トンガリロ・クロッシング☆NZ北島トランピング

2008/12/28 - 2008/12/28

昨年（2008年）末にNZ北島を旅したときの旅行記です。
まずは、トンガリロ国立公園のトランピング記事から。

☆トランピングとは☆
「てくてく歩く」という感じの意味で、ハイキングやトレッキング、登山などをひっくるめたNZ流の言い回しです。
自然の中を歩くのを楽しむことを目的としているので、スポーツというよりレジャーに近い感じ。
NZのあちこちに、ビギナーから上級者向けまでいろいろなコースが整備されているので、自分のレベルや目的にあわせて、「てくてく歩き」が楽しめます。
NZの魅力はやっぱり大自然！それを味わうのには、自分で歩くのが一番！
ぜひ、時間がある方は「NZでトランピング」に挑戦してみてください♪

ちなみに、トランピングはニュージーランドの国技といってもいいほどポピュラーで、子供からお年寄りまでみんなよく歩きます。


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日帰りのトランピングコースとしてNZで一番人気を誇る「トンガリロ・アルパイン・クロッシング」を歩いてきました！
全長18.5キロ、片道縦走のみのコースです。

途中、美しい山の風景はもちろん、荒々しいクレーターや美しいエメラルドの湖などを見ることができ、またキツイ登りや森林の中をのんびり歩きありと、とても変化にとんだコースです。

本格的なトランピングは初めて！の私たちでも（途中ちょっぴりヘバりつつ）7時間で無事に歩ききりましたよ〜。

軽装で歩いている人もいましたが、やっぱり山歩きなのできちんとした装備が必要だと思います。

※この旅行記のあと、トンガリロで小規模な噴火があり、トランピングルートが少し変更になったようです。
（グリーンレイク以降の下りの道が少し迂回路になったとのこと）
見える景色や必要な体力、装備など、この旅行記とそれほど
大きな変更は無いと思いますが、一応、記載しておきます。
きちんと確認した情報でなくてすみません。

エリア トンガリロ国立公園周辺(ニュージーランド)

• 同行者: カップル・夫婦
• 航空会社: ニュージーランド航空

トンガリロ・クロッシングの道のり。

下にあるMangatepopo（マンガテポポ）から赤い点線をたどっていく感じです。

スタート地点のMangatepopo(マンガテポポ)駐車場までは、宿泊施設があるファカパパヴィレッジやナショナル・パーク駅などから送迎バスが出ています。
前日までに予約が必要。

このとき（12/28）は、クリスマスホリディ中で、たくさんのトランパーが訪れて、駐車場も混雑していました。

スタートしてすぐの辺りは、こんな感じの砂利道。

駐車場から10分ほどで、マンガテポポハット（山小屋）があります。

ここでお水を汲ませてもらったり、トイレに行ったり、服装を調整したりできます。
（駐車場にもトイレはありましたが、とても混んでました）

このあと5時間くらい、水の補給ができないので注意！

整備されていてとても歩きやすいです。

マンガテポポハットから少し行くと、登り道が始まります。
サウスクレーターまで・・・ひたすら登れ登れ！！
（歩きやすいんですけどね）

階段だけど、この登りは（私には）かなりキツかった！

階段の幅が狭く、ひとりずつ登るので、後ろから来る人に対してのプレッシャーがあるせいかもしれません。

とはいえ休み休み、ゆっくり登りました。

振り返った景色は、こんな感じ。
絶景かな！

1時間40分くらいかかって、ようやく平らなところに出ました。
みんなここで休憩！

後ろに見えているのは、マウント・ナウルホエ。
登ったら往復2，3時間とのことですが、これを加えると日帰りはちょっと厳しい。
（登ってる人、いましたが）

見てるだけでも壮大で美しい。

サウスクレーター。
平坦でちょうどいいクールダウンです。

←この写真を撮るために、ルートから離れました。
（それくらい元気が復活した！ということが言いたい　笑）

サウスクレーターを横切ると、その先には、トンガリロ・クロッシング最大の山場！
レッドクレーターへの登り道が。

このコース唯一の、瓦礫道。
足元が悪いのと、いいかげんみんなヘバってるので、抜きつ抜かれつ、ゆっくり歩きます。

写真、人の小ささ、コースの壮大さを感じていただけたらと思います。

がんばれ！

がんばれ！がんばれ！！

キツイけど、絶景です！！

キツイけど、気持ちいいです！！！

分岐点キター！
トンガリロ・クロッシングの最高地点は、まだもう少し先だけど、達成感あります！
ここで休憩してランチをとる人たち、寝っころがる人たちも。

とっても気持ちいいです。

周りの見知らぬ人たちと手をとって喜びあいたい感じ。

この写真の前方に見えているのが、マウント・トンガリロ。
クロッシングから分岐していて、往復1時間30分とのこと。（私たちは登ってません）

レッドクレーター！
「地球離れした」と形容される景色です。

あとから知ったのですが、ロード・オブ・ザ・リングの撮影にも使われたとか？

風が強いので、帽子など飛ばされないように注意。

レッドクレーター付近から、ふたたびマウント・ナウルホエ。
山の景色って見飽きないですね〜。

それにしても、こんな危険地帯（？）に一切、柵やロー
プなどが設置されていません。
自然の景色に人工物は最低限で。あとは自己責任で。
NZのすばらしいところだと思います。
（日本はちょっと過保護ですよね）

この辺りが、トンガリロ・クロッシングの最高地点になります。
標高1820m。
登り始めのマンガテポポ駐車場が、標高1200mなので、600mちょっとを登ってきたことになります。

この先は、クロッシングのもうひとつの見所、エメラルド・レイクが見えてきます。

楽しみ〜！

なんて雄大な景色！

手前に見えているのがエメラルド・レイク、写真の左奥に見えているのが、ブルー・レイクです。
なんで色が違うんだろう。
不思議だなぁ、すごいなぁ！

美しい・・・

エメラルド・レイクへ降りてくる道。

細かい砂利道を滑るようにして、どんどんくだります。（足元注意！）

エメラルド・レイクを過ぎると、後はひたすら下り。

途中、溶けきってない雪が。

遠くにタウポ湖が見えます。

下るにつれ、周囲の草木の背が高くなっていきます。

最後は森の中へ。

到着！

7時間のトランピング、完歩しましたっ！
いやぁ、疲れたけど楽しかったです♪

ここに、行きに乗ったバスが迎えにきてくれていて、宿泊ホテルまで連れて行ってくれます。

帰りのバスの中から、あらためて、マウント・ナウルホエとマウント・トンガリロが見えました。

あの山のあいだを歩いたのね〜。すごいですよね！


※サウスクレーターからレッドクレーターまでの登り、精神的にはそんなに辛くなかったです。頂上が見えてたので。それより、サウスクレーターまでの階段の登りのほうが私はシンドかったです・・・。


読んでいただいてありがとうございましたo^^o

この旅行記へのコメント （3）

• ねんきん老人さん 2014/06/03 21:36:37

  おかげさまでトンガリロクロッシングを堪能しました。

  pounamu 様
  
  昨年の１１月に妻と、妻の友人夫妻、それに私の４人でＮＺを楽しんできました。
  南島と北島の移動を飛行機に頼ったほかは全行程レンタカーでの１７日間の旅でした。
  ハイライトはもちろんトンガリロクロッシングで、pounam 様の旅行記をプリントして持っていましたので、コースの要所々々を見逃すことなく、十分に楽しんできました。
  ただ、同行の夫君が数分ごとに休憩するので、最後は私たち夫婦がケテタヒ駐車場まで走って最終バスに待ってもらうということもありました。
  所要１０時間で、バスの運転手さんは吹き出し、ホテルのおばさんからは「ギネスレコードだ」と笑われ、さんざんでした。
  いつかもう一度行って、そのときは普通の時間で歩きたいものだと、妻と笑い合っています。
  
  これからもpounam 様のすばらしい旅行記を楽しみにしています。

• ねんきん老人さん 2013/09/28 10:54:41

  すばらしい旅行記です。

  トンガリロ・クロッシングを計画しています。
  単なる“自慢話”でなく、コースの状態や所要時間などが詳しく書かれていて、大いに参考になりました。
  自分が行くときは、このページをプリントして持っていくつもりです。
  
  ただ、一点だけ気になることがあります。
  エメラルドレイクを過ぎて下りにさしかかる所で、「遠くにテカポ湖が見える」とありますが、テカポ湖というのは南島にある湖なので、間違いだと思いますが、ご確認いただけますでしょうか。

  pounamuさん からの返信 2014/06/03 20:40:13

  RE: すばらしい旅行記です。

  年金老人様
  
  すっかりお返事が遅くなり、申し訳ありませんでした。
  
  トンガリロ・クロッシングのご旅行はいかがでしたでしょうか。
  
  > エメラルドレイクを過ぎて下りにさしかかる所で、「遠くにテカポ湖が見える」とありますが、テカポ湖というのは南島にある湖なので、間違いだと思いますが、ご確認いただけますでしょうか。
  
  ご指摘のとおり、テカポは南島の湖ですよね(；・∀・)
  タウポにあるのはタウポ湖でした。
  遅ればせながら、記事も訂正いたしました。
  ご指摘ありがとうございました。
  （メッセージもいただき、お手数をおかけしました）
  
  参考になったとのことで、嬉しいお言葉に感謝します。