'09「神田川でお花見散歩♪」vol.2　[ドラード早稲田＆漱石公園＆新江戸川公園編]

2009/04/05 - 2009/04/05

まさにお花見日和の日曜日。

ランチを頂いたあとは、再び早稲田の街を散策だ〜！
落ち着いた歴史ある街並と
斬新な建築物の衝撃で、激写しまくり！

神田川周辺がこんなに楽しいスポットが満載だなんて、
今迄、知らなかったーーーーーー！

結構、あちこち歩き過ぎて、クタクタになったけど、
思わず歩いてしまった春の午後。

1.「江戸川公園」→2.「東京染ものがたり博物館」→
3.「芭蕉庵」4.「リーガロイヤルホテル東京」でランチ→
5.「ドラード早稲田」→6.「漱石公園」→
7.「新江戸川公園」

エリア 早稲田・高田馬場(東京)

• 同行者: カップル・夫婦
• 一人あたり費用: 1万円 - 3万円

お腹もいっぱいになった所で

お花見散歩午後の部に突入〜！

「リーガロイヤルホテル東京」から徒歩数分で

お目当ての「ドラード早稲田」に到着ーーー！

26年前にこんな凄い建築物が建てられていたなんて
驚きの一言しか出て来ない！

交　通 東西線早稲田駅徒歩３分
所在地 東京都新宿区早稲田鶴巻５１７
構　造 ＲＣ６階建
築　年　　１９８３年２月　ＲＣ６階建
間　取 ２LDK
面　積 ５６．３?
賃　料 ￥１７６．０００　管２２．０００円

いやぁ〜ん！

怪しいヒップタッチなのに、

POPな色使いなので全くいやらしくないのね。

それに青海波文様と水玉模様西洋風女子の

和洋Mixがスンバらしぃぃぃぃーーー！

26年前から既にここに表現されていたのね。

現在、アトリエ兼自宅を計画中の身としては

さまざまな建物が気になって仕方ない。

スバリ！

アトリエのテーマは、

『和と洋のMix』『異素材Mix』

『モダンとクラシックMix』なので、

まさに「ドラード早稲田」は、

参考物件の一つなの。

着物でお洋服を製作しているので

まんま、古民家みたいなのは、ありえない。

だけど和の素材をモダンにMixさせたいの。

この青海波模様は、着物でも大人気なんだけど

こんな風に建物に取り入れているのを見たのは

初めてだ！

いつまでも絶えることなく寄せては返す

穏やかな波をあらわす青海波の文様。

そこには、人々の平穏な暮らしがずっといつまでも

続きますようにという願いが込められています。

梵寿綱さん。

一度、お会いしたい。

http://www.vonjourcaux.com/

どうやら事務所は、ここの303号室。

梵寿綱さんは、建築家を志した時から

人の心に感動を与える建築や絵画彫刻などの

芸術が存在することに深い関心を持って

研究されて来たそうです。

そして、空間や芸術が発する微妙な情報に感応できる

感性に個人差があるのは、個人個人の身体能力に

原因があることを突き止め、それ以後現在まで

十数年にわたり 『呼吸法・気』 の修練を続け、

その成果を建築に反映させてこられたそうです。

H.Pより

1階には、アンティークSHOP。

時間が許せば、又今度じっくり

お店の中まで、見てみたい〜♪

あちこちに描かれている景色は

懐かしい日本の風景ですね。

なんだか、着物の文様にも通じる

和の世界。

男だったら、この男髪サロンで

カットしたい。

キット男前になって

この扉から出て来れるような

気がしてしまう。

そう思わせる扉と建物のパワーが

素晴らしいーーーー！

お洋服がメインのアトリエなので

建物は、シンプルにしたいと思っているのですが

ただ、シンプルモダンにするだけでも

つまらないので、いかにやり過ぎずに

Mixさせたモノを創れるかを妄想中。

浮世絵のお姉さんとカーリーヘアーのお姉さん

東洋と西洋の太ももコラボに

ノックアウトだーー！！！

おっぱいは、小粋な縞模様に青海波模様で

お茶碗みたいだね。

こまかな描写に、視線釘付け！

建築物もお洋服も

人を癒す力が宿っているものしか

欲しくない。

人の心の奥深くに届く作品を

いつまでも創り続けて行きたいの。

そういう作品は、月日が流れても

古くならないのさ。

エントランスのモザイクが美しい。

入り口から、このワクワク感がたまらない！

禁断の扉を開けたような、気がした。

エントランスから見える

手のオブジェが、こちらにおいでと

招いてる気がした。


旦那を外におきざりにして

フラフラ〜ッと

中に吸い込まれていくあたい。

人差し指が差す先には、何が？

なんだかイスにもなりそうだ。

ただもう、楽しい〜♪

しかし、一つの扉がTOILETだなんて

信じられる？

こんなトイレの扉なら、

何度でも入りたい。（笑）

もう一つは、確かプライベートだったような。

郵便受けもすべて違う動物なのだー！

干支かと思ったけど、

カバもいた。


アトリエのポストは、どうしましょ？

楽しい妄想のヒントをありがとう〜♪

ここから先は、進入禁止。

アイアンの扉が夢の世界に導いて

林檎の灯りが怪しく光る。

林檎をお一つ下さいな。

ステンドグラスもロータスが

オリエンタルMixで素敵！


アトリエには、水盆にロータスを入れて

育てたいな〜。

あ！ソロソロ旦那の元に戻らねば！

誘惑のエントランスから出なくては！

不思議の国に迷い込んだ

アリス状態から、脱出！

名残惜しく、

最後にまた

パチリ！

梵設計作務室が携わった特別養護老人ホームでは、

開設当時に、車椅子の老人が自分の意思で立ち上がり

歩き始めたり、俳諧性の老人が出歩かなくなったり

する状況が起こり、十数年経過した現在でも寝たきり

老人が殆どいない状態で運営されているそうです。

梵寿綱はこのような奇跡的な実績を、

自分の能力によるものとは考えていないそうです。

設計から完成に至る間に 『仲間たち』 と共に

分かち合ってきた成果を後世に語り伝いたいという

信仰にも似た想いや心づかいが空間の随所の意象と

なりそれらが連携して人々の心に 『心地よい』

連鎖反応を惹き起こす契機になったのだと

理解しているそうです。

H.Pより

ワクワクするような、素敵な空間なら
楽しい毎日が待っているに違いない♪

何でもモノ造りは、愛から始まらなければね。
だって、私達も愛から誕生してるはずだもの。

「ドラード早稲田」の興奮が冷めやまぬまま

早稲田の街をトコトコ歩く。

しかし、立派な建物だ。

こんな立派な学校だから

素晴らしい人が育つのかしら？

ある意味、建物も人を育てているんだと思う。

空間の影響は、計り知れないね。

いろんな事をあれこれ思いながら

結構歩いて、やっとたどりついたのが

「漱石公園」です。


夏目漱石が明治四十年(1907）9月から、

大正五年(1916）12月に亡くなるまで、

最晩年の九年間を過ごしたのが、

ここ早稲田南町7番地の「漱石山房」です。

漱石の生まれた喜久井町からは7、8分の

距離の所です。

現在は、漱石公園として、

新宿区史跡指定を受けているそうです。

生没年　 1867年〜1916年
本名 　　夏目金之助
職業 　　小説家、評論家、英文学者

大正5年(1916) 12月、『明暗』執筆途中で

49歳の生涯を閉じた。

当時の「漱石山房」を復元したものがありました。

ベランダ式回廊を持つ和洋折衷の構造の部分が、

書斎にうってつけだったようです。


う〜ん、ここでも和洋折衷の構造Mixが

ツボなのだ！

こんな風にくつろいでいたんですね。

内と外の使い分けで、

気分リフレッシュ〜！

させてたのかしら？

俗に「猫塚」とよばれている石塔です。

この塔は、漱石の没後遺族が飼っていた

犬や猫、小鳥の供養のために建てたもの。

昭和28年(1953)の漱石の命日にここに

復元されたそうです。

ただし、『吾輩は猫である』の猫とは関係が

ありません。

その時の模様を、公園内の中にある施設の中で

ビデオで見られたので、見て来ました。

漱石の奥さん鏡子さんも登場してました。

他には、御孫さんとかも出ていらっしゃいました。

「猫塚」の横に咲いていた

美しい花。

その「猫塚」をじっと見つめていた

猫を発見！

我が輩は、猫である。

ふぁ〜。

「漱石公園」を後にして

また神田川に向かってひたすら

歩き続けた二人。


途中、大隈講堂を横目に

ただひたすら　歩く。

午後の神田川と桜の響宴。

あ〜、やっぱり綺麗。

そして、いよいよお花見散歩も最終目的地。

「新江戸川公園」にたどり着きました。

当地一帯は江戸時代中頃まで幕臣の邸宅があった

そうで、その後、幾度かの所有者の変遷を経て、

幕末に細川家の下屋敷になり、明治時代には

細川家の本邸となったそうです。

1960年に東京都が当地を購入し、翌年には公園として

開園。1975年、文京区に移管されて現在にいたる。

当地付近は目白台からの湧水が豊富な地点で、

その湧水を生かした回遊式泉水庭園を主体とした

公園となっており、江戸時代の大名屋敷の

回遊式泉水庭園の雰囲気を

現在でも楽しむことが出来ました。

公園入口付近にある、松声閣。

元々細川家の勉強所。

その後は集会所として使われていたが、

大正時代の建築物で建物の老朽化が激しく

現在は使用禁止になっているそうです。

もったいない！

回遊式泉水庭園内にも

桜の木が

満開で咲き誇っておりました〜！

何、この勢いはーーーーーー！

たいがいの鯉は、優雅に泳いでいるのしか

見た事ないんですが、

ここでは、餌をあげていた人がいたせいか

もの凄い勢いで食いついて来てました！

人面魚！

いえ、人面鯉だーーーーーーー！

四季折々の表情が楽しめるんでしょうね〜！

でも、やっぱり春の桜が一番好きよ。

園内の北側は斜面になっていて、

木々に覆われた道を登ると、

森林公園に来たような景色です。

池からは２〜３分も歩けば、

また別の魅力に触れられて

ここは、狭いながらも奥深い公園ですね。

今日は、歩き過ぎて、登りがちと辛かった。

普通ならば、いい運動で気持ちいいと思います。

冬のかけら…。

春の落とし物。

庭園なのでそれほどは広くなく、

一周は20分ほどで見て周ることができました。

老木の下で仲良く

お弁当を食べていた老夫婦。



私達も、30年後にこんな風に

仲良く寄り添っていられるのかな？

長い時間を共に歩くと言う事。

キット、山あり、谷あり

なんだろね。

と、１人妄想していたら、

旦那は、相変わらずマイペースで

「胸突（むなつき）坂」を下ってく。

この地名は、坂が険しく、

胸を突くようだということから

この名がつけられたそうです。




あ〜、くだりで本当に良かった。

楽しかったお花見散歩も

そろそろ

終わり。

今年は、ホントタイミングが良く

満開の桜を愛でる事が出来ました。

天気にも恵まれて、

最高の春の一日に感謝です！

また来年も素晴らしい

お花見散歩が

出来ますように〜♪

この旅行記へのコメント （8）

• あっこさん 2009/11/08 11:03:53

  ｢ドラード早稲田｣って名前なのね(;´▽｀A``

  小さい頃、近所に住んでいました。
  
  その頃は、「この建物、怖い…」と、
  少し大きくなってからは「怪しいホテル？」と…。
  （芸術音痴ですみません。さすがに、大人になってからは違うと認識しましたが…）
  
  ｢ドラード早稲田｣なんて立派な名前がある賃貸マンションだったのですね(;￣ー￣A アセアセ・・・
  
  小学校は甥っ子が現在通ってます。
  素晴らしい人になってもらいたいです（笑）
  
  漱石公園も立派にリニューアルしてビックリ。
  （大きな声では言えませんが、ただの寂れた公園でした・・・）
  
  たまには、散策してみるかな〜。
  
  

  romanさん からの返信 2009/11/08 20:07:26

  RE: ｢ドラード早稲田｣って名前なのね(;´▽｀A``

  あっこさん はじめまして。
  ご訪問＆書き込みありがとうございます。
  
  > 小さい頃、近所に住んでいました。
  
  そうでしたか。
  早稲田は、素敵な街ですね。
  
  > その頃は、「この建物、怖い…」と、
  > 少し大きくなってからは「怪しいホテル？」と…。
  > （芸術音痴ですみません。さすがに、大人になってからは違うと認識しましたが…）
  
  > ｢ドラード早稲田｣なんて立派な名前がある賃貸マンションだったのですね(;￣ー￣A アセアセ・・・
  
  幼い頃に見ると怖いかもしれませんね。
  私も、最初、画像で見た時は、ドキッとしました。
  
  > 小学校は甥っ子が現在通ってます。
  > 素晴らしい人になってもらいたいです（笑）
  
  キット素晴らしい人に成長されるでしょう！（笑）
  
  > 漱石公園も立派にリニューアルしてビックリ。
  > （大きな声では言えませんが、ただの寂れた公園でした・・・）
  >
  > たまには、散策してみるかな〜。
  
  ご近所散策も楽しいですよね？
  私もご近所スポットで楽しんでますよ〜！
  
  ろまん

• Noririnさん 2009/04/20 14:28:56

  誘惑のエントランス♪

  romanさん こんにちは
  １日遅れでごめんなさい！！
  お誕生日おめでとうございます(^0^)/
  
  日中のドラード早稲田、良いですね。
  私が見たのは夜だったので、見落としが多くて泣きそう(T_T)
  今度はゆっくり時間を掛けて見たいです。
  
  あくび姿のネコちゃん＆何か言いたげなワンちゃんに激萌え〜〜
  Noririn

  romanさん からの返信 2009/04/21 09:51:02

  RE: 誘惑のエントランス♪

  Noririnさん こんにちは！
  
  ご丁寧に、お祝いメッセージを頂きまして
  ありがとうございます！
  
  > 今度はゆっくり時間を掛けて見たいです。
  
  神田川周辺って、思ったより見所満載ですよね。
  のんびりお昼間にお散歩すると色々な発見がありました。
  
  > あくび姿のネコちゃん＆何か言いたげなワンちゃんに激萌え〜〜
  
  アニマルの可愛さには、どうにも止まらない〜！
  
  ろまん

• ぬいぬいさん 2009/04/13 06:15:10

  梵寿綱 いいですね

  romanさん　おはようございます
  
  お気に入りリストに加えていただきありがとうございます。
  
  私も梵寿綱が好きで、このドラード早稲田を見た後作品を見てまわりました。
  でも、たまたま早稲田のキャンパスを散策した時にここを見つけ、なんじゃこれは？思わず絶句して写真を撮りまくってしまいました。
  
  長時間眺めていても飽きない建物ですよね。
  アトリエ探しとの事ですがデザイン関係のお仕事なんですか？
  いいところが見つかるといいですね。

  romanさん からの返信 2009/04/13 09:47:52

  RE: 梵寿綱 いいですね

  ぬいぬいさん　おはようございます！
  
  > 私も梵寿綱が好きで、このドラード早稲田を見た後作品を見てまわりました。
  
  早速、他の物件の旅行記も拝見させて頂きましたが
  あちこちで、爆発されてますねー！（笑）
  
  > 長時間眺めていても飽きない建物ですよね。
  
  建築家さんと仲間のみなさまの想いがあちこちに溢れているので
  見ていると時間を忘れてしまいます。
  
  > アトリエ探しとの事ですがデザイン関係のお仕事なんですか？
  
  着物でお洋服の企画＆デザインしております。
  
  > いいところが見つかるといいですね。
  
  土地探しからの果てしない旅に出た所です。
  現在、あれこれ勉強している所なので、
  また、ぬいぬいさんの旅行記で学ばせて下さいね。
  これからもどうぞ宜しく御願い致します。
  
  ろまん

• ishicameraさん 2009/04/12 23:56:11

  出たな早稲田の迷建築！！！

  神田川のお花見♪と思って覗いたら！！！
  出ましたね｢ドラード早稲田｣。
  
  初めて発見した時の衝撃を未だに鮮明に覚えています。
  そして細部を見るごとに深まる衝撃。
  
  私は中まで潜入していないので、郵便受けやエレベーターホールの装飾の写真が見られて、本当に感謝です。
  
  私のお気に入りさんぬいぬいさんも建築に造詣が深く、”ドラード早稲田”好きなんですよ♪
  http://4travel.jp/traveler/nuinui/album/10217747/
  
  同じ建築家さんの作品の旅行記もあげてらっしゃいますよぉ〜
  http://4travel.jp/traveler/nuinui/album/10220359/
  
  http://4travel.jp/traveler/nuinui/album/10220414/
  
  なんだか、｢ドラード早稲田｣仲間を見つけて嬉しくなってしまいました。
  もうご存知でしたら、すみません。
  たくさんリンク貼ってしまいました。
  
  すごく嬉しかったんですぅ〜許してネェ〜。
  
  
  ishi
  
  

  romanさん からの返信 2009/04/13 00:09:09

  RE: ありがとうございますーーーーー！

  ishiさん、こんばんはーーーーー！
  
  ぬいぬいさんの旅行記教えて下さってありがとうございます！
  色々教えて頂かなくてはーーーーー！
  
  実は現在、アトリエ兼自を計画中なので、
  とっても嬉しいです。
  
  > 初めて発見した時の衝撃を未だに鮮明に覚えています。
  > そして細部を見るごとに深まる衝撃。
  
  ホント！全く同じ気持ちです！
  
  > 私は中まで潜入していないので、郵便受けやエレベーターホールの装飾の写真が見られて、本当に感謝です。
  
  喜んで頂けて、良かったです〜。
  ポスト一つにも愛を感じてしまいますよねー。
  
  また、色々な建築情報があれば教えて下さいね！
  モダンなモノもクラシックなモノもすべて取り入れて
  独自の世界を目指してます。
  ishiさんのクラシックな建物の写真も
  いつも参考にさせて頂いてまーーーす！
  
  これからもあらためて宜しく御願いしま〜す。
  
  ろまん