2010/04/10 - 2010/04/14
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こまちゃんさん
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食事でお腹が程よく潤った所で、本日漸く古鎮散策時間がやって来たような気がします。
ところが、最初にインパクトのある白鬚熊爺さんに出会ったため、それ以上の出会いはないんじゃないかな~なんて思っていましたが、そこは人の人生模様、商売をしている人には色んな事情があるもので、人々の境遇も多種多様。こまたちは、本当は観光に来ているのですが、これから出会うおばさんの人生相談を受けちゃったり、逆に若い人の孤軍奮闘振りに活力をもらったり・・・。
花の命は儚いけれど、人の人生はまさしく色々ですね。
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食事を取った場所の前にある広場は、こちらも大研古鎮同様に、「四方街」と呼ぶそうです。
そこで改装中だったお寺。 -
四方街の真ん中に座って写生する青年。
なかなかの腕前ですね! -
公安の警備車両。
古鎮には沢山の水が流れています。
村が雨や砂塵で汚れてくると、水路を堰き止め、上流の水門を開いて、街中に水を流すそうです。そうやって村を大掃除〜♪ -
北京原人じゃないのね。。。
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爺ぃの向こうに何か居ます!!
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なんじゃい!?
とけしかけてみても、 -
ボーーーーっとしております。
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柴虫って、何かの幼虫、芋虫の事です。
http://img.21food.cn/userImages1/kmgreen/kmgreen$525134425.jpg
雲南省の特産食品ですが、店にその名前を使って居るようです。
それとも、乾燥柴虫でも売っているのかな・・・? -
水の流れる束河古鎮の四方街。
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屋根の上の飾り物。
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作為的に出来た村…とは言え、人は息づいています。
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こうした騎馬推奨も生活するための手段ですし、、、
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一般店には地元の人たちも結構居ます。
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こうした飾りに見えるものでも、実は実益も兼ねているので、、、
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質の良さそうなプリプリの玉蜀黍が架けられております。
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ん?
手にしているものは「銀細工」。
家が錺職で、出来たブレスレットの磨きを、こんな小さな子が手伝っていました!
「おとうちゃんのおてつだいでちゅ」
ここには銀細工製品も多かったです。 -
おとう:「ほれ、ポーズせんかい!」
よいこ:「あ。ハイ!」
みんな:「顔が写らないじゃないの!」
みんな:「ははは」
村は小政府と不動産商人に汚染されましたが、人への汚染は少ないようです。 -
なので、こうして歩いていて、お店で何か見付けてカメラを向けると・・・
-
ぱちゃ!
店の人がワンコを奥へ入れてしまいました。
商売はしてるけど、プライバシーは大切にしたい人も居ます。 -
基本的にはこの水で生活しています。
飾りじゃないのよ泉水はホッホ〜♪ -
園内の移動用みたいですが、これしか見かけませんでした。
どこで頼むのでしょうね。 -
工作場・・・?
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・・・ではなく、骨董屋みたいでした。
-
自分で技術を持っている人のお店は、それ自体がセンスを持っています。
-
こちらはお土産屋さん。
・・・「舗面轉譲」??
こんなに現役なのに、お店を転売したいようです。
興味本位で入ってみると・・・ -
爺ぃ:「なんで?もう店やらないの」
女店主:「ええ。開けてるだけで赤字だしね」
爺ぃ:「結構揃ってるけど、そんな感じなのかい?」
女店主:「子供も大きくなるし、色々嵩むからね」
爺ぃ:「じゃあ、尚更店がある方が良さそうだけど…」
女店主:「・・・・・・・・・・・・・・」 -
姐店主:「身の上が色々有ってさ・・・」
爺ぃ:「ん?」
女店主:「いいよ、姉さん・・・!」
姐店主:「そうね」 -
爺ぃが女店主の手を見せて貰い、得意の手相で真相を探り始めました。
爺ぃ:「結婚相がちょっと・・・」
女店主:「え!」
姐店主:「え!」
2人が驚いて顔を見合われています。
すると、姐が、、、 -
姐店主:「この子ね、子持ちで再婚したんだけど、そのダンナが全く働かないのよ・・・」
姐店主:「でもって、毎日飲んだくれてて。だから早く別れろって言うんだけど、、、」
女店主:「・・・・・・」
爺ぃ:「わしゃ2回別れとるよ。つまんない状態で長く居る方が無意味じゃよ」
爺ぃ:「その時は大変じゃよ。でも、数ヶ月で終わるからね。でもこのままだと、これまでもガマンし続けてきた上に、まだまだ続くんじゃ参ってしまうぞ」
姐店主:「そう言うんだけどね、この子はズルズル引き摺ってるの・・・」 -
すると、女店主は突然泣き出して、ちょっと驚きました。
でも、こんなシーンは逆に得意の爺ぃは、彼女をなだめて言いました。
爺ぃ:「色々考えて来たンじゃし、その時間で「苦痛」は判っているよね」
女主人:「(泣き続ける)」
でも、何か吹っ切れたようで、その結果の涙だったようです。 -
そのお店にあった、ふっくらした金魚の、大きな真鍮製の風鈴を一つ買いました(直径10cmほどのもので20元)。
画像はそれではなく、カラー瓢箪です。 -
風鈴をならしたりしながら、「サッサと決着して身軽になって、そこからならキチンと目的に応じた行動が出来るよ。今のままじゃ、養育負担は同じでも、経費負担は倍以上じゃから、そりゃ何もかもがおかしくなるのは当然じゃ」
そこで爺ぃが、、、 -
みんなで記念写真を撮ろう!
懸命に堪える女主人ですが、、、 -
また泣き始めました。
でも、泣くのは今日でお終い!
次に泣く時は、新たなスタートを切った時、その軽快な感覚を感じた時にでも、また大泣きしてね〜♪ -
なんで観光客がお店の人の人生相談しているのでしょう。^^
立場がどうであっても、爺ぃはいつもこんなオッサンです。 -
ヘンテコ凸凹旅行者は、ドンドン小鎮を歩きます。
同じようにテーマパーク化された地域と比べてみても、麗江の小鎮は生活感に満ち溢れているようです。 -
ん?
案山子には、
「老身今年七十有二,賣藝不賣身!(わしゃ当年とって七十と二歳。藝は売っても体(心)は売らん!)」
と書いて有ります。 -
どんな方が作ったのでしょうね。
太可惜了没見他以老人家不在舗里。
(めっちゃ残念でしたが、ご老体はお店に居られず会えませんでした) -
わしでもエエかいのう・・・
と、疲れた感じのワンコが地面に寝そべっていました。 -
まあ、地鶏でも喰って行かんか?
とは言っておりません。(^灬^ -
四方街に戻って来ました。
-
苺を売っているおばあさん。
都会で見る苺よりも、遙かに形が良くて赤いですね。
作物を作る時、今や利益だけしか考えない中国農家ですから、逆にこうした田舎村の方が、本当の食材(作物)が豊富なのかも知れません。 -
さて、歩き疲れていると、傍らに桜の木を見付けました!
-
八重のぼんぼりです。
-
性懲りもなく、また写真を撮って居ます。
-
そして又爺ぃが、「上手く撮れない!」と騒ぐので、、、
-
明暗を考えて配置したら?・・・とか、
-
建物から覗かせたら・・・とかやっていると、その傍らにコーヒーショップを発見しました!
-
正面まで来ると目立っていますが、四方街広場からは良く判りませんでした。
-
お店は、建物の前面がオープンテラスになってて、大きなブランコ座席まであります。
-
店主は「女の子」と言っても間違いではないほどの若い女性でした。
ここでちょっくら休憩です。
こま:「珈琲はどうなの?」
と、小馬鹿にした感じで聞いてみると、
小姐:「おいしいわよ〜!」
と、元気で自信たっぷりに答えてくれます。
では、そのお手並み拝見と行きましょう! -
テラスに座ったのですが、ついでに店内も見せて貰いました。
-
この店の改装を、全て一人でやったってホンマかいな〜!!
ゆっくりといたずらっぽく、「2階は自分の部屋なので、散らかってるから撮られたくないなぁ〜」だって。
撮りません、撮りません。
でも、この会話のペース、中国では少ない感覚です。 -
2年前、彼女一人で麗江に来てこの店を契約し、2階に住み込んで仕上げたそうです。
ブランコも自分でやったそうですが、先日ロープが切れちゃったそうです(^灬^;
(だから傾いている) -
さっき撮って居た桜の木。
-
座席には茶具セット。
お茶も楽しめます。 -
テラスはこんなに大きいです。
店内から、「ブラジルサントス・・・」と言いながら豆を取り出し、コーヒーミルを手で回している様子が聞こえてきます。
そして、珈琲の琥珀の香りが風に乗って漂ってきました。 -
そよ風の漂う麗江の空気は心地よく、人もギスギスしていないので、交流もし易くて安心感もあります。
こうして眠りこけても全然大丈夫! -
建物の日陰の写し方を練習したりしていると、やって来た2人の女の子が、自分のデジイチを差し出して、
「これ、写りが変な感じがするのですが、ちょっと見てもらえませんか?」
と言ってきました。
早速見て見ると、カメラはNikonD90。へえ、こんな高いモノ持ってるんですね。
詳細は、「写すと色が薄い」でした。見てみると、色温度設定が4800K。これでは青みがかってしまうので、そう感じるでしょうね。
使い方が有っているかどうか判らないので、色温度が低いので、5300Kか5600K位で固定したら良いと思うと伝えました。
実際に、5600Kで撮ってみましたら、色が乗って良い感じ!彼女たちも大喜びして納得です。
ただ、設定を保管する操作が良く判りません。撮り終えるとまた4800Kに戻ります。
でも、原理が判ったので大丈夫というので、既に来ていた珈琲にようやく有り付けます。(^灬^; -
先に出来上がっていた珈琲は冷めてしまいましたが、旅を楽しむ人たちとの交流は、それ以上にホットで楽しかったです。
-
珈琲ですが、フレッシュと専用粉ミルクに専用グラニュー糖が出て来ました。
そして肝心のお味もバッチリ!!(^灬^
中国の内地では、ホテルでさえフレッシュは牛乳だったり、砂糖は料理用だったりするのに、結構経費掛けて拘って居るのに感心しました。
この「拘り」こそが大切な要素なのですが、残念ながら今の中国では、そう言う人がミクロ単位でしか居ませんし、そう言った人は都会では頑張る事が出来ないと言う商売環境があります。
成金富豪が幾ら国を豊にしようとも、万人の心までは豊にする事は出来ません。この習性が無くならない限り、オリンピックも万博も、単なる政府の自己満足的な実績稼ぎでしかないということですね。
何はともあれ、女性一人でここまで頑張っている事に敬意を表したいですね!! -
そのカメラ質問者A。Nikon D90の持ち主です。
説明を受けて判ったら安心したようで、「私たちも何か飲んで行きましょ」と言って隣に座っています。
こま:「言葉、良く判らんトコあったでしょ〜。こまは日本人なんでゴメンネ〜♪」と、念のために釈明。
少女A:「えええ!?日本人!?ウソでしょ!・・・」
こま:「ははは、ホントだよ。ねえ、老羅(爺ぃの名前)!」
爺ぃ:「ほほ、そのカメラを作った日本人じゃよ」
こま:「そりゃないわ!」
少女A:「え?え?(ホントか嘘か迷わせてしまったみたいですが)・・でも、充分判ったわよ。大丈夫よ!」
良かった・・・・・(ホッ)
爺ぃのチャチャで撹乱させられました〜♪ -
こま達は、先に店を出ました。
-
桜さん、ではまたいつか会う日まで〜♪
-
爺ぃの撮った写真。
なんと、さっきこまが撮ったのと殆ど同じ角度です。
http://4travel.jp/traveler/chinaart/pict/18979441/
びっくりしました。 -
では、そろそろホテルへ戻ろうかと思います。
ここを出てホテルへ戻る様子は次の旅行記で!
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この旅行記へのコメント (2)
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- michelleさん 2010/05/12 01:11:53
- こんなお店もあるんですね
- なんだか急にこ洒落たコーヒー屋さんがあるのでびっくりしました。
しかも若い女の子がやっているなんて。
内装もいい感じだし。
中国旅行中にこういうお店があるとなんだかホッとします♪
頑張って欲しいなぁ。。。
それにしても女主人の泣き顔には参りました(T_T)
想像してた感じとかなり違っていたので。。。
***** michelle *****
- こまちゃんさん からの返信 2010/05/12 02:34:40
- RE: こんなお店もあるんですね
- 小宝(店主の女の子の名前)の珈琲屋、なかなか良いセン行ってますよね。
翌日、別の用事でこの村に来たのですが、この流雲珈琲に行かなかったので、
爺ぃと意見が一致して再度出直したのですが、到着したら閉店ガラガラ…でした。
(13日の旅行記に紹介してます)
で、書き出されていた番号に電話したのですが繋がらなくて、メモを残して
去りました。後に電話が掛かってきて、バスに乗ってて聞こえなかったそうです!
残念だけど「后会有期!(いつか会えるチャンスがあるよね)」と言う事で
お別れしました。ホント、活発で良い子なので、是非頑張って欲しいです。
小物店の女主人、ホント、突然に「号泣」し始めたんです。
多分、爺ぃのふわふわな手で手相を見られた時、心の暖かさが伝わったのだ
と思います。(こんな風に書けば良かった!(^灬^;)
この日に出会った人たちは、人間味あふれる素敵な地球人ばかりでした。
こんな人たちがガンバレる環境が出来たのなら、香港も見直す中国になれる
でしょうね。
こま
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