2008/07/20 - 2008/07/28
1146位(同エリア1784件中)
まゆままさん
ホイアン2日目は朝一で近郊の陶器村、タンハーへ訪れ、窯元の雰囲気を味わう。
さらに前日に引き続き、ホイアンの旧市街を歩く。
中国の会館、潮州会館、ホイアン市場で色鮮やかに並ぶ野菜や果物を見物した後、トゥボン川沿いのバクダン通りへ。
ホイアン民俗博物館、タンキーの家へ訪れる。
民家の窓や扉も美しい、色とりどりのホイアンの街並み歩きを楽しんだ。
そしてこの日はフエへの移動日。
お昼過ぎにホイアンを後にし、ダナンから列車に乗ってフエへ向かった。
- 同行者
- 家族旅行
- 交通手段
- 鉄道 タクシー
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ホイアン2日目、朝食はホイアンホテルでバイキング〜
シナモンドーナツ美味しかった。 -
ホイアンホテル食堂
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これは前日にホイアンの路店で買ったベトナムの十二支をかたどった土笛。
素焼きの素朴な笛でひとつひとつちゃんと音が鳴る。
ちなみにベトナムの十二支は日本のとは三つ違う動物が入っているのだそう。
「うさぎ」が「ねこ」、「いのしし」が「ぶた」に「牛」が「水牛」になっているそうだ。
この土笛などを作っているタンハーという陶器村がホイアンの郊外にあるとのことで、それほど遠くないようだったので急遽タクシーで行ってみることにした。 -
タンハーという陶器作りの村は16世紀頃から陶器作りが始まり、現在では村民4500人のうち、陶器作りで生計を立てているのは5家族、30人だけになってしまったという。
庭先に天日干しされたやきものが並んでいる。 -
完成した作品が並んでいる。
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大きな粘土の山が
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しばらくブラブラ見ていると、ここの窯元のおばさんが出てきて、私たちの前でろくろの実演をしてくれることに。
粘土の山から粘土を取ってまずは土をこねる。 -
そしてろくろで成形。
このろくろは蹴ろくろというもので、一人がろくろを蹴って回し、その上で一人が形を整える。
おばさんは小さな器をあっという間に作ったかと思うと、もう一つ作り始めた。 -
できあがったのはその器にぴったり合う蓋。
適当に作ってるように見えて、こんなにぴったり合うなんてさすが職人技?! -
その後、私にもやってみるか?と声がかかったので挑戦してみることに。
私は陶芸はちょくちょくやってるものの手びねりのみでろくろはやったことがなかったのだ。
何とか器の形になったものの、台から切り離すのに失敗・・
ぐしゃっとつぶれた〜
あ〜でもろくろも楽しそう・・ -
登り窯
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そしてここでも売っていた土笛や壷など・・
笛をすすめられたが、前日に十二支のセットを買っていたしなあ〜
でもろくろの実演までしてもらったので何か買ってあげないと、と思いつつ見てると、十二支の動物でないものもチラホラと。 -
結局、息子が親子亀の土笛を、娘が2匹の鳩の笛を欲しがったので購入。
この二つもなかなかかわいいデザイン! -
隣の庭ではちょうど、陶板?を作る作業をしている人たちが。
庭一面に並べられた陶板。 -
手馴れた様子で粘土を型にはめ、次々と陶板を作り出すおばちゃん。
こういう窯元の静かで素朴な風景はベトナムも日本もやっぱり似たような雰囲気があって、いいなあ。 -
陶器村から戻った後、旦那、子どもたちは今日もプールへ・・
せっかくホイアンまで来たのにホイアンの街は見なくていいのか?!
でもこの日は12時にはチェックアウトでそれまでにプールへ入っておきたいようだ。
チェックアウト後に家族では昼食に出ることにして、私はこの日も一人、昨日の続きでホイアンの街歩きへ繰り出した。
新たに共通チケットを買い足し、まずは中華会館の一つ、潮州出身の華僑たちが建てた潮州会館へ。 -
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こちらには「寿」向かいには「福」とおめでたい漢字が掲げられ、その前にテーブルと椅子が左右対称で配置されていた。
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壁や柱などに所狭しとびっしりと装飾が施されている。
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そしてここは屋根の龍の装飾が素晴らしいそうで、会館にいたおじさんが教えてくれた。
繊細で複雑な装飾が屋根の上に見えた。 -
そしてここにも発見したホンノンボ。
ホンノンボとは?↓
http://4travel.jp/traveler/mayumama/pict/14261743/ -
ホンノンボの中に分け入る。
手前にはつりをする人(竿は失われているが)、橋の向こうには荷物を担いで橋を渡ろうとしている人、
五重塔や家などが。 -
そしてもう一人、つりをするおじいさん。
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潮州会館を出て、ホイアン市場へやってきた。
市場は活気があって色とりどりの野菜が並ぶ。 -
こちらは青菜や香草類とグリーンの野菜たち。
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そして美味しそうな果物もきれいに並んでいる。
ランブータンにザクロや竜眼などなど・・ -
トゥボン川に出てしばらく川沿いを歩くと、ジャックフルーツを黙々と剥くおばあさんの姿が。
ジャックフルーツは食べたことがなかったので少しお金を払って分けてもらう。
甘くておいしい。
おばあさんの後ろに写ってるのが切り分ける前のジャックフルーツだけどすごく大きい。 -
川沿いのバクダン通りを歩いていく。
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チケットで入れるホイアン民俗博物館へやってきた。
建物は正面にレンガ壁を持つ木造建築の代表的な建物。
二つの中庭を持ち、こちらのバクダン通り側はバルコニー付き二階建て木造建築となっているがグエンタイホック通り側の正面はむき出しのレンガ造りと異なった造りに。
館内はホイアンの人々の伝統的な風俗や生活に関する展示が。 -
入り口にあったシクロ
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中庭
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2階の窓からトゥボン川を眺める。
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民俗博物館を出てさらに川沿いのバクダン通りを行く。
フレンチコロニアルの建物を使ったレストラン。 -
カラフルな船が並んでいる。
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黄色の壁にブルーの扉が映えて。
ブーゲンビリアがあふれる印象的な民家の入り口。 -
川沿いはやはり見晴らしがいいからかレストランが連なっている。
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タンキーの家を目指して、グエンタイホック通りへ入る。
ミントグリーンの中国風の建物が鮮やか。
店の前は道路工事中で道路が掘り起されている〜 -
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そしてチケットで入れる進記家(タンキーの家)へやってきた。
ひさし付の二階建て木造建築の代表的家屋。
200年ほど前に建てられた代々お茶や調味料などを扱ってきた裕福な商人の家。
中国、日本、ベトナム様式の織り交ざったホイアン様式で建てられている。 -
現在この家には8代目の方が暮らしておられ、中へ入るとお茶の接待を受け、日本語で書かれた説明ボードを見せていただき、その後、一通り簡単に説明して頂けた。
前家といわれる客人をもてなす応接空間。
先祖の写真などが飾られてあり、大切な場所。
梁や小屋組は、典型的な中国様式で、家を祈祷の場所としても使用していたことから至る所に緻密で華麗な装飾が施されている。 -
この応接セットも100年以上前のものだそう。
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屋根を支える支柱には真珠により漢詩が記されている。150年前のもの。
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漢字のひとつひとつは鳥の姿になぞられている。
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中庭のすぐ手前ににある天井部分には日本建築の影響が見られるという。
三本の長さの異なる柱を重ね合わせて天井を支えている。
天井の装飾には十字に交わった絹のリボンをあしらったサーベルの彫刻がある。
サーベルは力を絹は柔軟さを象徴しているそう。 -
中庭。
中庭には光を取り込む、風通しをよくする、家の中に自然の景色を取り入れる、雨水を集め排水を促すなどの機能がある。 -
中庭は家の中心と考えられ、客人のもてなしや商談はこの中庭が眺められる前家でおこなわれたため、中庭に面する壁にも美しい彫刻が施されている。
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中庭を通って更に奥へ行くと居住空間の後ろ家がある。
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裏手にはトゥボン川があるので過去に川が氾濫し、洪水が起こった時の水位が黄色いテープで記されているという。
これじゃあ一階全滅?!というくらいの水位が・・ -
台所などがある後ろ家は裏口が通じていて、ハノイをはじめ、ベトナム各地へ品物を送る卸問屋街のホイアンでは川からやってくる船こそが商売相手であり昔は裏口が正面玄関であったとか。
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タンキーの家の隣にはベトナム全国で障害を持つ人々が作ったハンドクラフトのショップがある。
このお店は障害者に利益が回るように作られたフェアトレード制度を用いて経営されているという。 -
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顔が貼り付くアートギャラリーの扉。
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そしてぶらぶら歩きつつホテルへ向かった。
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よく見かけた、窓の内側にアイアンの格子がはめられてるもの。
この格子、網戸にしては目が荒いのでちょっとした目隠し用か?!
路地裏で見かけたこの窓はデザインも花びんにギターとしゃれたものだった。 -
洋服屋さんのウインドウ。
アーチの装飾と木の扉がいい感じ。
格子が入ってなかったのは中の商品も外側からよく見えるため? -
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深い緑に黄色もきれい。
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黄色の壁とブルーの扉はやっぱり一番色合いが映える組み合わせ。
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ホテルへ戻るとのんびりリゾート満喫してる家族が・・
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泳いで見せて、という私に、豪快にクロールを泳ぐ息子。
息継ぎはなし・・ -
そしてバタ足で泳ぐ娘。
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この日は昼過ぎに列車で移動だった為、チェックアウト後荷物を預けて、昼食へ。
昼食はカーゴクラブへ訪れた。 -
昼食後、ホイアンを後にし、フエへ向かう。
フエへはダナン駅から列車で約2時間半。
14時14分の列車に乗ることにしていたのでダナン駅へタクシーで向かった。
駅は結構混雑していて、フエまでの切符はなんとか取ることができたが、家族皆、寝台の上の席しかないようだった。
しかし、寝台ということで、フエに着くまでの間、私はほぼ爆睡状態に〜
いい休養になった。
子供たちは隣の車両で、欧米人の旅行客にずっと相手をしてもらっていたようだ・・ -
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フエに着いた。
半分寝ぼけていた私は本来なら言い寄るタクシーの客引きを振り払って、自分で安全タクシーをつかまえなければいけないところ、うっかりタクシーの客引き数人に導かれるまま、ついて行ってしまった。
スーツケースをトランクへ積み込んでもらった後、タクの運転手とその仲間が言うには
「ホテルまで10ドル」だと・・
その言葉にハッと目が覚めた私。
ホテルまでほんの3キロくらいのところがなんで10ドルやねん!
このぼったくりタクシー!
メーターで行け!という私にメーターはないと・・
怒り狂った私は荷物を出せ!とトランクを開けようとバンパーを叩きつけてみる。
10ドルが5ドルになり、3ドルになったが、もう後には引けんのだ。
私がメーターで行くと言ったらメーターで行くのだ!
荷物を出せ!といったら出せ!別のタクシーにする!と、ちょっと暴れるフリをしてみたら、やはりちゃんとメーターはあったようで、メーターで行くことになった・・
ちょっとでも気を抜くとこれだし・・疲れる・・
おまけにその運転手は思い切り私たちに不信感をつのらさせておいたくせに、私たちのご機嫌取りをした挙句、明日はフエの空港へ行くなら空港まで自分が送るから、連絡をくれ!と名刺まで渡してくる始末。
誰がだまされそうになったタクに又頼もうとするのか?! -
フンザンホテルへ着いた。
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フンザンホテルはロビーから客室までインテリアが藤の家具や装飾で統一されている。
その藤の装飾がものすごく凝っているのだ・・
ナチュラルだけどゴージャス、という感じで・・こんなインテリア初めて見たかも?! -
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お部屋はベッドルームが二つあり、もう一つの部屋にはクイーンサイズのベッド。
快適に眠れそう。
もちろん部屋のテーブルやドレッサーまで全て藤家具。 -
しばらく休憩した後、夕食を食べにぶらぶら歩いていくことに。
目指すはフエの名物ブンボーフエの店。
路上に出ていた串焼きの屋台。 -
しばらく歩いてお店を発見。
地元のお客でにぎわっていた。 -
フエの名物、ブンボーフエは太目の米粉の麺、ブンと辛目のスパイシーなスープにポーク、ビーフ、エビのすり身団子が載っていている。
肉類がボリュームたっぷり〜 -
帰りに目をつけていたチェーのお店、「ヘム」へ行ってみた。
店が閉まってるのか?と思うような暗がりで地元の人はチェーを食べていた。
チェーを選ぶにも暗くて何があるのかわからない状態・・
左は蓮の実のさっぱりしたチェーに、右はいろんなフルーツが入ったチェー。
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この旅行記へのコメント (2)
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- Reisernさん 2008/08/17 13:32:20
- この部分だけを見ていると日本の寺かどこかと勘違いしても無理はない
- 今日は
このような彫刻作品を見ると、日本の神社仏閣にも似たような彫り物があることを思い出し、彼らも手先が器用だと云うことが判ります。それぞれ固有の文化を持ってはいますが、漢文化の影響があった東北限地は日本であり、南限地はベトナムと云うことは否定できないでしょう。いずれにしろ興味深いものがあります。ついでに紹介しておきますが、BBCが伝える"Perfume Pagoda festival"(
Audio slideshow: Perfume Pagoda festival)は家族総出で祝う日本のお祭りやお盆の情景とどこか共通したものを感じます。
- まゆままさん からの返信 2008/08/17 16:30:18
- RE: この部分だけを見ていると日本の寺かどこかと勘違いしても無理はない
- Reisernさん、はじめまして。
そうですか、この部分だけを見ていると日本の寺と勘違いするほど日本にも似通ったものがありますか?
ホイアンの近郊には木彫りの村などもあり、木彫りが盛んなようですね。
ベトナム人は木彫りにしても刺繍にしても器用ですね。
洋服のオーダーなどは一日あれば仕立て上がるようで器用で勤勉な人たちなのかなと思いました。
中国文化の影響は特にホイアンではあちこちに見られて、独特な風景を楽しむことができました。
Perfume Pagoda festival、知りませんでした。
日本のお祭りの情景と似通ってるとのこと、又のぞいてみます。
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