに出会ったが多くの人が乗っており島の人々の重要な交通手段となっているようだ・・
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美しいカワセミ!
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フライングフォックス! 鳩かカラスくらいの大きさのあるコウモリ!大きなコウモリに驚いた・・
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美しい海岸風景!
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マシンガンビーチの風景・・
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このマシンガンビーチは美しい海岸地帯であるが旧日本軍の高射砲の残骸が残っておりその名前が付けられている。連合軍の爆撃機をここで迎え撃っていたところだ。日本軍は1,942年ラバウルを占領し、ニューギニア島のラエ、サラモアに上陸、ポートモレスビーの僅か50Kmの地点まで侵攻していたが、その後連合軍の反撃にあい1,945年には戦闘は殆ど終結していた・・およそ15-6万人の多くの旧日本軍兵士が亡くなっている・・。
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「沿岸警備紀念灯台」
白い美しいデザインの沿岸警備紀念灯台。第2次世界大戦の沿岸警備を記念して1,959年に建てられたものだが、現在は平和を願った灯台として人々の憩いの場になっている。灯台の根元部分は4枚のひれのようになっており丁度宇宙に飛び出すロケットのようにも見える。現在でも灯台として使われているのだろうか・・。灯台の近くには大きなガジュマルの木が生えておりこちらも見事である・・ -
灯台の近くにある大きなガジュマルの木・・
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マダンには第2次世界大戦当時の旧日本軍の武器や飛行機や施設の残骸が今も残っている。バスも入れないぬかるみと草がボウボウに生えた道を歩いて進むと此処が飛行場の滑走路であったところだという。所々に大きなくぼみがあったが爆弾の跡。しばらく進むとジャングルの中に金属の光った塊が見えた。そこには「呑龍」という旧日本軍の飛行機の残骸があった。双発の8人乗りの軽爆撃機で日の丸マークが薄っすらと残っていたのには驚いた。持参した線香を供え供養をした・・
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日の丸の跡が薄く見える・・
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亡くなった英霊に線香を手向ける・・安らかに眠ってください!
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ビルビル村の風景!
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ビルビル村の子供たちが真っ裸でのびのびと遊んでいる!
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何処の国に行っても子供は可愛い!何といっても表情がよい。無邪気で汚れを知らない瞳の輝きが素晴らしい。好奇心旺盛ですぐに近寄ってきて何かしゃべりたそうな顔をする・・。彼らにとって我々旅人は白人であり今まで余り見かけない異星人かも知れない・・。特に此処パプアニューギニアでは大人も子供たちもみんな愛想がよく笑顔で挨拶をしてくる。また写真を撮ってほしいとポーズをとることもしばしばあった。心の優しい人たちが多いという感想を持った・・
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海辺に近い陶器造りで有名なビルビル村を訪問した。ここではシンシンショーを見せてもらう予定になっていたが準備の都合で暫らく待たされ、その間に村の中を散策した。簡素な造りの家は寝るだけ、炊事などは外でやっている。子供たちは元気よく海辺でのびのびと遊んでいた。シンシンショーは村の広場で10人程度の男女が体に赤茶色の化粧をし、頭には魚をモチーフにした飾りを付けて太鼓のリズムに合わせて踊る・・
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シンシン踊りを見に来たビルビル村の子供たち・・
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硫黄の匂いのする水が流れているアイロ村!この水を使って炊事洗濯をしている
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この旅行記へのコメント (4)
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- Yattokame!さん 2010/11/23 04:51:17
- 美しき色彩の世界
- noriさん
こんにちは。
パプアニューギニアの旅行記拝見いたしました。人も自然も鮮やかな色に彩られ、とても綺麗な世界ですね。パプアニューギニアというと人類学の世界というイメージしかなかったのですが、人々の姿が美しく感じられました。人々の表情もいいですね。
素敵な旅行記を拝見できまして、ありがとうございました。
Yattokame!
- noriさん からの返信 2010/11/23 18:26:31
- RE: 美しき色彩の世界
- Yattokame! さん こんにちは!
訪問くださりありがとうございました。
パプアニューギニアは自然に囲まれ人々の豊かな心が感じられる処で
とても楽しい旅が出来ました。特に人々の笑顔は最高です。
カメラを向けても嫌がる人はいなく、みんな喜んで応じてくれました。
こんな国も珍しいですね・・
また熱帯雨林性気候で美しい花が沢山咲いています。
機会があれば訪問してみては如何でしょう・・
では、また・・ noriさん
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- nana-papaさん 2010/06/25 12:05:28
- すごいところですね!
- noriさんはじめまして!
世界中を制覇するとやはりパプアニューギニアの選択も必然的にでてきますね。
しかし、驚き風景がたくさんありますね。景色の素晴らしさはさておき、骸骨が・・・こわ!!植物も珍しいですね。
- noriさん からの返信 2010/06/25 22:18:10
- RE: すごいところですね!
- nanapapaさん こんにちは!
訪問ありがとうございました。
パプアニューギニアは余りポピュラーな所とは言えませんが
名物のガイコツ人間の踊りや泥人間の踊りに興味があって
2−3年前に申し込みしましたが生憎参加人員が足りず催行
出来ませんでした・・ 今回は念願かなって行くことが出来ました。
パプアニューギニアには900もの民族がいてそれぞれが独特な
言語と文化を持って生活しているそうで、彼らの生活や文化を見ることも
大きな産物でした。ジャングルの中の小さな村で生活していますが
我々から見れば想像を超える生活です。
農産物でも初めて見るようなものもありました。
このような発見、感動が旅の楽しみです・・
また遊びに来てください。 noriさん
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