2009/06/05 - 2009/06/06
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juventinaさん
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昨年の夏も訪れたクロアチア。
ほとんど同じルートの旅だが、大きな違いは途中から姉が登場することとカメラが一眼レフになったこと(レベルがついていかないけど)。
あまりにも気に入って、今年もやって来たけどリベンジの旅でもある。今年の行程は去年、帰国する際にW杯予選の対戦カードを元に日程まで決めておいたのだw その甲斐あって、選手と同じホテルに潜り込めたし、チケットも難なく入手できた。と言いたいところだけど・・・最後まで落ち着かない状況だった。
知り合いだったクロアチア人が「チケットは任せておけ!」と大見得をきったにもかかわらず、結局きちんとした返事もないまま奴はトンヅラしたのだ!時はすでに4月・・・ 慌てて、クロアチアサッカー協会をはじめ、可能性のありそうなところに問い合わせするも明確な回答は得られなくて、最後の最後に現地在住の日本人ジャーナリスト長束氏にクロアチア代表公式ファンクラブ「Uvijek Vjerni」の存在を教えていただいた。
即、加入できたものの、日本人初会員ということでインタビューの申し出をいただく。試合を見ることすらできないかもと思っていただけに、とにかく驚いた。
でも私はクロアチア語はおろか英語も話せない・・・ すると事前に8つの質問を送ってくれた。出発まで20日を切り、自分の少ない脳みそとあらゆる文明の利器を使って作り上げた文章を丸暗記して、緊張しながらザグレブへ向かった。
6月5日(金)出国→フランクフルト→ザグレブ泊●
6月6日(土)ザグレブ泊●
6月7日(日)ザグレブ→ドゥブロブニク泊
6月8日(月)ドゥブロブニク泊
6月9日(火)ドゥブロブニク泊
6月10日(水)ドゥブロブニク→スプリット泊
6月11日(木)スプリット泊(日帰りでフヴァル島)
6月12日(金)スプリット泊
6月13日(土)スプリット→ザグレブ泊
6月14日(日)ザグレブ→フランクフルト→
6月15日(月)→帰国
- 同行者
- 一人旅
- 交通手段
- 高速・路線バス
- 航空会社
- ルフトハンザドイツ航空
PR
-
一睡もできないままフランクフルトに
到着。ザグレブ行きのゲート付近は天井も
低く、重苦しい空気に満ちている。
気の持ちよう次第で物の見え方が随分と
違ってくるものだ・・・ プレッシャーに弱すぎ? -
暗いゲートを抜けるとすっきりと晴れ渡っていた。
ぶつぶつと英作文を暗唱しながらタラップを上る。
まだ明るい空の下、19:20にザグレブ空港に到着し、
シャトルバスに揺られること約30分で市内のバス
ターミナルへやって来た。ここからトラムに乗り
ホテルを目指す。
ホテルに到着するとおそろいのTシャツを着た
大男たちがうようよ・・・
普段、全く縁のない高級ホテル。不審な様子を
悟られないよう、落ち着いてチェックインに臨むが
周りが気になって、それどころではない!
「Uvijek Vjerni」から私宛てにメッセージが届いて
いて少し安心したけど、とにかく気が気じゃない。
このホテルで間違いない・・・ 即座に確信した。 -
部屋に荷物を置いて、夕飯を食べに行こうと外へ
出ようとしたら一目で選手が乗っていることが
わかるバスがホテル前に停車した・・・
呆気にとられるがすぐに我に返って、カメラを取りに
部屋へ戻る。1階に到着し、慌ててエレベーターから
出ようとしたら、目の前にいたのはチームのキャプテン、
ダリオ・スルナだった!!!
気性の激しい選手というイメージが強かったが思い切って
声をかけてみたら、エレベーターの「開」ボタンを押した
まま私の拙い英語を最後まで聞いてくれた。
一流の選手はファンに対する振舞いも素晴らしい!
すると「このホテル、誰か有名人がいるのかしら?」という
日本語が私の耳に入ってきた。ツアーでやって来た日本人の
おば様2人とそのお嬢さんに「いますよ!」と答えた。
そしたら私たちの方へ・・・ 某イケメン選手がやって
来た。ずっと応援していた選手だったので私は話し
掛けてみたが2回名前を呼んでも無視。スルナが
親切だっただけにかなり凹んだ・・・ -
がっくり肩を落とす私を励ましてくれるおば様方。
ついさっき会ったばかりなのに何て優しい・・・
すると、とうとう現れた!
いちばん会いたかったスラヴェン・ビリッチ監督!!!
98年フランスW杯でクロアチア3位の快挙を成し遂げ
げたときのメンバーでもあるビリッチ監督は左耳の
ピアスを光らせながら采配を振り、プライベートでは
ロックバンドのギターリストとしてプロデビューも
果たすなど派手で豪快なイメージが強いが、国内の
法律の学位を取得しているという一面も持っている。
昨年のEURO2008ではサイドラインぎりぎりのところで
大きく動き回り、選手以上に様々な表情やアクション
を見せていた。人間くさく、熱血漢と威厳を兼ね備え
たその人格は選手のみならず多くのサポーターから
愛されている。もちろん私もその一人でファン暦は
浅いがここまで(ザグレブ)観戦に来てしまった。
こそこそと追いかけ、クロアチア語で呼びかけるが
気づいてもらえない・・・ おば様たちが「頑張れ!」
と背中を押してくれて、もう一度声を掛けると振り
向いてくれた!ものすごく緊張したがビリッチ監督は
イタリア語が話せるので他の選手よりも安心して
会話ができた。快くサインをいただき、一緒に写真も
撮らせてくれた。しかもイヴァン・クラスニッチ(左)も!
思ったとおり「一流の選手はファンに対しても親切」だ。
特にクラスニッチは重い腎臓病を煩い、選手生命どころか
生死をさまようほどの辛い時期を乗り越えたからこ
そファンに対しても温かい心で接してくれるのだと思う。
間近で見たビリッチ監督は昨年の方が若々しい感じ
がした。きっと監督業は一般人には計り知れない
ほどの重圧がかかっているんだろうなあ・・・(T_T) -
クロアチア2日目
ホテルのレストランで朝食をとっていたら
オリッチやシムニッチが通り過ぎていく・・・
どこまで贅沢な空間なんだ!!!
「Uvijek Vjerni」の事務所には午前中に伺うと、
出発前にメールしておいたが担当者のマルコに
念のため電話をしてから出向いた。
するとホテルの外にあるカフェで電話をしている
ビリッチ監督を発見!歩きながら(もちろん電話の
邪魔にならない小声で)「Dobro jutro(おはよう)!」
と挨拶したら・・・ 何と何と!!!ウインクを返して
くれた〜 「東洋人」であることが最大の特徴に
なったのか、覚えてもらえて嬉しい☆
せっかく事務所へ行ったのに、変に気を利かせたマルコは
私の宿泊するホテルへ来ていたようだ。事務所の男性に
バイクでホテルまで送ってもらうと、ちょうどホテルの
正面玄関には外出する代表チームをひと目見ようと大勢の
人が押し寄せていた。
前キャプテンのニコ・コバチ(試合のゲスト解説
だった)もいて、ものすごいオーラを放っていたのが
印象的だった。
選手たちが去り、やっとマルコに会えた!
結局、インタビューはなく、英語の原稿だけを手渡して
チケットと会員証を受け取る。
とうとうチケットを確保した!これで本当に試合が
見られる〜 -
これは一体・・・
どらネコ??? -
早速、観光に出掛ける。
まずはズリンスキー広場へやって来た。
雲ひとつない青空に木々の緑が爽やかである。
ついでに私の気持ちも晴れ晴れ☆
よーく見ると芝生に何かいる・・・ニワトリに・・・ -
こっちには犬?
どらネコの一味なんだろうか・・・
かわいいんだけど、何だかねえ。 -
すると馬車が颯爽と通り過ぎていく。
そうそう、この方がザグレブの町並みに合っている! -
イェラチッチ広場
さすがは土曜日の昼間!たくさんの人で
賑わっていて、とても活気がある。
バイクでホテルに戻るときにも見かけたが
町の中心にはシャホヴァニッツァ(お馴染みの
赤白市松模様)のサポーターがあちこちにいる。 -
トラムと建物の屋根のオレンジが
空の青によく映えている。 -
ザグレブのシンボル、聖母被昇天大聖堂
昨年夏も改修工事中・・・ 規模も大きく、
歴史ある建物だからどうしても時間も
かかるのだろう。 -
大聖堂内部
天井も高く、厳かな雰囲気の中・・・ -
対戦相手ウクライナのサポーターを発見!
その向こうにはシャホヴァニッツァを身に纏う
クロアチアサポが祈りを捧げている・・・
それぞれの思いが交錯する瞬間を垣間見た。
それにしてもアウェイの地でこんなの着てて、
襲撃されないか心配よ・・・ -
床の模様。かわいいw
-
至る所に素晴らしい彫刻が施されている。
-
左から
石版を持つ神官
怪物退治の戦士
聖杯を持つ女性
今にも動き出しそう・・・ -
-
大聖堂前に立つ、黄金のマリア像
-
-
聖母被昇天大聖堂のすぐそばにある「ドラツ市場」
1926年の設立で、店舗数は約360。営業時間は7〜15時。
お揃いの真っ赤なパラソルの下には日用品はもちろん
新鮮な野菜や果物などの農作物を扱う店が立ち並ぶ。
昨年、訪れた際は15時を回っていたため市場は片付け
の最中だった・・・ -
お花屋さんも多く、見るだけでも
華やかな気分になれる。 -
所狭しと立ち並ぶパラソル
-
ドラツ市場に魚市場に隣接する小さな魚食堂にて。
メインは鰯のから揚げ、サイドディッシュには
普通のサラダを選ぶ。ビールはクロアチアサッカー
協会のスポンサーでもある「Ozujsko Pivo(オジュ
イスコ・ピーヴォ)」をw -
おもちゃのように可愛らしい家が立ち並ぶ
「トカルチチェヴァ通り」
こちらも賑やかw それにしても暑い!!! -
-
カフェのテラスもほぼ満席状態・・・
-
またもやシャホヴァニッツァを発見!
-
お〜心の友よ〜!!!
こういうご一行様に会うだけで
テンションが上がる↑↑↑ -
聖マルコ教会
昨年は修復中だったが今年は美しい
佇まいを見ることができた。
この周辺、実はクロアチアの行政機関が集まる、
国の中枢部である。 -
独特の屋根瓦、いいですなあ〜
-
聖マルコ教会、正面入口の彫刻
昨年はビニールシートで覆われていたので
全然気づかなかったが色も鮮やかな、聖人を
奉ったような彫刻があった。
でも、よーく見ると首がないものもある。
時間の経過に伴い風化したのか、戦争の被害か、
意図的なのか・・・
わかる方がいらっしゃったら是非、教えてください! -
聖マルコ教会の前に大きな卵のモニュメントが・・・
何か式典があるときだけ展示されるらしい。 -
卵には昔の聖マルコ教会や周辺の
田園風景が描かれている。
こんなにのどかだったとは・・・ -
聖マルコ教会に程近い、建物の間にある細い路地に
ひっそりと並べられていた彫刻のようなもの。
こちらも修復作業中? -
ケーブルカー乗り場近くから見た、
ザグレブの町並み。 -
聖カタリーナ教会の裏手から眺める、
いちばんお気に入りのザグレブの風景。
去年はここから撮った写真は雨上がりで
空がとても青かった。 -
ロトルシュチャク塔
13世紀に建てられ、名前は「強盗の鐘」に
由来するとのこと・・・
塔の上には大砲があり、100年以上も前から
毎日正午に打ち鳴らされている。ものすごい
轟音なので町の中心にいたら聞こえるだろうと
思っていたが全く気づかなかった。
今年も聞き逃してしまったようだ(T_T) -
ケーブルーカー沿いの階段を下り、
イリッツァ通りを歩く。 -
せっかく一眼レフを持っているので
シャッタースピードを遅くしてトラムを
撮ってみる。 -
キャ〜!
今年もこのポスターにお目にかかれるとは。
と思ったけど本物に会えたんだよね。ウヒヒ〜 -
試合に備えて、ちょっと早めの夕飯。
お供のビールは「Karlovacko(カルロヴァチュコ)」。
実はオジュイスコよりカルロヴァチュコの方が
飲みやすいから気に入っている・・・ -
試合は20:15の開始。
スタジアムの最寄り駅に到着したのは19:30ごろ。
これまでイタリアやドイツでも観戦したことは
あるが雰囲気が全然違う!
ここがクロアチアだからなのか?
それとも代表戦だから???何で一人でこんなに
危険なところに来てしまったのだろうか・・・
大勢の警官の姿も見られ、すでに物々しい・・・ -
試合会場はディナモ・ザグレブの本拠地
「マクシミール・スタディオン」にて
行われる。
ディナモ・ザグレブと言えば、かつて
日本代表の三浦知良選手も在籍していた。 -
ガラガラのウクライナサポーター席(右側部分)。
血の気の多い、クロアチアサポとは大きく隔離
されているw
私の席はメインスタンドのほぼど真ん中。
そしてかなりの注目を浴びながら席に着いた。
そりゃ、どっちの国民でもないニッポン女子が
一人で代表戦を見に来るなんて、めずらしい
だろうし・・・
念願が叶った瞬間だけど・・・今更ながらに怖い!!! -
電光掲示板にはクロアチアサッカー協会の
エンブレムが表示されている。 -
旧ユーゴスラビア時代を彷彿とさせる「いかにも
東欧的」な風情が残るスタジアム。 -
日本では「クロアチア代表が大好きだ〜!」
という人は少ないけど、ここには私と同じ
気持ちでヴァトレニ(「代表チームの愛称で
「炎」を意味する)を応援する人たちで溢れて
いる。共感できるものがあるって素晴らしい!
とは言え、まだ少々浮き気味な私・・・ -
夕日に照らされるバックスタンドの
サポーターたち。試合前から圧巻の
光景である。 -
いよいよ試合前のセレモニーが始まる・・・
-
選手入場!!! 地響きのような歓声が沸きあがり、
スタジアムの雰囲気が一気に変わる。
写真を撮りたいけど自分の目でもしっかり見たい、
そんな気持ちで慌ててしまうからやっぱりブレた・・・ -
コーチ陣たちもやって来た。
いちばん手前のスーツを着ているのが
ロベルト・プロシネツキで206番のシャツを
着た人に肘打ち(?)されているのがニコラ・
ユルチェヴィッチ。
ビリッチ監督をはじめとして、クロアチアサッカー
の黄金期を築き上げた面々が今度はスタッフとして
チームを支えている。 -
国歌斉唱
えこひいきするつもりもないが・・・
クロアチアの国歌は旋律が美しい!
周りのサポーターも選手と同じように
胸に手をあてて、きちんと斉唱している。
「愛国心」がひしひしと伝わってくる。 -
-
と、感慨深く聞き惚れていたが、
ウクライナの国歌にはブーイング・・・
何だかがっかり。 -
時刻は間もなく20:15になる。
うわ〜とうとう試合が始まる!!! -
試合開始わずか2分後、クロアチアはペトリッチの
ゴールで先制。私も思わず立ち上がって、周りの人
と喜びを分かち合う。
しかし13分にシェフチェンコに同点にされ、試合は
あっという間にふりだしに戻る・・・ -
後半が始まる頃には撮影も限界に・・・
後半も前半の流れのままウクライナ優勢の展開。
54分にはガイの勝ち越し点を許してしまう。
クロアチアはモドリッチが68分に同点とするも、
その後、幾度となく訪れるチャンスを生かすこと
なく、引き分けで試合を終える。
ホームで痛すぎる引き分け(T_T)
プレーオフ狙いの2位さえも危うい状況・・・
ビリッチ監督の采配を振る姿も楽しみの
ひとつだったのに試合に集中しすぎて
あまり見られなかった・・・
この続きは来年W杯でなんて思っていたが
クロアチアは建国以来初のW杯予選敗退という
憂き目にあってしまった(*_*) -
試合チケットと「Uvijek Vjerni」の事務所を
訪れた際にいただいたクロアチア代表レアグッズ☆
右上から時計回りに
・クロアチア対ウクライナ戦チケット
・Tシャツ2枚
・会員証
・卓上カレンダー
・紙袋
・EURO2008クロアチア代表オフィシャルガイドブック
・ゴムボール
この後、バイクでホテルまで送ってもらったので
当然この紙袋を腕に通したまま、市内を爆走・・・ -
Tシャツが2枚あるのは・・・
1枚は事務所でいただき、もう1枚は
マルコもチケットと一緒に持ってきて
くれたから。
サイズは若干違うけど、それ以前に
どこで着たらええねん???
日本で親善試合、やってくれないかな〜
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