1978/10/25 - 1978/11/06
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アンタライさん
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トルコからインドへの貧乏ヒッピー旅行者の陸路ルートを、バスを乗り継いで、やっと来ましたアフガニスタン!!
テヘランからのイスラム圏のバスで、堂々とビールを飲んで、いちゃついてるイギリス人のバカップル共に、狭い座席の前後を挟まれ、寝不足のままの20時間。
イラン国境の街マシェッドへ到着。
ええっ〜!! まだ朝の10時なのに、 アフガニスタン・ヘラート行き国境越えバスの、本日分チケットは、もう売り切れ!?
バスに同乗していた、英国圏旅行者共は、チケット売り場で英語で捲し立てても、NO! と一喝されるだけだった。
しかし、私のバスの隣の席で、仲良くなった、イランに出稼ぎに来て、一旦、故郷に帰るパキスタン人グループは、強引にヘラート行き最終バスチケットを買ってしまう。
そして、どうゆう訳か私にタダでくれた。
夕方近くに、オイルマネーでお金持ちの立派なイランの出入国管理ビル内の、麻薬密輸手口の展示ショーケース(靴底に隠しスペース付きの革靴や、捕まった日本人のバイクのガソリンタンク等も展示してあった)を観賞して、事務所オフィサーの、いつもの、翌日誕生日のイラン国王シャーの悪口を聞きながら出国スタンプを押してもらう。
薄暗くなって来た中、これって!本当に公的な政府の役所?と思われるギャグの様な、小さなホッタテ小屋のアフガン・イミグレを通って、やっと来ました、土色の素朴な田舎町ヘラート。
もう、季節も肌寒くなった1978年10月25日だった。
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ヘラートのメイン商店街。
ほとんどクズばっかり!
しかし、安いし、まあ〜、売り込みが凄いし、面白い。
この国から言い値からの、信じられない値引き交渉が始まる。
言い値が1000AGなら20AG位?
面白い街であるが、値段の知識がないと確実にボラれる。
コーラの値段が、ツーリストと地元の人とで堂々と違う -
ヘラートの要塞。
このアフガンからモンゴル系の顔立ちをした人が増えてくる。
中には、「僕のおじいさん日本人」って本当かよ!!
と思わせる日系の顔した土産物屋がいて、結局ボラれて、つまんない物を買わされたりする。 -
馬車やミゼットは思いっきり飾りつけをする。
何もない田舎町でのんびりと時間が流れている。
完全に異文化。
なんだか楽しくなってしまう町である。 -
ヘラートのモスク
綺麗だし歴史があるのか、入場料をとられた。 -
朝4時半発のバスでヘラートからカブールに向かう。
日没のサラーの為、何もない砂漠の真ん中でバスが止まる。
ほとんどのイスラム圏の人々はバスを下り、メッカの方に向かってお祈り。
厳格な信仰の強さを感じた。 -
カブール旧市街
カブール市街に入る道路で軍の検問があった。
兵士がバスの中まで入り込んで来て、パスポートと荷物検査で、私が持っていたイギリス軍製のショルダーバックは、特に念入りに調べられた。
アフガンは丁度、革命が起きたばかりで、現在、日本に拘置されている、若い頃の重信房子が、アフガン入りするとか、したとかの噂があり、日本人のチェックが厳しいらしい(?)。
その頃からアフガンは政情不安で、大国に翻弄されていた。
イランに比べて一気に物価が安くなる。
ホテルも綺麗なドミトリーで30AF。
食事も30〜40AFで美味しい物が食える。
(1AF 6〜7円) -
カブールの市内地図
ヒッピーが多いので、有名で便利な、チキンストリートがある。
大抵のヨーロッパのヒッピー旅行者が、「あそこは良い所だ」と言う場所は、
物価が安く、英語が通じ、ヨーロピアン・フ−ドがあり、アルコールもOKで、なお且つ、ドラッグが自由に手に入る場所である。
このチキンストリートも、バーミヤンも、バンコクのカオサンの様なツーリストプレース過ぎて、便利だが、ローカル好きな私は、どうも好きになれない。
何もないヘラートに、もう少し長く居れば良かったか、あるいはカンダハルに、寄れば良かったかな?
コラサンと言う名ホテルがあり、8人位泊まれるドミトリーの1室なんか、ベットの全員が日本人だった。
テヘランのアミルカビールでも会った、ユニークな淡路島からの女性の2人組旅行者と気の会うKawaM氏が泊まっていたので、良く遊びにいったっけ!! -
カブール市内
シルクロードを急いで旅行していた連中も、皆、旅行のペースが落ち始めるのが、このカブール辺りから。
バスのチケットがなかなか取れなかったり、インド・ビザ取得も時間が掛かったりと、物価が安いので、ユッタリペースに成らざるを得ない。
今まで、たくさんの旅行者に出会って来たけど、気の会う人もいれば、口もきかない奴もいた。
皆、個性が強く、学校や会社と一緒で、3・4・3の割合で仲良くなったり、旅の形態が違うと毛嫌いしたもんであった。
若い学生もいたが、どちらかと言うと、私より年上の人、25〜8才位の人が多かった。
私も、イランまで、どう言う訳か、なるべく日本人を避けていた。
しかし、このアフガンから、気の会う日本人のKawaM氏と、会ったり、別れたりしながらも、腐れ縁でバンコクまで一緒であった。
また、この頃から、アジアででかい顔して、同じ様なモンゴル系の顔したアジア人をバカにする毛唐共が嫌になって行く。
もちろん、良い奴もたくさん居たけど。 -
カブール市内
公園でタバコ売りの少年達が、小さな棒を使った、野球に似た遊びをしていた。
カブールで、丁度なくなった、キッコーマンの醤油が買えた。
この醤油があれば、インドのカレーも大丈夫!! -
バーミヤンの遺跡
カブールからミニバスで8時間半。
カッパドキアと似た様な景色のジャリ道を走る。 -
バーミヤンの遺跡
仏像は2体ある。
仏陀の頭まで登れる。
これが、危なっかしいんだな!!
今は、もう破壊されてしまった。 -
バーミヤン
このバーミヤンの村も、バンディアミールの村も、、
それぞれ、遺跡と湖があるだけで、小さな何もない村である。
ひと通り廻ったら特にする事がない。
後は暖かいチャイハネで、この頃仕事がない(?)、働かないアフガンの男達といっしょに、お茶を飲むくらいだった。 -
バーミヤンの仏像遺跡
一番お気に入りの写真。
セピア色の方が味がある!!
まさか、この国の観光が出来なくなり、破壊されるな
んて・・・・
思いもしなかった!! -
バーミヤンからバンディアミールへの何もない道
朝6時発のバンディアミール行きの、荷台に幌で覆っただけのトラック。
私以外は、全員英語圏のツーリスト共で、横暴で、やかましかった。
特にデブの女が、モンゴル系の顔したアフガン人の助手に、こいつはバカだとか、言いやがって、
突き落としてやりたくなる程、態度が悪かった。 -
バンディアミールの村
埃だらけになって西部劇のセットの様なバンディアミールの村に着く。 -
バンディアミールの湖
午前中は鏡池だね!!
この湖以外何もない、午後は風が強く、寒くなって来る。
後は、チャイハネで帰りのトラックを待つだけだった。 -
バンディアミールの湖
-
湖の畔にある茶店(チャイハネ)
あ〜れ〜、このミルクティーって
湖の水?
燃料は牛のウンコ?
トラックの荷台でジャリ道。
埃だらけになっちゃったヨ!! -
バンディアミールの村の兄弟
写真を撮らしてくれって聞いたら金を請求して来やがった!!
妹に1AGあげた。 -
バンディアミールの湖
午後になると、風が出て来て、午前中は鏡面の様だった湖面も波立ってしまう。
2時発のトラックに乗ってバーミヤンに戻る。
前日に乗れなかった連中と、明日はもう、雪でトラックがないとかの噂でこんなに乗れるか(?)と思う位満員になった。
帰り道で、トラックがパンクして、遅くなったのもあるが、寒いのなんのって! 雪もチラつき始めた。
6時半にバーミヤンに戻った。
バンディアミール行きのツーリスト・トラックは2日後から翌春まで休止となった。
翌夕にバーミアンに来て、バンディアミールに行けなかったKawaM氏が、言っていた。
翌日カブールに戻る。
インドのビザもやっと受け取り、予約が多く、なかなか、取れなかったカイバル峠越えのパキスタン行きバスチケットも、やっと取れた。
11月6日まで、ヒッピーだらけのチキンストリートにいた。
この3ヶ月後にイランのホメイニ革命が起きる。
アフガンのソ連侵攻は約1年後。
これで、完全に陸路のシルクロード・ヒッピールートが寸断された。
時代のスピードも早くなり、円の為替も強くなり、飛行機代がどんどん安くなり、旅行者同士の生のクチコミが中心の旅情報も、情報満載の詳しいガイドブックなどに変わって行く。
80年代の便利な旅行時代の到来と共に、貧乏ヒッピー旅行者が死語となり、バックパッカーと言う新しいカッコいい名前に変化して行く。
旅の形態も陸路中心から、航空機を使用する旅行に同じく変化して行く。
あの頃は、もう、二度と長い旅なんか出来ないと思っていたし、
一度帰国して出直しなんて事は、考えられなかった時代。
皆、それぞれが、何か大きなものを犠牲にして、それと交換して、旅をしていた時代でもあった。
その時代が終わったのが、このヒッピールートの寸断と重なる頃からではないだろうか!
その後のアフガニスタンは、トラブルに巻き込まれ続け、旅行出来ないまま、タリバンにバーミヤンの仏像が破壊された。
私は今でも、最後の方の貧乏ヒッピー旅行者として、旅したアフガニスタンが、強烈な印象で残っている。
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