ケンとバービーのくるみ割り人形。

2009/12/21 - 2009/12/21

　いやはや、ブログを更新するって本当に大変ですよね。このところMacよりもｉＰｈｏｎｅに凝っているせいもあって、あまり自宅でラップトップを開かなくなったせいもあります。
　さて、季節はほぼクリスマス。街もホリデームード一杯でこの時ばかりはリセッションという言葉も忘れたいと思っている人も多いでしょう。
　同僚Mが理事を努める地元創作バレエ団「バレエ・オブ・ザ・ドールズ」のホリデーショーとディナーという集いを企画、２０名ほどが土曜日の夜にノースイースト地区の１３thアベニューのレストランに集まりディナー、そしてバレエを観賞した。私は友人BとJBと参加。
　このバレエ団は型破りな企画とダンスで人気があるグループで、特にゲイ男性たちに大人気。というのもドラッグクイーン的なショーやキッチュな選出が特徴だからか。毎年ホリデーシーズンに行われる恒例のショーは「ナッツクラッカー」。でもチャイコフスキーなんかふっ飛んでしまっている音楽と演出と振り付けでものすごく楽しい舞台である。もう１０数年続いていて、私も数回観ているけど毎回楽しんでいる。音楽はロックからディスコ、ジャズ、クラシックとバラエティに富んだものを使用し、オリジナルの「くるみ割り人形」のストーリーを現代風に皮肉っている。コスチュームも舞台もキッチュそのもの。ダンサーは地元のベテランや新人だけど、面白いのは太目のダンサーがいたり、毎年必ず妊娠中のダンサーが混じっていたりする。細くて華麗なバレリーナばかりじゃないところもユニーク。
　おまけに物語の中心となる「くるみ割り人形」がバービーとケンという設定で、バービーとケンの人形に扮したダンサーが爆笑ものである。毎回バービーとケンがネズミと戦うという設定のダンスがあって盛り上がる。
　これはホリデーシーズン、大人にお勧めのバレエショーである。
　特に会期中１，２度ある特別公演「ノーティーバージョン」というのは１８歳以下お断りの特別セクシーな演出をしてあるダンスショーで、いつも話題になっている。といっても下品じゃないですよ。
www.ritzdolls.com

エリア ミネアポリス(アメリカ)

舞台のワンシーンが観客席横に作られている。少女のベッドルームの設定。

クリスマスらしく雪の結晶を映し出した幕。

バービーがねずみ軍団と戦ってケンを守るという設定のダンスシーン。

ショーが終わるとダンサーたちがロビーで観客を見送るのも恒例。