2000/09/26 - 2000/09/26
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masa1さん
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2000年9月26日、台南へ行く途中に鹿港(ルーガン)に
立ち寄りました。
鹿港は100年ほど前までは台南に次ぐ貿易港として
繁栄した港町だったそうです。
その港が土砂の流入で遠浅になってしまい、次第に賑やかさを
失い小さな港町になってしまいましたが、往事を偲ぶ佇まいを
町のあちこちに残しています。
表通りから肩が触れあうような狭く曲がりくねった路地に入ると
レンガ造りの家々が軒を連ね、郷愁をそそります。
- 同行者
- 一人旅
- 一人あたり費用
- 1万円未満
- 交通手段
- 鉄道
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まず、台中から彰化まで鉄道に乗ることにした。
コンピュータで発券するキップは日本のそれとよく似ている。自強号は最高グレードの列車だが「無座」の刻印が寂しい。 -
寂れた趣のある街と聞いていたが、彰化は想像していたよりずっと大きな街だった。この駅に荷物を預けて鹿港観光にでかける。
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三山國王廟(中山路276號)
まずは天后宮を目指して中山路を北上する。その途中には仏壇・仏具を売る店や小さな廟がたくさん並んでいる。三山とは明山、巾山、獨山を指す。現地のパンフレットには「為考據早期開墾臺彎族群遷移的遺跡」とある。 -
城隍廟
中華風の普通の商店街の一角に商店と甍を並べて廟がある。廟についての説明など無いのでパンフレットの一文を。「又稱○亭宮、殿内教善字畫古物琳瑯、殿前置道光年石獅一對」 -
城隍廟(中山路366號)
青い壁が印象的な建物。小さいながらなかなか奇麗な廟である。 -
中山路の途中に立つ門
天后宮に続く沿道には、小さな廟や仏具屋が軒を連ねる。 -
天后宮正面のの門(中山路430號)
ここに祀られている媽祖像は、1983年に中国福建省の天后宮から分霊されたもの。臺彎最古の廟である。
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天后宮の門から中を覗く
台湾各地にある媽祖像はすべてここから分霊されたものだそうだ。 -
天后宮
廟内はいつも参拝する人々で賑わっていて、お線香の香りが絶えることはない。 -
天后宮の境内から外を見る
数年に一度、ここから各地に散った媽祖像が里帰りするという。 -
今日の昼飯
天后宮の前は広場になっていて、食事を出す店や屋台がいっぱい集まって賑やかである。僕が食事をしたこの店では、おばさんたちがとても元気に客を呼び込んでいた。 -
花枝丸湯(30NT$)と、魯肉飯(20NT$)
花枝丸とはイカの身をすりつぶして団子にしたもの。魯肉飯は肉を甘辛く、くずれるまで柔らかく煮込んだものを上にかけたご飯。 -
鹿港名物の[虫化]仔煎(オアチェン)40NT$
いわば牡蠣入りオムレツのこと。鹿港の近くに牡蠣がたくさん取れるところがあるらしい。小振りの牡蠣はプリプリして美味しいのだが、半生状態だからちょっと心配でもある。 -
瑶林街埔頭街?
中山路の西側に中山路と平行して延びる古い小径がある。この道を煉瓦で舗装し直して、古蹟保護区が新に整備されようとしている。 -
瑶林街埔頭街の老人会館
この通りでいちばん大きな建物がこの「鹿港鎮老人會」故老を大切にする臺彎人の優しい心根が、立派な建物を建てさせたのだろう。 -
瑶林街埔頭街?
小さな廟とそこで憩う人なために、古樹が木陰を提供する。 -
瑶林街埔頭街?
中国式の「巷」(日本でいえば横丁)内の通りは、ところどころ鉤状に曲折している。 -
瑶林街埔頭街?
路地裏の家々には、まだ人々が生活している。観光客相手の店はまだチラホラ。明け放れた門扉の隙間
からは、立派な祭壇やテレビ、食事風景など、住人の日常が垣間見られる。 -
瑶林街埔頭街?
この家は何だろう? 真っ黒に塗られた板壁は何の意味があるのかな? -
瑶林街埔頭街?
テント地の日除けが取り付けちゃって、土産物屋かなんかなんだろうか? こうやって観光地化がすすんで
いくんだろう。
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中山路
中山路と民権路の交差点から南に向かう中山路。単なる田舎町の様相であるが、一歩裏の路地に入れば旧い
街並みがいっぱい残っている。 -
興安宮
天后宮建立の翌年、1964年に建てられた媽祖廟。小さな廟だが侮りがたし。 -
九曲巷(金盛巷)?
何にもないただの路地だが、赤い煉瓦が敷き詰められた細い道がクネクネ曲がって続いているところが、何となく独特の雰囲気を醸し出している。 -
九曲巷(金盛巷)?
こういう路地にはやっぱり猫が似合う。目が合うと奥に見える木の扉の割れ目に逃げ込んだ。覗いてみたら数匹の子猫がこちらを見ていた。 -
九曲巷(金盛巷)?
瑶林街埔頭街と違い、九曲巷には何の手も加えられていない。 -
九曲巷(金盛巷)の十宜樓
九曲巷の途中にある東西二樓を橋で結んだ建物。往時は夜な夜な文人墨客が聚まって宴が開かれたという。 -
九曲巷(金盛巷)?
この巷は全く観光のための造作がされていない。ただ、十宜樓の説明が書かれたプレートが控えめに貼られているだけ。もっとも住人にとって観光客など迷惑なだけだろう。 -
九曲巷(金盛巷)?
路地裏の九曲巷は500mくらいくねくねと続く。おそらく道があって家が建ったんではんくて、家を建てた隙間が道になったんだろう。 -
九曲巷(金盛巷)の入り口(出口)
曲がりくねった路地は、北の端で民族路の商店街に出る。出入り口はこんなに狭い。 -
鹿港民族博物館(入場料130NT$)
ルネッサンス様式の美しい建物は、日本が臺彎を統治していた時代に流行したスタイル。鹿港の豪商の私邸を、民族博物館として解放したもの。 -
鹿港民族博物館の一画
洋館を出ると、中国式の煉瓦造りの建物がある。 -
龍山寺の山門
1786年に建立された龍山寺には、観世音菩薩が祀られている。 -
龍山寺
龍山寺は臺彎でいちばん美しいと言われる、鹿港一の名刹である。 -
見事な彫刻 ?
壁や柱はもちろん、天井にまで精緻な彫刻が施されている。 -
見事な彫刻 ?
特に、この柱に掘られた龍の彫刻は見応えがある。今日は境内で絵画展が開かれていた。 -
龍山寺境内
境内の樹木は盆栽のようだ。 -
龍山寺のご本尊
龍山寺のご本尊、観世音菩薩(だと思う)。 -
彰化客運のバスターミナル(彰化駅前)
バスで再び彰化駅に戻りました。
屋根の上では、KFCのカーネル・サンダースおじさんが微笑んでいます。 -
彰化駅の月台
月台とはプラットホームのこと。これから台南に向かいます。今日乗った火車は、1019次自強號(325NT$)。彰化発14:46 → 台南着16:18。
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