2009/06/19 - 2009/06/21
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thien_su_depさん
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ベルリンの壁が崩壊した後、旧東ドイツの政府関係者だった人がベトナム人女性と結婚して始めたレストランが12年前ホーチミンにはありました。
そこで働いていた娘がファンラン(Phan Rang)出身だったのを思い出して・・・特に目的は無かったが「行ったことがない所に行きたい」という理由だけで、会社の従業員が組合主催(費用は会社負担)の旅行に行ってるすきに2泊3日のファンラン行きを決行。
ファンランは日本でも知られるようになった海浜リゾート、ニャチャン(Nha Trang)とファンティエット(Phan Thiet)の中間にあり、海が綺麗でチャム族の多く住む町として知られています。
ベトナム人に聞いても、ネット検索でも最近(2009年)の情報はほとんど手に入らなかったので・・・少し重たいかも知れませんが画像データを大目にアップしました。
- 同行者
- 一人旅
- 一人あたり費用
- 1万円 - 3万円
- 交通手段
- レンタカー
- 航空会社
- ベトナム航空
-
カムラン(Cam Ranh) 空港は別名ニャチャン空港。
ニャチャン市内にあった空港が手狭になったことから数年前に移転。
現在はニャチャンの南40km、今回の目的地ファンランの北60kmのカムラン湾にある。
相変わらず滑走路は1本だけど・・・ -
ホーチミンからはエアバスA320で往きが45分、帰りが35分のショートフライト。
乗客の90%以上はニャチャンに向かいます。
※ 陸路をバスで移動するとホーチミンから6時間程度の所です。 -
現在のターミナルビルは広島西飛行場と同程度の規模(解り辛いかな?)でホーチミンからの便だけでも1時間に1便あるのでとても手狭な感じです。
そんな訳でもないと思いますが新ビル建設中。
完成すれば広島空港と同レベル?(またまた、解り辛い?) -
空港からの移動は・・・
60kmの道のりをバイクタクシー(セオム:Xe Om)ではちょっと苦しいので空港ピックアップを事前予約。
(約27ドル,空港タクシーより5ドル程度安い?)
専用ピックアップのいいところは、何処でも止まれること。
国道1号線沿いにチャンパ遺跡発見!
「運ちゃん 止まれー!」
※ 後日、これがホアライ遺跡(Hoa Lai)と判明しました。 -
ガルーダのレリーフが施されている。
ニャチャンやファンティエットにあるチャンパ遺跡とはレリーフは違うようで感激!
運ちゃん曰く「2塔の内、1塔だけ修復完了」・・・
これ以上は私のVN語学力では理解できず。
※ ベトナムの女の子ならゆっくり話したり、簡単な単語に置き換えたりしてくれるのに・・・運ちゃん!相手の語学レベルを考えろ! -
料金所。
別に高速道路の入り口ではありません。国道1号線です。
ベトナムでは、一般道に ある日突然に料金所ができ、突然に無くなる・・・極めて一般的なことなのです。
また、チケットを売る係り、チケットを切る係り、ゲートを開ける係りが独立。
ワークシェアの考え方は日本より進んでいるかも? -
空港から約1時間。
ファンランの郊外、海沿いのリゾート「ニンチュウ(Ninh Chu)」に到着。
第一印象「すげー ど田舎」
水牛が水田を耕してるし、舗装された幹線道路も水牛の糞だらけ・・・
下向いて歩かないと危ない!
・・・でも、この雰囲気 結構 好きです。 -
そこらじゅうに水牛の子供が放し飼い。
ベトナムでは水牛のことを「牛(Bo)」と呼びます。
この「牛」達も、将来 働けなくなると「Pho Bo(牛肉入りのフォー)」になる運命。 -
宿泊先は、タイビンリゾートホテル(Thai Binh)。
プライベートビーチ,プールを持ち、敷地面積はだだっ広く、とにかく静かで気分はゆったりできます。
骨休めや長期滞在にはもってこいのホテルかな?
※ 長期滞在しても観光名所は少ないけど・・・
受付では、ベトナム語訛りの英語と日本語訛りの英語の対決!
最後は・・・下手なベトナム語のほうが良く通じた ^o^;)
まあ、受付嬢が可愛かったのでOK・・・と言うことで・・・ -
部屋のグレードは (これでも)最上級の「バンガロー(Sea View)」
一泊550,000ドン(約30ドル)。
1棟2部屋で、築後年数が経ってるみたいですが、これは値段に免じて・・・
芝生にスプリンクラーで水をまくので、毎朝1時間程度ベランダは水浸し。
・・・木の柵は所々腐ってるし・・・ -
部屋の入り口の鍵は・・・南京錠かい!
夜、暗闇で鍵穴探すのはちょっと苦労します。
※ ただし、中からは南京錠無しでロック出来ました。 -
部屋はリビング(約8畳)、寝室(約6畳)、浴室(約8畳)からなる 言わゆる「スイート」なんだけど・・・
TV(ベトナム放送)はリビングのみで寝室には無い。
カーテンが比較的薄いので、夜、外から室内の人影が見える。(人がいることが影で判断できる程度)
セキュリティーボックスは無い。
まあ、難を言えばキリが無いが外国人用のホテルではないのでこんなものかも? -
浴槽は、ジェットバス!
(約10年前に台湾高雄のホテル以来で感激!)
滞在中、毎日2回もお風呂♪ -
ホテル到着が午後1時半だったので、昼飯は とりあえず お世話になるホテル内のレストランで・・・
気温30℃超でエアコン無し・・・けど、海風がとっても気持ちいい! -
オーダーは、海鮮チャーハン[小]と小エビのとろ火煮込み(Tom Rim)。
でも、出てきたのは・・・
「Tom Rim」ではなく、おそらく「Tom Rang(煮込み汁が無い、言わば小エビの佃煮)」・・・
ウエイトレスの愛嬌と、対応が良かったので・・・
ニコッと笑われると文句言えない! -
昼食の領収書。
・海鮮チャーハン[小]:35,000ドン(約184円)
・小エビ煮込み :20,000ドン(約105円)
・タイガービール :14,000ドン(約 74円)×2本
・冷たいオシボリ(冷たくなかったけど):3,000ドン(約16円)
オシボリは別として、食べ物はホーチミンの半値?
しかも、ホテルなのにVAT(付加価値税10%)を取られない♪♪♪ -
寝室。
食後、一休みするつもりが・・・
エアコンをがんがんに効かせて寝たので熟睡モード!
腰が痛くて目を覚ますと、既に夜7時をまわっていた。
※ マットのスプリングが部分的にへたってる!
Wベッドだけどへたった部分をよけて寝るとSベットと変わらない。
・・・「大の字」になって寝れないぞ! -
腹も空いてないし・・・
レストランに電話してビールと氷をオーダー。
(室内の冷蔵庫には、ミネラルウォータだけでビールが無い)
数分後にはビールの出前が到着!
早いので訳を聴くと・・・どうやら、今晩の泊り客は自分一人らしい・・・
遠くの海に見える無数の漁り火を見ながら まったりとビール飲んで・・・9時過ぎには就寝。
自分でも感心するほど良く寝れる! -
翌朝・・・
ホテルに朝飯は付いていません。
ホテルを出たところに路上食堂があったので覗いてみると・・・
麺類はフォー(Pho),ブン(Bun)の二種類。
しかし、鶏肉フォー(Pho Ga)は無く、牛肉フォー(Pho Bo)のみ。
※ ベトナムでは、?鶏肉、?豚肉、?牛肉の順に高級。 -
牛肉フォーは、農作業に使えなくなった水牛のイメージがオーバーラップして・・・
結局、ウズラの卵6個入りのスペシャル・フォーをリクエスト!
1杯6,000ドン(約32円)は今のホーチミンでは考えられない安さ!
しかも、甘みを出すためにピーナッツが入っている。
ホーチミンでも10年前にはピーナッツが入っていたのを思い出して・・・懐かしい!!! -
朝食後、バイクタクシーでファンラン中心部に移動。
(約5km,20,000ドン,約105円)
地球の歩き方('08-'09)」に載ってる旧市街の東側に新市街地が開発されてます。
今でも街の中心は旧市街地ですが、道路は様変わり。
また、街の本屋で聞いてもファンランの地図は無いとのことだったので、地図はGoogle等から事前にDownloadしておくのが確実です。
写真は新旧市街地の境目にある「4月16日公園」 -
街の中心部(だと思う)
車は圧倒的に少ないのですが、今回の旅行では学生さんがやたら目につきました。
※ 学生(高校生以下)は5月末から、新年度の始まる9月初めまで夏休み!(補習授業などはあるみたいですが)
女の子が日焼けを気にして完全防備体制なのはホーチミンと同じ。画像処理(顔にモザイク)しなくていいので楽です。 -
(最大バイク20台の)駐輪場付き家電量販店?(「電気製品のスーパー」と看板には書かれてた)
ここにも若者が多い!
人気は携帯電話、デジカメ、ipodみたい・・・
ファンランもホーチミンも若者の趣向は同じ?
でも、街中では誰がチャム族なのか・・・民族衣装着てる人がおらず、結局解らず終いでした。 -
郊外での牛車(水牛)の通行規制ならともかく・・・
いくら田舎町と言っても、今どき街のど真ん中に馬車なんていないだろ! -
しかし、5分と歩かないうちに馬車に遭遇!
しかも、道路標識を無視して悠然と歩いている。
標識が「必要」なことと「有効」でないことを同時に理解!
ベトナムは交通ルールを守らないことで有名ですが、これはバイクや車に限った話では無いようです。 -
ゲートの上の看板は、ベトナムでは有名なホーチミンさんの言葉「独立と自由より尊いものは無い」
・・・歴史的背景から言葉の重みは理解できますが、今のベトナムにおいては ただのプロパガンダ。 -
今まで見たスローガンの中でも私には難しいベトナム語!
・・・と言うより、韻をふんだりして、言葉遊びが過ぎるような・・・
自信ないけど、おおよそ次のような意味だと思います。
「全党、全民、全軍が英雄の伝統を発揮し、率先して努力することで工業化を成功させ(勝利し),現代的な街に生まれ変わる(近代化)を実現しよう!」
※ 日本語のおかしい部分は雰囲気で・・・^o^;)
方向性は示されてると思います。
あとは「やり方」(資金,技術)をどうするのかが問題のようです。 -
唯一の観光スポット?ポー・クラン・ガライ(Po Klaung Garai,街の北西約7km)には・・・
(ぼったくられないマイリングループの)タクシーもありますが、バイクタクシーのほうが圧倒的に便利です。(街との往復+待ち時間1時間:50,000ドン,約263円)
遺跡(画面左の丘)を中心に公園が整備され、資料館(画面左端)もあり結構綺麗。
※ 公園の入園料:10,000ドン(約53円)
しかし、資料館は「みやげ物屋」と言ったほうが正しい。
入館料無料だけど、見るものも無いぞ!(写真展示がほんの少しだけ・・・) -
遺跡は3っつの塔からなり、小高い丘の上にあります。
丘の麓から見ても十分観賞に耐える・・・ -
丘の上には、サボテンの群生する遊歩道を5分登ったら到着。
ベトナムでサボテンの群生・・・
ファンランの周りでは当たり前に見ることが出来ますが、ベトナムであることを思うと ちょっと異質な感じが・・・ -
その最大の塔。
塔の周りのレリーフの修復には結構手をかけているようです。
また、赤レンガ部分は微妙に風化の後を残すあたり「考えられた修復作業」・・・と良い方に解釈するとしても、セメントによる修復は「???」ですが・・・ -
近年 修復されたのかも知れませんが、破壊と再生を繰り返すとされる「踊るシバ神」のレリーフは綺麗で見ごたえがあります。
※ シバ神は向かって左半分が女性、右半分が男性。 -
(比較参考) ニャチャンのポー・ナガル遺跡(Po Nagar)の「踊るシバ神」のレリーフ。
女性の神様(ポー・ナガル)を祀ってある遺跡なのでシバ神も女性的?
※ 古い写真(2000.4)で申し訳ありません。 -
最大の塔の内部。
中央のムカリンガ(女性器の象徴ヨニの上に男性器の象徴リンガが置かれ、リンガに王様の顔が描かれている)の周りには線香やお供え物が沢山!
ニャチャンのポー・ナガール遺跡同様に今でも地域の信仰を集めているみたいです。
※ 内部は真っ暗! ムカリンガはコンデジ任せで撮影 -
(比較参考) ポー・ナガル遺跡内部に祭られてるポー・ナガル神。
ニャチャンのポー・ナガル遺跡とファンランのポー・クラン・ガライ遺跡はセットではないかと思うようになりました・・・根拠ないけど・・・(汗)
興味を持たれた方は、是非、両方行って見てください。
※ これも古い写真(2000.4)です。 -
丘の上から見下ろしています。
赤レンガの道路の先が この遺跡公園の入り口。
中央オレンジ屋根の建物が資料館(みやげ物売り場)
左端がファンランの街ですが高い建物はまだありません。
街全体に緑が残っていて、ホーチミンの喧騒の中で暮らしている者にとっては ホッとする景観です。 -
ファンランの街周辺には、いくつもの小さな岩山があります。
そのうちのひとつ。お寺のようです。
自然崇拝的なところは日本の仏教に通じるものを感じます。 -
でもよく見ると山頂に塹壕が二つ・・・
ベトナム戦争時代ファンランには米軍の空挺部隊の基地があったと聞いています。
※ 今はベトナム空軍の基地。クラン・ガライ遺跡から(ちょっと遠くですが)滑走路や格納庫が見えます。
その当時の対空火器が配置されていた跡???
※ ホーチミンに帰宅後、写真を整理していて気付いたので あくまで推測です。 -
午後は一旦ホテルに戻り、ビーチへ・・・
海岸線は およそ6kmありますが人の気配はありません。
また、岸から10m沖に出ると足がたわなくなります。
海の透明度はファンティエット、ニャチャンより高いと思います。
※ 感覚的には、ニャチャンから船で1時間沖に出たあたりの小島の海と同程度?
(空気が綺麗なため)予想以上に陽射しが強いようなので、地元民が泳いでいないのに習って・・・約20分で海から退散。 -
翌朝、海に再トライ!(荷物を浜辺に置いてても、何故か取られる気がしない)
※ ベトナム南部の海は何処も同じですが・・・
日の出から1時間が地元民の遊泳時間!(写真は朝6時)
プライベートビーチと言っても、砂浜に柵があるわけでなく地元民も平気で入ってきます。
一応、ビーチにはホテル警備員が数名常駐していますが、特に注意する訳で無く・・・この、おおらかさが こちらの気持ちもゆったりさせてくれます。 -
日が昇って 良く見ると地元の中高校生だらけ!
彼ら(彼女ら)は、皆、自転車で来ているようです。 -
これから海に入ろうとしています。
泳げない子?がライフジャケットを持ってるのが印象的でした。
なんせ、他は誰も持っていないので・・・ -
海から上がってひと休み?
日の出から30分以上過ぎたので地元の子はそろそろ帰宅です。
※ ベトナムでは色白が美人の条件! ファンランでも特に女の子は日中は決して泳がないようです。 -
「火炎樹」かな?
日本語はさておき、南部ではBong Phuong"、北部ではHoa Phuong"と言われているみたいです。
花色も、ピンクや黄色がありますが、なんと言っても赤が南国色!
※ 赤以外の色違いは別の種類かも?・・・
街の至る所で見ることができ とても綺麗です。
ベトナム戦争時代、アメリカの爆撃手が上空からこの木を見て「ハノイが燃えている」・・・と言ったとか・・・ -
今回泊まったホテルのすぐ近くにサイゴンツーリスト(国営)の大型リゾートホテル「Saigon Ninh Chu」があります。
URL:http://www.saigonninhchuhotel.com.vn/
ファンティエット、ニャチャンはリゾート開発に外資を導入して成功した例だと思いますが、ファンランはリゾート開発を国内資本だけで実施しようとして失敗?し、宿泊ホテル近辺だけでも閉鎖されたホテルやテーマパークがいくつも目に付きました。
やり直すとは思いますが、ゆったりしたいなら今のうちかも知れません。
P.S. 以上、長文お付き合いありがとうございました。
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