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テルミニ駅前のローマ国立博物館マッシモ宮と、カンポ・マルツィオにあるローマ国立博物館アルテンプス宮について。<br />お目当てだったローマ皇帝の彫像もたくさんありましたが、ローマ時代の壁画やモザイクも見事でした。古代ローマというと、映画や彫刻の印象から白大理石の世界という印象を持っていましたが、実際にはかなりカラフルな色彩をしていたことが実感できました。

ローマ国立博物館マッシモ宮&アルテンプス宮

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2007/12 - 2007/12

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Giraud

Giraudさん

テルミニ駅前のローマ国立博物館マッシモ宮と、カンポ・マルツィオにあるローマ国立博物館アルテンプス宮について。
お目当てだったローマ皇帝の彫像もたくさんありましたが、ローマ時代の壁画やモザイクも見事でした。古代ローマというと、映画や彫刻の印象から白大理石の世界という印象を持っていましたが、実際にはかなりカラフルな色彩をしていたことが実感できました。

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  • ローマ国立博物館マッシモ宮。<br />特別展で、鮮やかな赤色に定評のあるポンペイの壁画を展示していました。

    ローマ国立博物館マッシモ宮。
    特別展で、鮮やかな赤色に定評のあるポンペイの壁画を展示していました。

  • 初代皇帝アウグストゥスの立像。<br />40年間も最高権力者の地位にありながら、表情は温和。首都ローマや帝国各地に飾られる皇帝の彫像の印象が、市民に対する政治宣伝として重要ということをよく理解していたのだと思います。<br />深読みしすぎかもしれませんが、歴代のローマ皇帝の彫像を見ると、その人がどういう顔立ちをしていたのかだけでなく、そのような彫像をどのような考えで(あるいは何も考えず)作らせたのかまでうかがい知れる気がします。

    初代皇帝アウグストゥスの立像。
    40年間も最高権力者の地位にありながら、表情は温和。首都ローマや帝国各地に飾られる皇帝の彫像の印象が、市民に対する政治宣伝として重要ということをよく理解していたのだと思います。
    深読みしすぎかもしれませんが、歴代のローマ皇帝の彫像を見ると、その人がどういう顔立ちをしていたのかだけでなく、そのような彫像をどのような考えで(あるいは何も考えず)作らせたのかまでうかがい知れる気がします。

  • 2代目皇帝ティベリウス。<br />名門クラウディウス一門の出身のせいか、貴族的な風貌。<br />ちょっと近寄りがたい印象もあります。

    2代目皇帝ティベリウス。
    名門クラウディウス一門の出身のせいか、貴族的な風貌。
    ちょっと近寄りがたい印象もあります。

  • 暴君カリグラ帝が建造した巨大船の舷側を飾っていた青銅の金具。<br />文献に記録はあったものの、永らく実在は疑われていましたが、レミ湖で残骸が発見され本当にあったことが明らかになりました。船上に大理石の列柱付の宮殿や浴場まであったそうです。

    暴君カリグラ帝が建造した巨大船の舷側を飾っていた青銅の金具。
    文献に記録はあったものの、永らく実在は疑われていましたが、レミ湖で残骸が発見され本当にあったことが明らかになりました。船上に大理石の列柱付の宮殿や浴場まであったそうです。

  • ウェスパシアヌス帝。<br />税金の取り立てに厳しいことで有名でしたが、集めた金は私欲ではなく、すべて国家のために使ったという名君。<br />上流階級の出身ではありませんでしたがそれを恥じず、臣下が「実は神の子孫であると称しては?」と提案しても無視しました。<br />彫像の顔も、余計な美化はされていない気がします。

    ウェスパシアヌス帝。
    税金の取り立てに厳しいことで有名でしたが、集めた金は私欲ではなく、すべて国家のために使ったという名君。
    上流階級の出身ではありませんでしたがそれを恥じず、臣下が「実は神の子孫であると称しては?」と提案しても無視しました。
    彫像の顔も、余計な美化はされていない気がします。

  • ウェスパシアヌス帝。<br />ある技官が工事の人員を大幅削減できる工具を発明して献上したところ、褒美は与えつつも「庶民の仕事を奪ってはいかん」といって実際には使わなかったそうです。<br />コロッセオの建造には、公共工事によって労働者の雇用を創出する意味もあったのでしょう。

    ウェスパシアヌス帝。
    ある技官が工事の人員を大幅削減できる工具を発明して献上したところ、褒美は与えつつも「庶民の仕事を奪ってはいかん」といって実際には使わなかったそうです。
    コロッセオの建造には、公共工事によって労働者の雇用を創出する意味もあったのでしょう。

  • ドミティアヌス帝。<br />たたき上げの父ウェスパシアヌス帝や兄ティトゥス帝はずんぐりした顔立ちなのに、この彫像は細面。<br />父や10歳上の兄と違って、育ちがよかったせいか?<br />あるいは、暴君と呼ばれた皇帝なので、彫刻家が手心を加えたのかもしれません。<br />

    ドミティアヌス帝。
    たたき上げの父ウェスパシアヌス帝や兄ティトゥス帝はずんぐりした顔立ちなのに、この彫像は細面。
    父や10歳上の兄と違って、育ちがよかったせいか?
    あるいは、暴君と呼ばれた皇帝なので、彫刻家が手心を加えたのかもしれません。

  • 五賢帝の一人目、ネルウァ帝。<br />この人も貴族的。

    五賢帝の一人目、ネルウァ帝。
    この人も貴族的。

  • ハドリアヌス帝が寵愛した美少年アンティノウスのレリーフ。<br />ヴィラ・アドリアーナ(ハドリアヌス帝の別荘)のカノプスは、エジプトで溺死した彼を偲んで造られました。

    ハドリアヌス帝が寵愛した美少年アンティノウスのレリーフ。
    ヴィラ・アドリアーナ(ハドリアヌス帝の別荘)のカノプスは、エジプトで溺死した彼を偲んで造られました。

  • 五賢帝の四人目、アントニヌス・ピウス帝。<br />人柄も立派、治世も平穏すぎて、かえって印象の薄い皇帝。

    五賢帝の四人目、アントニヌス・ピウス帝。
    人柄も立派、治世も平穏すぎて、かえって印象の薄い皇帝。

  • 暗君コモドゥス帝。<br />こういう呆けた彫像を見たら、「もっと威厳のある顔に作り直せ!」と命じてもよさそうですが、そこまで考えも回らなかったのでしょう。

    暗君コモドゥス帝。
    こういう呆けた彫像を見たら、「もっと威厳のある顔に作り直せ!」と命じてもよさそうですが、そこまで考えも回らなかったのでしょう。

  • コモドゥス帝。<br />死後、記録抹殺刑になった割には、彫像が結構残っています。<br />どれもいまひとつの出来ですが・・・

    コモドゥス帝。
    死後、記録抹殺刑になった割には、彫像が結構残っています。
    どれもいまひとつの出来ですが・・・

  • セプティミウス・セウェルス帝。<br />コモドゥス帝の暗殺後、帝位を競売にかけるほど増長していた親衛隊を強制解散させ、軍を増強しました。<br />さすがに威厳があります。

    セプティミウス・セウェルス帝。
    コモドゥス帝の暗殺後、帝位を競売にかけるほど増長していた親衛隊を強制解散させ、軍を増強しました。
    さすがに威厳があります。

  • カラカラ帝。<br />この人の彫像は本当にコワモテ顔ばかり。<br />ローマ市民権を全国民に与えたことで有名ですが、彫像を見る限り、市民に親しみをもたれようという考えはなかったような気がします。

    カラカラ帝。
    この人の彫像は本当にコワモテ顔ばかり。
    ローマ市民権を全国民に与えたことで有名ですが、彫像を見る限り、市民に親しみをもたれようという考えはなかったような気がします。

  • カラカラ帝。<br />ものすごい形相で何かをにらんでいます。<br />こういう性格のせいか、軍隊には人気がありました。

    カラカラ帝。
    ものすごい形相で何かをにらんでいます。
    こういう性格のせいか、軍隊には人気がありました。

  • カラカラ帝の弟であり、犠牲者となったゲタ。<br />兄とは髪型もひげも同じですが、表情で区別がつきます。

    カラカラ帝の弟であり、犠牲者となったゲタ。
    兄とは髪型もひげも同じですが、表情で区別がつきます。

  • ローマ時代のモザイク。海の精?<br />ひげがウツボと海藻、頭のてっぺんにカニのハサミ、よく見ると顔の側面からカニの脚のようなものが生えていて、かなりグロテスクです。

    ローマ時代のモザイク。海の精?
    ひげがウツボと海藻、頭のてっぺんにカニのハサミ、よく見ると顔の側面からカニの脚のようなものが生えていて、かなりグロテスクです。

  • アフリカの風景(ナイル河?)。<br />サイやワニがいます。<br />コロッセオの猛獣ショーで、ローマ市民にもおなじみの動物だったでしょう。

    アフリカの風景(ナイル河?)。
    サイやワニがいます。
    コロッセオの猛獣ショーで、ローマ市民にもおなじみの動物だったでしょう。

  • タコvsウツボvsイセエビの三つ巴の死闘。

    タコvsウツボvsイセエビの三つ巴の死闘。

  • 鴨を狩る猫。

    鴨を狩る猫。

  • サギvsコブラの闘い。<br />意外にもサギが優勢の様子。

    サギvsコブラの闘い。
    意外にもサギが優勢の様子。

  • ローマ時代の壁画。

    ローマ時代の壁画。

  • 皇后リウィアの別荘の壁画。<br />リウィアは初代皇帝アウグストゥスの後妻で、ティベリウス帝の実母。名門の生まれ育ちのせいか、青を貴重にした上品な色調です。

    皇后リウィアの別荘の壁画。
    リウィアは初代皇帝アウグストゥスの後妻で、ティベリウス帝の実母。名門の生まれ育ちのせいか、青を貴重にした上品な色調です。

  • 皇后リウィアの別荘の壁画。<br />小鳥や花が描かれていて、品の良さがあります。

    皇后リウィアの別荘の壁画。
    小鳥や花が描かれていて、品の良さがあります。

  • ローマ国立博物館アルテンプス宮。<br />貴族の館跡を利用しているため、展示物もさることながら、天井も立派でつい目がいってしまいました。

    ローマ国立博物館アルテンプス宮。
    貴族の館跡を利用しているため、展示物もさることながら、天井も立派でつい目がいってしまいました。

  • 軍神アレス像。<br />ローマ神話ではマルスに相当。

    軍神アレス像。
    ローマ神話ではマルスに相当。

  • 蛮族との戦闘を描いた石棺。<br />軍人皇帝デキウス帝の息子の活躍を描いた彫刻。<br />ただし、実際には父子とも蛮族との戦いで敗死しました。

    蛮族との戦闘を描いた石棺。
    軍人皇帝デキウス帝の息子の活躍を描いた彫刻。
    ただし、実際には父子とも蛮族との戦いで敗死しました。

  • ローマ国立博物館アルテンプス宮。<br />皇帝の胸像を展示したギャラリー。

    ローマ国立博物館アルテンプス宮。
    皇帝の胸像を展示したギャラリー。

  • ティベリウス帝。<br />逆光のせいで、余計に怖い顔に。

    ティベリウス帝。
    逆光のせいで、余計に怖い顔に。

  • 五賢帝の一人目、ネルウァ帝。

    五賢帝の一人目、ネルウァ帝。

  • 五賢帝の最後、哲人皇帝マルクス・アウレリウス帝。

    五賢帝の最後、哲人皇帝マルクス・アウレリウス帝。

  • ルキウス・ウェルス帝。<br />父が帝位継承予定者だったため、マルクス・アウレリウス帝から共同皇帝に任命されましたが、遊び呆けてばかりで何もしないまま若死にしました。<br />息子のことといい、マルクス・アウレリウス帝には人を見る目はなかったようです。<br />

    ルキウス・ウェルス帝。
    父が帝位継承予定者だったため、マルクス・アウレリウス帝から共同皇帝に任命されましたが、遊び呆けてばかりで何もしないまま若死にしました。
    息子のことといい、マルクス・アウレリウス帝には人を見る目はなかったようです。

  • 珍しくまともなコモドゥス帝。<br />キリスト教徒には寛容(というか無関心)でした。

    珍しくまともなコモドゥス帝。
    キリスト教徒には寛容(というか無関心)でした。

  • セプティミウス・セウェルス帝。<br />妻のユリア・ドムナも賢夫人として有名。

    セプティミウス・セウェルス帝。
    妻のユリア・ドムナも賢夫人として有名。

  • セプティミウス・セウェルス帝の次男ゲタ。<br />遺言で兄カラカラとともに共同皇帝に(短期間)なりました。<br />このギャラリーは貴族のコレクションを飾っているせいか、残念ながら庶民的なウェスパシアヌス帝や人相の悪いカラカラ帝の彫像はなし。<br />

    セプティミウス・セウェルス帝の次男ゲタ。
    遺言で兄カラカラとともに共同皇帝に(短期間)なりました。
    このギャラリーは貴族のコレクションを飾っているせいか、残念ながら庶民的なウェスパシアヌス帝や人相の悪いカラカラ帝の彫像はなし。

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