マヤの遺跡と生活を訪ねて−チチカステナンゴ編

2009/09/03 - 2009/09/03

旅の６日目。今日はグアテマラ・シティを出発して、チチカステナンゴを訪れます。

チチカステナンゴは、グアテマラで最もにぎわう青空市が木曜と日曜に開催されることで有名です。今回の旅行でも市が開催される木曜にチチカステナンゴを訪問しました。

今日から３日間は、地元旅行社によるガイド付きのツアーで各地を回ります。といっても申込者は、私一人だけだったので、実質プライベート・ツアーです。格安のツアーで、大変お得でした。

しかし、初日に問題が！日程表では午前９時出発となっていたのが、７時半にガイドが宿まで迎えに来ました。まだ、眠ってるちゅうねん。前日同じ旅行社の車でグアテマラ・シティの空港から宿まで送迎してもらった際、ドライバーが翌日の出発時間を伝えることになっていたようですが、ドライバーが伝えるの忘れてしまったのです。

ガイド曰く、「チチカステナンゴはグアテマラ・シティから４時間近くかかるから、朝早く出ないとね〜」

そんなこと知らんし。結局再び９時に迎えに来ることになって、出発しました。ツアーの初っ端からトラブル勃発。この先大丈夫かな・・・。

エリア チチカステナンゴ(グアテマラ)

• 同行者: 一人旅
• 一人あたり費用: 10万円 - 15万円

出発が遅れたために、チチカステナンゴに到着したのは午後１時ごろとなりました。この後市を見て回りましたが、午後３時くらいから徐々に店じまいするところが出てきました。他の町から移動して市を見学する場合、到着があまり遅くならないほうがよさそうです。

市の中の食堂が集まる一角です。

青果市場。建物の中にあります。

青空市は、民芸品を売る店が多くて観光市のようですが、この青果市場は食材を扱うだけに地元色の強い市場でした。

チチカステナンゴでは、藍地のコルテ（スカート）につなぎ目を隠す鮮やかなランダと呼ばれる刺繍を施したものを着た女性を多く見ました。

サント・トマス教会に向かいます。

サント・トマス教会に着きました。サント・トマス教会は、１５４０年に建てられた教会で、その名の通り聖トマスを祀っています。キチェ族の聖地の上に築かれました。先住民の神殿などの上にスペイン人が教会を築いたというのは、中南米どこでも共通ですね。

サント・トマス教会での祈りの風景。人々は、写真のように香が焚かれた缶を振りながら何かを祈ってました。

サント・トマス教会は、この世の創造からキチェ族の歴史まで記した「ポポル・ブフ」と呼ばれる神話が発見された場所としても知られています。
写真に写っているは、「ポポル・ブフ」がここサント・トマス教会で発見されたことを記した石碑です。

サント・トマス教会から出てきたウイピルを着た女性たち。首の周りに太陽の光のような刺繍飾りがあるのが、チチカステナンゴのウイピルの特徴だそうです。ウイピルの柄は、ギザギザの幾何学模様のほか、花柄も多く見かけました。

チチカステナンゴのお店の風景。小さな女の子も藍地のコルテをはいていました。

市には周辺の村々から人が集まってくるため、色々な柄のウイピルを見ることが出来ました。

背中に背負った包み（スーテ）も、非常に色鮮やかです。

市の立つ日、町の中心部では道路の両側に露店がぎっしり並んでいました。

サント・トマス教会とガルバリオ教会の間の一角には、民芸品を売る露店が多く並んでいました。

チチカステナンゴで見かけたチキンバスその１。

チチカステナンゴで見かけたチキンバスその２。

チチカステナンゴでも、トゥクトゥクが活躍していました。

今日は、マヤン・インというホテルに泊まります。今回参加しているツアーの催行会社が経営しているそうです。静かで落ち着いたホテルでした。

ホテルの従業員です。着ているのは、チチカステナンゴの男性の伝統的な民族衣装だそうです。

明日は、パナハッチェルに向かい、周辺の町を訪れます。