2009/05/29 - 2009/05/31
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madcatさん
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2009年5月、はじめてのひとり旅の行き先に、
チェコを選びました。
プラハとチェスキー・クルムロフには前年に行っていましたが、
チェコを再訪・さらにひとり旅にした理由は…
『目的が特殊なので、道連れにご迷惑をかける。』
そんな偏愛的チェコ旅行の目的は、
☆モラフスキー・クルムロフ(Moravsky Krumlov)で、
アルフォンス・ミュシャの大作、
『スラヴ叙事詩』を見る!
☆クトナー・ホラ(Kutona Hora)で、
4万人分の遺骨を使ったという『骸骨寺』を見る!
☆近代プラハの特徴的な建築群、
『キュビズム建築』巡りをする!
キュビズム建築に至っては、
ノリすぎてGoogle mapまで作っちゃった(^^;
http://maps.google.co.jp/maps/ms?ie=UTF8&hl=ja&brcurrent=3,0x0:0x0,0&msa=0&msid=109464280929936571592.00046af4d7d4dc68cce4b&z=8
チェコの電車とバスのスケジュールを検索できるサイトにお世話になって、大体の旅程を組んでから動きました。
http://www.myczechrepublic.com/public-transport-schedules.html
でも、週末でバスがなかったり、
町から駅に行くバスが遅れてやきもきしてたら、
電車も遅れたり(笑)
初めてのひとり旅、さびしい時もあったけど、
好きなものばっかりに触れられて、めちゃめちゃ楽しかった!
けっこうオリジナルな旅になったんちゃうかと思います♪
webアルバム
http://picasaweb.google.com/madokatze
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- 鉄道 高速・路線バス
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-
5月29日(金)
仕事を早めに切り上げ、ミュンヘン中央駅へ。
金曜の夜から週末にチェコに行けるって、ものすごい贅沢すぎます。
夜23時過ぎ、プラハ着。
その日は駅近くのホテルで1泊。 -
5月30日(土)
早朝。
モラフスキー・クルムロフを目指して、
プラハ・フローレンツ・バスターミナルから、
まずはチェコ第二の都市、ブルノに向かいます。
バスのチケットは、運転手さんから直接購入…しようと思ったら、キャンセルが出たという地元の人が割安で譲ってくれました。ラッキー♪ -
プラハからブルノは、約3時間。
ブルノのホテルにまずはチェックイン。
船室みたいなレトロさがいい感じ♪ -
ホテルの窓から。
歴史を感じさせる教会の尖塔と、
生活感ある煙突がいい雰囲気♪ -
ブルノから、モラフスキー・クルムロフを目指してローカル線に乗ります。
最初はバスで行く予定が、
バスターミナルで片言のチェコ語で聞いてみたら、
週末は乗る予定だったバスがないことがわかって、
駅までダッシュ!
なんとか発車直前に電車に駆け込みました。
切符は電車の中で車掌さんから購入。 -
モラフスキー・クルムロフに到着。
旧共産圏の、レトロな雰囲気がたまりません。
電車の時刻に合わせて駅前で待っていたバスに乗り、町の中心部に向かいます。広場(namesti)で下車。 -
中心部と言っても、小さなホテルが1軒あるだけ。
ものすごい小さな町です。
しかも雨模様。
目指すミュシャの『スラヴ叙事詩』は、広場から徒歩5分ほどの古城に展示されています。 -
これがまた、いい廃墟っぷりのところでした(苦笑)
-
展示室内は撮影禁止なんですが、1枚だけ隠し撮り。
スラヴ叙事詩は、パリで人気画家になったミュシャが、
祖国・チェコの歴史を描いた、全20枚の大作です。
ポスターで有名な彼の作風とは違う、美しい色彩と、実験的とも思える大胆な構図を用いています。
彼の祖国に対する強い思いが伝わってくるようです。
私は高校生の時、ミュシャの回顧展でその一部を見て以来、
いつかチェコで全作品を見たいと、ずっと思ってきました。
その念願かなって!の訪問やったんですが、
なんと一部貸し出し中…orz
全作品を見ることはかないませんでした。
うーん、いつかリベンジしたい!! -
ブルノ駅に戻ると、SLが停車してました。
黒い!かっこいい!! -
ブルノ駅にて。
お気に入りの写真。 -
ブルノの町を散策。こちら、聖ペテロ聖パウロ教会。
-
塔からの眺め。ブルノ自体には全然期待していなかったけど、なかなか綺麗な町でした。
-
丘の上には、シュピルベルク城。まだまだ明るいけど、閉館時間になってしまって入れず。
めっちゃ走ってんけどな〜。 -
ブルノ旧市庁舎正面の彫刻。
装飾を施した職人が、十分な報酬が得られなかった腹いせに、真中部分を「ぐんにゃり」曲げた形に作ったそうです。
チェコ人て(苦笑) -
ブルノ駅前の郵便局。
『チェスカ・ポスタ』って響きが可愛い。
デザインもちょっとレトロで好きな感じ。 -
ブルノ中心部の広場。真中をトラムが頻繁に走ります。
チェコ第2の都市だけあって、けっこう近代的やし、若者向けのお店も多く、賑わっています。 -
翌日、ブルノから次なる目的地、クトナー・ホラに向かいます。目的は…
-
骸骨です。
クトナー・ホラの駅で荷物を預け、徒歩で約30分。
雨の中、セドリツ地区にある『墓地教会』を目指しました。 -
「墓地教会」は、信者たちの骸骨で作られた装飾から、通称『骸骨寺』として有名。
4万人(!)分の骨が使われているそうです。
プラハから1時間ほどと近いこともあり、観光客でめちゃめちゃ賑わってました。
う〜ん、雰囲気としては、ローマの骸骨寺のほうが好きやな… -
骨で作られた紋章。もはや芸術の域です。
-
でも、建築家のサインを骨で作っちゃったりとか、ちょっと悪ノリしすぎなのでは…(苦笑)
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クトナー・ホラの歴史地区に向かいます。
-
聖バルバラ大聖堂。無数の尖塔がつきだし、戦艦のような威容を誇ります。
-
でも、内部は一転、アール・ヌーヴォー調のステンドグラスが美しく、華麗で優しげな雰囲気。
-
天井の装飾も、完璧なバランス。
ただ、クトナー・ホラの町自体はこじんまりとしていて、あまり見どころは多くない感じでした。
このあとバスで駅に戻り、再びプラハを目指します! -
プラハでは、Sokolska Youth Hostelのひとり部屋を予約。
駅の周りはちょっと薄暗かったけど、
部屋は新しく清潔だし、屋根裏部屋みたいな雰囲気で、わりと気に入りました。 -
雨がやんで、少し晴れ間も見えていたので、早速町歩きへ。
こちらはちょっとぐっときた、旧市庁舎の塔に上るためのエレベーター。 -
ここからは、偏愛的・プラハ建築巡り♪
普通の観光写真はほとんど出てこないです(苦笑)
まずはヴルダヴァ沿いで見つけた、Goethe Instituteの門。
アールヌーヴォー調の華麗な装飾が施されています。 -
「キュビズム」というと、ピカソの絵画が有名ですが、そのアイディアを建築に取り入れたのがチェコの『キュビズム建築』。
曲線を使わず、直線の集合として表現する理念はおなじですが、同時に機能性を求められる建築という分野だからこその、洗練された美しさがある、と私は思います。
こちらは通称「リブシナ通りの邸宅」。
キュビズムの代表的建築家、ヨゼフ・ホホルの作品です。 -
ネクラノヴァ通りの集合住宅。角にある立地を利用して、遠近感を誇張するようなバランスになっています。
-
夕暮れが迫り、キュビズム建築巡りは一休み。
チェコ料理にはあんまり魅力を感じなかった(笑)ので、イタリアンレストランで夕食を取りながら、夜景撮影のために暗くなるのを待ちます。 -
プラハには、他にも面白い建築が。
こちらは通称『ダンシング・ビル』。
ブルダヴァ沿いにあるけど、中心部からちょっと離れてあります。 -
買ったばかりの一眼レフで、初めて挑んだ夜景撮影!
もちろん三脚なんて買う前なので、もうぶれるぶれる(苦笑)
しかも小雨まで降って来て、コンディションは最悪。
もうとにかく橋の手すりに自分とカメラを固定して、数を撮って運に任せました(苦笑) -
ティーン教会。この邪悪な感じの尖塔が、いかにもプラハらしくてツボなんです。
広場のごみ箱の縁にカメラを置いて、ごみ箱ごと抱え込みながら撮った執念の1枚(苦笑)
このあと、帰ってすぐに三脚を買いました… -
5月31日(日)
最終日。
プラハ中央駅で荷物を預け、朝からキュビズム建築巡り!
こちらは旧レジオン銀行ビル。
この建物は以前、日本のテレビ番組で紹介されたらしく、その番組に関するネットの書き込みを見たのが、私がキュビズム建築を知ったきっかけでした。 -
現在は、別の銀行が入っています。
中での写真撮影は止められるらしいので、こちらはあとで購入したプラハの建築の本の、旧レジオン銀行ビルを紹介した1ページ。
でも、自由に撮影できる場所を発見!それは… -
トイレの中(笑)
玄関から入り、銀行の入り口までの間に美しいエレベーターとトイレがあり、ここは出入り自由なんです。 -
最終日は奇跡的に青空がのぞきました!
こちら、プラハの代表的建築、ゴシック様式の火薬塔と、ルネサンス様式の市民劇場。 -
キュビズム博物館がある、通称『黒い聖母の家』。
ここで、キュビズムグッズを買うのをめっちゃ楽しみにしてたのに…なんと日曜日は休館日!!
もう、涙で前が見えない…大ショックでした。 -
黒い聖母の家の2階、オリエント・カフェで朝ごはん。
クロワッサンもコーヒーも美味しいし、とってもいい雰囲気で、閉館日ショックもちょっとは和らいだ…かな?
何時間かまったりしたかったけど、心を鬼にして建築巡りを続行!(別に誰も頼んでないけど…苦笑) -
パレス・アドリア。
そういえばここ、前回プラハに来た時に前を通ってた!
その時は、1階の古書店に目を奪われて、建物にまで気が回らなかった…ま、私の関心なんてそんなものなのね(苦笑) -
パレス・アドリアの内部。やわらかい自然光が入り、瀟洒な装飾が施され、私の中では、どちらかというとアール・デコのイメージ?
-
キュビズム建築巡りの最後を飾るのはダイアモンド・ハウス。
-
その名の通り、窓辺に施されたダイアモンドのような彫刻が印象的。普通に人が住んでます。いいな〜!
-
夕方の帰りの電車まで時間があったので、最後に少し、プラハの街を散策。
前回のプラハ旅行の時も天気が悪かったので、初めて青天のもとで見るプラハ城。
美しい! -
街を一望したくて、高台のビシェフラド地区へ。
トラムでふもとまで行ってから、坂道を延々上ります(汗)
静かな墓地と、芝生の美しい公園があって、市民の憩いの場になっているようでした。 -
丘からの眺め。ゆったりと流れるブルダヴァを横切る橋、遠くに臨むプラハ城。
やっぱり綺麗な街です。
プラハ、好きやな〜♪ -
最後に1枚、青空をバックに聖ヴィート大聖堂を撮りたくて、歴史地区に向かったけど、あっという間にどんより曇ってしまった…
キュビズム博物館といい、「もう一回来いってこと?!」とポジティブに解釈(笑) -
最後はプラハ駅の中のカフェで、アール・ヌーヴォー様式のドームを眺めながら、チェコワインを1杯。
チェコってビールが有名ですが、ビールなら断然ドイツのほうが美味しいと思う…チェコはワインのほうが飲みやすくて気に入りました♪
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