★ﾊﾟﾚｽﾁﾅ難民ｷｬﾝﾌﾟに4泊5日!!これがﾎﾝﾄの異文化ｺﾐｭﾆｹｰｼｮﾝ★

2007/10/19 - 2007/10/23

ﾖﾙﾀﾞﾝにあるﾊﾟﾚｽﾁﾅ難民ｷｬﾝﾌﾟに公園を作ろう!!
というﾌﾟﾛｼﾞｪｸﾄに参加しﾖﾙﾀﾞﾝへ。
宿泊はﾎｰﾑｽﾃｲ!3家庭に合わせて4泊させてもらいました☆

ｲｽﾗﾑ教の国の一般家庭に滞在ということで日本人の私の想像を超えた
多くの体験をすることができました。
今までﾎｰﾑｽﾃｲと言ってもｲｷﾞﾘｽとｵｰｽﾄﾗﾘｱでしかしたことが
なかったので、久々に身振り手振りでがんばりましたｗ
行く前から多少のｱﾗﾋﾞｱ語とｲｽﾗﾑ教の勉強をしてましたが
ｲｽﾗﾑの習慣を目の当たりにすると、『面倒くさい』と
思ってしまうのが無宗教な私。
当たり前のように1日5回のお祈り。
お祈りと言っても女性はﾎﾞﾃﾞｨﾗｲﾝの見えないﾜﾝﾋﾟｰｽのような服を着て
お祈り前には手・足・顔・頭など順番に3度ずつ洗ってお清め。

ｶﾒﾗを持っている私達に男の子はﾊﾞﾝﾊﾞﾝ撮っていい。
でも女の子は撮っちゃﾀﾞﾒよ。そうきつく言われたり。
服装についても郷に入れば郷に従え。ということで
外出時はﾍﾞｰﾙを被り、もちろん肌の露出は極力抑えるということで
夏でも長袖!!
家の中に居ても男性の家族以外のお客さんが来たら
女子は全員別室に移動するか、会うとしてもﾍﾞｰﾙを装着。
ｼﾞｰﾊﾟﾝ・Tｼｬﾂ姿だった私が手を伸ばして腰のあたりの素肌が
出てしまったとき、速攻でお母さんに怒られました。
他教徒だからいいとかそういうことではなく、ｲｽﾗﾑの男性が
いる前ではﾀﾞﾒだということなのでしょう。

ﾊﾟﾚｽﾁﾅの難民ｷｬﾝﾌﾟに行くということで、現地の方に受け入れて
もらえるかということも心配でした。
面白半分で見に来てると思われたりしないかと。
実際はすごく歓迎してくれたし、どこの家庭に迎えるかも
抽選で決まったけどかなり倍率の高いものだったらしいです。
直接話しをすると「この現状を世界に伝えて欲しい!!」
そういう魂の叫びを何度か聞きました。

2日目から2泊した家庭は大家族!!
12人の子供がいる家庭でちょうど同じ年くらいの大学生で
英語の話せるｱｲﾏﾝという男の子がいました。
ｲｽﾊﾟﾚ問題にも興味があった私は彼と突っ込んだ話もできました。
初めにｱｲﾏﾝは「ｱﾒﾘｶのこと嫌い？」と聞いてきました。
ｱﾒﾘｶの音楽も聴くし映画も見るし嫌いではないと伝えると
「日本は歴史上唯一の被爆国でｱﾒﾘｶに原爆落とされたのに？」
と言われました。
彼はもちろんｲｽﾗｴﾙを恨んで憎んでいるようでした。
私と彼との大きな違いは日本とｱﾒﾘｶは過去の話だけど
ｲｽﾊﾟﾚは現在進行形。
そしてﾊﾟﾚｽﾁﾅの人々が帰ることはできていない状況。
そんな彼に
「確かにそうだけど、憎んで恨んでも何も変わらない。
少なくとも一般国民が一般国民を恨むことは何の解決にも
ならないし、悪い方にしか進まないのではないか」
そう言ってみた。
ｱｲﾏﾝはぜんぜん納得してないようだったけど、それでも
彼に自分の意見を言えただけでﾖﾙﾀﾞﾝに行った甲斐があったと思ってます。

いろいろ考えることの多い旅でしたが、子供達のｷﾗｷﾗした瞳と
純粋な笑顔は万国共通なんだと改めて思いました☆

エリア その他の都市(ヨルダン)

ｱｶﾊﾞの港に着くとﾊﾞｸﾞﾊﾟｲﾌﾟの音色が。
これがﾖﾙﾀﾞﾝ流歓迎の仕方みたいです。
しかしなぜﾊﾞｸﾞﾊﾟｲﾌﾟ。。。

とりあえずｱﾝﾏﾝを目指しﾊﾞｽで移動。

ｱﾗﾌﾞはもてなしの文化。
日本だと出された食事は全部食べないと失礼という文化ですが
ｱﾗﾌﾞでは逆!!
お客さんが全部食べきってしまったら
『足りなかったのではないか？充分にもてなしていない
のではないか。』と思ってしまうらしく食べ物は
ほんっとに山盛りで出てきます。

ｱﾝﾏﾝの街並み。

ｱﾝﾏﾝに程近いﾊﾞｶｱｷｬﾝﾌﾟで現地の学生とｽﾎﾟｰﾂ交流!
あたしはｻｯｶｰで交流しましたが、もー足の長さが
ぜんぜん違う!!!
勝てるわけないさーーーー

こちらがﾖﾙﾀﾞﾝで一番大きいﾊﾞｶｱｷｬﾝﾌﾟの街並み。
家が立ち並びお店があり車が通る。
難民ｷｬﾝﾌﾟとは名ばかりのちゃんとした街並み。
でも、この仮の土地を立派に過ごしやすくすることが
彼らの本当の望みではないのかも知れない。

難民ｷｬﾝﾌﾟの路地裏。

夕焼けに当たり赤茶色の壁がｷﾚｲ

なんだか遊んで欲しいらしく私たちの周りを
ちょろちょろしていた兄弟（たぶん）。
弟君はｼｬｲな子でした☆

1泊目のお宅はﾏﾏと小学生の2人暮らし。
旦那さんが病気でなくなって家を建てるお金も
なかったけど、近所の人が10ﾃﾞｨﾅｰﾙずつ寄付（喜捨）
してくれて家を建てたり食べていくことができるという。
これもｲｽﾗﾑ文化のすごいところ。

近所のおじさんが来てくれて記念にﾊﾟｼｬﾘ。
こちらのお宅は女性でも写真撮っていいみたい。
厳格なお家とそうでないお家があるのね。

このﾏﾏと娘ちゃん（ｼﾞｬｽﾐﾝちゃん）はもちろん英語が
話せないということで、知り合いのおじさんを
わざわざ呼んでくれていろいろ話すことができました。

ここのﾏﾏと別れ際に何やらｱﾗﾋﾞｱ語で何度も質問を
してきたけど、何が言いたいのかぜんぜんわからなくて
ｱﾗﾋﾞｱ語の通訳の人を捕まえて聞いてみると
「うちは過ごしやすかった？楽しかった？」と
泣きそうな目で何度も聞いてきました。
あたしは笑顔で「ｼｭｸﾗﾝ（ありがとう）」と言って
いたのに、つまらなかったように見えたのかなーと思って
なんだか涙がでてきました。
ﾏﾏ!楽しかったよーｼｭｸﾗﾝ!!

2つめのｷｬﾝﾌﾟに到着。

公園造りの作業開始！
とりあえず道なりにｵﾘｰﾌﾞの木を植えます！
おじさんたちが必死に説明してくれてますｗ

作業をしていると「遊んで遊んでー」と地元の
子供達が沸くように出てきますｗ
普段は遊ぶ場所がなくて車が通る道の脇で
ボールを蹴ったりしている子供達。
早く安全な公園を造ってあげたいなぁ。

なにやら太鼓遊びかな？
ほんっとにｽﾃｷな笑顔。

こちらが2泊目と3泊目にお邪魔したお宅の
末っ子ｱｲﾄﾞﾙのﾏｼｭｰﾙくん☆
英語だとﾏｼｭｰだね。

ﾏｼｭｰﾙUP!!
ほんっとかわいいんだー。
私達が帰る朝、起きてからずーっと泣いてるﾏｼｭｰﾙ。
せっかく最後なんだから笑顔を見せてよーなんて
思っていたら、私達が帰っちゃうのが寂しくて
泣いてくれていたみたい(*/□\*)
ほんっとにかわいいんだからーーー!!
こんなに小さな子でもわかってくれたんっだ。

こちらが夕食。
ひよこ豆のﾍﾟｰｽﾄをﾊﾟﾝにつけて食べます!

こちらが難民1世のおじいちゃん。
明るくてなぜか会った瞬間に求婚されましたｗ

難民1世のおばあちゃん。
お母さんや娘さんは写真不可だったのに
おばあちゃんは「撮れ撮れ」と周りの人に言われて
撮影。。。
なんでだろ。。。

わかりにくいですが、この右手にあるのが
2泊お世話になったお宅。
2階建てでなかなかご立派なお宅でした。

難民ｷｬﾝﾌﾟ内の小学校にお邪魔したこの日。
まずは公園でｻｯｶｰ対決!!
小学生相手におっさん必死ですｗ

教室にお邪魔しました。
ｲｽﾗﾑの国は小学校から男女別！
こちらは男の子のｸﾗｽでっす♪

黒板にこんな落書きしてきました☆

ここではみんなの夢を聞きました。
元気に手を上げて「ｻｯｶｰ選手」とか「お医者さん」とか。
こういう部分も日本とかわらないなーと思いました☆

こちらが小学校の内部。
日本とかわらないねー。

こちらが公園建設予定地。

公園予定地で遊び出した子達。

下から２番目のﾊｯｻﾝ。
あたしの相方ﾀﾞｸﾗが書いてくれた似顔絵を
うれしそうに持っているﾊｯｻﾝ。
かわいいねー

かわいらしい三兄弟☆

ﾓﾃﾞﾙのようなﾎﾟｰｽﾞのかわい娘ちゃん。

私が習って壁に書いた『平和の船』のｱﾗﾋﾞｱ語♪

壁に記念の落書きさせてもらいました☆

こちら難民ｷｬﾝﾌﾟの街並み。

夕焼け。
これも万国共通に美しい☆

最後のお宅でいただいた夕食。
そろそろ米が食べたい気分だったけど
今日もパン!!
真ん中にはでっかいお魚。
あとはなぜかすんごい辛いナス。
右上のねぎはあのまま食べたのかな？ｗ

美容師だというお姉ちゃんがお風呂の後
髪を乾かしてくれました☆

こちらが最終日におじゃましたお宅での集合写真☆
ﾌｧﾝｷｰなおばちゃん（お父さんのお姉さん）と
お父さんとお母さんとお兄ちゃんお姉ちゃん弟くんの
3兄弟とねこちゃんの家庭。
弟くんとはｻｯｶｰ話をしたり、お姉ちゃんとおばちゃんには
たくさんのｱｸｾｻﾘｰをいただきました!!
だーれも英語が話せる人はいなかったけど
身振り手振り楽しかったな♪

こちらがｱｲﾄﾞﾙの猫ちゃん。。
お名前もわからん。。。ｗ

翌朝お家を出るときに入り口にいたお父さん。
あれっ？
おとうさん！！手に何を？？！！
にわとりやーーー

学校にお邪魔した際にお話した女の子。
かわいいーーーんだけどｼｬｲでなかなか
お話してくれなかったなぁ。
でもでも最後にはこんなｶﾒﾗ目線をくれました☆

ﾊﾞｽで難民ｷｬﾝﾌﾟを去るときみんながお見送りに
来てくれました!!!!
またいつか会える日を！！！