Georgian Military Road

2009/09 - 2009/09

十字架峠を越えて

ジョージア軍用道路とは、ロシア連邦の一部である北オセチア共和国の首都ウラジカフカスからジョージアのトビリシまで続く、全長約２１０キロの街道。
１９世紀に南下政策を続ける帝政ロシアが、1801年にジョージアを占領したのに伴いカフカス（コーカサス）山脈を縦断する軍用道路を建設した。この街道は1世紀には存在した記述があり、「馬や人がやっと通れるほどの危険な道」だったとギリシャの地理学者が記していたとのこと。
高い山が少ないロシア人にとって、カフカスの山々は珍しく、プーシキンやレールモントフなど多くの文学者の作品の舞台や題材になっている。
軍用道路の最高地点はジュヴァリ峠（2,395ｍ）。ジュヴァリとは十字架のこと。
十字架は11世紀のジョージア王ダヴィド4 世が、イスラム教国のオセチアとの境界を示すために（木の十字架）立てられた。

とても風光明媚な街道ですが、
ロシア側のウラジカフカスとは・・・「カフカスを征服せよ」という意味。
ウラジ：征服
ちなみに、ウラジオストック（ウラジ ヴォストーク（東方））は東方を征服せよ、というなにやら物騒な都市名なんですね。
＜ウラジオ　ストックではなく、ウラジ　オストック^^;＞

エリア グルジア軍用道路周辺(ジョージア (グルジア))

ムツヘタから北へ約50キロ

アナヌリ要塞を目指す。

アナヌリ教会

ロシア製の青い車
なんか良い。

ジンバリー湖（ダム湖）

1970年代に建設され、十数カ所の集落が湖底に沈んだといわれています。
アナヌリ教会も沈む運命でしたが、信者たちの反対により教会手前で工事がストップされたのだとか。

１７世紀に建てられた。
城壁に囲まれた、典型的な要塞建築の教会

二つの教会があります。

これは山側（道路側）のイエスに捧げた教会で、
もう一つが湖畔側のマリアに捧げた教会といわれている。

湖畔側の教会に入ってみました。

「聖ニノの十字架」が一時ここに保管された。
ジョージアがペルシア人やオスマン人からの侵攻の対象となった際、十字架はより安全な場所へと移された。
ゲルゲティ・トリニティ教会、アナヌリ教会、最終的にモスクワへと移されたが、現在はトビリシのスィオニ大大聖堂で保管され続けている。

素晴らしいイコノスタ

道路沿いには土産物屋さん

この帽子、
街道沿いの露店で必ず売ってた。

台座の石まで青い十字架

どんどん登っていく

グダウリへ
トビリシから約120キロ、車で約2時間位。
標高は2196m

ひとつ目の展望台

展望台からの眺め

友好記念塔
（壁画のある展望台）

ロシアがジョージアとの友好200周年を記念して1983年につくった展望台

その展望台から

ちょっと足がすくみます。

そこにはもうカフカスの山々が・・・

ジョージア軍用道路というと、
必ずこの記念塔からアングルの写真をみかける

ジュヴァリ（十字架）峠

この峠に十字架が立てられたのは11世紀。
（キリスト教の）カルトゥリ・カヘティ王国時代に、イスラム教国のオセチアとの境界を示す意味で木の十字架を立てられたことに由来する。

2395（ｍ）とある

上の方にも十字架がみえます

上にあった十字架

カフカスの山と十字架

すぐ隣には
強制労働の犠牲になったドイツ兵の墓

十字架峠は分水嶺

ここまでは黒海へと注ぎ、
ここから先の川はカスピ海へと続いている。

十字架峠を下って行くと

ソイウォーターがあった。
ちょっと飲んでみたが^^;

さらに十字架峠を下った先にコビの集落がある。

コビはオセット人の多い村

すんごい山！

どんどん渓谷沿いを北へ進んでいく

途中、
羊の大群に道路を封鎖されました。

通り過ぎるのを待つしかありません。

Vardisubani

この村の高台にはスィオニ教会がる。

いよいよ
ステパンツミンダ(stepantsminda)へて入って行く?

いつか必ず来ると誓ったカズベギ♪

https://www.youtube.com/watch?v=kTVWUSiFbA0&list=UUaHduIRMVZp-aMRsLSVggZQ