1991/10/25 - 1991/11/08
200位(同エリア272件中)
ホリさん
ボストンが好きな人はたくさんいる。 ハーバード大のあるところとしても有名だが、ノーベル賞受賞の利根川教授がいたマサセッツ工科大学、ボストン美術館と観るべきところは多い。
そして何より私が感動したのはボストンからウエスレー大学まで市電で往ったときの両サイドから覆いかぶさって来た紅葉の木々、あの景色は忘れられない。 是非お勧めである。
ボストン美術館で過ごす一日も至福のときだが、学内を散策する時、青春は蘇り、清らかな心になったものだ。 それもそのはず女子大であったからか?
私がウエスレー大を訪れたのはあるファンデーションの仕事で、アメリカの学生を日本へ招聘するための面接試験のため。
某大統領夫人もここの出身とか、とにかく名門女子大で、そこでギリシャからの女学生・アレキサンドラと会うことになっていた。
あれは想定外の訪問だったが、前々日に予定されていた彼女とのボストンでの面接が突発の事故でキャンセルしたいと、言って来た。当然、その時点で彼女は候補から落とされるのだが、当日はハーバードへ向かう途中に少し時間が空くので同大教授とのインタビューと併せて実施することにした。
会ってみたら、何と気品のあふれる美女、才女、オーラを放っているではないか、 少なくとも私にはそう見えた。
アレキサンドリア王朝の末裔か、と尋ねるとそうだと言う、恐れ多くも世が世なら大変な方と会っていた。
法律を学んでおり、政治に興味があるとのこと、即決で合格を出してしまった。
なんともしとやかな語り口調にうっとりしてのことだが、彼女は
ちょうど来日時に衆議院議員選挙があり、都内のある区から立候補していた自民党の若手現職議員の選挙事務所で研修を積ませてもらった。
当時は金髪女性が選挙運動に加わるのは異例のこと、緊迫した票争いの中で、国際化を訴えて応援活動する彼女は美貌とスマイルで何度かテレビに映し出されたことだ。結果は数票差で当選。
こうして私のボストンでの思い出は今も蘇るアレキサンドリア王国の夢につながっている。 古き良き時代だった。
- 同行者
- 一人旅
- 一人あたり費用
- 25万円 - 30万円
- 交通手段
- 鉄道 レンタカー タクシー
- 航空会社
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