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3月2日(木)第10日目 <br /><br />朝8時にフナ広場のマグレブ銀行前で待ち合わせ。そう、今日から3泊4日、『モロッコ旅のまよいかたhttp://www.mayoikata.com/』で申し込んだツアーが始まるのだ!参加人数は私のほかに2人の合計3人。マラケシュ発メルズーガ延泊フェズ行きである。<br /><br />フナ広場に行くと私待ちの状態だった。他の2人は若い夫婦で、新しい職場に着く前に世界一周の旅に出ている最中だそうだった。<br /><br />ガイドはムスタファ32歳独身。私たちは一路ワルザザードに向けて山道をひたすら走った。モロッコ=暑いと思っていたのであまりの寒さにびっくりした。空は澄み切った青空、土は赤いので、車の中から見る限り、暑そうなんだけどなあ・・・。私は今まで色々な国を見てきた。イギリス、オランダ、ベルギー、イタリア、フランス、スペイン、ポルトガル・・。ヨーロッパをくだり北アフリカの玄関口モロッコを見てその文化の違いが面白くて仕方ない。歴史や文化がどこかで繋がっているのだ。<br /><br />見る景色が雄大で、とくに赤い山、黒い山、黄色い山、白い山、灰色の山の5色の山が一気に見えてきたときには素晴しくて感動した!車が道なき道の山々を登るとき落ちるんじゃないかって思うくらいぎりぎりに走るのでちょっと怖かった。ムスタファは車をめちゃ飛ばしてはしった。それがすごく気持ちよかった。日本はこんな自然な中を悠々と飛ばして走ることできないもん。<br /><br />お昼はテロウェットのカズバへ。王様が住んでたカスバなんだって。窓から見下ろす村は時が止まってるんじゃないかと思うほどゆっくりと静かに生活が営まれていた。ロバたちがトコトコ歩くすがたは絵になる。<br /><br />昼ごはんのメインはモロッコ伝統料理のタジン!このタジンという野菜たっぷりの煮物みたいな食べ物、美味しすぎる!普段あまり野菜を食べない私でもついつい手が出てしまうほど!それに、モロッコパンがこれまたうまい!ちょっとしか出てこない割りにめちゃ高くてカチコチの格式の日本のレストランの料理より自然の中で食べる方が断然美味しい。うまいーーー!<br /><br />赤茶色したゴツゴツした山道を走りに走って夕方にワルザザードに到着。旅行代理店Ksour Voyagesで料金の支払いって私DH持ってない!ムスタファが市内の料金所まで連れて行ってくれたが、既に閉まってしまっていた。仕方ないので日本円で払わせていただくことに。合計約6万円。うげ、5万9千円しかねーじゃねーかあああ!すみません、残りはユーロで・・・。お金は大事だね、ハイ。<br /><br />皆で今夜のホテルへ向かう。今まで安いホステルばっかりだったのでプールつきのホテルにはびっくりした。夕食は、ムスタファが地元のレストランにつれてってくれるとのことで一緒に出かけることになった。<br /><br />地元人だから地元人がたくさん行く所につれてってくれるのかなあっと思っていたら、全然観光客向けの場所だった。メニューに日本語書いてあるやん!ちょっと残念。クスクスを頼んだ。モロッコといえばクスクスでしょ。どんなんだろうかとワクワクしながら待っていた。少しして運ばれてきた。うむ、どちらかというとタジンのほうが好きだな。全部食べられなかった。<br /><br />ムスタファとは英語で色々話をした。ワルザザードは「静かな街」という意味があって、10時になると街は静まり返っちゃうんだって。モロッコにも二種類の大学生がいて、一方は真面目に勉強するタイプでもう一方は遊んでいる学生だとさ。レイコは後者です、ハイ。ムスタファも後者だったんだとさ。モロッコにはクラブみたいのはあるの?と聞いたらあるにはあるけど、あんまり行かないらしい。でも、やっぱり18歳から25歳までは遊びの盛りでその時期を「ルーモア」(フランス語?)と言うそう。これは万国共通だね。<br /><br />宗教の話になった。「神は存在すると思う?」と聞かれたので、「信じてないけど時々信じている」と答えたら神は存在するのに、と言われてしまった。結婚やセックスの話にもなった。ムスタファによると、意外とモロッコの性は自由な印象を受けた。男性だけの話かもしれないけど。日本は少子化だっていう話をすると、驚いていた。モロッコは10人兄弟なんて当たり前だ。<br /><br />日本にいるときはお金がかかるという理由は十分通じるが、モロッコで「女性も男性も自由な時間が欲しく、仕事がしたいから。経済的に余裕がないから・・・」なんてとても言えなかった。モロッコより日本の方が経済は豊かなのに子どもの養育費が・・・なんて言えるだろうか。それに、ここにいると物質的な幸せを求めていた日本の生活は何だ?と考えずにはいられなかったからだ。<br /><br />面白い話がある。結婚指輪は女の人はゴールドで、男の人はシルバーなんだって。なんでもコーランには男の人はゴールドを身につけてはいけません!と書いてあるらしい。だから男の人にとっては結婚にはお金がかかるんだって。<br /><br />なんだか色々話してこゆいひと時だった。ムスタファはその後、モロッコのクラブのような場所に連れて行ってくれた。行く気はなかったので見るだけっていうことで。お店ではバンドが歌っていた。ちょっと興味はあるが明日早いし、はやくシャワーを浴びたかったので宿に戻ることにした。夏は夜になると皆街に出てくるんだとさ。昼間暑いから、夜に行動するのかもね。<br /><br />ムスタファと別れ、荷物の整理。いつの間にか眠ってしまっていた。起きたのは午前1時。シャワーを浴びようとしたがお湯が出ないので断念。レセプションに行ってみるが皆寝ていた。仕方ない明日の朝浴びよう。そう思って空を見上げたら、すごい星の数!ロマンチック過ぎて、自分が映画の主人公になったみたいだった。<br />

まよいかたツアー始まります!

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2006/03/02 - 2006/03/02

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鹿間玲子

鹿間玲子さん

3月2日(木)第10日目 

朝8時にフナ広場のマグレブ銀行前で待ち合わせ。そう、今日から3泊4日、『モロッコ旅のまよいかたhttp://www.mayoikata.com/』で申し込んだツアーが始まるのだ!参加人数は私のほかに2人の合計3人。マラケシュ発メルズーガ延泊フェズ行きである。

フナ広場に行くと私待ちの状態だった。他の2人は若い夫婦で、新しい職場に着く前に世界一周の旅に出ている最中だそうだった。

ガイドはムスタファ32歳独身。私たちは一路ワルザザードに向けて山道をひたすら走った。モロッコ=暑いと思っていたのであまりの寒さにびっくりした。空は澄み切った青空、土は赤いので、車の中から見る限り、暑そうなんだけどなあ・・・。私は今まで色々な国を見てきた。イギリス、オランダ、ベルギー、イタリア、フランス、スペイン、ポルトガル・・。ヨーロッパをくだり北アフリカの玄関口モロッコを見てその文化の違いが面白くて仕方ない。歴史や文化がどこかで繋がっているのだ。

見る景色が雄大で、とくに赤い山、黒い山、黄色い山、白い山、灰色の山の5色の山が一気に見えてきたときには素晴しくて感動した!車が道なき道の山々を登るとき落ちるんじゃないかって思うくらいぎりぎりに走るのでちょっと怖かった。ムスタファは車をめちゃ飛ばしてはしった。それがすごく気持ちよかった。日本はこんな自然な中を悠々と飛ばして走ることできないもん。

お昼はテロウェットのカズバへ。王様が住んでたカスバなんだって。窓から見下ろす村は時が止まってるんじゃないかと思うほどゆっくりと静かに生活が営まれていた。ロバたちがトコトコ歩くすがたは絵になる。

昼ごはんのメインはモロッコ伝統料理のタジン!このタジンという野菜たっぷりの煮物みたいな食べ物、美味しすぎる!普段あまり野菜を食べない私でもついつい手が出てしまうほど!それに、モロッコパンがこれまたうまい!ちょっとしか出てこない割りにめちゃ高くてカチコチの格式の日本のレストランの料理より自然の中で食べる方が断然美味しい。うまいーーー!

赤茶色したゴツゴツした山道を走りに走って夕方にワルザザードに到着。旅行代理店Ksour Voyagesで料金の支払いって私DH持ってない!ムスタファが市内の料金所まで連れて行ってくれたが、既に閉まってしまっていた。仕方ないので日本円で払わせていただくことに。合計約6万円。うげ、5万9千円しかねーじゃねーかあああ!すみません、残りはユーロで・・・。お金は大事だね、ハイ。

皆で今夜のホテルへ向かう。今まで安いホステルばっかりだったのでプールつきのホテルにはびっくりした。夕食は、ムスタファが地元のレストランにつれてってくれるとのことで一緒に出かけることになった。

地元人だから地元人がたくさん行く所につれてってくれるのかなあっと思っていたら、全然観光客向けの場所だった。メニューに日本語書いてあるやん!ちょっと残念。クスクスを頼んだ。モロッコといえばクスクスでしょ。どんなんだろうかとワクワクしながら待っていた。少しして運ばれてきた。うむ、どちらかというとタジンのほうが好きだな。全部食べられなかった。

ムスタファとは英語で色々話をした。ワルザザードは「静かな街」という意味があって、10時になると街は静まり返っちゃうんだって。モロッコにも二種類の大学生がいて、一方は真面目に勉強するタイプでもう一方は遊んでいる学生だとさ。レイコは後者です、ハイ。ムスタファも後者だったんだとさ。モロッコにはクラブみたいのはあるの?と聞いたらあるにはあるけど、あんまり行かないらしい。でも、やっぱり18歳から25歳までは遊びの盛りでその時期を「ルーモア」(フランス語?)と言うそう。これは万国共通だね。

宗教の話になった。「神は存在すると思う?」と聞かれたので、「信じてないけど時々信じている」と答えたら神は存在するのに、と言われてしまった。結婚やセックスの話にもなった。ムスタファによると、意外とモロッコの性は自由な印象を受けた。男性だけの話かもしれないけど。日本は少子化だっていう話をすると、驚いていた。モロッコは10人兄弟なんて当たり前だ。

日本にいるときはお金がかかるという理由は十分通じるが、モロッコで「女性も男性も自由な時間が欲しく、仕事がしたいから。経済的に余裕がないから・・・」なんてとても言えなかった。モロッコより日本の方が経済は豊かなのに子どもの養育費が・・・なんて言えるだろうか。それに、ここにいると物質的な幸せを求めていた日本の生活は何だ?と考えずにはいられなかったからだ。

面白い話がある。結婚指輪は女の人はゴールドで、男の人はシルバーなんだって。なんでもコーランには男の人はゴールドを身につけてはいけません!と書いてあるらしい。だから男の人にとっては結婚にはお金がかかるんだって。

なんだか色々話してこゆいひと時だった。ムスタファはその後、モロッコのクラブのような場所に連れて行ってくれた。行く気はなかったので見るだけっていうことで。お店ではバンドが歌っていた。ちょっと興味はあるが明日早いし、はやくシャワーを浴びたかったので宿に戻ることにした。夏は夜になると皆街に出てくるんだとさ。昼間暑いから、夜に行動するのかもね。

ムスタファと別れ、荷物の整理。いつの間にか眠ってしまっていた。起きたのは午前1時。シャワーを浴びようとしたがお湯が出ないので断念。レセプションに行ってみるが皆寝ていた。仕方ない明日の朝浴びよう。そう思って空を見上げたら、すごい星の数!ロマンチック過ぎて、自分が映画の主人公になったみたいだった。

同行者
その他
交通手段
観光バス

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